プリスポーン後期のバス釣り
プリスポーンのバス釣りにおいて重要なことは何か?大潮?水温?日照時間?色々ありますが、メジャーリーガーのケーシー・アシュリーは「ベイトの存在がすべてだ」と言います。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”CASEY ASHLEY: Some Things to Think about for Late Prespawn”という記事を引用してご紹介いたします。
みなさんは、今年のプリスポーンバスシーズンのバス釣りを振り返ってみて、いかがでしたでしょうか?
私のプリスポーンの釣りといいますと、野尻湖が禁漁期間のため、必然的に木崎湖での釣りが多くなるのですが、今年は氷が張ってしまい、思うように釣りに行けませんでした。
多くの釣り人を氷が遠ざけてくれたことで、今年の春の木崎湖はスレていないバスが多くめちゃくちゃ釣れるのではないかと甘い考えを持っていましたが、いざ釣りに行くとかなり厳しい春でした。
いつもなら出船した誰もが釣ってくるいわゆる「春爆」が1回くらいはあるのですが、今年はそんな日はなかったかもしれません。
プリスポーンの釣りが大好きなのでめちゃくちゃ悔しいです。
さて、私のホームレイクの野尻湖や木崎湖では、これを書いている2022年5月18日現在、ようやくネストにバスが居着き始めたところで、プリスポーン後半からミッドスポーンに入った状態にあると言えます。
個人的には意図的にネストのバスを釣ることはしないので、狙っている(つもり)のはプリスポーンかアフタースポーンのバスということになるのですが、タイミング的にはまだプリスポーンバスの方が多いので、自分なりにプリスポーンバスの釣りをもう一度確認しておきたいところなんですよね…。
本当に悔しいので(笑)
この記事は、アメリカのメジャーリーグフィッシング公式HPのアングラーズコラムに記事で、メジャーリーガーのケーシー・アシュリー氏が、プリスポーン後期のバス釣りについて解説してくれています。
私と同じようにプリスポーンをまだ狙えるタイミングの方は急いで読んでください。そしてもうアフタースポーンになってしまったタイミングの方は、来年のために読んでおいてください。
時期は確かに重要です
2月下旬にレイクフォークに行ったときは、氷の嵐のなかで釣りをしましたが、釣った魚はどれもかなりのシャローからでした。なぜなら、バスはシャローにいる時期だと分かっていたからです。あんな激荒れの日でも、水深2m以内でバスは釣れるのです。 1か月後のREDCREST(レッドクレスト=メジャーリーグフィッシングのチャンピオン選手権的な大会)が行われたグランドレイクでも同じことでした。春が後半になるにつれアメリカ国内を北に移動すれば同じような感じになるでしょう。
天気が与える影響はあるかもしれませんが、最大の鍵はバスの中にある体内時計です。バスは産卵の準備の時が来たらシャローに行くことを分かっています。それは気象条件に関係なく、彼らが本能でしていることです。唯一の例外は季節的な大雨ですが、プリスポーンバスはそれほど遠くには行かないでしょう。少しディープへ落ちるかもしれませんが、そのエリアから完全にいなくなることはありません。
そのタイミングではクランクベイトやスピナーベイトなどシャローの釣りをやめてスローダウンし、ラバージグで少し深いところを釣る必要があるかもしれませんが、バスはまだそのあたりにいます。もしバスを見つけることができれば、他のバスもそのあたりにいるでしょう。バスは日が長くなっていることを感じ、それにより時が来たことを知ります。これは水温が示す以上のことを意味します。
ベイト(食べもの)がすべて
プリスポーンバスを探すときは、湖の北端から始めます。そのエリアの多くは水に濁りが入っています。そこは最初に産卵が始まる場所ですが、最高のプリスポーンの釣りをするためには、その湖でのバスとベイトが関係しています。バスは産卵の前にできるだけ多く食べる必要があり、食べ物を見つけることができれば、バスはその周りにいるでしょう。
ある湖ではシャッド(アメリカのベイトフィッシュの1種)です。私のホームのサウスカロライナのあたりではブルーバックヘリング(アメリカのベイトフィッシュの1種)です。他の湖ではブルーギルかもしれませんし、ザリガニかもしれません。多くの人はザリガニの動きを見落としているようです。ザリガニは満月に大きく影響されます。満月はザリガニの卵の孵化を促進する要因であり、バスがシャローにいる理由になります。
ザリガニやベイトの動きに注意を払うことで、フィーディングバスを見つけることができます。
バスは全員同時にシャローへ急ぐわけではありません。プリスポーンバスを釣るのは一年で一番好きな時期のひとつなので、私は国内のさまざまな場所でプリスポーンバスのバイトを追っています。地域によってはミッドスポーンかもしれませんが、ベッドのバスを狙うより、フィーディングのバスを釣ることを私は楽しんでいます。
このケーシー・アシュリーの記事を読んでハッとしました。
実は4月17日に行われた木崎湖モダンボートでのシリーズ戦で、この記事と同じようなことが起きていたんです。
試合当日の結果はウェイインが9名ほどだったと思うのですが、上位の方は8~9mのディープのワカサギ着きのバスを釣ってきていたんですよね。
その他の方は2~3mのシャローだったので、(この記事とはラージとスモールの違いがあるのですが)シャローにいるバスとベイトに着くバスにはっきりと分かれていた感じだったのです。
わずか1か月前にこのような経験をしていたにもかかわらず、この記事を読むまですっかり忘れていました。
個人的な話ですが、この時期のバス釣りといえば必然的にシャローでボトストをやっていれば普通にナイスバスが釣れて、春が来ましたねーなんて言っているのですが、今年は釣れませんでした。
私は自分がいつも通り釣れないというだけで、春が来ていない、春爆がないなんて言ってばかりで、違う釣り…具体的にはベイトに着くバスのことをまったく考えていなかったんですね。
この前もまだネストの無いときに野尻湖へ行ってきましたが、例年よく釣れる表層I字系にこだわり、見事にボウズをくらってきました…
私は思い出巡りから抜け出し、その年のバス、もっと言うとその日のバスを釣る必要がありますね!
悔しいですねー!
ということで私と同じように今年の春がどうも苦戦しているという方は、もう一度この記事を読みかえしてみてください。
もおしかしたらあなただけの反省点がなにか見つかるかもしれません。
それではまた。
毎度ありがとうございます!