次世代バス釣りテクノロジー!?ハイドロウェーブとアクアビューの可能性
こんにちは!店長の小山です!
本日は小ネタになりますが、次に来るハイテクバスタックルについて考えてみたいと思います。
お題にするのは「HydroWave(ハイドロウェーブ)」と「Aqua-Vu(アクアビュー)」という商品。海外製品に詳しい方なら、「はいはい、あれね」と思うかもしれませんし、「はあ?なんでいまさらそれ?」とも思われるかもしれませんが、少々お待ちください。
ではまず、ご存知でない方のためにハイドロウェーブとアクアビューについて軽くご説明させていただきます。
ハイドロウェーブとは?
HydroWave(ハイドロウェーブ)は、アメリカのTHマリン社が開発した釣り用の音響デバイスで、専用スピーカーから水中に特定の音を発して、バスのやる気スイッチを強制的に入れてしまおうというもの。
ハイドロウェーブから発せられる音の代表的なものは、
- 表層を群れで泳ぐベイトフィッシュの音
- ディープのベイトフィッシュの群れの泳ぐ音
- ザリガニが砂利の上を歩く音
- ボイルの音
- ブルーギルのベッドの音
こんな感じで全部で16種類。上の写真のKVDモデルには、あのケビンバンダムが監修した独自のサウンドがさらに9種類追加されています。
現在アメリカのバスプロの多くがこのハイドロウェーブをボートに装備しているとのこと。THマリンが公表している数字では、なんと95%だそうです。
ということは釣れ釣れアイテムということじゃないですか!
ただし、ケビンバンダム本人が言うには、ただやみくもに使っても効果的ではなく、マッチザベイトさせたり、適切なエリア(オダエリアならオダエリア用の音)など適材適所で使わないといけないとのことです。
まあ、プロユースの道具というのは、そういうものですかね…。
ちなみにハイドロウェーブはバス用のほか、ウォールアイ用、ナマズ用、クラッピー用などもラインナップされています。
アクアビューとは?
ハイドロウェーブがバスにやる気スイッチを入れさせる攻めのアイテムだとすれば、Aqua-Vu(アクアビュー)は現状を確認するための、言わば守りのアイテム。
高精細の水中カメラを使い、専用モニターでチェックするというものですが、ローランスやガーミンの魚探のモニターとの互換性もあることで、何名かのバスプロが活用しているようです。
ハイドロウェーブがケビンバンダムなら、アクアビューはオット・デフォー。
彼はトーナメントのプラクティスで魚探に映った魚がバスかどうか、またボートの真下にあるハードボトムは何かといったことを確認するために使っているそうです(トーナメント中は水中カメラの使用禁止)。
ここ数年で話題になったフロッガーというバスのベッドを見つけるためのアイテム
この大きなパイロン?メガホン?のようなアイテムはトーナメントでも使用できますが、それを使う代わりに、よりスマートに効率的に水中を確認するためにオットデフォーは使っているようです。
またアクアビューには20mほどのケーブルがあり、それを水中に垂らして使いますが、オプションとして長いポールもあり、そこにカメラを付けて桟橋の下などに忍び込ませるという使い方も出来るとのことです。
もともとはアイスフィッシング(氷の穴釣り)のために開発されたのでしたかね?たしかに動かない穴釣りなら小さなバイトでも映像を見ながらダイレクトに合わせを入れられますね。
なぜこれらのアイテムが次に来るのか?
これら2つのアイテムが発売されたのはもうだいぶ前のことで、今やライブソナーの技術の陰に隠れてしまったテクノロジーと思われてしまうかもしれません。
なので、知っている方からすると「なんで今さら?」と思われただろうと思うんです。
しかし、それこそが盲点なのかなと思いまして、特にハイドロウェーブは今そこにいるバスにとってどの音が効果的なのか、16種類もある音の中から切り替えながら判断するのは難しいと思います。
これをライブスコープで見ながら音を切り替えることによって、バスが何らかの反応をするのが見えるのではないかと思ったんです。
ライブスコープがなければ、実際にバスのバイトがあるまで効果は一切わかりませんからね。
ただし、逆に効果がないことが証明されてしまうこともあるのかもしれませんが…どうなんでしょうか。
次にアクアビューについてですが、これもライブスコープという次世代魚探の登場により「もういらないかな?」と思われた技術かもしれません。
アイスフィッシングには引き続き大活躍しそうですけどもね。
しかし、どうでしょう、ダウンスキャンやサイドスキャンなどの画質に比べるとライブスコープの画質はまだそれには及びません。
魚探に映ったものが実際は何なのかという疑問は、このようなハイテク魚探になればなるほど、放っておけない疑問といいますか、トーナメントのプラクティスなどで確認しておく作業が重要になって来る…というか、やらずにはいられなくなるのではないかと思います。
まあ、ライブスコープなどのライブソナーの画質は(サイドやダウンも)、これからもどんどん高画質化していき、いずれ肉眼で見たような映像になるのかもしれません。
そうなればさすがに必要はなくなりますけどもね…。
また、まったく別の角度になりますが、アクアビューの売り文句のひとつには、子供連れで釣りに出掛けた時に釣りに飽きてだだをこねる子供に水中映像を見せればおとなしくなるよ的なことも言っていました(笑)
今は子育てをするお父さんが増える社会ですから、そういう意味で重宝するかもしれませんね。
ということで、次に来るハイテク機器はハイドロウェーブかアクアビューか、勝手な予想をしてみましたが、もちろん、どっちも来ない可能性もあり、ただ個人的に気になっているだけとも言えます(笑)
私自身がライブソナーを買えないのでどちらにしても考えてもしょうがないのですが、もしライブソナーをお使いの方でハイドロウェーブやアクアビューの効果を実感されたことがあれば、ぜひ教えていただければと思います!
そんな感じですみません!
それではまた。
毎度ありがとうございます!