【小ネタ】同船者に学ぶバス釣り

【小ネタ】同船者に学ぶバス釣り

こんにちは!店長の小山です!

本日は小ネタといいますか自分のためのメモのような内容になりますが、先日のけんでぃさんとの野尻湖釣行で学んだことを整理してみようと思います。

もしかしたらこれをご覧の方にも役に立つ内容になるかもしれませんので、ひとつお付き合いいただければと思います。

けんでぃさんは琵琶湖のそばにお住まいのトーナメントアングラーさんで、バス釣りを中心とした釣行記、タックルインプレッション、ライフハック的な記事を多数アップされているブロガーさんでもあります。

興味のある方はけんでぃさんのブログ「DeeepSTREAM」をご覧ください。

2人のスタンスの違い

自分のスキルアップの前に、まずはけんでぃさんと私の違いについて整理してみます。

  • 小山・・・釣具店の店長で、道具(主にルアー)を売るためにブログを書いたり釣りの動画撮影をしている。ルアーありきの釣行計画と作戦で釣りをしている。
  • けんでぃさん・・・トーナメンターとして試合で勝つための釣りをしている。シチュエーションに対応しようという作戦や姿勢で釣りをしている。

こういう違いがあることが釣りをしていて感じました。けんでぃさんはアメリカのトーナメントにボーターとして出場したいという目標を持って釣りに取り組んでいる方だからか、今起きていることに対して非常に敏感な印象がありました。

今回はけんでぃさんにとっては特に学びに来ているという感覚が強かったからかもしれませんが、思ったことはすぐに試したいという感情と、雨の中リグるのが面倒臭いという感情との葛藤に苦しんでらっしゃいました。

この時点ですでに私の見習うべき点があったんです。

イメージ力がすごい

イメージ力の強さというのは私が感じている「釣りが上手な方の共通点」なのですが、私が教える立場で釣りの話をしていて「分かった感」がすぐに伝わってくるんですね。

バスプロの方に質問するとすぐに良い答えが返ってくるじゃないですか、あれと似ているようで反対のことなのですが、あの感覚なんです。

野尻湖のこういう時はこういうことをするといいことが多いですよ、とか、この状況のときはこうですよ、と説明すると、謙虚でありながらも「琵琶湖でも同じようなことがあります、たとえば~」という風に、私も琵琶湖が好きですので、琵琶湖の例を出されても分かるのでよかったのですが、まさにそれですという返事が返ってきて、「ああ、わかったんだな」という感じがするんです。

こんな感じで、自分のホームフィールドに当てはめて別のフィールドを理解するのはイメージ力だと思います。

イメージができれば、あとはその釣りをどう具現化するかどうか(これも難しいのですが)ですので、釣果をあげるまでの時間に関係してくると思います。

実際、当日は私より釣ってますからね、数時間で私よりも釣る何かをつかんでしまったのでしょう。

私としてはちょっと悔しいですが、逆に言えば私が正しいことを私より証明してくれているわけじゃないですか。あとは私がスキルアップすればいい話ですので、結果としては最高です。

けんでぃさんの3日間を追う

今回、けんでぃさんの野尻湖合宿は3日間あり、私が初日でした。

これはけんでぃさんの3日間を追うことで私もスキルアップできると思い、私が初日にしてほしいと頼んでおいたのです。私との釣りの違いを他の日程で感じたら、それを教えてもらえばいいという作戦です。

残りの2日は「長谷川太紀プロのガイド」と「単独釣行でおさらい」という日程だそうです。

長谷川太紀プロのガイドはこちらから

けんでぃさん2日目

それでは早速けんでぃさんの2日目の様子をSNSやブログでストーキングしてみます。

やっぱり長谷川ガイドの方が釣れたようですね!さすがです。では長谷川さんのフェイスブックは?

私とは違うフリーリグやノーシンカーの釣りで炸裂させていますね!これは何をやったのか知りたい!ところですが、ガイドさんの飯のタネですので聞いては失礼だと思い、釣りの内容については聞けませんでした。

しかし、私との違いは何だったかとけんでぃさんにお聞きしたところ、「魚探に映るゴージャスさの求める映像が違う」ということでした。

ガイドさんですから私より魚影が濃いエリアに辿り着くスキルがあるのは当然として、そこではなく、大事なのはここぞという場面でないと釣りをしないということなんだそうです。

これはすごく勉強になりました。私はまだまだ無駄な時間を過ごしているという感じでしょう。これを聞いただけで、なんだか釣りが上手になれる気がしました。次からはそれを実践します。

けんでぃさん3日目

さて、けんでぃさんの3日目、単独釣行はどうだったのでしょうか。

相変わらずの雨だったようですが、9本も釣ってるじゃないですか…

私とやったキャロシャッドとスワンプミニのダウンショット、そして長谷川ガイドでやったらしいフリーリグでも釣れたっぽい写真ですね…。

ちゃんとおさらいができてる感じですね。すごい。

3日間のまとめとしてブログもアップされましたのでそちらも見てみます。

私のことをヨイショしすぎですよけんでぃさん、リップサービスならもう表彰台レベルですよね(笑)

さて、けんでぃさんのまとめとしてスモールマウスバスはストラクチャーフィッシュ(地形変化に着く魚)とされていました。

まさにその通りで、野尻湖にもよく釣れる有名ポイントというものがありますが、そこが釣れるのではなく、そこが釣れる条件があるという感覚でしょうか。

今回、長谷川プロに教わった肝の部分は残念ながら明かされていませんが、おそらく、風や流れなどを意識して釣る場所を絞り込み、魚探を見て釣るかどうか決めるみたいな、なんとなくそんな感じを学ばれたようなのを文面から感じ取れました。

けんでぃさんも次回の野尻湖釣行が楽しみでしょうね。

釣り人としての姿勢

結局のところ、ここまで具体的な情報というものはほとんど得られない状態なのですが、それは仕方ありません。

しかしけんでぃさんが私より釣ったこと、3日間トータルで素晴らしい釣果を上げたことで、私が改めて学んだのは、釣りに対する姿勢で釣果が変わるのではないか、ということです。

けんでぃさんは終始とても謙虚で、今日このときだけを見ているのではなく、ちょっと先のことまで見据えている感じで、そういう質問がすごく多かったんです。

なんていうのか、「多分違うって言われるだろうな」という質問をあえてしてくる感じです。

たとえば、「ラインは5ポンドくらいですか?」みたいなことを聞いてきて、私から「いえ、ラインは4ポンド以下です、なぜなら~」という答えが返ってくることを求めてる感じ…そんな打算的な意味ではなく…質問が上手という感じですよね。

とにかく、今日限りの質問ではなく、否定されても構わない感じで全体的な質問なんです。

これは釣りが上手くなるわけだ。と思います。

私もできるだけそういう姿勢でいようと心掛けているつもりですが、同じ釣り人と話をしているとついつい自己主張してしまったり、持論を押し付けてしまったり、自分の釣りにプライドを持ちすぎてしまうことがありますからね。

けんでぃさんは心が整っているんです。

その証拠に

タックルボックス内もものすごくきちんと整理されていて、準備と行動に無駄がない感じ。私との違いはここです。

【小ネタ】同船者に学ぶバス釣り

見てください私のこの雑多でふわっとした感じ(笑)

ということで、釣りの上手下手はもう個人差なので気にしても仕方がないことです。

大事なのは取り組む姿勢で成長スピードが変わるというところ。これは私も心掛けているつもりですが、改めて大事なことだと気付くことができました。

普段はお店の商品を売る動画を撮ることに精いっぱいで同船釣行はほとんどしない私ですが、同時進行で釣りのスキルもやっぱり磨きたいもので、それが自分のため、ひいてはお客さんのためにもなるはずですので、たまにはこういう同船釣行もいいなと思いました。

私もいろんな人からもっと学び、それを当店のお客さんに紹介したりできたらいいなと思います。

また今回、けんでぃさんには野尻湖の気候やロケーション、スモールマウスバスの釣りを含めトータルで気に入っていただけたようですので、それも大変うれしく思います。

けんでぃさん改めてありがとうございました。

災害レベルの雨で釣りができる状況でない方も大勢いらっしゃいますが、そうでなければ、よろしければ皆さんもこの夏、野尻湖遠征を計画されてみてはいかがでしょうか。

それではまた。

毎度ありがとうございます!