25,000匹のスモールマウスバスを釣ったプロが選ぶ「最高のルアー」

25,000匹のスモールマウスバスを釣ったプロが選ぶ「最高のルアー」
Photo by outdoor canada.ca

1994年からこれまでの間で25000匹以上のスモールマウスバスを釣ってきたバスプロにとってのベストルアーとは一体なんでしょうか!?実績のある方が教えてくれるものなら、やはり試してみたいというものですよね。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”BILL SCHULTZ HAS CAUGHT 25,000 SMALLMOUTH BASS. THESE ARE HIS BEST LURES”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:outdoorcanada.ca”BILL SCHULTZ HAS CAUGHT 25,000 SMALLMOUTH BASS. THESE ARE HIS BEST LURES”by GORD PYZER·SEPTEMBER 8, 2021

きっと皆さんには、お気に入りのルアーというものがあるでしょう。

お気に入りのルアーがなぜお気に入りなのかと言えば、その多くはそれが「よく釣れるルアー」だと思っているためではないでしょうか。

それは何十年間も使っているルアーかもしれませんし、つい最近手に入れたものかもしれません。

それなのに、また次々と新しいルアーを試してみたくなるんですよね…

そんな自分に自己嫌悪を感じたことって、誰にでもありますよね(笑)

しかし、気にすることはありません。

お気に入りのルアーがあるということは、いろいろ試してみたうえでの信頼の証です。

遅かろうが早かろうが、そのルアーに出会ってよく釣れたという実績があるということは、また次のお気に入りのルアーに出会う可能性がだれにでも常に一定にあるということですから。

自分自身の可能性を高めるためには必要なことなんです。

これは、当店でルアーを買ってほしい立場である私の個人的な意見ではありませんからね(笑)

しかしながら、市場に溢れるありとあらゆるルアーに闇雲に手を出していてはお金がいくらあっても足りません。

出来れば、誰かが良いと言っているもの、できれば、実績があり信頼のおける人が良いと言っている物から試してみたいというものですよね。

この記事は、カナダのアウトドア総合情報サイト「OUTDOOR CANADA」のコラム記事で、ライターのコード・パイザー氏が、アメリカで活躍するスモールマウスバス専門のバスプロ、ビル・シュルツ氏にインタビューしたものです。

ビル・シュルツ氏は1994年に初めてのスモールマウスバスを釣って以来これまで25,000匹以上のスモールマウスバスを釣ってきたそうです。

そんな彼のお気に入りのルアーの話なら、ぜひ聞いてみたいものですよね。

レーベル・ティーニー ウィー クローフィッシュ

引用文(タップすると開きます)
“My longest running smallmouth river lure is the Rebel Teeny Wee Crawfish,” says Shultz. “I still remember buying my first one in 1995 for panfish and largemouth bass in a local pond. I caught two bluegills on my first cast with that little fish-catching magnet. A while later, I caught my first river smallie on it. It’s still a productive lure in the small, shallow rivers I fish. It is a floater/diver that goes down two or three feet, bounces off cover and almost never hangs up. The one alteration I make is switching out the small #14 back trebles with larger #8s or #10s, for better hook-ups.” Bill Schultz with his 20,000th smallmouth Like many bass anglers, Schultz discovered the success to be had swimming four-inch soft-plastic grubs. “In 2007 that I first enjoyed success using Kalin Lunker Grubs in Sturgeon Bay” he says. “In these clear waters I stick almost exclusively with the smoke salt-and-pepper colour. As a matter of fact, in May/June of 2014, I caught 714 smallmouth on this one presentation. I used the grubs that fall in a river and it was great, especially the blue pearl salt-and-pepper. In rivers, I fish it on a 1/16- or 3/32-ounce mushroom head jig with a long-shank hook. There’s only one way to present it, and that is slow and steady. If you tick a rock or touch bottom, just speed up your retrieve a little.” Not surprisingly, in recent years, Schultz has jumped onto the Ned rig bandwagon, releasing more than 5,000 smallmouth since he first tied one on in August 2016. “It’s a great rig,” he says, “especially when I use the Spot-Lock feature on my MinnKota trolling motor. That way I can fish with lighter jigs, even in the often-windy conditions of Sturgeon Bay. I’ve caught the majority of bass on a green pumpkin goby Z-Man TRD, pinned to a ShroomZ or NedLockZ jig in chartreuse.” Even more recently, Schultz has become a big fan of swimbaits—especially, the Keitech Fat Swim Impact—to catch the giant bass that call the Great Lakes home. But he’s noted that downsizing can often pay big dividends. “I first used the 3.3-inch model,” he says, “but in the spring of 2020 I had even better success with the 2.8-inch size. They are fragile baits, but they do produce. I fish them just like grubs on the same style jigs. The great surprise has been how tremendous the 2.8-inch model is for river smallmouth. Colour hardly matters in rivers, but in the Great Lakes, I stick with goby, shad, black shad, alewife and electric shad.” Having enjoyed such stellar success catching smallmouth bass over the past 25 years, I was intrigued that Schultz hadn’t mentioned tube jigs, the go-to bait of choice for so many bass anglers. “Even though I knew they worked well,” he says, “I really didn’t get back into tubes until last fall when I caught my two personal best bass, a 7.25-pound and 6.75 pound smallmouth on November 7 and 8. I also caught my 25,000th smallmouth on a tube on August 4. So, tubes are back for me, big time.”
25,000匹のスモールマウスバスを釣ったプロが選ぶ「最高のルアー」

「私が最も長く使っている川スモールマウス用のルアーは、レーベル・ティーニーウィークローフィッシュです。 最初の1個は1995年に地元の池でブルーギルやラージマウスバス用に買ったのを今でも覚えています。私はその小バス用ルアーの第1投目で2つのブルーギルを釣りました。しばらくして、私は最初の川スモールを釣りました。私が釣りをしている小さくて水深の浅い川では、今でもよく釣れるルアーです。これは、60センチから1メートルほど潜ってカバーに当たると跳ね返るため、ほとんど根掛かりもしないフローティングダイバーです。私がするチューニングの1つは、フッキングをよくするために、小さい#14のリアフックを#8または#10に取り替えることです。」

4インチグラブ

多くのバスアングラーと同じように、シュルツは4インチグラブのスイミングが有効であることを発見しました。 「2007年に私はスタージョンベイでカリン・ランカーグラブを使って初優勝しました」と彼は言います。 「こういったクリアウォーターでは、私はほとんどスモークソルト&ペッパーカラーにこだわっています。2014年5月/ 6月には、この釣り方だけで714匹のスモールマウスバスを釣りました。秋になったら川でもで使い、これが素晴らしく効きます。特にブルーパールソルト&ペッパーです。川では、1/16ozまたは3/32ozのロングシャンクのマッシュルームジグヘッドで釣ります。使い方は1つ、スローステディリトリーブだけです。岩に当たったり、ボトムに触れたりした場合は、リトリーブを少しスピードアップしてください。」

ネッドリグ

当然のことながら、近年、シュルツは流行のネッドリグも積極的に取り入れ、2016年8月に最初にキャストしたときから5,000以上のスモールマウスをキャッチ&リリースしました。「これは素晴らしいリグです。特にスポットロックを使用するときです。これなら、スタージョンベイ特有の強風が吹いても、軽いジグで釣りをすることができます。Z-MANのチャートのジグヘッドにグリーンパンプキンゴビィのフィネスTRDでほとんどのバスを釣っています。」

ケイテック・スイングインパクト

さらに最近では、シュルツは五大湖の故郷と呼ばれる巨大なスモールマウスバスをキャッチするためのスイムベイト、特にケイテック・ファットスイムインパクトの大ファンになりました。しかし彼は、サイズダウンしたほうが成功しやすい可能性があると言います。 「最初は3.3インチを使用しましたが、2020年の春には2.8インチにしたことでさらに良く釣れました。これは壊れやすいワームですが、よく釣れます。グラブの項目で書いたのと同じ方法で使います。2.8インチがスモールマウスバスにこれほど有効かと驚きました。川ではカラーについてはほとんど気にしませんが、五大湖では、ゴビィ、シャッド、ブラックシャッド、エールワイフ、エレクトリックシャッドにこだわっています。」

チューブワーム

過去25年間にわたってスモールマウスバスばかり釣ってきた彼が、ここまでチューブワーム&ジグの話を出さないことが気がかりでした。 「もちろん、チューブジグが有効なのはわかっています。去年の秋、11月7日と8日に7.25ポンドと6.75ポンドというスモールマウスバスの自己記録を釣ったのはチューブワームです。また、8月4日に25,000匹目のスモールマウスを釣ったのもチューブジグです。チューブワームは常に私のベストですよ。」

25,000匹のスモールマウスバスを釣ったプロが選ぶ「最高のルアー」
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1994年から今まで、約25年間で25,000匹のスモールマウスバスということは、1年で1,000匹平均を25年も続けてきたのですから、相当なものですね。

ひとつひとつ見ていきますと、レーベルのティーニーウィークローフィッシュは日本ではあまりスモールマウスバスを釣るルアーとして耳にしませんが、アメリカではスモールマウスバスの定番ルアーのひとつのようですね。

もしかしたらこれから日本でも流行するかもしれません。

個人的には、キャロシャッドのように使ってみたいです。

4インチグラブについては誰もが認めるところでしょう。これは今も昔も、バス釣りの定番ルアーです。今はスモールマウスにはテールの無いイモグラブの方が主流かもしれませんが。

ゲーリーヤマモト・4インチグラブ 税込568円!

ネッドリグについても、日本ではそれほど大きな話題にはなっていませんが、スモールマウスバスアングラーさんなら多くの方がご存知で、使ってみたいルアーのひとつになっていることでしょう。

当店では2021年9月現在でフィネスTRDの在庫がなく、4インチのフラスティックZしかございませんが、これでも私はスモールを釣っております。

ケイテック・スイングインパクトはスモールマウスバスように開発されたものではありませんが、国内外を問わず、スモールマウスバスアングラーからの支持がかなり高いルアーのひとつです。

当店に在庫しているのは2インチのみですが、これは夏から秋にかけての数釣り狙いでも使えますし、ワカサギの群れからはみ出るワカサギを食うバスを狙う通称「はぐれワカサギパターン」でも有効です。

最後に出てきましたチューブ&ジグもアメリカやカナダではスモールマウスバスの定番リグですが、日本ではあまり有名なテクニックではありません。

私もまだ自分の中で定番といえるほど釣ったことはなく、まだまだ研究中ですが、マスターしたいルアーでありテクニックです。

スモールマウスバスの釣りの情報自体が日本ではあまり大々的に出回りませんので、ファンとしましては寂しいところではあるのですが、だからこそ色々と試すことに価値があり、非常にゲーム性の高い釣りができることが良いことでもあると思うんです。

野尻湖や桧原湖で定番とされる釣り方やルアーはありますが、それは非常に狭い世界の話であり、それだけに縛られてしまうと面白みに欠けてしまうという見方もできます。

もちろんそれは否定的な意味ではなく、しっかりと実績のある釣り方やルアーをマスターすることにも取り組みつつ、意外性といいますか、遊び心のあることにも取り組むことも、情報の少ないスモールマウスバスフィールドの楽しみ方のひとつかなとも思います。

誰も使ったことがないようなルアーにピンときましたら、それがお気に入りのルアーになるかも知れませんので、ぜひ当店の通販をご利用くださいね(結局宣伝でした)!

それではまた。

毎度ありがとうございます!