オカッパリの立ち回り方その3(全5回)ベジテーション編
ボートでのバス釣りに比べると、制限が多いのがオカッパリでのバス釣りですので、少ないチャンスをものにするためのアプローチが必要になります。ここでは全5回シリーズとして、オカッパリの釣りでよくあるシチュエーションを5つに分け、それぞれに有効なアプローチというものをご紹介いたします。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Watch Your Step When Bank Fishing”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:bassresource.com ”Watch Your Step When Bank Fishing”
今回は全5回シリーズの3回目です。
オカッパリのバス釣りは、バスアングラーであればほとんどの方が好きでよくやっていることだと思います。
オカッパリでのバス釣りが上手になりたいと思った場合、何を考えればいいのでしょうか?
それにはまず、ボートでのバス釣りとの違いを考えてみるといいかもしれません。
では、おかっぱりでのバス釣りと、ボートでのバス釣りの違いとはなんでしょうか?
ボートでのバス釣りは好きなところに行けて、カバーなどのターゲットに対して好きな角度から好きなだけ投げるという釣りをすることができますよね。
オカッパリではそうはいきません。移動できる場所は限られ、キャストの方向も限られ、その場を離れたら他の人が入ってしまう可能性が高い釣りです。
つまり、オカッパリの釣りは手数勝負というよりは、キャストの質が問われる「量より質の釣り」と言えるのかもしれません。(ボートの釣りで質が必要ないと言っているのではありません。あくまでも対比としてですからね)
ボートに比べたら不自由なのがオカッパリでの釣りですから、より1つのキャストやルアー選びに慎重になるべきだと思うんです。
しかし、思い出してください。
オカッパリの釣りといってもシチュエーションはいくつもあるわけですから、いつも同じアプローチでうまくいくわけもありません。
では、シチュエーション別に、どんなアプローチの仕方があるのでしょうか。
この記事は、アメリカのバスフィッシング専門情報サイト「BASS FISHING RESOURCE」の記事で、オカッパリでよくある5つのシチュエーションでのアプローチについて解説されています。
少し長い記事でしたので、ここではシリーズとして全5回に分け、そのオカッパリのバス釣りでよくある5つのシチュエーションでのアプローチを紹介していきたいと思います。
今回はベジテーション編です。ぜひ読んで行ってください。
オカッパリのバス釣り立ち回り:ベジテーション編
水生植物(=ベジテーション。水上も水中も含む)は岸沿いによく見られます。そして、昔から言われている通り「草を見つければバスも見つかる」です。
ベジテーションの生え方によって攻め方は変わります。バスは岸近くにあるウィードマットと、ディープ寄りにあるウィードベッドとでは異なる着き方をするためです。前者の場合は、岸に沿ってキャストしやすいように立つようにします。つまり、あなたのルアーとカバーを常にコンタクトさせ続け、バスいるであろうポイントやポケットを通すのです。1回通したら、次は逆から攻めてみます。それはバスにとってルアーの見え方が異なるからです。
沖のウィードベッドはまったく別物です。バンク沿いにキャストすればウィードベッドのインサイドラインを攻めることができますが(春と秋にはかなり有効)、できるだけ広く探るために、沖に向かって扇形にキャストしていきます。スピナーベイト、バイブレーション、ソフトジャークベイトなどのムービング系ルアーを使用すると、より効率的に攻めることができます。
フロッグは、スタックすることなく水面まで生えたマット状の水草でも攻めることができます。またウィードの穴にヘビーテキサスリグをパンチングすることも躊躇しないでください。この場合、ウィードにアクションを邪魔されやすいシャッドテール系やパーツ類の多いワームは避けてください。代わりに、ストレートテールワーム系やチューブ系を試してください。これだとウィードの上を滑らせやすいだけでなく、ウィードの中に滑り込みやすいというメリットもあります。岸からの場合は真上から攻められるわけではないので、滑り込みやすいというのは必要なメリットになります。
ベジテーション(水生植物)の一番厄介なところは、植物の向こう側にバスがいると思われるときで、それはオカッパリの釣りの場合、ほとんどがそうなるということではないでしょうか。
オカッパリですと非常に釣りにくいタイプのカバーと言えると思います。
逆に言えば、このベジテーションカバーの攻略をするということは、かなりオカッパリでの釣果を伸ばせるということですよね。
例えばアシの向こうにキャストしたい場合、アシの茎に引っ付きやすいワームや絡まりやすいリグを使うというのは良くありません。
この記事に書かれていた通り、パーツが少ないワームを使うこと、また、ダウンショットやキャロのようなワームとシンカーが離れているリグを避けるだけで、かなり釣りの効率が上がります。
また、アシのような分かりやすいベジテーションではなく、水中のボトムに沿って生えるウィードベッドの場合は、まずはその存在に気付くことから始まります。
ボトムにウィードが生えていることにまず気付いたら、次はウィードが生えている場所と生えていない場所の境い目(エッジ)を見つけること、そしてそのラインを意識してルアーを通すこと、それだけでチャンスはかなり広がるはずです。
これは魚探を使えないオカッパリの釣りでは効率が悪い釣りになりますが、他の人が釣ることができなかったバスを釣ることができる(かもしれない)方法ではないでしょうか。
またベジテーションもバスと同じ生き物ですから、生え方にばらつきがあったり、成長の度合いにばらつきがあったり、その年によって変わったりもしますよね。
そのような度合いの変化を見つけることも、ベジテーションカバー攻略になるかと思います。
オカッパリのバス釣りは本当に、些細な気付きが重要だと思います。
その1投を大事にしたいですね!
それではまた。
毎度ありがとうございます!