バスプロに学ぶ
バスプロからバス釣りを学ぶというのは、当たり前のことのように感じるかもしれません。しかし、それは唯一のことなのでしょうか。盲目的に信じてもいいのでしょうか。ここでは、バスプロの方からバス釣りを学ぶことの注意点を、トッププロから学んでみましょう。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”How to Learn From a Pro Bass Angler”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:missilebaits.store ”How to Learn From a Pro Bass Angler”by John Crews,November 16, 2020
バス釣りについて勉強すること、誰かから学ぶことというのは、楽しいものですよね。
私は学生時代は勉強が本当に大嫌いで、勉強を頑張ったところで得るものなど何もないと思っていましたが、今になってようやく、勉強の意味、学ぶということの大事さが分かってきたような気がします。
たしかに、今の生活にサイン・コサイン・タンジェントを使うことはありませんが、必ず存在する正解を求めて考えること、これが学生時代に身に着けておくべき習慣で、それが数学などの勉強によって訓練されるのだと思います。
逆に国語なんかは、必ずしも正解がひとつとは限らないという教科で、色々な角度から物事を考えたりする習慣が身に着く科目なんだと思います。
バス釣りには、たとえば重さの単位のオンスとグラムを素早く換算するなどの算数、ドラグ力やラインの結節強度やフックポイントの角度などが関係する物理、環境問題や自然に対する価値観を学ぶ地理や化学、バス釣りの歴史から釣り方を学ぶ社会科や歴史、そして何より、正解がひとつではないバスの釣り方を学ぶ国語的な要素など、学校で学ぶいろいろな科目が絡み合う釣りではないでしょうか。
ちょっと強引にこじつけるような話の進め方ですね(笑)
とはいえ、学校での勉強ができなかったからといって、バス釣りが上達しないということではありません。
学ぶ姿勢さえあればいつでも、いつからでも、バス釣りは上達します。
学ぶ相手は自然そのものだったり、バスという魚だったり、父親だったり、釣り友達だったり。
そしてもちろん、バスプロの方々からもバス釣りを学ぶ機会は多いはずですよね。
ありがたいことに、現代は情報社会と言われ、ネット上には多くの情報が当たり前のようにあふれていますので、自分が今、何を知りたいのかさえ分かっていれば、欲しい答えは簡単に手に入るでしょう。
しかし、本当にそうでしょうか?
ネット上にあるその情報は、本当に正しいことなのか。考えてみたことって、ありますか?
この記事は、アメリカのルアーメーカー「MISSILE BAITS」公式HPのコラム記事で、ミサイルベイツ社のオーナーでありB.A.S.S.エリートプロのジョン・クルーズ氏が、バスプロから学ぶことについての注意点?を解説してくれています。
バスプロがプロから学ぶということについて、何を語るというのでしょうか。
ぜひ読んでみましょう。
バスプロから学ぶということ
私はこれまで20年間、プロのバスアングラーをやってきましたが、今でも学ぶことはあります。 フィールドでも多くを学んでいます。 他のプロアングラー、道ばたで出会ったファンの方々、ミサイルベイツ製品を仕入れてくれる小売店、ありとあらゆるものからバスを釣るための情報を仕入れ、学んでいます。 なぜ私がこのように多くの情報から学ぶかといえば、私がプロアングラーだからです。 私が学んだその情報の多くを、またさらに多くの方にオープンに公開するためです。 このブログがその良い例です。
情報化社会と言われるインターネット時代には、よりバスが釣れる方法についての情報がたくさんあります。 私の考えでは、バスプロから学ぶことが最善の方法です。 Youtubeでの情報はピンからキリまであります。 YouTubeにはプロ以外の人からの情報も多くあるため、情報をふるいにかけ、取捨選択しなければなりません。 そこで信頼できる情報源を見つけたのであれば、バス釣りについて学べる場にもなると思いますが、それでもまだまだ見過ごしている情報も多くあるはずです。
バスユニバーシティ
バスを釣る方法についての素晴らしい情報を見つけるための最高の場所のひとつは、バスユニバーシティ(バス釣り大学https://bassu.tv/)です。これはマイク・アイコネリとピート・グルゼックが主催しているものですが、バスユニバーシティでは多くのバスプロが1日かけて湖上セミナーをしています。これはすべてを視聴するには有料というサブスクリプションです。 情報というものは、より多くのバスを釣りたいと真剣に考えている人にとって簡単なことではありません。 しかしここでは、知りたいことを検索すれば、数名のプロによるそれについての様々な意見を知ることができます。
(※バスユニバーシティは最高のシステムですが、残念(当然のこと)ながらすべて英語ですので私にはなかなか理解できません…)
バスマスターエリート・ライブ
セミナーといっても、多くのプロがすべての秘密を明かすというわけではありません。 バスユニバーシティでは多くのプロが実際の商品を使って本物のシークレットを公開していることに驚くくらいです。それ以外であれば、本物の情報を得るためには実際の試合を戦うプロを見るのがいいでしょう。実際に試合を見に行くことができなければ、私たちはB.A.S.S.エリートシリーズやバスマスタークラシックの試合をライブ中継で見ることができます。これはまさに必見です! そう、これはネット上のストリーミング放送ですが、非常に要点が良く理解できます。
バスマスターライブでは、プロが実際に使用しているルアーを隠すことができません。これはファンの不満として何年も言われてきたことです。プロがバスをリアルタイムで釣るところを見る方法がなかったので、バスが釣れたところは編集され、スポンサー製品とすり替えてオンエアしているのではないかと疑われていたのです。 バスマスターライブではすべてが丸裸です。釣れたルアーを見ることができるだけでも素晴らしいのですが、もっと重要なことを見ることもできます。
バスマスターライブを見る限り、プロがトーナメント中しか投げないシークレットルアーというのは実際には存在しないことがわかります。彼らはほとんどあなたが行くタックルショップに売っているものと同じルアーを投げています。本当の秘密というのは、彼らがそのルアーをどのように使うのか、そして彼らがそれを投げている場所のことです。これが本当の秘密です。キース・コームズがクランクベイトを超高速で巻いているところや、クリス・ザーディンが彼の十八番であるメガバス・ビジョン110をトウィッチしている規則的なリズムなど、バスにバイトさせるために私たちが気付いていないちょっとしたことをやっているのが見られるのです。
バスアングラーがもっとバス釣りについて学びたいと考えるとき、インターネットというのは場合によっては悪魔にもなり、神様のように助けてくれる素晴らしいツールにもなる可能性があります。バスマスターエリートの試合のマーシャルに申し込んで、プロのボートに一緒に乗ることは大きな学にびなりますが、誰もがそれを実現できるわけではありません。プロのバスアングラーから学ぶ方法については、このブログからヒントを得てください。そうすれば、より多くのバスを釣るためのたくさんの良い情報を手に入れることができます。
トッププロから見た時の学びの視点が少し分かる良い記事でしたね。
本物のトッププロが言うには、セミナーでは本当のシークレットは話さないということでした。まあこれは時間的な制限なども絡んでのこともあるでしょうから、全て話すには時間が足りないということもあるでしょうし、すべて包み隠さず話すプロもいるでしょう。
重要なのは、トーナメント中継を見るということでした。
プロが実際の試合で使っているルアーを見れるということ、そしてそのルアーの使い方や投げる場所まで見ることができるというのが、本当にありがたいことだと思います。
私も、バスマスターやバスプロツアーなどアメリカのトーナメント中継を見ていて気付いたことがいくつかありました。
たとえば
大森貴洋プロがシャロークランクをリトリーブしているとき、ルアーが手元に来たあたりでいつもロッドをジャークしていることに気が付きました。
これは私の推測ですが、ボート際まで追ってきているかもしれないバスに最後のバイトのきっかけを与えているのだと思います。
このような発見はそれが正解かどうかにかかわらず、私に新しいモチベーションを与えてくれます。
また、バスプロの方々というのは、いつもやっている釣りがもはや当たり前すぎて、自分が特別なことをやっている意識があまりないのです。
聞かれれば答えてくれますが、たとえばフィールドの歩き方、ポイントを撃つ順番やリトリーブするコース、スピード、またサミングのやり方ひとつ取ってみても、これまでに何度も何度もやってきて身についていることなので、今さら誰かに言うほどのこととは思っていないことが多いんですよね。
悪い言い方をすれば、せっかく教えてくれてもそのせいで説明不足になってしまうことがあり、それがまた、いい情報かどうかを見極めるのに難しくしている部分でもあるのです(笑)
プロがやることを見るのはとても勉強になることは間違いないので、全てを見逃さず、「ん?今なにやったんだ?」という部分や「あれ、俺と違うな」という部分に注目してみて、機会があればそのことをそのプロに質問してみましょう。
このジョン・クルーズも書いていますが、プロになってもまだまだ学んでいるバスプロさんは多いです。
私たちの質問がまた、バスプロにとっての新たな学びや発見になり、そのプロのレベルアップにつながるので、好きなバスプロさんには機会があればどんどん質問するようにしましょう。(でもSNSでのあまりに気軽なDMは迷惑なのでやめましょうね)
学ぶって、こうして改めて考えると大変ですけど、自分のためにもプロのためにもなるなんて、やっぱり面白いですね!
それではまた。
毎度ありがとうございます!