冬の終わりのスモールマウスバスを釣る【晩冬のバス釣り】

2022年3月2日

冬の終わりのスモールマウスバスを釣る【晩冬のバス釣り】
Photo by outdoorlife.com

晩冬ということは、春はもうすぐそこまで来ているはずです。しかし、スモールマウスバスを取り巻く現実はまだ真冬に逆戻りすることもあるほど、厳しい環境です。こんな時の釣りは、どんなことに気を付ければいいのでしょうか。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Smallmouth Bass: 5 Killer Strategies for Winter Bronzeback Fishing”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:outdoorlife.com”Smallmouth Bass: 5 Killer Strategies for Winter Bronzeback Fishing”BY GARY GARTH | PUBLISHED FEB 16, 2016

この冬、皆さんにはいくつのバスのバイトがありましたでしょうか。

この記事の公開は3月になりますが、書いているのは2月で、私の住む長野県北部で2月といいますと、まだ冬の気配が残っています。

晩冬、冬の終わりのスモールマウスバスを釣るという記事ですが、野尻湖ではまだ解禁になりませんし、桧原湖も凍っていてバス釣りには厳しい状況でしょう。

私の行動範囲にあるスモールマウスバスレイクは、木崎湖しかありません。

そうです、まさに木崎湖のスモールを釣るために、この記事を共有するということになります!

もうそろそろ春の気配が来るとはいえ、高原の湖である木崎湖は天気次第では真冬に戻ることがあるほどで、甘くはありません。

最初に、この冬バイトがあった回数をお聞きしましたが、私にはノーバイトが続きました。3月の木崎湖も恐らくそのレベルでしょう。

おそらくワンチャンス。あっても数回のバイトが良いところではないでしょうか。

しかし、それまでもう数か月も我慢してきたバスの感触と、やっとシーズンイン、開幕、スタートできる喜びは、この時期のバスを手にした時ならではのものですよね。

アメリカでもスモールマウスバスが釣れる地域というのは寒冷地が多く、冬は凍ってしまうフィールドも多いようなのですが、場所によってはスモールマウス釣りが1年中できるフィールドもあり、熱心なアングラーさんはしっかりと釣ってらっしゃるようです。

そんな方に、晩冬のスモールマウスバス釣りのヒントを学びたいものですよね。

この記事は、アメリカのアウトドア総合情報ウェブマガジン「OUTDOOR LIFE」の記事で、ライターのゲイリー・ガース氏が、ケンタッキー州、アーカンソー州、ミズーリ州で年中スモールマウスバスを追いかけるケンタッキー・アフィールド誌の編集長、リー・マクレラン氏に取材されたものです。

実をいいますとこれはリバースモールを釣るためのヒントなのですが、参考になるはずです。早速読んでいきましょう。

釣りをする場所を慎重に決める

引用文(タップすると開きます)
“Everyone fishes the deep holes,” McClellan says. “And you should. The long, deep holes with cover offer sanctuary in winter for smallmouth. But the transition water at the head and at the tail out are the spots to pound in late winter. The fish in these spots are feeding fish. The deep pocket on the outside bend before a drop is also a fantastic winter spot.”

「冬はみなさん越冬場所となるエリアを釣っていると思いますが、それはあなたもそうするべきです。 カバーが絡むディープゾーンは、冬のスモールマウスバスにとってのサンクチュアリとなります。 しかし、冬から春へと移り変わるエリアというのは理解するのがなかなかできません。 釣りをする場所というのは、フィーディングスポットです。 カーブの外側のディープポケットへ落ちていく前のあたりも、冬の好スポットです。」

適切なルアーを使う

引用文(タップすると開きます)
Use the right bait McClellan usually carries a few 3-inch Senkos and 4-inch finesse worms in black or watermelon along with a handful of Charlie Brewer Whirly Bees and a couple of bucktail jigs. But his money bait is a 1/8-ounce hair jig in purple; no trailer. “Fish it slowly on the bottom in the transition zones,” he said. “And don’t be afraid to throw it near an undercut bank. It’s my favorite lure for late winter and early spring.”

マクレランは通常、3インチヤマセンコーや4インチのストレートワームのブラックかウォーターメロン、チャーリーブルーワーのウィーリービー、またはバックテールジグ(ヘアジグ)を持っていきますが、なかでも彼のお気に入りのルアーは紫色の1/8オンスのヘアジグです。 トレーラーもありません。 「ボトムが変化するゾーンのボトムをゆっくりと通します。そして、アンダーカットされた銀行の近くにそれを投げることを恐れないでください。 冬の終わりから春の初めにかけての私のお気に入りのルアーです。」

冬の終わりのスモールマウスバスを釣る【晩冬のバス釣り】
チャーリーブルーワー、スライダー・ウィーリービー

スローダウン

引用文(タップすると開きます)
Slow down “A crawling retrieve across the bottom is what I employ most of the time,” he said. “They often hit the jig when you pop it off a rock.”

「私がほとんどの場合でやっているのは、ボトムをゆっくりと這わすことです。 ジグが岩をかわそうとしてポンとはねた時、バスがよくヒットしてきます。」

ロッドはファストテーパーのライトロッドで

引用文(タップすると開きます)
Be light and fast on the rod “Bites can be excruciatingly light,” McClellan added. “I like a light power, fast rod. You’ll need to quickly set the hook. If you feel a mushy feeling, set the hook.”

「バイトはかなり軽いことがありますので、私はライトパワーのファストアクションロッドが好きです。 フッキングはすばやくする必要があります。 何か違和感を感じたら、すかさずフッキングしてください。」

根掛かりは冬の一部です

引用文(タップすると開きます)
Snags and hang ups are a part of winter “I prefer 4-pound test line in summer,” McClellan concluded. “But in this situation you are fishing slowly and getting hung up fairly often. Go with a 6-pound fluorocarbon coated co-polymer in low-vis green or clear.”

「夏であれば4ポンドのラインを使うと思います。 しかしこの時期は、ゆっくりと釣りをする必要があり、かなり頻繁に根掛かりが発生します。 ですので、6ポンドのグリーンかクリアのフロロカーボンコポリマーコーティングラインを使用してください。」

冬の終わりのスモールマウスバスを釣る【晩冬のバス釣り】
Photo by outdoorlife.com

なるほど、短い文章ですが納得のお言葉ばかりだったと思います。

晩冬は真冬の越冬ではなくフィーディングバス(のいる場所)を狙うこと、岩に当ててポンとかわした時にバイトが出るなど、冬だけど少し違うイメージが湧きましたよね。

また、私にとっては2つほど発見がありました。

ひとつはスライダーのウィーリービーというルアー。

私このルアーをここで初めて知ったのですが、イガジグスピンに似ています。

こういった軽いジグ系ルアーをボトムの岩に当てていくというのは冬場のスモールの定番なのでしょうね。イガジグスピンの存在がなければ、イマイチ信用していなかったかもしれません。

もうひとつは、記事の最後の使用ラインについて。

フロロカーボンコポリマーコーティングラインというのは、簡単に言えばナイロンラインの表面にフロロカーボンをコーティングしたラインのことです。

ナイロンの細さと軽さをキープしつつ、フロロの低伸度と非吸水性と沈下率を持たせたラインということですね。

夏場ならフロロの4ポンドだけど、ボトムをスローに攻めるこの時期はフロロコートされたナイロンの6ポンドを使うということはつまり、ディープボトムを攻めるために細さはナイロン4ポンドくらいだけど根ズレを考えて強さは6ポンドにするということですから、これはたしかに、理にかなっています。

私はこのフロロコーティングラインというものを使ったことがないのでよく分かりませんし、どの製品がそうなのかもよく知りません。

今後、ちょっと気にしてみて見つけたら使ってみようかなと思いました。

まあ、このラインにしたことで晩冬のスモールマウスバスが釣れるということには直結しないんですけどもね。

まずは、ポイント、ルアー、釣り方。ここに注目していこうと思います。

2021年の3月は木崎湖のボート上でギックリ腰をやらかしてしまい、初バスは4月と遅かったので、今シーズンはもう少し冬を感じるタイミングで釣りたいなと燃えております!(もしこのブログがアップされる前に初バスが釣れてたらいいなと思うのですが)

それではまた。

毎度ありがとうございます!