レンタルボートでバスを釣ろう【初心者向け】
こんにちは!店長の小山です!
本日は初心者アングラーさん向けの内容で「レンタルボートでのバス釣り」についてお話しさせていただきます。
まだ、レンタルボートで釣りをしたことがないと言うアングラーさんは、ぜひ読んでみてくださいね。
(レンタルボートでの釣りをされたことがない方がバス釣りの初心者さんというわけではないのですが、ここでは時々初心者さんと呼んでしまうことがあるかと思います。ややこしいのですがここではボート初心者さんという意味だと思って読み進めていってくださいね。)
そしてこんなオフシーズンになろうというタイミング(この記事は2018年12月に書いています)でする話ではないのかもしれませんが(笑)、ひとつお付き合い下さいね。
皆さんはバス釣りをするのはボート派でしょうか、オカッパリ派でしょうか、それとも両方でしょうか。
私がバス釣りを始めたのはオカッパリからでした。
むしろ数年間はボート釣りという概念すら持っていませんでした(笑)
バス釣りに興味を持ってから数年後、バス釣り専門の雑誌が創刊され、そこにはボートでバス釣りをする写真がいくつか掲載されていいましたので、そこで初めてボートでバスを釣るという手段というか、考え方を知ったような気がします。
しかし、当時そんなフィールドは近くになかったため、ボート釣りという考えは気にしていませんでした。
それから、自分の腕前に少しづつ自信がついてきた頃がありました。
釣れるという自信がついてくると、釣れる理由や釣れない理由も分かってきます。オカッパリで釣れているのであれば、釣れている時はいいのです。オカッパリで釣れない時、釣れない時はこう考えるようになりました。
「キャストで届く範囲にバスがいない」
これは半分正解で、半分勘違いなのかもしれませんが(笑)、こうなってくると、湧いてくるのが「もっと沖の釣りもしてみたい」ということでした。
そうしてボート釣りができる場所、つまりレンタルボートがある釣り場を調べてみるようになったのです。
ボート釣りのメリット
私がレンタルボートの釣りをするようになったのはそんな考えから始まりましたが、同じような方もいれば、他にも色々ないきさつでレンタルボートの釣りを始めた方もいらっしゃるでしょう。
では、どんないきさつで始めた方にも共通して言えるレンタルボートの釣りのメリットとは、どんなことがあるでしょうか。
それはもちろん、「オカッパリでは行けない場所へ行ける」ということですよね。
「ここから先は歩いて入れないけど、きっとあの先が釣れるはずなんだよなあ」とか「ここからじゃ絶対届かないけど絶対あそこにバスいるよなあ」といった、岸から釣りをしていると必ず遭遇するこのジレンマを見事に解消してくれ、そして自分の好奇心や冒険心まで満たしてくれるのがボートの釣りだと思います。
他にもいっぱいメリットはあると思うのですが、これ以上に大きなメリットはなかなかないのではないかと思います。
ボート釣りのデメリット
では、ボート釣りのデメリットとはなんでしょうか。
デメリットも色々あるのですが、一番はオカッパリよりも「命の危険度が大きい」ということだと思います。ボートですから、転覆や沈没の可能性は常にゼロではありません。
それに、岸から離れてしまうことというのはそれだけで、恐怖心が付いて回りますよね。私は泳ぎがそれほど得意ではないので尚更そう思うのかもしれませんが、泳ぎが達者な方は怖くないのでしょうか。
しかし逆に、恐怖心がないと言うのも危険なものです。こういう場合は、少しくらい臆病なくらいがちょうどいいのではないかと思います。
私がこれからレンタルボートをおすすめしようというのに自分で水を差すようですが、もし、ボートの釣りをやろうと思った時は、命の危険が高まることを絶対に忘れないでくださいね。水難事故で亡くなる方のなかには、水の恐怖に慣れてしまったからだという方もいると聞きますからね。
レンタルボートでのバス釣り
バス釣りを含むルアーフィッシングをボートでやろうとすると、たとえばヘラブナ釣りやワカサギ釣りといったボートの釣りとはちょっと違うところがあるんです。
それは、足でボートを操作するという点です。
ルアーを投げ、リールを巻いて回収するという行程がメインのルアー釣りでは、両手がずっとふさがったままですので、ボートを操作するのに手を使いたくないんですよね。そこで登場したのが、フットコントローラー(フットコン)という電動モーターを使ってプロペラを回してボートを動かして移動する装置です。これを「エレキ」と呼びます。足で操作するのでフットコンエレキです。
また、移動するだけでなく、風が強くてボートが流されやすい場合でも、足で操作しながらその場にとどまって、キャストを続けることができます。
ハンドコントローラー(ハンドコン)といって手で操作できるものもあります。この場合はキャストとキャストの合間に移動するように使えば問題ありません。これはハンドコンエレキと呼びます。
ワカサギ釣りのようにアンカー(いかり)を入れてボートを固定してしまえばエレキは必要ないのですが、移動のたびにアンカーを上げ下げし、オールをこいで移動すると腕がパンパンになってしまい、肝心のキャストやルアー操作が辛くなってしまうんですよね…。
そんなわけで、バス釣りのレンタルボートにはこのエレキが付いているのが一般的です。
まずは、エレキを使ってのボート操作に慣れることがボートでのバス釣りの第一歩ですね。
レンタルボートはお金がかかる
レンタルボートで一番厄介なのは、お金がかかることです。
よそ様から物を借りるのでやはりタダというわけにはいきません。返すんだからいいじゃないか、とも思うのですが、友達と物の貸し借りをするわけではないので、レンタカーやレンタルDVDと同様、やはり料金は発生してしまいます。
忘れてはならないのは、レンタルボート代の中には保険料も含まれているということです。
もしボートに乗っている間に事故などでケガなどをした場合、保険が効く場合があります。それはボート屋さんがお客さんを心配してのことですので、納得の上で利用しましょう。
ただし、ボートそのものや周辺機器を壊してしまったりした場合は保険は効きません。自己負担になることがほとんどですので、自分の命と同様に、ていねいに扱いましょう。
レンタル料はお店やボートのグレードによって全くバラバラですので、出かける前にネットなどでよく調べてから予算を決めるようにしましょう。
また、ボートを借りるときはボート屋さんに電話で予約をするのが一般的ですが、はじめての時はこれがなかなか面倒臭いと言いますか、恥ずかしいと言いますか、なんだか照れくさいんです。
でも、誰もがみんな初めてボートを借りた瞬間というものがありますので、「みんな初めは緊張したんだろうな」と思って電話をしてください。「初めて借りるんですけど」と言えば大丈夫です。
免許がなくてもボートは借りられます
さて、世の中の乗り物はだいたい、自分の力以外の力で動く乗り物に乗る時は、免許がいるものです。
ボートに乗る時も基本的には免許がいるのですが、免許が要らない仕様のボートというものがあります。「免許不要艇(めんきょふようてい)」と呼ばれるボートなんですが、そういう名前のボートではなくて、免許がなくても操船することができる船の総称ですね。
どんなものが免許不要な船なのか、細かい法律や規制の話もあるのですが、ここではその話は置いておいて、免許がない方はボート屋さんに電話連絡をしたときに「免許がなくても乗れる船はありますか」と聞けば大丈夫です。
当日、免許がなくても乗れるボートを用意してくれますので、そのボートで操船を覚えてください。
私がよく行く長野県木崎湖のレンタルボート屋さんの「モダンボート」さんのYouTubeチャンネルに、私が出演させていただいた「はじめてのレンタルボート」という動画がございますので、ぜひそちらも参考になさってください。
この動画では注意点ばかりをたくさん並べてしまいましたので、かえって「そんなめんどくさいならやめようかなー」なんて思われてしまったかもしれません。
たしかに、免許が要らないくせに覚えなければならないことも多いのかもしれませんが、自転車に乗るのだって免許は要りませんけど覚えることって結構ありますが、そんなに覚えることいっぱいあった気がしませんよね。
それと同じで、普通に乗っていれば普通に覚えてしまうことばかりなので、面倒だとは思わないであげてください。
それよりも、やはりボートで湖上に出る楽しさや釣りの広がりを感じることの方が比べればよっぽど大きいものです。
「あそこまで行ければなあ」とか「届かないけどあそこにバスいるよなあ」という希望とロマンをぜひ追っていただきたいと思います。
ひとまず、今まで買っていたルアーを少しだけ我慢すればレンタルボート1回分になると思いますので、予算と相談して、ボートフィッシングの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
それでは、また。
毎度ありがとうございます!