バス釣り:PEラインが適している釣りは何か!?

2019年3月30日

バス釣り:PEラインが適している釣りは何か!?

Photo by fishsens.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Braided Line on Everything”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:fishsens.com ”Braided Line on Everything”March 19th, 2019

 

バス釣りにPEライン、皆さんは使われていますでしょうか。

私は現在、スピニングはほとんどPEラインを使うようになりました。ベイトタックルでも半分くらいはPEラインを巻いています。

PEラインを使うか使わないかの判断は、当然、それぞれの方にとってメリットの方がデメリットを上回った場合のみ使われるということになりますが、実際このPEというラインはまあまあデメリットが多いんですよね。

そのメリットデメリット、またライン自体の性能などについては今回は割愛させていただきますが、数年前と比べた時、以前はラインそのものが高額というはっきりとしたデメリットがありましたが、現在ではかなりコスパのいいPEラインも登場していますので、このあたりのハードルが下がった現在、PEラインは再び見直す価値が出てきたと言ってもいいのではないでしょうか。

そしてもうひとつ知っておきたいのは、PEラインがどんな釣りに向いているのかを知ることで使うか使わないかの判断ができるということです。

私たちの持っている特権のひとつには、ルアーと同じくラインも多くの製品から選んで使うことができるということがあります。

ですので、PEラインがどんな釣りに向いているかというのは知っておきたいものですよね。

この記事は、アメリカの釣り用水中カメラとその関連アプリメーカーの「FishSens Technology」社のブログ記事で、バス釣りにおいてPEラインが適している釣りを紹介してくれています。

もしこの先PEラインを導入しようか迷っておられるようでしたら、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

 

ヘビーカバー

This is an obvious one, but there is nothing better than no-stretch braid to get fish out of heavy weeds. It’s more sensitive for feeling those “mush” bites that don’t really feel much different than a weed. Couple that with solid hooksets, and braids ability to cut grass stems, and it is the most efficient way to get them out of the weeds.

これは明らかなことで、ヘビーウィードから魚を釣り上げるときは伸びのないPEラインに勝るものはありません。 ウィードと区別がつかないほどの繊細なバイトを感じるほどの感度もあります。 力強いフッキングをするとともに、ウィードごと刈り取ることを意識してください。それがウィードから魚を出すための最も効率的な方法です。

 

トップウォーター

The floating properties of braided line make it an excellent choice for throwing any topwater bait. Because it is pulling directly in line with the bait, it makes it incredibly easy to make the bait dance above a fishes head. It is the only choice when it comes to fishing topwater frogs in extremely thick cover.

PEラインの高い浮力はあらゆるトップウォータールアーを投げるための優れた選択肢となります。 ルアーをダイレクトに引っ張ることができるため、魚の目の前でルアーを動かし続けることが信じられないほど簡単になります。 分厚いカバーの上を這わすフロッグゲームではPEラインが唯一の選択肢と言ってもいいでしょう。

 

巻きモノ系

This is where people get scared because braid doesn’t stretch. The big concern is tearing the bait away from the fish too quickly. However, you can combat that by using a rod with a little more give. I can be a much more efficient fisherman using braided line when it comes to ripping a bait out of grass. If I’m covering water, more casts equal more bass. Single hooked moving baits like swim jigs, spinnerbaits, and chatterbaits are fished on braided line 100 percent of the time in the grass. I also will not hesitate to throw treble hooked baits in the grass if I really need to trigger a reaction strike.

伸びのないPEラインを使うにあたり、巻き物系はやや不安になるところかと思います。 大きな懸念としては、アワセの時にルアーを魚から引き離すのが早すぎることが起きてしまうことです。 しかし、もう少し柔らかめのロッドを使用することによってそれを防ぐことができます。 ウィードに引っかかったルアーをロッドを煽って外すようなとき、PEラインを使うのは効率的な釣り人であると言えます。 広い範囲を巻いて探りたい場合、より多くのキャストはより多くのバスに繋がります。 ウィードの中でのスイミングジグ、スピナーベイト、チャターベイトのようなシングルフックの巻き物ルアーは100パーセントPEラインを使って釣ります。 リアクションバイトをしてくると感じた時であれば、ウィードの中にトレブルフックの付いたルアーを投げることも躊躇しません。

 

フィネス

Grass can really make it hard to detect bites and using braid with spinning equipment really increases sensitivity. This is the only situation where I will incorporate a fluorocarbon leader into my braided line fishing. Fish are often getting a really good look the lure so that fluorocarbon leader can get a few more bites. One of the more common finesse presentations in thick cover is fishing a weightless stick worm. I like to run a high visibility braid tied directly to the bait. I color the last 4 feet of line black to blend in a little better with the weeds. This setup gives me several advantages. The floating braid acts as a “bobber”, I can closely watch it floating next to the boat and detect any strikes. These fish often bite and run with the bait so having a braided line cut through all the vegetation they are swimming through can be key to landing them.
You’ll notice several other benefits to incorporating more braided line into your setups. Longer casts and less frequent line changes are the biggest ones. Give it a shot this year and catch more bass in the grass on braid.

ウィードの存在は本当にバイトを検出するのが難しく、そしてスピニングタックルでPEラインを使うことは本当にその感度を高めます。これが私がPEにフロロカーボンのリーダーを組み合わせて使う唯一の状況です。フロロカーボンのリーダーにすることでよりバイトが多くなるということは、魚は本当によくルアーを観察しているのでしょう。私が濃いカバーの中で一般的に使うフィネスプレゼンテーションの1つは、スティックワームのノーシンカーの釣りです。この釣りには私はルアーに視認性の高いPEラインを直結して使うのが好きです。ただし、ウィードにもう少しよくなじむようにラインの最後の1.2メートルは黒く着色します。このセッティングにはいくつかの利点があります。水に浮くPEラインは「ウキ」として機能します、ボートのそばに浮かんでいるPEラインをよく見ておくことで、どんなバイトも検知することができます。魚はよくバイトした後に走るので、彼らがウィードの中を泳いでいってもすべてのウィードをラインで(フッキングと同時に)カットすることがランディングできるかどうかの鍵となり得ます。
自分のタックルセッティングにPEラインを導入することで、他にもいくつかの利点に気づくはずです。ロングキャスト性能やラインの寿命の長さも最大のメリットでもあります。今年はウィードエリアでのPEラインを使ってみて、より多くのバスを手にしてください。


 

こうやって書かれているのを読むと、使ってみたくなりますよね。

何かをするとき、アメリカ人はメリットを重視して、日本人はデメリットを重視して決断して動く傾向があると思います。どちらかがいいということではないのですが、もしデメリットばかりに目が行ってしまっていたとすれば、今が試してみる時期なのかもしれませんね。

一般的にPEラインのデメリットとして挙げられているのは、

  • 根ズレに弱い
  • 風や流れに弱い
  • ノットがめんどくさい
  • 危ない
  • 価格が高い

という感じでしょうか。

最大の弱点と言われている根ズレに対する弱さですが、これが実は私にとってはそれほど実感したことがないんです。

水中にある木の枝や石で切れたということはほとんどありません。水中のテトラや護岸の角、空中の木の枝で切れたことは結構ありますが、これはどのラインでも切れるシチュエーションかなと思います。

むしろ、最初のキャストでラインを濡らしていなかったり、ボートの縁に当ててしまったりという自分のミスによる摩擦熱で切れることがほとんどなんです。

ですので私が注意させていただくのは、予算に余裕があればPE用のコーティング剤を使うこと、予算がなければスプールのラインを定期的に濡らして使うこと(キャストし続けているうちは平気です)くらいです。

それとPEラインは同じ強度であればナイロンやフロロと比べて極細でなおかつ伸びませんので、指などを切ることが多くなります。

ノットを組むときなどはケガに充分に注意してください。

 

また、引っ張り強度に強く切れにくいラインであるため、根掛かりをしたときの対処方法が問題視されています。

手元でハサミで切らずに、タオルなどを使って腕に巻きつけていくか、体に巻きつけて回る、後ずさりするなどしてなるべくフックの結束部から切れるようにしましょう。ゆっくりじわじわ引っ張る感じです。

その時、フックが曲がって外れるなどするとルアーが飛んでくる危険もあります。直線で直接引っ張らず、ルアーが飛んでくる方向を決めて引っ張ったり、可能であれば木の陰に隠れて引っ張ったりすると良いと思います。

 

また、トップウォーター、ジャークベイト、メタルバイブの釣りでは、リーダーを付けないとルアーが動きすぎて尻のフックにすぐ絡んでしまいますので、リーダーとのノットはどうしても覚えないといけません。これはたしかに面倒ですが、ガッツで乗り切るしかありません。

 

ちなみに私のPEとナイロンフロロとの大まかな使い分けとしては、こちらから掛けていく釣りにはPEライン、比較的向こう合わせの釣りはナイロンかフロロという感じです。でも、結構適当です。

テクニックとか戦術とかメリットデメリットも大切なのですが、それよりも私の場合、PEライン独特のバイトの感じがたまらないだけで使っているのかもしれません(笑)

なんともまとまりのない内容になってしまいましたが、新しい道具はそれだけでワクワクしますし、新しい発見がありますし、新しい自分の成長が生まれると思います。そこにも価値があるのではないかと思います。

色んな意味で、トライしてみてはいかがでしょうか。

 

それではまた。

 

毎度ありがとうございます!