ディープにいるバスの釣りかた

ディープのバスを釣る方法
Photo by Mossy oak

ディープのバス釣りというと、苦手な方や嫌いな方がいらっしゃるのを私は知っています。でも、そのままにしていていいのですか?ディープのバス釣りは、イメージやタックルを変えるだけでめっちゃ楽しくなる釣りですよ!

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”STRATEGIES FOR CATCHING DEEP WATER BASS”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:mossyoak.com”STRATEGIES FOR CATCHING DEEP WATER BASS”September 7, 2022

ディープという言葉を聞くだけで「もうムリ!めんどくさい!苦手!」というアングラーさんがまあまあいらっしゃることを、私は知っています。

特に普段からシャローを得意としている方や、パワーフィッシングを得意としている方に多いような気がします。

釣りというのは趣味の世界ですから、個性のぶつかり合いです。得意なことや苦手なこと、さらには好きな事や嫌いなことがハッキリしていることが良いところです。

ですので、あなたの嫌いなこと、苦手なことを押し付ける気はございません。

しかし、ディープの釣りをこのままやらないでいいのでしょうか…?本当に?

ディープの釣りというのはイメージの世界で、それが難しいという方もいらっしゃいますが、よく考えてみてください。

あなたはきっと私よりもロングキャストが得意で、平気で30m以上ルアーをブッ飛ばすことができるのではないでしょうか。なんなら50mでも飛ばしちゃいますよね。

そのロングキャストした先でもしっかり集中してルアーを動かしているはずです。

対して、ディープなんていっても深さで言えばせいぜい10mとか、最大でも15mとか、そんな距離。

普通乗用車を縦に2台つなげた程度の距離です。2階のベランダから庭にルアーを落とす程度の距離じゃないですか!(煽っているわけではないですからね)

もうひとついいますと、小さな池で釣りをするときと、大きな川で釣りをするときとではタックルを変えますよね。

それと同じように、ディープで釣りをするときはディープ用のタックルを使えばいいんですよ!(煽っているわけではないですからね)

こんな、ちょっとしたイメージの切り替えや適正なタックルを使うだけで、ディープの釣りはめちゃくちゃ楽しくなるのではないかと思うんです!

というわけで今回は、ディープの釣りがもっともっと上手になりたいというあなたも、ディープの釣りは苦手!嫌い!というあなたにも勉強していただく回です!

この記事は、アメリカのフィッシングアパレルメーカー「Mossy Oak」のホームページのコラム記事で、ディープのバス釣り戦略として書かれたものです。

ディープの釣りに向いている釣り方を知り、挑戦してみましょう。

ディープのバスを釣るための戦略

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Late summer/early fall can be a daunting time to target black bass. Depending on the area and lakes you fish, particularly in the South, black bass can be difficult to catch for the simple reason of so much water overhead. For the purposes of discussion, deep water means 25 feet plus. In hill land and high land reservoirs, 25 feet may be considered shallow, but the reasoning still stands regarding how and where anglers need to present baits to reach these fish. Boat positioning is generally pretty important in all bass fishing situations, but in targeting bass in deep water situations, boat positioning is critical. This is partially due to allowing a “lead” of how much distance it takes the bait to get down to the fish.

晩夏から秋にかけて、ブラックバスを釣るのが難しくなっていきます。 釣りをする湖やエリアにもよりますが、釣れるのがディープであるという単純な理由で、ブラックバスを釣るのが難しく考えられてしまうことがあります。

ここでは、ディープというのを水深8mと定義づけます。山間の湖やリザーバーでは8mでもまだディープとは呼べない場合もありますが、アングラーがディープとしてこのレンジのバスにルアーをいつ、どこでアプローチするかを考えるなら、いい水深だと思います。

バス釣りにおいて、ボートポジションというのは常に重要な要素になりますが、ディープの釣りにおいてはボートのポジショニングはさらに重要です。 なぜなら、ルアーがバスのいるゾーンに到達するまでにかかる距離の「誤差」があるためです。

ディープのバスを釣る方法
Photo by Mossy oak

ドロップショット

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Drop shotting is a great deep-water presentation because it allows the bass angler to get right over the top of the fish and present a bait in a natural manner. Drop shotting is often referred to as a finesse tactic because the bait is presented in a natural, non-aggressive manner, which is often key to getting finicky bass to bite. When setting up to present a drop shot, mark fish on the graph and then position the boat directly overhead or slightly in front if there is current to contend with. The key is to start the bait out in front of the fish and walk it back to them rather than dumping it on their head. For this reason, many anglers prefer to use spinning tackle, which can be paired with lighter line.

ドロップショットは、バスアングラーがバスの真上でもナチュラルなプレゼンテーションができるため、ディープでの優れた戦術になります。 ドロップショットがフィネス戦術と呼ばれているのは、ルアーがナチュラルであり、アグレッシブにアクションさせないプレゼンテーションだからです。

ドロップショットでのプレゼンテーションは、GPS魚探にポイントをマークし、ボートを真上に置くか、流れがある場合はボートを少し前に置きます。 重要なのは、ルアーがバスの頭上に来るのではなく、バスの前に置いて近づけていくことです。 このため多くのアングラーは、より細いラインを使うことができるスピニングタックルを使用することを好みます。

シェイキーヘッド&ボブルヘッドジグ

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Most bass fishing jigs could be grouped in this category although the shaky head or bobble head jig seems to be the most popular deep-water jig head these days. It’s hard to fish bass jigs wrong, but it is a bit challenging to fish them exactly right. Jigs can be dropped on the intended targets and short hopped in place or cast parallel to structure and worked back to the boat. They can also be aggressively hopped or swum back to the boat or retrieved until they connect with structure, then basically vibrated in place to illicit a response.

だいたいはジグヘッドというジャンルに単純に分類されてしまうのですが、このシェイキーヘッドまたはボブルヘッドジグは、ディープでの釣りに人気のあるジグヘッドでしょう。ジグヘッドでバスを釣ること自体は難しいことではありませんが、ディープで正確に釣るのはちょっとだけコツがいるかもしれません。

このジグヘッドは狙ったポイントに落としてその場でシェイクさせるか、地形変化に沿って平行にキャストしてズル引きで使います。 逆に、積極的に跳ねさせたり、何かの地形変化に当たるまでスイミングでリトリーブするのもありですが、基本的にその場でシェイクして反応を見ます。

キャロライナリグ

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Carolina rigging for bass has taken somewhat of a backseat with the popularity of the drop shot and forward-facing sonar. Often considered a search tool, the need for blind searching diminishes with the availability of real time sonar. Regardless, Carolina rigging, where the weight bumps along the bottom with a 2 – 3-foot leader trailing behind, has its uses. At the top of the list are bridge pilings and deep-water stump field situations where bass are moderately active and suspended off the bottom. Cast the Carolina rig, paired with floating or at least neutrally buoyant soft plastics, parallel to the edges of bottom structure and work it at a slow retrieve back to the boat. Novice anglers often underestimate the distance required to back off of the targeted area. The goal is to move the bait in short hops back to the boat. Not allowing enough distance will create an unintended swing on the hop, moving the bait faster than intended.

キャロライナリグは、ライブスコープの登場により人気が落ちてきています。 多くの場合はサーチ用のリグとして使われていましたので、ブラインドで探すよりも、ライブソナーを使うことで必要性が減少したのでしょう。

そうはいっても、1m前後のリーダーがあってシンカーをボトム沿いに這わせるキャロライナリグには需要があります。 最も必要とされる状況は、バスが適度にアクティブでボトムから浮いているときのディープの橋脚エリアやスタンプエリアです。

フローティングワームまたはサスペンドするワームをキャロライナリグで使い、ボトムの地形変化やカバーのエッジと平行にキャストし、ゆっくりと回収します。 初心者のアングラーは、キャストからズル引きする距離を短く見積もってしまう傾向があります。やりたいことはルアーが足下に来るまでショートホップを繰り返すことです。 充分な距離がないと、ホップしたときにリグが意外と手前に来てしまい、ルアーが思ったより早く動いてしまうのです。

ディープクランク

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Of the strategies listed so far, drop shotting is typically the slowest presentation, followed by the shaky head, then the Carolina-rig retrieve. When cranking deep water targets using deep diving crankbaits, at least a moderate retrieve is required to allow the bait to dive to the prescribed depth. Prescribed depths are indicated on the packaging of most commercially made crankbaits. In order to achieve this depth, the bait has to be cast far enough beyond the target to allow for “running room” to get the bait to the prescribed depth. Another important consideration is that the bait is properly tuned so that it runs straight and not off to one side which will affect both the action and the diving depth of the bait. Another aspect of deep-water cranking is lipless, sinking crankbaits. These baits can be cast long distances and zig-zagged back to the boat after using a countdown to achieve the proper depth. They can also be fished vertically or mostly vertically using a jigging motion to cover a smaller targeted area.
ディープにいるバスの釣りかた
Photo by Mossy oak

これまでに出てきた戦略の中では、ドロップショットが最もスローなプレゼンテーションで、次がシェイキーヘッド、キャロライナリグの順でした。ディープダイビングクランクベイトでディープを狙う場合、狙ったレンジまでルアーを潜らせるのには少なくともミディアムリトリーブが必要です。

売られているほとんどのクランクベイトのパッケージには、潜行深度が表示されています。この深さまで到達させるためには、そのための「助走距離」が必要になるため、ルアーをターゲットよりかなり向こうへキャストする必要があります。

もう1つの重要なこととしては、ルアーがまっすぐに走り、アクションを損なわず、しっかり潜行深度まで潜らせるため、アイのトゥルーチューンがされていることです。

ディープクランキングで忘れてはならないのが、リップレスクランクベイト(バイブレーションプラグ)です。シンキングのバイブレーションはロングキャストでき、カウントダウンすることで狙いの深さに到達させた後、リフト&フォールでリトリーブします。また、ジギングのようにバーチカルまたはバーチカル気味に釣ることで、より狭いターゲットエリアを釣ることもできます。

ディープのバスを釣る方法
Photo by Mossy oak

バス釣りでディープを釣る場合、まず重要なのがボートポジションなのかな、というのがこの記事から伝わってきましたね。

ディープの釣りのありがたいところは、水深が8mもあればバスの真上に来ても釣ることができるという点ではないでしょうか。

30m以上のロングキャストをした先でいるかどうかも分からないバスに集中力を保つよりも、魚探を見ていると分かっている8m下のバスを狙うほうが少しやりやすいような気がしますよね。

私の感覚でも、水深が6mあれば真上にボートが来てもバスがそれほど嫌がらないような印象があります。

また、話は少しそれますが、最近のライブソナーというのは強い電波?を水中に早いピッチで連続して照射しているため、遠くのバスでもそれを嫌ってすぐにスレてしまう傾向があるようなんですよね。バスの学習能力って高いです。

この点で、ライブソナーを使わないキャロライナリグの釣りはまだ優位点があるように感じます。

ライブソナーを持っていなくても、いえ、持っていないからこそ、バスの真上で釣りができるドロップショット、ロングキャストしてズル引きやドラッギングをするライブソナー不要のキャロライナリグ、ジグヘッドリグはまだまだ釣れるリグなのではないかと思います。

通常、遠くの杭などのピンポイントを狙ってルアーをキャストする時は、風向きや強さに注意してキャストすると思います。

それと同じように、ディープにキャストする時は湖流や流されるボートを計算してキャストしなければなりませんが、そこが面白いところのひとつです。

また、魚探を駆使して発見したバスや地形変化、水中のカバーを狙ってルアーを落としていくディープの釣りは、ディープならではの面白さとやりがいがあります!

ぜひ、ディープにバスが移動するこの秋、あなたのホームフィールドで、またはどこかへ遠征して、レンタルボートでのバス釣りをやってみましょう!

それではまた。

毎度ありがとうございます!