秋のリザーバー:オープンウォーターにスクエアビルクランク

秋のリザーバー:オープンウォーターにスクエアビルクランク
Photo by major league fishing.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Open Water and Squarebills: Howell Hints How to Hammer Fall Bass”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:majorleaguefishing.com ”Open Water and Squarebills: Howell Hints How to Hammer Fall Bass”By Mason Prince – October 21, 2019

今年もいくつかの台風が過ぎたり、秋雨前線が日本に近付いたり遠のいたりと、特徴的な気象が秋ということを知らせてくれていますね。

部屋の中でテレビの天気予報で見る天気図を見ても秋らしさを感じることはできますが、外に出て釣りをしているアングラーのみなさんは、テレビを見なくても秋を感じてらっしゃる方は多いのではないかと思います。

実を赤くしたリンゴ畑や稲刈り後の田んぼを見ればそう思いますし、逆にあれほどうるさかった蝉の声が聞こえなくなってしまったことでも、秋を感じますよね。

しかしもうひとつ、秋を感じることがあります。

それは、「バスが釣れずらくなった」ということです(笑)

特にベイトフィッシュが豊富で、秋のバスがベイトフィッシュを追うようなフィールドの場合、その傾向は顕著になるかと思います。

ベイトフィッシュは秋になると広い範囲で適水温になり、群れは大きくなって見つけやすくはなるものの、移動距離が長くなったり、移動が頻繁になったりするためポイントが絞りづらくなるのと、バスが中層でベイトフィッシュを追うようになるため、アプローチが難しいんですよね。

これが、秋のバス釣りの難しさではないかと思います。

これはバスプロの方々にとっても条件は同じで、秋は難しいと捉えているプロも多いようです。

この記事は、アメリカのトーナメント団体、メジャーリーグフィッシングウェブサイトのコラム記事で、メジャーリーガーのランディ・ハウエル氏に秋のリザーバーの釣りについて取材されたものです。

日本のリザーバーも、ベイトフィッシュが豊富なことが多く、秋に難しくなる代表的なフィールドのタイプかと思います。

ランディ・ハウエルは秋のリザーバーをどう攻略しているのか、ちょっと読んでみましょう。

目に見えるものに騙されないこと

引用文(タップすると開きます)

Howell points anglers toward the creeks of their local lakes as a good starting point in the fall. But instead of casting topwater baits at obvious shoreline cover, the Alabama pro really enjoys using a squarebill crankbait more. Howell says that one of the biggest mistakes anglers make in the fall is not paying attention to what may be behind them.

“A lot of times, bass fisherman are drawn to something that looks good to the eye like a shallow dock or a fallen tree,” Howell explained. “Everyone loves to fish those kinds of cover, and I think they’re great things to target as well. However, with everyone fishing those types of areas, they may not be as good after a while. A lot of the fish that get overlooked are behind your boat and in the middle of the creek you’re fishing.”

ハウエルは、秋に地元のリザーバーで釣りを始めるとき、クリークに向かうのがいいとしています。 しかし、誰の目にも明らかなショアライン沿いのカバーにトップウォータールアーをキャストするのではなく、スクエアビルクランクの使用を心から楽しんでいます。 ハウエルは、アングラーが秋に犯してしまう最大の間違いの一つとして、自分の背後への注意を怠ってしまうことだと言います。

「バスアングラーは多くの場合、シャローの桟橋やレイダウンツリーなど、見た目が良いものに惹かれます」とハウエルは説明します。 「誰もがバスの隠れ家となるこういったカバーを釣るのが大好きです。これを狙うことも素晴らしいことだと思います。 ただし、こういった場所は誰もが釣りをするため、しばらく釣っているとそれほど良くないと感じることがあるかもしれません。 アングラーが見落としている魚の多くは、あなたのボートの後ろ、あなたが釣りをしているクリークの真ん中にいます。」

スクエアビルクランクによるバイト

引用文(タップすると開きます)

A Livingston Lures Howeller Squarebill is Howell’s go-to bait when fishing away from the bank in a back-end creek. He usually throws a squarebill on a 7-foot Daiwa Tatula Elite Series medium-light rod paired with a Daiwa Tatula Elite baitcasting reel. He prefers 14-pound Gamma fluorocarbon to keep his bait from diving too deep, and for the line’s abrasion resistance.

Howell targets shallow offshore flats with the squarebill instead of the standard list of stumps, rocks or trees. He says that if you can find a sandbar with bait, bass will frequently hover around or suspend beneath the bait.

And while you may not see any obvious cover out in open water, Howell says to trust the process. Just remember that where there’s bait, there’s sure to be bass.

“I cover a lot of water throwing at what looks like absolutely nothing,” Howell said. “There might not be anything out there but a sandy or muddy bottom, and you’re cranking your bait fast. If you see the bait near the surface, that’s where you’ll find the bass suspended underneath them. Remember, though, that it’s important to make really long casts and to try and get your bait as far away from the boat as possible so that you don’t run up too close.”

リビングストンルアーのハウエラースクエアビルクランクは、クリークのバックウォーターでバンクから離れて釣る時にハウエルが使うルアーです。彼は通常、7フィートのミディアムライトロッドとダイワ・タトゥーラエリートのベイトリールでスクエアビルを投げます。彼は、ルアーが深く潜りすぎないように、またラインの耐摩耗性を考慮し、14ポンドのフロロカーボンラインを好みます。

秋のリザーバー:オープンウォーターにスクエアビルクランク
Livingston Lures Howeller Squarebill

ハウエルは、よくあるスタンプ、岩、ウッドカバーなどではなく、浅いフラットエリアの沖をターゲットにしています。もしそのフラットのサンドバーにベイトフィッシュを見ることができれば、バスはベイトフィッシュの下にいるか、その周辺にサスペンドしているだろうと言います。

そして、オープンウォーターには明らかなカバーというものはないかもしれませんが、ハウエルはこの釣りを信じることだと言います。ベイトがいるところには必ずバスがいると覚えておいてください。

「私は、まったく何もないように見えるエリアで広い範囲に投げまくっています。 投げた先には砂や泥のボトムしかないかもしれません。それでもルアーを早巻きしています。ベイトフィッシュが水面近くにいる場合、その下にバスがサスペンドしていることは分かっています。ただし、かなりのロングキャストを行い、近づきすぎないように、できるだけルアーをボートから遠ざけるようにすることが重要です。」

秋のリザーバー:オープンウォーターにスクエアビルクランク
Photo by major league fishing.com

リザーバーの秋の狙いのひとつは、バックウォーターの見えバスというのはあると思います。

バックウォーターの地形というのは、川のどちらか側が深くて、深いところ以外は浅いフラットになっていることが多いのではないかと思いますが、その深いところにビッグバスが浮いていたり岸の方を見ていたりしますよね。

明らかにベイトフィッシュが流されてくるのを待っているようなバスがいるんです。

しかしいざキャストしても何の反応もないことが多く、なんだかわけがわからなくなることも多いです。

おそらく多くのアングラーに狙われて、スレているのでしょうね。

ハウエルは、そちら側ではなく背中側、フラット側にいるバスを狙えと言っているんですね。

スレた見えバスをショートキャストで狙うより、同じスレたバスであってもロングキャストでこちらの存在に気づかれずに広範囲に投げまくる方が釣れる確率が高くなる、ということでしょうか。

たしかに、いくらスレたバスであっても、こちらの姿を見ていないとあっけなく口を使うということはあります。

見えバスがいるとついそこに時間を費やしてしまいますが、そうではなく、見えバスが見えたことで「このエリアにはバスがいる」と信じ、広くスクエアビルを投げるというのは理にかなっていると思います。

この考えは他のフィールドや状況でも同じことが言える気がしますので、特にスレたフィールドでは思い出してみたいことですね。

秋の難しいフィールド、まだまだやることがありますね!

それではまた。

毎度ありがとうございます!