秋のバス釣り:小さなルアー=大きなバス

秋のバス釣り:小さなルアー=大きなバス

Photo by wired2fish.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”3 Small Lures Equal Big Bass in the Fall”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:wired2fish.com”3 Small Lures Equal Big Bass in the Fall”By Walker Smith •Nov 16, 2015(海外サイトです)

 

秋のボイル撃ちの釣り、私は大好きです。

私のよく行く野尻湖や木崎湖では、その年に生まれたであろう小さなワカサギが表層付近を泳ぐことが多いので、ベタ凪の時に水面を見ているとワカサギの引き波といいますか、極小のナブラ的なものが見えます。

それを見ていると突然、ガボッ、ガボッというスモールのボイルが起きることがあるのですが、そういうタイミングを狙ってルアーを投げ、まんまと食わせるというのがボイル撃ちの釣りです。

これはスモールマウスに限ったことではありません。

琵琶湖で釣りをしていても、沖でワカサギであろう群れ(ワカサギだとはっきり見たわけではなく、稚鮎なのかもしれませんが、どうも稚鮎がいなそうな時期と場所でしたのでワカサギなのではないかと思っているだけですが…)が来るとデカいバスがわんさか湧いてきて夢中でボイルする光景を何度か見たことがあります。

むしろ琵琶湖のラージマウスバスの方がワカサギ好きなのではないかと思うほどです。

しかし、秋が深まるにつれ、ボイル撃ちへの反応が悪くなっていきます。ボイルは相変わらず起きてはいるのですが、何を投げてもダメということが多くなってくるように思います。ルアーにスレ切ってしまったのか、ボートの気配が嫌なのか…。

本当にバスという魚の考えることは良くわかりません。

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「Wired 2 Fish」の記事で、記者のウォーカー・スミス氏がFLWのプロ、ルーク・ダンキン氏に取材をしたもので、こんな反応の悪くなってしまったバスを釣るための策を共有してくれています。

秋のベイトフィッシュに付くバスを釣りヒントですので、ぜひ読んでみたいと思います。

 

まずはじめに:古い言い伝えは無視すること

We’ve all had it pounded into our heads for years: Cloudy, windy days are ideal for great fall fishing. The bass aren’t holding tightly to cover and they’re more apt to roam and actively chase down big schools of bait, right?

Not so fast.

“The standard fisherman’s theory is that bass will smoke reaction lures on overcast fall days," Dunkin said. “This may be true for some anglers, but I don’t entirely buy into it when I’m utilizing smaller profiles—I want it to be slick, calm and sunny. Bass can’t see very well in cloudy conditions, so they have a tough time tracking down smaller lures due to the lack of water displacement and vibration."

It’s also important to consider the nomadic behavior of shad. On especially cloudy days, schools of bait often suspend in the middle of water column and of course, the bass follow suit. This can make for a difficult situation.

“Suspended bass are notoriously difficult to catch," Dunkin said. “I’m strictly looking for high-percentage opportunities. When the sun is out, those big balls of shad spend the majority of their time near or on the surface, giving anglers two primary advantages—you can quickly identify productive water and the nearby bass are much easier to fool."

昔から、秋のバス釣りではこんなことが言われていました。「曇りで風のある日が、秋の釣りに理想的である。」バスはカバーにタイトに付かず、回遊しやすくなり、積極的にベイトフィッシュの群れを追いまわすようになる大きな餌の学校を追いかけています。こんなことを聞いたことがありませんか?

ちょっと待ってください。

「多くのアングラーの間で言われているセオリーは、「秋のバスは曇るとリアクション系ルアーへの反応が良くなる。」というものです。これは、それが当てはまる日はあるかもしれませんが、私が小さいシルエットのルアーを使っているときには、それを完全に信じているときではありません。そしてそれは、晴れて凪いでいる時です。バスは曇りの日には視界が悪くなりますので、水押しが弱くアクションも小さい小さなルアーを追うのは苦労するはずです。」

また、シャッドの回遊行動を考えることも重要です。曇った日には特に、ベイトフィッシュの群れはよく中層にサスペンドし、もちろんバスももそれに合わせて追跡します。この状況はなかなか釣りづらいです。

ダンキン氏は、「サスペンドしたバスは釣りづらいことで知られています。 私は可能性が高いチャンスをしっかりと探します。太陽が出ているときは、シャッドの大きな群れは水面または表層付近で多くの時間をすごし、これが釣り人に2つの大きなメリットをもたらします。釣れる場所が素早くわかるのと、その周りにいるバスは騙しやすいということです。」

秋のバス釣り:小さなルアー=大きなバス

Photo by wired2fish.com

 

小さめトップウォーター

Topwater lures seem to be tailor-made for fall bass fishing. If you’re having problems getting bites on the larger, more traditional topwaters, however, don’t throw your entire game plan out the window. Instead, employ a more diminutive approach.

“More times than not, I’ll start my dissection with small topwaters such as a Lucky Craft Gunfish 95 or Rapala Skitter Prop," Dunkin said. “I’ll look for any flats in the backs of small creeks and bays and try to locate some sort of small, one to two-foot ditch running through them. I’ll initially fan cast these lures around the entire area and as I locate small pieces of isolated cover such as stumps or laydowns, I’ll make several pinpoint casts to these high-percentage targets."

If an area lacks good-looking cover, don’t be discouraged. Barren flats can hold large numbers of quality bass as long as bait is in the area. When Dunkin notices small shad popping on the water’s surface, he opts for a prop-style topwater lure to stir things up and “fire" a school.

“Small prop baits can be incredibly effective in this situation," Dunkin said. “I’ll cast them past the balls of shad and work them right through the middle. Essentially, the commotion of those prop blades causes the bait to scatter which acts as a dinner bell to nearby bass. It can turn a pretty dull-looking area into an all-out feeding frenzy in a matter of seconds."

トップウォータールアーは、秋のバスフィッシングのために作られたようなものです。しかし、大きめの普通のトップウォーターにバイトがないような場合でも、まだゲームプランを投げ出さないでください。代わりに、より小さなアプローチを採用してみてください。

「私はラッキークラフト・ガンフィッシュ95やラパラ・スキッタープロップなどの小さなトップウォーターでサーチし始めます。まずどんなものでもいいので30センチから60センチほどの小さな流れ込みのある小さなクリークやワンドの奥のフラットエリアを探します。スタンプやレイダウンなど孤立したカバーのようなピンポイントを見つけたら、これらの確率の高いであろうターゲットに扇状にキャストしていきます。」

エリアに見栄えの良いカバーがない場合も、落胆しないでください。なにもないフラットでもベイトがそのエリアにいある限り、多くのハイクオリティなバスが溜まるものです。ダンキンが水面に浮かぶ小さなシャッドに気づくと、シャッドの群れを散らすようなプロップタイプのトップウォーターをルアーを選びます。

「このような状況では、小さなプロップ系ルアーは信じられないほど効果的です。 私はこれをシャッドの群れの向こう側にキャストして群れの真ん中を通してくるようにします。基本的に、そのプロップの出す音は、近くにいるバスにとってベイトが逃げ惑う音としてバスのスイッチを入れる原因になります。これは、何の活気もないような場所を数秒で狂気のフィーディングシーンに変えてしまいます。」

秋のバス釣り:小さなルアー=大きなバス

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小さめソフトジャークベイト

Soft jerkbaits are certainly no big secret throughout the fall months; they’re a near-perfect representation of shad and you can cast them a mile to cover water efficiently. Their effectiveness makes them a popular choice for savvy anglers, but this also means the bass get become pretty wary of them as the fall season progresses.

Dunkin takes full advantage of this familiarity by showing the bass a much smaller profile.

“It’s difficult to beat a 4-inch Zoom Super Fluke Jr. in Pearl White or Arkansas Shiner," Dunkin said. “If the bass won’t commit to my smaller topwater lures, I’ll rig one of these colors on a 2/0 Lazer Trokar EWG hook and use it as a follow-up presentation when I know bass are in the area. As it gets later in the season, I’ll also use the Super Fluke Jr. on transition banks leading to the back flats and simply blind cast it as I work down the bank. I’m primarily targeting bluff banks, rock banks and any grave-to-chunk rock transitions."

While he does fish these small soft jerkbaits with the standard “jerk, jerk, pause" cadence, Dunkin fishes it much more aggressively than many anglers—especially in clear water.

“If you have more than a couple feet of visibility, it’s all about the speed," Dunkin said. “You don’t want those bass to get a good look at the bait, so it’s important to keep it moving quickly in order to make them bite out of reaction. As long as you’re keeping the bait within a foot of the surface and keep your pauses short, you can expect a lot of bites."

ソフトジャークベイトはいまさら秋のシークレットベイトとは言えません。これらはシャッドをほぼ完璧に表現しており、効率的に広いエリアをカバーするためのロングキャスト性能も優れています。これらの有効性は経験豊富なアングラーには人気のある選択肢になりますが、これはまた、秋が進むにつれてバスがかなり慎重になることを意味しています。

ダンキンはバスに対してより小さなシルエットのルアーを見せることによってこの状況を最大限に有利にします。

「ズーム・スーパーフルークジュニアの4インチのパールホワイトやアーカンソーシャイナーは間違いないです。」とダンキンは言います。「バスが小さなトップウォータールアーに反応しないなら、ワイドゲイプの2/0フックにこれらのカラーから1つをリグっておいて、バスがそのエリアにいるとわかっているときにフォローとして使用します。秋が深まってきたら、スーパーフルークジュニアをフラットの奥へと続くバンクへブラインドキャストしながらバンクを進んでいきます。」

ダンキンは標準的な “ジャーク→ジャーク→ポーズ"のリズムでこの小さなソフトジャークベイトを釣っていきますが、ダンキンは多くのアングラーよりもはるかにアグレッシブに釣っていきます。

「60センチ以上の視界があれば、スピードがすべてです。 こういうルアーはバスによく見せたくないため、リアクションでバイトしてしまうように素早く動かすことが重要です。ルアーを水面近くに保ちつつポーズの時間を短くすることで、多くのバイトを期待することができます。」

秋のバス釣り:小さなルアー=大きなバス

Photo by wired2fish.com

 

小さなハードスイムベイト

When all else fails and the two aforementioned techniques fail to produce consistent bites, Dunkin falls back on one of the more overlooked lure categories in bass fishing—small hard swimbaits.

“I’ve caught countless fall bass on the SPRO BBZ-1 Baby Shad when the fishing is super tough," Dunkin said. “If I’ve made a few passes through an area with nothing but a few slaps or short strikes, I’ll come back through and really buckle down with this lure. I most often fish it in less than 5 feet of water and target isolated wood cover on or nearby gravel flats in the backs of creeks. I don’t fish it slow, either. I hold my rod tip high and burn it through the top of the water column so it wakes and creates a nice bulge at the surface. If you can’t see it, you’re probably fishing it too slow."

Because the BBZ-1 Baby Shad only weighs 1/4-ounce, Dunkin pays close attention to his gear selection. He recommends using a 7-foot, medium-action spinning rod spooled with 10-pound braided line and an 8-pound fluorocarbon leader.

“This is a really light bait, so it’s hugely important to use lighter line to facilitate longer casts," Dunkin said. “Efficiency is a big factor anytime you’re fishing in the fall, so don’t underestimate the power of a long cast. Not only will this setup allow you to cover more water, but you’ll also be able to catch more of those spooky, clearwater bass."

When the bass turn sour towards more traditional lure profiles this fall—and it will happen at some point—make an effort to think outside of the proverbial box and show them something different. Just a small change in size is often the difference between a goose egg and a day to remember.

何をやってもダメで、上の2つのテクニックでもコンスタントにバイトが出ないという時、ダンキンはバスフィッシングにおいて見過ごされがちなルアージャンルの1つ、小さなハードスイムベイトを取り出します。

ダンキン氏は、「釣りがかなりタフになった時、SPRO BBZ-1 Baby Shadで多くの秋のバスを釣ってきました。」と言います。 「そのエリアを数回通してみて、何回かのミスバイトやショートバイトがあった場合、私はまたそこに戻り、このルアーで本当に本気で取り掛かります。私はたいていクリークの上流にある孤立したウッドカバーまたは砂利系のフラットの水深1.5メートル未満で釣りをします。これもまた、ゆっくりとした釣りはしません。ロッドティップは高くして、水面がモコッと膨らむほど表層を早巻きをします。その「モコッ」が見えない場合は、まだ釣りのスピードが遅いです。」

BBZ-1 Baby Shadの重さは1/4オンスしかないため、ダンキンはタックル選択に細心の注意を払っています。彼は、7フィートのミディアムアクションのスピニングタックルに10ポ​​ンドのPEラインと8ポンドのフロロカーボンリーダーを使用することを推奨しています。

「これは本当に軽いルアーですので、よりロングキャストするための軽いラインを使用することが非常に重要です。 効率性は、秋の釣において大きな要因です。ロングキャストの力を過小評価しないでください。このセッティングにより、より広いエリアをカバーできるだけでなく、クリアウォーターの警戒心の強いバスを釣ることができるのです。」

バスが気難しくなってしまったこの秋、普通のルアーサイズという固定概念を捨て(それでも釣れるのでしょうけども)、違うサイズのものを見せようと努力してみましょう。サイズのちょっとした変化は、ゼロと忘れられない日ほどの違いを生むことがあります。

秋のバス釣り:小さなルアー=大きなバス

SPRO BBZ-1 Baby Shad /Photo by wired2fish.com


 

いかがでしたか、秋の表層バス。

アメリカのダイナミックな釣りではなく、どちらかと言えば日本寄りの、そのまま日本でも通用しそうな記事でしたよね。

ボイルしているバスは例えばワカサギにボイルしているのであればワカサギのサイズやカラーをそっくり真似ないと、バスは騙せないと言われることがあります。私もこれまで、まったくそのように感じていたのですが、この記事を読むと、スピードや通し方も大事なんだなということを教えられたような気がします。

そしてなにより、ボイルが必ずしもボートの近くで起こるというはずもなく、結んでいるルアーはその年に生まれた魚に合わせて小さいものが多いですから、ロングキャストできることが本当に重要だと思います。

そのためにはPEラインを使うと記事には出てきましたが、PEラインは本当にロングキャストが効くのでありがたいです。この記事によるとPE10ポンドとありますから、0.6号ぐらいでしょうか。結構細いかなあと思うかもしれませんが、基本的にオープンウォーターの表層付近の釣りになりますので、大きな魚が掛かっても巻かれるものもなく、リーダーとのノットさえしっかりしておけば問題ない号数だということでしょう。

夏から秋にかけてボイルが起きると分かっているようなフィールドでは、ぜひこんなタックルも装備してみてはいかがでしょうか。

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いかがでしょうか。ぜひお試しくださいませ。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!