史上最高のワーム!ゲーリーヤマモト(ティムコ別注)・スーパーグラブ

バス釣りをする方の多くは、お気に入りのワームというものがあると思いますが、私のような趣味の者が言うのと、トーナメントプロの方が言うのとではその意味はちょっと違いますよね。ゲーリーヤマモト・スーパーグラブはあるトーナメントプロが愛する究極のワームなんだそうです。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Gary Dobyns’ “Super Bait"”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:insideline.net ”Gary Dobyns’ “Super Bait"” By M.L. Anderson MAY 21, 2020
皆さんには、お気に入りのワームというものはありますでしょうか。
おそらくバスアングラーの方なら誰にでも、お気に入りのワームというものがあるのではないかと思います。
では、「なぜそのワームがお気に入りなのですか?」とお聞きすれば、これもまたほとんどの方が「釣れるから」と答えるのではないでしょうか。
ごもっともな話です。
私たちは常によく釣れるルアーやワームを探し続ける旅人のようなものです。あちらに釣れるワームがあると聞けば買って試し、またあちらに新しい釣れるワームが出たと聞けば、買って試す。これの繰り返しですよね。
そうしてようやく見つけたよく釣れるルアー(そして釣れるカラー)を買い続けるようになったりします。これは釣り人として当然のことでしょう。
釣れるって、私たちにとって本当に大事なことなんですから。
さて、それが私のような趣味で釣りをする人間であれば可愛いものです。
しかし、それが第一線で活躍するトップトーナメンターだったらどうでしょう。
スポンサーの商品しか使えないという(目に見えない)制限はあるものの、トッププロが凌ぎを削るトーナメントの世界に生きる方がお気に入りのワームがあるということは、つまり勝てる本物のワームだというほど熱狂的なものであるはずですよね。
私の言うお気に入りとはケタが違うでしょう!
今回はアメリカ西海岸のプロ、ゲーリー・ドビンズが溺愛するワーム、ゲーリーヤマモト・スーパーグラブについて、ゲーリーヤマモトアメリカのHPのコラム記事にて解説してくれています。
日本ではスーパーグラブはティムコが取り扱うゲーリーヤマモト製品ですが、日本でもロングセラー商品です。
最近はあまり話題にならないワームかもしれませんが、さて、スーパーグラブの出番はもうないのでしょうか。
昔は使っていたという方も、スーパーグラブの存在を知らないという方も、ぜひ読んでみてください。
ゲーリー・ドビンズが1番に愛するワーム
「ジグヘッドリグのスイミンググラブが私のお気に入りの釣り方です。 この釣りに間違いというものはありません。あなたがそれをどう使ってもテールはよく動き、ワームは100%あなたのために働いてくれます。どんなレンジでも、どんなスピードでも、ほぼすべてのカバーでも泳がせることができ、バスを釣ることができます。」彼の息子リチャードは、生まれて初めてのバスをゲーリーグラブのスイミングで釣ったそうです(ちなみにベリーエッサ湖の2㎏近いニジマスだそうです)。現在、ゲーリーには釣りがとても大好きな孫のギャレットがいて、幼い頃から釣りに取り組んでいます。
グラブは初心者にとって理想的なワームであると彼は言います。彼はスピニングにフロロの8ポンドのラインを巻き、ジグヘッドを結び、グラブを付けます。昔からある論争で、テールを後ろ向きにリグるべきか、テール側を前にしてリグるべきかというものがありましたと彼は言い、人々は本当にそれについて熱く語り合っていたようです。彼は常にテール側を後ろにしてリグしますが、彼の釣り仲間は常にテール側からフックを刺し、どちらでも良く釣れています。間違った方法はありません。
彼のスイミンググラブのテクニックは、キャストし、グラブが着底したら、ゆっくりとリトリーブするだけです。実際にはクランクベイトと同じようにグラブを巻きながらバンクを潜らせていきます。彼は垂直岩盤、岬、ワンドの奥にある杭、そして彼のお気に入りのグラブ場のひとつであるダムの近くでグラブを使います。バイトの出方はさまざまです。ほとんどの場合はロッドに出ます。たまにバスが後ろから食いついてそのままこちらに向かって泳ぐので、ラインがたるむこともあります。他にもバスが横から来てバイトしたときは、手からロッドをひったくられるようになることもあります。
ゲーリーは5インチのグラブ以外はほとんど使用せず、スイミングで使う時に好きな色はスモーク/ラージブラックフレーク#150(日本未発売)、ソルトアンドペッパー#187(日本未発売)、ベビーバス#305、ナチュラルシャッド#306、そしてもちろんグリーンパンプキン#297です。彼はラウンドヘッドのジグヘッドを使う人もいますが、より泳ぎを良くするためには、厳密にはダートヘッド(先の尖ったジグヘッド)を使うと言っています。

トレーラーにもスーパーグラブ
ゲーリー氏によると、5インチスーパーグラブは、ラバージグとスピナーベイトの最高のトレーラーだそうです。スピナーベイトのトレーラーにはシャッドカラーを、ラバージグには暗めのザリガニ系カラーを好む傾向があります。 「これは素晴らしいラバージグ用のトレーラーです。 1/4オンスのラバージグを投げるなら4インチのグラブにしますが、ほとんどの場合、5インチスーパーグラブを使います。」彼の好きなラバージグのトレーラーの色は、シナモン/ブラックフレーク#176(日本未発売)、ダークパンプキン#286(日本未発売)、グリーンパンプキン#297です。スピナーベイトには、ブルーパール/ラージシルバーフレーク#031(日本未発売)、スモーク/ラージブラックフレーク#150(日本未発売)、チャートリュースペッパー#156(日本未発売)、ソルトアンドペッパー#187(日本未発売)、ナチュラルシャッド#306を使用しています。
ゲーリーはパワーフィッシャーマンとして知られています。彼は広い範囲を探り、積極的な釣りをし、パターンをつかもうとします。ひとつのルアーを使って積極的にキャストし、ディープでもシャローでも、速くも遅くも釣りをするタイプなので、バイトが出るまではこれが彼のスタイルにぴったりです。彼はスイミングジグがお気に入りの1つであると言います。一般的にはラバージグはボトム用のルアーと考えられていますが、彼はスイミングジグをクランクベイトのように使いたいため、シングルテールの5インチスーパーグラブを使用しています。スイミングジグは、一定の深さにサスペンドするバスやフィーディングするバスに最適です。クランクベイトよりもずっと長い間、ジグを狙ったレンジに保つことができます。スポッテッドバスにも有効だと彼は言います。
ゲーリーにはスーパーグラブを使ってスピナーベイトで釣るときの珍しい方法があり、それはスピナーベイトのフリッピングです。彼はいつもこれをしているようで、バスはルアーを待ち伏せしているので、これがスピーディーな釣りになるのだそうです。彼はコロラドブレードまたはウィローリーフブレードのシングルブレードの3/8〜1/2オンスのスピナーベイトを使用していますが、大きなブレードではなく、#4か#4.5のブレードです。それをフリッピングし、フォールさせ、ロッドティップを上下させて泳がせ、手元まで回収します。このフリッピングテクニックにより、多くのフラッシングとよくフリッピングで使われるルアーとは全く異なる見た目を与えられます。彼はそれをボトムで使うのではなく、その手前から動かします。たとえば、水深1.5メートルほどであれば、約1.2メートルまでフリーフォールさせてから、ロッドを上げて泳ぎ出します。他の誰もがラバージグのフリッピングをしているとき、そのフラッシングによりラバージグでは取れなかったバイトが出る可能性があります。

結論
ゲーリーヤマモトの5インチスーパーグラブは、史上最高のルアーの1つであるとドビンズ氏は言います。アングラーが他のテクニックやルアーにその代わりをさせているだけなのです。 信じられないほど用途が広く、かなり簡単に釣りができます。バスだけでなく、トラウト、クラッピー、ナマズなど、多くの魚が釣れます。 コロンビアリバーにいるときは、95%の確率でこの5インチグラブを投げます。ビッグスモールマウスにもかなり有効です。 数釣りが好きな人も大物釣りが好きな人も、「スーパーグラブ」はあなたにぴったりです。

皆さんはこの5インチスーパーグラブをお使いになったことはありますでしょうか。
ほとんどの方が使ったことがあるであろうメジャーな4インチと、このスーパーグラブ5インチというグラブの違いは大したことが無いように思われるかもしれませんが、このサイズの違いはただ縮尺を変えただけではないんですね。

写真をご覧いただくとお分かりの通り、ボディの太さは少し太くなっているものの長さはほぼ同じで、テールの幅と長さが大きくなって1インチ分を稼いでいる感じになります。(6インチジャンボグラブになるとテールよりもボディの長さが明らかに長くなっていますので、5インチスーパーグラブのボディとテールの大きさの関係はかなり特殊のように思います)
このテールの効果が絶大で、記事にも書かれていましたが、どんなことをしてもうまいこと動いてくれるんですね。
これが初心者の方におすすめできる理由を補足させていただきますと、まずはよく飛ぶということなのですが、実はそれ以上に、フックを慎重にまっすぐ刺せなくても、ある程度機能してくれるというところがあります。
最近のワームは本当にデリケートで、ワームが曲がってセットされていたり中心からフックがズレたりすると機能しないものが多いのですが、スーパーグラブは少しぐらい適当でも普通に良いアクションが出るのです。
ノーシンカーやテキサスリグのスイミングといった使い方ですとグルグル回ってしまうので、さすがに適当だとまずいのですが、普通のスローなズル引きテキサスやキャロなら関係ありません。ジグヘッドリグやスピナベのトレーラーで使うのであればかなり中心からズレてしまっても余裕でまっすぐ泳いでくれます。
本当ならできるだけ真っ直ぐの方がいいので、ワームの刺し方も練習しながら上達するべきところなのですが、刺し直すとワームがすぐダメになってしまうのでもったいないですからね、こういう懐の大きいワームって大事なんです。
そんな感じで、当店からもかなりおすすめしたいワームのひとつなんです!
このワームは1980年代から90年代にかけてかなり広く使われていたワームです。
冒頭でも書いた通り、私たちはよく釣れるルアーを求める旅人のようなものですから、新しいもの好きなところがあります。
でもそれは、古いルアーが釣れなくなってしまったということではありません。
使う人が少なくなってしまった釣れるルアーほど「オイシイ」ことはないという考え方も大いにアリですし、実際、バスは見たことがないルアーに良く反応するものです。
ゲーリー・ボビンズ氏の息子さんも幼いころにスイミンググラブで2キロ近いニジマスを釣ったというこの安定感。
ぜひみなさんもお試しください。
ちなみにアフターのスモールマウスにも最高の効き目ですよ。
それではまた。
毎度ありがとうございます!