ヤマセンコーのテキサスリグが釣れるってマジ?:ワッキーリグだけじゃないヤマセンコーの使い方

ヤマセンコーのテキサスリグが釣れるってマジ?:ワッキーリグだけじゃないヤマセンコーの使い方
Photo by 1source.basspro.com

全世界で釣れ続けているゲーリーヤマモトのヤマセンコー。日本ではノーシンカーとワッキーリグで使われることが多いのですが、アメリカではかなり多くのリグで使われているようです。今回ご紹介する記事では、テキサスリグでの使い方にフォーカスを当てています。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Is Fishing a Texas-Style Rigged Senko Sheer Genius or a Joke?”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:1source.basspro.com ”Is Fishing a Texas-Style Rigged Senko Sheer Genius or a Joke?”Posted by Jeff Knapp October 2, 2014

皆さんはヤマセンコーというワーム、良くお使いになりますよね?

もはや説明は要らないかと思いますが、よく釣れるワームってなんだろうという話題になると必ず早い段階で名前が出てくるのがヤマセンコーというワームで、これは日本だけではなく全世界で釣れているワームの代表格のひとつです。

アメリカにはヤマセンコーのパチもんワームが山ほどあるのですが、パチモンといいますか同じようなスタイルのワームでヤマセンコーより釣れるという製品をこれまで聞いたことがありません。(パチメーカーが「あのワーム」より釣れると言っているのは聞いたことがありますが)

ヤマセンコーの使い方として有名なのは、ノーシンカーでのジャークベイト的な使い方か水平フォールさせる使い方、あとはワッキーリグ、ジグヘッドワッキーリグでのシミーフォールやヘコヘコ系の使い方でしょうか。

どれもよく釣れますよね。そして、それで発売当初から変わらず釣れ続けているというのも大きな特徴と言えると思います。

そして意外なことなのですが(少なくとも私には意外でした)、アメリカでヤマセンコーの使い方といいますと、ノーシンカーやワッキーだけではないようです。

どうもヤマセンコーで使われるリグというのは日本に比べるとかなり多岐にわたっているようなんですね。

今回そういった内容の記事を見つけたことによって、裏付け調査をしたのですが(海外記事なので本当かどうか分からないようなときは、ほかの似たような記事を探して裏を取ったりすることが結構あるんですよね。これがまあまあ大変な作業なんですよ…)、今回は本家のゲーリーインターナショナルさんのYoutubeチャンネルにいい動画がありました。

恥ずかしながら私はこの動画の存在を存じ上げなかったのですが、この動画をまだご覧になっていない方はぜひ見ていただきたいと思います。

どうでしょう、最高ですよね。

ゲーリーさんの「ここにいたバスがパッと来て食べちゃう」とカタコトの日本語で言うところが萌えポイントですね。

もうこの動画を見れたことでほとんど満足してしまったのですが、私がこの動画に辿り着く前の記事も面白いので、ぜひ読んでいただきたいのです。

次にご紹介させていただく記事は、アメリカの大手アウトドアショップであるバスプロショップスの姉妹サイトでバス釣り専門情報サイト「1source.basspro.com」の記事で、ヤマセンコーのテキサスリグが有効であるという内容が書かれています。

ヤマセンコーをテキサスリグで使ったことがない方にとっては、釣りの引き出しが増えるような内容のはずです。

ぜひ読んでみてください。

ヤマセンコーのテキサスリグは本当に釣れるのか?

引用文(タップすると開きます)
Senkos baits are one of my friend Mark’s confidence baits; he fishes them often when he joins me. We frequently fish a section of impounded river, short lake-like river sections that stretch six to 10 miles between lock and dams. During these outings, which typically take place during the last hour or two of daylight, Mark scores on bass with a wacky rigged Senko, tossing it close to bank-hovering willows that sit in a foot or so of water.

On our most recent outing, however, we were on a section of free-flowing river, well upstream of the impounded waters. The smallmouth along the rocky bank were showing little interest in Mark’s wacky-rigged Senko, though I was picking up fish pretty regularly with a fluke-style soft jerkbait. Mark made a slight rigging adjustment, altering the Senko’s look to a Texas rig with a small slip sinker. Within a cast or two he was into a three-pound-plus smallmouth. The Senko continued to produce for him during the evening’s fishing.

私の友人のマークにとって、ヤマセンコーというルアーはかなり信頼を寄せているルアーの1つです。 彼は私と釣りに行くとよく釣ります。 私たちはよく、川がダムでせき止められて湖のようになった長さ9㎞から16㎞くらいある区間に釣りに行きます。 マークはいつもこの遠征の最後の1時間から2時間になると、センコーのワッキーリグをバンク際に投げ、水深30センチ前後のところでヒラヒラとホバリングさせて多くのバスを釣っています。

しかしこの前の遠征のときは、その湖のようになっている区間よりもかなり上流の、川のように流れのある区間に行きました。 岩の多い川にいるスモールマウス達はマークのワッキーリグセンコーにはあまり食ってこなかったのですが、私はフルーク系のソフトジャークベイトでコンスタントにバスを釣っていました。 そこでマークはリグをアジャストし、センコーを小さなバレットシンカーのライトテキサスリグに変更しました。それからわずか 1〜2回のキャストで、彼は3ポンドオーバーのスモールマウスを釣りました。 彼のセンコーはそこから夕方までの間、ずっと釣れ続けたのです。

ヤマセンコーをより効果的に使う方法

引用文(タップすると開きます)
Baits like a five-inch Senko team-up well with a hook like Gamakastu’s EWG worm hook in the 2/0 or 3/0 size. Jump up or down in hook size, proportionately, when using a longer or shorter Senko.

Senkos sink on their own, being liberally impregnated with salt. The sink rate increases as you go to a larger version of the same bait, which is not only longer but also fatter. For example, a five-inch Senko sinks quicker than a four-inch bait, all other things being equal.

When fishing deeper water it can be advantageous to add a light slip weight to increase the sink rate even more. A 1/16 or 1/8 ounce weight is often just enough to make a big difference in strikes.

Moderate to strong wind can make fishing a Senko less than pleasant as it greatly diminishes the angler’s touch and control. Adding a bit of weight, as previously mentioned, can help. Another adjustment is to hold the rod tip low, close to the water’s surface. This reduces the amount of line that’s exposed to the wind, minimizing those big line bows that eliminate any sense of feel.

  • 5インチのヤマセンコーと相性のいいフックは#2/0か#3/0サイズのがまかつワームフック、EWGワームフック(エクストラワイドゲイプ)です。より長い、またはより短いヤマセンコーを使用する場合は、フックサイズをそれにあわせて変更してください。
  • ヤマセンコーにはよく沈むように、塩が大量に含まれています。同じワームのようですがより大きなサイズにすると、長さが長くなるだけでなく太さも太くなり、沈下率(フォールスピード)が変化します。たとえば、条件が同じであれば、5インチのヤマセンコーは4インチのものよりも速く沈みます。
  • よりディープレンジで釣りをするときは、沈下率をさらに高めるために軽めのシンカーを追加すると有利です。 1/16または1/8オンスのシンカーであっても、バイトの差に大きな違いをもたらすのに充分です。
  • やや強めの風が吹いてしまうと、感度や操作性が大幅に低下してしまうため、アングラーとしてはやや釣りにくくなります。このときも前述のようにシンカーを追加するといいでしょう。もう1つのアジャスト方法は、ロッドティップを低く、水面近くで保つことです。これにより、風にさらされるラインの量が減り、感度が落ちる原因となるラインのたわみが最小限に抑えられます。
ヤマセンコーのテキサスリグが釣れるってマジ?:ワッキーリグだけじゃないヤマセンコーの使い方
Photo by 1source.basspro.com

始めに紹介した動画の中でも話題に上がっていましたが、ヤマセンコーのテキサスリグというのは、ボトムのズル引きのとき、どうやら人間の目にはよく分からないレベルでアクションしているようなんですね。

それがこの記事を書いた方の友人のエピソードにも表れているようです。

実際ちょっとイメージしてみても、あんなスティック状のワームをテキサスリグでズル引きしても何もメリットが無いような感じがします。ただ引っ張られるだけの棒という感じがしますよね。

でも実は細かいアクションをしていて、バスは人間の目には見えないその微妙な動きに反応してしまうんですね。

考えてみれば、例えばその辺を泳いでいるワカサギを人間が手で捕まえようとしてもなかなか捕まえられるものではありません。

でもバスはあっさり捕食していしまいますよね。

これはバスの目の良さと高い身体能力によるものですが、人間ができないことをあっさりやってしまうのですから、あの目には私たちが見えないアクションが見えていても全く不思議ではありませんよね。

ヤマセンコーのテキサスリグのズル引き、ぜひ試してみたいと思います。

当店にあるヤマセンコーはこちらになります。

2インチヤマセンコーは小さすぎるでしょ、と思われがちですが、これも半端なく釣れるワームです。最終兵器としてお持ちの方もかなり多いのではないでしょうか。もちろんスモールにも有効です。

当店は2020年4月現在、値上げ前価格の税込628円での販売となっておりますのでお買い得かと思います!(価格は予告なく変更になる場合がございます)

3インチヤマセンコーになるとワッキーフォールが有効になってきますね。これをライトテキサスで使うのもありだと思います。価格は税込758円でございます。安いです。

4インチヤマセンコーは残念ながら1カラーしか取り扱いがございませんが、あのラリーニクソンが別注したオリジナルカラーである「ザ・ジェネラル」というジェネラルウォーターメロンカラー(ウォーターメロン/チャート)です!限定カラーで段々と取扱い店舗さんも減ってきているようですので、どうぞお見逃しなく。税込1,188円でございます。

実際のところ、私はまだヤマセンコーのテキサスリグで釣ったことがないため、「釣れますよ!」とおすすめするわけではありません。

ただ、動画を見ると川辺プロや深江プロやゲーリーヤマモトさん本人もずいぶん前から使っているようですので、私なんかは乗り遅れた感がすごいです。早く試してみたいです。

もし私と同じようにテキサスではあまり使ってなかったという感じでしたら、ぜひ試してみてはいかがでしょうか!?

それではまた。

毎度ありがとうございます!