冬のバス釣り、3つのルアー(スピナーベイト・フラットサイドクランク・バイブレーション)

冬のバス釣り、3つのルアー(スピナーベイト・フラットサイドクランク・バイブレーション)

凍てつく天候でのバス釣り。本格シーズンとは言えませんが、1月のバス釣りに期待できないということではありません。天候次第では大物が釣れるかもしれません。予測不能な季節ですが、ちょっと遅めのクリスマスプレゼントのようなもの。何が釣れるかは釣り神様のお望み次第です。

こんにちは!店長の小山です!

冬のバス釣りは、他の季節よりも根気が必要ですね。

なんといっても寒さとの戦いを制さなければ勝ち目がありません。バスとの戦いの前にまず、自分に勝たなければならないんですからね。

また、バスの行方もよく分からなくなります。

冬はディープだとか、水が動かない場所だとか、セオリーみたいなものは分かっていたとしても、釣れませんよね。

他の季節に比べてバスの活性そのものが低いので、場所が悪いのか、釣りが悪いのかもよく分からないんです。

一応、冬に実績あるポイントや釣りかたなども自分の中である程度はあるのですが、それでも、私の中ではまぐれ当たり的な要素の方が強い感じになってしまうんですよね…。

しかし、当たり前のことを言うようですが、私とは全く逆の意見をお持ちのアングラーさんもたくさんいらっしゃいます。

冬でも活性の高いバスはいる、冬でもディープとは限らない、冬でも巻き物で行ける。

うーん、恐ろしい…!

ですが、もちろん実績があってそのような意見をお持ちなわけですから、間違いなはずもありませんよね。

やはり自分の釣りの幅を広げるなら、自分とは逆の意見もしっかり聞きたいもの。

この記事は、アメリカ中西部のバイユー地方を中心とした生活総合ウェブマガジン「Bayou Life」のコラム記事で、ライターのケニー・コビントン氏が、冬のバス釣りルアーを3つ紹介してくれています。

引用先:

冬でもパワーフィッシングに熱狂するプロアングラーさんの話です。ぜひ最後まで読んで行ってください。

ちなみに最初の画像は、AIがたまたま作ってくれた画像であり、ニシネルアーワークス様の西根さんとは一切の関係はございません(笑)

冬のバス釣りは3つのルアー

One of things very few anglers realize, even in the harsh of winter, is bass will still strike a moving lure. One of the biggest five fish stringers I ever caught was on a Rat L Trap with the water temps in the low 40’s. Once, during a January warming trend, I caught several bass waking a big spinnerbait through dying lily pad stems. No matter what the water is doing, there will always be bass willing and able to track down a moving presentation.

When I was a kid, fishing tournaments with my dad, it seemed to me every time we would go to Lake Claiborne in January the weather would be brutally miserable. Despite the cold, the “big bass” pot would be won by someone who may only have caught a fish or two, but they would manage to catch the big bass of the event, on of all things, a crankbait. My younger self couldn’t really wrap my head around this because I was always taught cold water fish wouldn’t strike a lure moving along the bottom. Lures such as a jig, Little George, or a grub, were the standard.

Those of you who have read my articles throughout the years know I am a stickler for keeping things simple when it comes to my fishing. But you also know my style of fishing shallow with moving baits. My wintertime approach is no different. I rely on three lures for my power fishing fix and this is true regardless of the body of water I am fishing. I have caught both numbers and size of bass on these three lures; even if I am fishing a true “winter” tournament, they are rigged and on the deck of my boat.

My first lure of choice is either a 3/8 or a ½ Single bladed spinnerbait. My color will either be white or chartreuse/white and with either a gold #4 or #5 Colorado blade. The size of the blade is based on watercolor and the cloud cover. If the water is off color and I have cloudy skies, I tend to use the ½ ounce version with the #5 blade most of the time. If the water is cleaner and the sky is brighter, I use the #4 blade on the 3/8-ounce head. The idea is to use a bigger bait in the lower light conditions and the scaled down version for a more subtle approach under brighter conditions.

The key, no matter the size of spinnerbait I choose, is my approach to fishing the lure; I slow roll the bait around grass or any shallow wood cover I can find and is especially effective when targeting logs or larger stumps, rarely fishing deeper than five feet. I never retrieve the lure where I can see it, it is always a situation where the lure will be out of sight. If the water is heavily stained, I like to use a solid white trailer, usually a Yamamoto Zako, to give the lure some bulk, but in clearer water I will use just a white split tail trailer.

My second lure of choice is a flat sided crankbait. The Rapala Shad Rap has been the standard cold-water crankbait for decades and I admit I prefer wooden flat sided crankbaits to the mass-produced plastic ones. It is probably just my own confidence, but it seems like I catch bigger fish on a wooden flatside during this time of year, and I feel this is because they are quiet lures. The plastic versions, such as the Bomber Flat At or the Bandit Flat Maxx will catch fish but they have rattle chambers, making them less subtle, and in my mind, less effective.

The biggest key to this lure is using it on lighter line, usually 12 lb. monofilament, a slow retrieve reel and a good crankbait rod with a soft tip. I try to get just enough speed on my retrieve where I can feel the bait moving through the rod tip but one trick is to stop the retrieve and pull the bait periodically, a foot or two at a time. This is a cold-water killer!

My last choice for power bass fishing during the month of January is a Rat L Trap. I put all lipless crankbaits in this category so if you prefer a Diamond Shad or a Red Eyed Shad by Strike King, the same approach applies. A lot of anglers like to start throwing red lipless crankbaits this time of year, but I have caught much bigger bass using a shad pattern. My logic is everyone is using red so why not show them something different. I also like throwing gold on darker, cloudy days.

The key to the Rat L Trap this time of year is to make sure you drop the bait during your retrieve, using a pull type of retrieve while taking up your slack. The bite will feel a lot like a worm bite as the fish tend to suck the bait in as it falls. To help with the feel of the lure and the subtle bites, this is one of the few times I will use fluorocarbon line, usually 15 lb. test. This bait is especially deadly if the lake has areas or deeper flats with scattered grass. A Trap can load the boat if you can locate these productive spots.

多くのアングラーが知らないことの一つは、厳しい冬であってもバスは巻き物系ルアーに反応するということです。私が釣ったビッグバスのベスト5の一つは、水温が5~6℃の時にラトルトラップで釣ったものでした。1月の暖かい日には、枯れた蓮の茎のなかを大型のスピナーベイトを通して、何本かのバスを釣ることができました。コンディションに関わらず、巻き物系ルアーに反応するバスはいるものです。

子供の頃、父と釣り大会に参加していたことがあるのですが、1月のレイク・クレイボーンでの天気はいつも厳しいものでした。しかし、その冷え込みにも関わらず、大会の最大魚に贈られる「ビッグバス賞」は、1、2匹しか釣れていないことが多いものの、クランクベイトで釣った人がゲットしていたことが多かったのです。

若いころの自分は、低水温期のバスは底を這うルアーにしか反応しないと教えられていたので、これが理解できませんでした。私にはラバージグやリトルジョージ、あるいはグラブのようなルアーが普通でした。

長年にわたって私の記事を読んできた方はご存知の通り、私は釣りに関してはシンプルに保つことを大切にしています。しかし、巻きのルアーでのシャローフィッシングが私のスタイルであることもわかっていると思います。冬のアプローチであっても変わりありません。

私は3つのルアーに頼っているのですが、これは釣りをするフィールドに関わらずです。数とサイズの両方でバスを釣ることができています。真冬のトーナメントであっても、この3つのルアーはボートデッキにセットされています。

スピナーベイト

冬のバス釣り、3つのルアー(スピナーベイト・フラットサイドクランク・バイブレーション)

ひとつめのルアーは、3/8オンスか1/2オンスのシングルブレードスピナーベイトです。色はホワイトかチャート/ホワイトで、ゴールドの#4か#5コロラドブレードを付けます。ブレードのサイズは、水の色と曇り具合によって決めます。濁っていて曇っているなら、ほとんどが1/2オンスに#5ブレードを使う傾向があります。クリアウォーターで晴れなら、3/8オンスヘッドに#4ブレードを使います。基本としては、ローライトでは大きめのルアーを、そして繊細なアプローチが必要なコンディションではサイズダウンしたものを使う、ということです。

スピナーベイトのサイズに関わらず、重要なのはルアーの使い方です。シャローのウイードやウッドカバーの周りをスローロールで通しますが、特に丸太や大きなスタンプ狙いに効果的で、1.5メートルより深くは釣りません。

見えるところでリトリーブすることは無く、ルアーが見えない状況でのみ使用します。水が濁っている場合、ルアーにボリュームをもたせるため、ゲーリーヤマモト・ザコなどの白のトレーラーを使いますが、クリアウォーターなら、白のスプリットテールのトレーラーを使います。

ウッドフラットサイドクランク

冬のバス釣り、3つのルアー(スピナーベイト・フラットサイドクランク・バイブレーション)

2番目のルアーはフラットサイドクランクベイトです。長年にわたって低水温期に強いルアーとされているのがラパラのシャドラップですが、大量生産のプラスチック製よりもウッドのフラットサイドの方が好きです。

おそらく自信の問題でしょうが、この時期にはウッドのフラットサイドのほうがビッグバスが釣れるような気がします。おそらくサイレントだからでしょう。ボーマー・フラットAやバンディット・フラットマックスなど、プラスチック製のルアーでもバスは釣れますが、ラトルが内蔵されており、繊細さがないような気がして私はあまり効果がないような気がしています。

このルアーにとって最も重要なキーは、12ポンドのナイロンラインを使うことと、ソフトティップのクランクベイトロッドを使うこと、スローリトリーブで巻くことです。リトリーブのスピードはルアーがロッドティップを通し動いているのが感じられる程度にすることを試してみてください。有効なテクニックの一つとして、定期的にリトリーブを止めてロッドを使ってルアーを30~60センチずつ引っ張ることです。これは低水温期の必殺技です!

バイブレーション

冬のバス釣り、3つのルアー(スピナーベイト・フラットサイドクランク・バイブレーション)

1月のパワーフィッシングの最後はラトルトラップです。むしろ全てのバイブレーションを含めてもいいでしょう。ダイヤモンドシャドやストライクキングのレッドアイシャッドのほうがいいというアングラーも多いでしょう。

この時期に赤いバイブレーションを投げ始めるアングラーが多いのですが、シャッドカラーのほうがビッグバスが釣れています。みんなが赤を使っているからこそ、違うものを見せるというのが私の論理です。暗い曇りの日には、ゴールドも投げます。

ラトルトラップで重要なことは、リトリーブ中にルアーを落としては引っ張るようなリトリーブを使うことです。バスはフォール中のルアーを吸い込むように食べるので、バイトはワームでの釣りのような感じで出ます。

ルアーの感触と繊細なバイトを感じ取るために、フロロの15ポンドラインを使います。このルアーは水中にウィードが点在する場所やディープフラットがある場所で非常に効果的です。こうしたスポットを見つけ出せれば、ラトルトラップでもの多くのバスを釣ることができるのです。


冬にアグレッシブな攻めの釣りを展開するなら、この3つのルアーということでした。

スピナーベイトはスローロールでシャローのベジテーション系カバーを通し、フラットサイドクランクはときどきロッドで引っ張り、ラトルトラップはディープフラットがあるウィードエリアという感じでしたかね。

私にとって冬の釣りは予測が難しい、サプライズのような要素が大きいと最初に書きましたが、そもそも私にとっては巻き物系ルアーで釣れることそのものがサプライズのような人間ですから(笑)、そっちのサプライズだってとても楽しそうですね。

やはり、冬でも巻きのルアーで釣っている方を見習って、やってみたいと思います。

ただし、みなさん、冬に外に出るということは、当然のことながら低体温症や寒さに関する事故が多くなります。暖かくすれば釣りに集中できるという理由のほかに、水辺では特に自分の行動に注意してくださいね。

それではまた。

毎度ありがとうございます!