野尻湖釣具店ルアー通販

バスマスターエリートの新人:松下雅幸

バスマスターエリートの新人:松下雅幸
Photo by bassmaster.com

2022年シーズンからアメリカバスマスターの最高峰、エリートシリーズを戦う松下雅幸プロ。彼のことをよく知らない方もよく知る方も、アメリカではどんな印象があり、どんなエピソードがあったのか、本場の記事を読んで、応援しましょう。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”New Elite: Masayuki Matsushita”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassmaster.com”New Elite: Masayuki Matsushita”by Mark Hicks|January 4, 2022

2022年シーズンからアメリカバスマスターの最高峰、エリートシリーズに参戦する松下雅幸プロ。

今シーズンは4人の日本人プロアングラーがエリートシリーズに参戦しますが、

私が日ごろやっているスモールマウスバスメインの釣りとはどうしても一番離れた存在のような印象が松下プロにはありまして(あくまでも個人の印象です)、詳しいことはもちろんほとんどのことを存じ上げておりません。すみません。

ちなみに私が持つ松下プロのイメージは、琵琶湖のガイドとして予約が全く取れない方だということ、そしてバルビュータというマニアックなワームを開発されたこと、マツラバを発売したGEEKS(現在はdeps取扱)というブランド名(GEEKはオタクとかマニアとか変人という意味)から、独特のセンスを持った方なのだろうなということでした。

ブログにこのように書くのは大変失礼なことではあると思うのですが、知らないこと自体は悪いことではありません。

エリートシリーズが始まるまでに、応援するために、トーナメントをより楽しむために、これから知っていけばいいと思います。

この記事は、そのアメリカバスマスター公式サイトの記事で、ライターのマーク・ヒックス氏が、アメリカのバスフィッシングファンのために松下プロのことについて書いてくれています。

私のように松下プロについてもう少し知りたいという方、またアメリカではどのように見られているのかを知りたい方は、ぜひ読んでみてください。

 気になるところだけ読んでもOKです 

エリートの新人・松下雅幸のこれまで

引用文(タップすると開きます)
Japanese angler Masayuki Matsushita realized his dream of qualifying for a Bassmaster Classic when he won the 2020 Bassmaster Central Open at Sam Rayburn Reservoir. In June of 2021, he headed out to compete at Lake Ray Roberts, Texas, for bass fishing’s most coveted title, Bassmaster Classic champion. He ended up finishing 42nd in the event. In 2021, Matsushita fished all three divisions of the Bassmaster Opens to fulfill his second dream, which was to become an Elite Series pro. After the dust settled, Matsushita was second in the overall Falcon Rods Bassmaster Opens Angler of the Year standings and punched a ticket for the 2022 Bassmaster Elite Series. That Matsushita and other Japanese anglers do well in American bass tournaments is a tribute to their competitive nature and love for the sport. Many speak little English, which makes their day-to-day lives in the U.S. challenging. They also must leave their homeland and families for months at time. Matsushita’s home is in the city of Tokoname-Aichi where he lives with his wife, Chika, and two children, Aina, 10, and Emi, 8. When he is in Japan, the 38-year-old guides for bass on Lake Biwa. He typically runs about 150 trips a year and is booked six months in advance. Matsushita was introduced to fishing by fellow students in junior high school who were hooked on bass. “I didn’t know what a bass was until then,” Matsushita said. The youngsters would cast for bass from the banks of small lakes and canals. There were no adults to teach them. They learned through trial and error and by reading Bassmaster Magazine and other fishing publications. Matsushita well remembers his first and second bass, which he caught while casting a small crankbait. The first bass was a 10-inch largemouth. His second bass weighed more than 5 pounds and broke his rod. At age 15 he fished his first junior tournament in Japan from a rowboat. It was on a small, electric motor only lake. For several years thereafter he fished mainly local tournaments and did well, winning a number of them. He bought his first bass boat in 2004, an 18-foot Cobra powered by a 150 horsepower outboard, and started his guiding business. He continued to fish tournaments and to keep tabs on Japanese tournament anglers who were having success in the U.S. via magazines, newspapers and videos. Since qualifying for the 2021 Classic, Matsushita has also become a hot news item in Japan. “I wanted to be a [professional] tournament angler since I was 19 years old,” Matsushita said. “The only place to do it was in the United States.” In 2008 he ventured to America for the first time to fish six FLW tournaments as a co-angler to “get my feet wet.” These events took him to Okeechobee, Wheeler, Clarks Hill, Champlain, Falcon and Three Rivers in Pittsburgh. The variety of bass fisheries taught him a great deal.

日本人アングラーの松下雅幸は、2020年のサム・レーバーンリザーバーでのバスマスターセントラルオープンで優勝し、バスマスタークラシックに出場するという夢をつかみ取りました。 翌年の2021年6月、彼はテキサス州のレイロバーツレイクで夢のタイトルであるバスマスタークラシックのチャンピオンを目指して競います。試合は42位で終えました。

2021年、松下はバスマスターオープンの3つのディヴィジョンすべてに参加し、エリートシリーズのプロになるという2つ目の夢を実現しました。最終的に、松下はバスマスターオープンの年間総合順位で2位になり、2022年のバスマスターエリートシリーズのチケットを手に入れます。

松下をはじめ他の日本人アングラーがアメリカのトーナメントで成功するのは、彼らが競争心とバス釣りへの愛情を持っていることの証です。彼らの多くは英語がほとんど話せないため、アメリカでの日常生活は困難です。彼らはまた、自分の故郷や家族と何ヶ月も離れなければなりません。

松下の家は愛知県常滑市にあり、妻のチカと2人の子供、アイナ(10歳)とエミ(8歳)と暮らしています。彼が日本にいるときは琵琶湖でプロガイドをしています。彼は通常、年間約150回のガイド釣行を行っており、予約は半年先までいっぱいです。

松下は、中学の時にバス釣りに夢中になっている友達によってバス釣りを知りました。

「それまでバスのことなんて知らなかった」と松下は言います。

若者たちは小さな湖や水路の岸からバスを釣るためにキャストしました。彼らに教える大人はいませんでした。彼らはバスマスターマガジンやその他の釣りの出版物を読んでは試行錯誤を繰り返して学んでいきました。

松下は小さなクランクベイトを投げて釣った初めてのバスと2番目に釣ったバスのことをよく覚えています。初めて釣ったバスは25センチのラージマウスバスでした。2番目のバスは2キロ以上の重さがあり、ロッドを折られました。

彼は15歳の時に初めて、手漕ぎボートでジュニアトーナメントに参加しました。それはエレキ船しかない湖で行われました。その後数年間、彼は主に地元のトーナメントで釣りをし、多くのトーナメントで優勝しました。

彼は2004年に初めてのバスボートとなる、150馬力エンジンを搭載した18フィートのコブラを購入し、ガイド業を開始しました。彼はトーナメントにも参加し続け、雑誌、新聞、ビデオを通じてアメリカで活躍する日本のトーナメントアングラーを見続けました。 2021年のクラシックの予選以来、松下は日本でも話題となっています。

「19歳の時から(プロの)トーナメントアングラーになりたかった」と松下は言います。 「つまりそれは、アメリカのことです。」

2008年、彼は初めてアメリカに足を踏み入れ、「足慣らし」のためにコアングラー(バックシータ―)として6つのFLWトーナメントへ参加しました。試合で彼はピッツバーグのオケチョビー、ウィーラー、クラークスヒル、シャンプレーン、ファルコン、スリーリバーズに行きました。多彩なアメリカのバスフィールドをみて、彼は多くを学びました。

現在の松下雅幸

引用文(タップすると開きます)
He returned to America in 2016 to compete as pro angler in the Bassmaster Central Opens. At the first of these events, which was on the Arkansas River, he had the good fortune to draw Texas co-angler Calvin Balch. “At the time Masa knew almost no English,” Balch said. “We had a great time fishing together and stayed in touch after the tournament on Instagram by using a translator app.” At the next Central Open on the Red River, Balch happened to run into Matsushita at the boat ramp. Balch, along with four of his fishing buddies, had rented a house for the tournament. He invited Matsushita to stop by and have a Margarita. “A friend of mine rented Margarita machines,” Balch said. “He would send me off to tournaments with 15 to 20 gallons of Margaritas. We would all enjoy one after coming off the water.” Matsushita stopped by that evening to taste his first Margarita and enjoy some camaraderie with Balch and his crew. He apparently liked the beverage and the company as he returned every evening for more of the same. From that point on, Balch and Matsushita became fast friends. Three years ago, Balch invited Matsushita to leave his truck and boat with him while he was in Japan. Between tournaments Matsushita stays with Balch, his wife, Stephanie, and their two boys Cole, 13, and Tripp, 9. “Once Masa met my wife and kids he became part of the family,” Balch said. “I think they like him more than me.” Lake Biwa receives such incessant bass fishing pressure that finesse tactics and inventive techniques are necessary to catch them. One of Matsushita’s favorite baits is the one that caught most of his winning bass during the 2020 Sam Rayburn Central Open, the Deps Sakamata Shad Heavy Weight Soft Jerkbait. The bait is loaded with salt and sinks faster than similar lures to reach deeper bass. Balch fished that Rayburn tournament as a co-angler. On Saturday morning, while Matsushita was batting it out with the other anglers who had made the final cut, Balch drove two hours home, picked up his family and drove back for the weigh-in. “Whether Masa won or finished 12th he’d have us as a cheering section,” Balch said. “Fortunately he won. He held it together for all the congratulations and handshakes, but when we were alone backstage the floodgates opened and we were all in tears.” Matsushita didn’t limit himself to finesse tactics in 2020. His goal that year was to go for five big bites, even if that meant bombing. For 2021, he relied more on finesse because his focus was to weigh in a limit every day and accumulate enough points to qualify for the Elite Series. “This year (2021) is every day five fish,” Matsushita said. “Last year it was bigger baits trying to win. This year is almost all finesse to be consistent. I can’t have a bad tournament.” Matsushita’s sponsors include: Deps, Ross Motorsports, Bass Cat, Owner, Sunline, Shimano, Jigen, Hama, SushiTanaka and Strut.

彼は2016年に再びアメリカに戻り、バスマスターセントラルオープンでプロアングラー(ボーター)として参加しました。アーカンソーリバーで行われた最初の試合で彼は、テキサスのコアングラーであるカルビン・バルチと同船するという幸運に恵まれました。

「当時、マサはほとんど英語を知りませんでした」とバルチは言います。 「私たちは一緒に釣りをするという素晴らしい時間を過ごし、トーナメントの後は、インスタの翻訳機能を使って連絡を取り合いました。」

セントラルオープンの次の試合のレッドリバーで、バルチはボートランプで偶然にもまた松下に出会います。 バルチは4人の釣り仲間と一緒にトーナメント用の家を借りていました。彼は松下に近づくと、家に寄ってマルガリータ(カクテル)で一杯飲らないかと誘います。

「私の友人がマルガリータマシンを借りてきて、トーナメントに合わせて私宛に65~70リットルのマルガリータを送ってきやがったんです。まあ、試合の後の楽しみのひとつなんだけどね。」

松下はその夜にお邪魔して最初のマルガリータを味わい、バルチと彼のクルーたちとの飲み会を楽しみます。それから毎晩同じようにやってきたところを見ると、彼はどうやら飲むことと仲間たちが好きだったのでしょう。

それからすぐ、バルチと松下は友達になりました。 3年前、バルチは松下に日本にいる間はトラックとボートをここに預けていけばいいと言います。トーナメントのたびに、松下はバルチと妻のステファニー、そして彼らの2人の男の子であるコール(13歳)とトリップ(9歳)と一緒にいることになります。

「マサが私の妻や子供たちに会うやいなや、彼は家族の一員になりました」とバルチは言います。 「みんな私よりも彼のことを好きなようです。」

琵琶湖は絶え間ないバス釣りのプレッシャーにさらされているため、釣るにはフィネスな戦術と独創的な技術が必要です。松下のお気に入りのルアーの1つは、2020年のサムレイバーンセントラルオープンで優勝したときにほとんどのバスを釣ったルアーである、デプス・サカマタシャッドヘビーウェイトソフトジャークベイトです。それには塩が含まれており、同じようなルアーよりも速く沈み、より深いバスにアプローチします。

バルチはそのレイバーントーナメントをコアングラーとして参加していました。土曜日の朝、松下が決勝戦を闘っている間に、バルチは家族を迎えに2時間かけて家まで帰り、ウェイインまでに戻ってきました。

「マサが12人の中で優勝しようと12位だろうと、私たちは彼を励ますためにここへやってきました。 幸いなことに、彼は優勝しました。彼は多くの人々から祝辞を浴び、握手を求められ続けました。しかし、彼が舞台裏へ降りたとき、私たちはせきを切ったように、皆んなで涙を流しました。」

松下は2020年にはフィネスな戦術だけを使っていませんでした。その年の彼の目標は、たとえそれが破滅を意味するとしても、5本のビッグバスにこだわることでした。 2021年になると、彼の目標は毎日リミットメイクすること、つまりエリートシリーズへの参加資格を得るために充分なポイントを獲得することだったので、彼はフィネスにも頼ることになりました。

「今年(2021年)は毎日5匹のバスです。 昨年は、勝つことよりもビッグバイトの年でした。今年は釣果を安定させるため、多くがフィネスの釣りです。ダメだったで終わりたくなかったんです。」

バスマスターエリートの新人:松下雅幸
Photo by bassmaster.com

松下のスポンサーには、Deps、Ross Motorsports、Bass Cat、Owner、Sunline、Shimano、Jigen、Hama、SushiTanaka、Strutが含まれます。


先日の(最初にリンクを貼った)コア4の記事でも知ったのですが、現地で出会ってマルガリータで杯を交わしたというバルチ選手のエピソード、私はそこの部分を読んだだけで泣いてしまいました…。

バルチ選手めっちゃいいやつですね…。

そしてバルチ選手にそうさせる松下プロの魅力もあったのだろうと思います。

コア4の記事で松下プロはその日その日で臨機応変に対応できるタイプというようなことが書かれていたと思うのですが、2020年と2021年とで戦い方を変え、まさにエリートへと昇格したように、2022年も臨機応変な戦い方で上位に顔を出してくるようなイメージがこの記事を読んで湧きました。

勉強不足の私がこのような記事に触れるのもおこがましいものではありますが、私なりに松下プロのことが好きになりましたし、これからもっと注目していきたいなと思います。

アメリカのアングラーがアッと驚くようなギークな釣りが見られるのでしょうか。楽しみです!

それではまた。

毎度ありがとうございます!