【完全ガイド】バス釣りの「ストラクチャー」と「カバー」をわかりやすく解説!本当の意味はこれです
こんにちは!店長の小山です!
本日は、ストラクチャーとカバーの違いについてお話ししたいと思います。
バス釣りをするうえで、絶対に外すことのできない用語のひとつ、それが「ストラクチャー」と「カバー」ですよね。
なにをいまさら…という感じだとは思いますが、バス釣りメディアを見ていても、なんとなく使われている感じがすることもあったり、明確に使い分けられているという感じがしないと感じることがあるのです。
細かいことを言うようで申し訳ないのですが、別の言葉なのですから、意味にも違いがあります。
ただし、この記事に書かせていただいたのは、アメリカにおいての話です。僭越ながら、このブログでアメリカの記事を翻訳することが多いものですから、ちょっと私が気になっているだけで、日本では日本の感覚というか、今までに使われてきた経緯というものがありますから、実際のところはそんなに気にしなくてもいいことなのですが、一応、書いておこうと思います。
ストラクチャー
直訳すると「構造」ということなのですが、分かりやすく表現すると地形変化のことを表しています。
バスはストラクチャーにつく。というのは、地形変化に付くということなんですね。
地形変化のよくある例としては、
- チャンネル
- ブレイク
- 岩棚
- ハンプ(水中島)
- 溝
- 割れ目
- サンドバー(中州)
- 崖崩れ跡
などがあると思います。
マンメイドストラクチャー
これはちょっと難しいもので、規模によって定義がしづらいのですが、人工的に造られたものが地形そのものになってしまったもの、ということができます。
例としては、
- 護岸
- コンクリートのスロープ
- 橋脚
- 沈んだ道路跡
- 魚道
- 取水口
- 水門と水門まわり
こんなものがあると思います。地形と呼ぶほどでもないもの、たとえば単発の杭とかアンカーブロックなどは別かもしれません。
カバー
続いてはカバー。直訳すると「覆い」とか「蓋(フタ)」となりますので、そのスポットを覆うものと考えていいかと思います。
例をあげますと、
- ブッシュ
- 水生植物(アシやハス)
- 水中植物(ウィード)
- 浮草、ゴミ、流木
- レイダウン
などがあります。
また、あまり言わないかもしれませんが、マンメイドカバーと言われるものもあります。
マンメイドカバーの例としては、
- 桟橋
- 杭
- アンカーブロック
- オダ
- 石積み
- 漁礁
- 消波ブロック
などがあります。
カバーとは、水面やボトムの一部または広い範囲を覆っているものと考えればいいかと思います。
こんな感じで、結構な違いがありますので、気を付けたい方はお気を付け下さいませ(笑)
「ストラクチャーに対してタイトに通す」
「カバーの中にねじ込む」
「ストラクチャーの端を狙う」
「独立したカバーを見つける」
こんな何気ない言葉も、意味がしっかり分かっていれば、イメージもしやすいはずです。
でも、もしかしたらアメリカでも、そんなに厳密な使い分けはしていないのかもしれません…。
ついでにもうひとつ。
ポイントと言う用語の間違いについて。
これもかなり誤解がある用語で、日本では「バスがいそうなポイント」と言う使い方をしますが、実は何を指していると思いますでしょうか。
とんがり靴のつま先のことを「ポイントトゥ」といったり、フックの先端のことを「フックポイント」と言うように、アメリカでは尖ったもののことをポイントと言います。
釣りのフィールドで尖ったものと言ったらなんでしょうか。そう、岬ですよね。ポイントとは「岬」のことを指しているんですね。
プリスポーンの時期によく言われる「セカンダリーポイント」と言うと、「バスが一時的に立ち寄る場所」と解釈されることが多いですが、これは間違いで、正確には「メインレイクにあるような大規模な岬ではなく、ワンド内やクリーク内にある中小規模の岬」のことを指しています。こういうところにプリスポーンのバスが立ち寄りやすいという話を間違えて解釈してしまったようで、実際はちょっとした岬のことを指すかなり限定的な場所のことなんですね。
セカンダリー(2次的な)、という単語のクセに、一時的に立ち寄る、というのもややこしいポイントです(笑)
そんなわけで、プリスポーンの時は「ディープが隣接する岬」に注目してくださいね。
ポイントと言う代わりに使う言葉としては「スポット」、広い場所なら「エリア」という言葉があることはありますが、これはもう今更言ってもどうしょうもないことなので、結局は全部混同して、ポイントと言ってしまってもいいと思いますし、私が翻訳する記事も分かりやすいように、スポットではなく、ポイントという言葉を使っています。
英語はやっぱり難しいですから、初めて聞いた日本の釣り人が間違った解釈で持ち込んでしまったのがそのまま直されずに使われてきたんですね。
口やかましいことを言ってすみませんでした。
それでは、また。
毎度ありがとうございます!