【バス釣り基礎知識】スパイベイトの釣りとは

バス釣りの中でも、スパイベイトの釣りは退屈でつまらない釣りなのかもしれません。しかし、そんな短所という壁を大きく乗り越えてくる「めちゃ釣れる」という長所により、現在は使うアングラーが増えています。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”What is Spybait Fishing?”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:omniafishing.com”What is Spybait Fishing?”
嬉しいことに、スパイベイトの釣りをされる方が増えてきました。
スパイベイトの釣りが発明されてからもう何年もたちます。
この日本発祥の素晴らしい釣りがなぜか日本人にはあまり受け入れられず、国外ではトップトーナメントで優勝するほどの威力とブームが来ているという温度差があったのですが、今は埋まってきていますね。
あまりこういうことは言いたくないのですが、たしかに、スパイベイトの「ノー感じな釣り」は、やってて面白くないかもしれません。
トップウォーターでルアーやバイトが丸見えなわけでもなく、ボトムをゴツゴツ感じる釣りでもない、中層をひたすら一定スピードでなんの手応えもなく引っ張ってくる釣りは退屈なんですよね。
しかし、そんな退屈というバッドポイントを乗り越える「めちゃ釣れる」という最大の長所が、このジャンルのルアーを使っている人を確実に増やしています。
どうでしょう、現在スパイベイトを愛好している方も、まだ使ったことがない方も、ここでもう一度、スパイベイトの特徴についておさらいしてみませんか。
この記事は、アメリカのオンラインタックルショップ「Omnia Fishing」のコラム記事で、スパイベイトの特徴について紹介されています。
スパイベイトが釣れる理由をぜひ知ってください。
スパイベイトとは何か
秋になり湖の水温が下がり始めると、なかなか釣れなくなってきますが、この時バスアングラーはスパイベイトという独特のアクションに注目します。ミネソタ州のジェイソン・デュデクは、「スパイベイトは、クリアウォーターのフィールドでタフってしまったとき、サスペンドバスを釣るときに最も効果的です」と説明しています。夏に湖の沖のハンプに、秋はシャローレンジでバスがサスペンドするとき、他のどんなスローな誘いにもバイトがない時の解決策にスパイベイトはなり得ます。スパイベイト独特のアクションは、クリアウォーターでこそ真価を発揮します。
スパイベイティングは日本で始まり、ここ数年では最も人気のDuoRealisを経由してアメリカに伝わりました。毎年、ますます多くの釣り人がそれをタックルボックスに入れています。 Stormなどのアメリカのメーカーは、同様の機能を備えたアクションをより低コストで実現しています。このルアーはタフな状況のために設計されたものですから、その設計によるアクションの特徴と細部にわたるディテールにより、通常のシチュエーションで使うと逆効果になることもあります。
ジャークベイトのようなボディのシルエットをもつスパイベイトですが、3つの重要な特徴を備えており、アクションや釣り方は全くの別物として設計されています。 3つの主な機能とは、プルーム(水流)・リスト(前後)・シミー(ロール)です。スパイベイトは、そのスパイベイトの重さによるフォールスピードに基づいて、狙ったレンジまで沈ませて使います。多くはファーストシンキングで、頭下がりではなく水平にフォールします。重要なのは、バスがいるレンジまでフォールさせて釣ることです。これには、バスがどのレンジにいて、スパイベイトがそのレンジに到達するまでに何秒かかるかを知る必要があります。それができたら、あとはスローステディリトリーブをして釣るだけです。
スパイベイトの3つの特徴、その他
スパイベイトのプルーム(水流)
プルーム効果は、リトリーブ中にフロントブレードとバックブレードの両方が同時に回転したときに発生します。この回転するブレードは、ルアーの通った後に乱れを生じさせ、バスの注意を引くでしょう。このルアーはリトリーブが重要ですが、それを効果的にするのはルアーがシンキングであるという性質です。
スパイベイトのリスト(前後)アクション
スパイベイトは、水平フォールするときにリスト(前後)するように設計されています。高品質なスパイベイトは、その前後に揺れるリストアクションをするたびにフラッシンッグが起きます。ルアーをバスがいるレンジまでフォールさせる必要はあるのですが、バスはその細長いシルエットのルアーがフォールして来るのを見ています!
スパイベイトのシミー(ロール)アクション
スパイベイトの3番目の重要な機能は、そのシミー(ロール)アクションです。リストアクション中、スパイベイトはシミーアクションも起こすように設計されており、さらに微妙なフラッシングが追加されます。バスには理性がなく自分自身を制することができないため、このルアーは、1年のなかでも特に他のルアーでバイトが出ない時期に釣りが成立することになります。
スパイベイトを投げるための推奨ライン
このルアーは、バスからルアーの細部まで見ることができるクリアウォーターで最高のパフォーマンスを発揮するため、細く透明なラインで釣りをする必要があります。これはリーダーの話です。つまり、10ポンドのPEラインに6ポンドのフロロカーボンリーダーを使い、ステルス性能と強度を実現します。このプレゼンテーションはパワーではなく、正確さとタイミングが必要です。
スパイベイトのタックル
低水温のクリアウォーターときたら、スパイベイトを使うタイミングが来たことを意味します。スピニングタックルを用意します。スパイベイトはクリアウォーターコンディションで釣りをするため、ルアーのカラーは個人的な好みで結構です。

このルアーを使う時の肝として、バスがいるレンジを特定し、そのルアーのフォールスピードを知ること、とありました。
ということは、魚探を使うことができるボートフィッシングのほうが、このルアーを効果的に使うことができるのかもしれません。
しかし、私が個人的に補足させていただくとすれば、そんなことはありません。
このルアーは非常に飛距離が出て、なおかつボトムやカバーのきわっきわを果敢に攻めていく釣りではないので、オカッパリでも充分な効果があります。
ルアーごとのフォールスピードさえ事前にチェックしておけば、もともと中層を釣るルアーであり、なおかつそれほど水深のあるエリアを釣ることがないオカッパリの釣りでは、根掛かりもなく素早く広ーいエリアを使うことができます。
ということで、私の個人的な意見も含め、スパイベイトの釣りについてまとめてみます。
- クリアウォーターで有効な釣り
- タフった状況でこそ生きる
- PE&フロロリーダーが有効
- フォールで魅せる
- かなり飛ぶ
- オープンウォーターで使う
- バスがいるレンジを知る
- 使うルアーのフォールスピード(沈下率)を知る
- カウントダウンしてスローステディリトリーブ
- 根掛かりするような使い方をしないルアーなのでロストしにくく経済的
こんなところでしょうか。
ハッキリ言って、超簡単な釣りです。
簡単に言えば「何をやっても釣れない時、これを遠投して根掛かりしないように巻いてくるだけ」ですからね!
それだけで、突然「ドーン!」と来たり、「コンコン…グーッ!」みたいな前アタリからのひったくりバイトが来ます!すんごい楽しいですよ!
当店で取り扱うスパイベイトはこちらです
元祖、Duoのスピンベイトです!通常版と、ファーストシンキングのG-Fixモデルがあります。
ティムコのステルスペッパーはややスローに引きたいときに有効です。
ニシネルアーワークス・ベビーアビノーはお腹のブレードの効果で手元にブルブル来る激しいロールアクションを起こすので、ノー感じな釣りにならないメリットがあります。
ハンクル・プロップキングは厳密に言えばI字系ルアーですが、表層に特化したスパイベイトとも言えます。透明な樹脂ペラによる超弱々しいアクションは、見ていてハラハラするほどです。
記事ではタフったときの専用ルアーのような書かれ方をしていましたが、実際はそうでもありません。
日本のような常にハイプレッシャーに晒されているような多くのフィールドでは、手返しの良さと広く探れる飛距離とスレさせない弱々しさをすべて兼ね備えているようなルアーはほとんどなく、個人的には日本でこそもっと釣果情報が出てきてもいいルアーだと思っています。
これはワームのように弱々しく使うルアーですが、ワームと違って1個あればかなり長く使えるのがハードルアーの良さです。
しかも、ワームでも釣れない時に釣れるルアーです。
まだお持ちでない方はぜひタックルボックスに追加してください。
ご注文は今すぐ!
それではまた。
毎度ありがとうございます!