釣りでのやらかし…忘れられない悪しき思い出
釣りでの失敗談。その時の感情はたしかに辛いものだと思いますが、失敗を受け入れること、失敗から学ぶことで、成長した今の自分があります。それは自分の失敗だけでなく、他者の失敗からも同じように学ぶことができます。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Long list of bad choices”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:bassmaster.com ”Long list of bad choices”by James Hall | December 9, 2020
みなさんは、釣りまたは釣行全体で、何かやらかしてしまったことって、ありますでしょうか?
釣りというのは、私個人的にはですが、いい思い出が勝手に残っていくものだと思うんです。
それほどのことでなくても思い出って美化されていってしまうので、その思い出を当時一緒に過ごした連れに話すと「そんなにすごくなかっただろ」という返しをされてしまうこともあるんですよね(笑)
まあ、私自身が楽天家な性格なので、その傾向はより強くなってしまうのでしょうけどもね。
いずれにしても、釣りの楽しかった思い出、嬉しかった感情は今でもたくさん思い出すことがあります。
しかし、そればかりではないですよね。
釣りは成長するものですから、色々な失敗の上に成り立っている部分があるはずなんです。
成長がある以上は、失敗もあるはず。
「失敗は成功のもと」という言葉の通り、失敗することそれ自体は悪いことではありません。あくまでも成長の過程、成功までの道のりの中にあるだけです。
たしかに、その失敗したことをあらためて振り返ってみると、笑いごとじゃすまされなかったり、心の傷をえぐられるような気分になることもあると思います。
ですが、失敗談だからといって、それを共有することは悪いことではありません。
この記事は、アメリカバスマスター公式サイトのコラム記事で、「これまでやらかしちまったこと」と題し、バスマスターマガジンの編集者ジェームズ・ホール氏が、自信の過去の失敗談を掲載してくれています。
これはあくまでも、失敗を批判するためのものではありません。
他者の失敗から学ぶこと、また、本人がもう笑い話として消化できている話を楽しむことを目的としています。
ということで、読ませていただくことにしましょう。
今まででやらかしたこと
これは1つだけ選ぶのというのは難しいです。私の釣りの失敗談をお話しする時、最も「イケてる話」を選ぶのは簡単なことではありません。正直なところ、そんなによく覚えてもいません。自分の失敗談を考えてばかりいると、不快なだけでなく、精神科医によるカウンセリングが必要になるのではないかと怖くなってしまうレベルです(笑)。しかし、やはりどうしても思い出してしまうことというのはあるものです。
2年前、私は息子のオースティンとその相棒のハイスクールバストーナメントのボートキャプテンでした。出船時間に遅れそうだったので、いつものコーヒーを買うための寄り道をしませんでした。私たちが到着したとき、他のすべてのボートはもう浮いていました。私はスロープを急いでバックし、息子たちはボートに飛び乗ります。プラグを差し込んで、トレーラーからボートを切り離し、湖上に出しました。その作業のスムーズなこと。 ここまでトータルでわずか2分15秒です。見ていた人は間違いなく私たちの完璧な作業に感動したはずです。
到着が遅かったこともあり、スロープから駐車できるスペースまではかなりの距離になってしまいました。そのため、息子たちの乗るボートに戻るまで数分かかりました。近くまで行くと、息子がなにやら大声をあげているのが聞こえました。 「えらくノリノリで歌ってやがるな!」私は彼のシャウトをそう聞いていました。あいつらホント仲がいいな!しかし、彼の声をよくよく聞いてみると、なにかの曲を歌っているのではなさそうです。「この船、沈んでるぞ!」
私は彼の言うことを確認するために近づいてみました。やばい。すでにデッキ近くまで水が上がり、その量は増えているようです。私は車に走って戻り、スロープからトレーラーを水中に滑り込ませました。私がボートに飛び乗ったとき水は私の足首までありました。そしてボートをトレーラーに戻し、ボートをスロープの上まで引き上げたとき、私は自分の間違いに気づきました。ドレンコックではなく、ライブウェルの穴にさきほどのプラグを入れていたのです。そしてその失敗は、スタートを待つ他の200隻以上のボートにバッチリと見られていたのです。ですので、もし時間を戻せるのであれば、私は朝の一杯のコーヒーのための寄り道をしたいと思います。
1999年、地元のレジェンドアングラー、マーク・パックとレイクフォークで一緒に釣りをする機会がありました。最初のポイントに着いて4投目でバイトがあります。まあ、さすが予定通りといったところ。フッキングすると、バスは全然暴れずに寄ってきます。 「ネットやりましょうか?」とパックが聞いてきます。 「いや、小さいから大丈夫」と私は答えます。ボートの横までバスを寄せた時(今でも鮮明に思い出せます)、握りこぶしが入るほどのデカい口が開いているのが見えました。ボートの横でそいつがジャンプすると、パックがすかさずフロントデッキのランディングネットを手に取ってくれたものの、ジグが口から外れるには充分な時間だったようで、バスだけが水面に落ちました。そいつは悠々と泳ぎ去ろうとしているので、パックはそのモンスターに向かってネットを挿し入れましたが、少し遅すぎたようです。 「いまの見たかよ!13ポンド(6キロ)は超えていたぞ!」私はただ座りこむばかりでした。もし時間を戻せるのであれば、私はパックを湖に突き落としてでも、ネットに入れてもらうべきだったでしょう。(そこじゃないだろ笑)
他にも、2005年に私がレイクエルサルトで釣りをしたとき、気持ちが先走っていたのかノットを結び直し忘れていて、10パウンダーが20m先でジャンプしたときにラインブレイクしたこともありました。 ミルラコスでの初めての釣りのとき、自己最高記録となったスモールマウスの口に掛かったフックを外そうとしたときに力が入り過ぎ、自分の指に刺してしまったこともありました。 2015年、私はスモールマウスバスガイドのクリス・ノフシンガーとのトラバースシティからの釣行をキャンセルしなければなりませんでした。彼はその日、5本で32ポンド(約14キロ!)のスモールマウスバスを揃えてきました。残念だったことは、まだまだあります…。ちょっとすみません、良いセラピストを誰か紹介していただけますか?
これは私の偏見かもしれませんが、釣りをする人というのは、良い人生を送っているように見えます。
いい人生というのはもちろん、何の不満も失敗もない人生ということでも、すべてが人生の成功者ということでもありません。
自分の失敗を認め、そこから成長することができる、人生を立て直すことができる人という感じです。
釣りはどうしても、自分の失敗を認めなければならないものですから、皆さん当たり前のように反省しますので、通常の生活や社会でもそれをすることができるのですが、それが普通の人にはなかなかできないのです。
だからといって、他人と比べていい人生ということでもありません。
あくまでも自分の成長を感じることで、過去の自分を越える喜びといいますか、そういうものを感じ取っている方が多いように思えるんです。
もしかしたら「それ笑いごとじゃないだろ」と言いたくなるような失敗談を聞くこともあるかもしれませんが、それはその人にとって必要なアクシデントだったわけで、それ以降はきちんと気を付けているからこそ笑い話エピソードとして出てくる話ですから、他人の失敗を批判するのではなく、そこから自分が学べることを学べばいいのではないかと思います。
まあ、ネット上で話せる内容にはさすがに限界があるでしょうから、気心の知れた仲間と会った時にでも、そんな話をしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、私が辛かったことといいますと、数年ぶりの桧原湖釣行で大雨になり、釣ったシーンを録画できなかったこと、富山までアオリイカ釣行したときに急にその日が稲刈りの日になってしまい、朝の1時間ほど釣りをしたところで長野まで呼び戻されたことなんかがあります(笑)
ああ、時間を返して…!
みなさんも、たまには失敗談を詳しく思い出してみてくださいね(笑)!
それではまた。
毎度ありがとうございます!