プリスポーンバスを見つける簡単な2ステップ

プリスポーンのバスを狙って釣るとなった時、パッと出かけてパッと釣れるほど甘くはないと思います。プリスポーンは自己記録更新のチャンスでありますが、デカいバスを釣るにはそれなりの試練がありますね。知識と練習を積んで、プリスポーンのバス釣りに挑みましょう。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”How To Find Pre-Spawn Bass in 2 Insanely Easy Steps”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:fishingblueprint.com ”How To Find Pre-Spawn Bass in 2 Insanely Easy Steps”by George Servinson
プリスポーンのバスというのは、オスメス問わず、産卵期に入る直前のバスのことを指しています。
それって、かなりあいまいな表現ですよね。
でも、産卵の前だったらいつでもプリスポーンの状態というわけではありません。
人間で言うと、おかあさんが妊娠したときからと考えていいと思います。おかあさんが妊娠したら、お父さんもいつもの仕事に加えて、いろんな準備をするようになりますよね。
その人間の期間を、バスのライフサイクルに当てはめたものがプリスポーン期間と呼べると思います。とりあえず、意外と長いというのをお分かりいただければいいかと思います。
プリスポーンの期間が意外と長いということは、人間が冬だと思っている間にも、プリスポーンのバスのシーズンは始まっている、もしくは進行してしまっているということですね…!
さて、プリスポーン期間は大型のバスが釣れることで知られていますが、これは事実です。
バス釣りの自己記録を塗り替えようと思ったら、この時期は大チャンスなわけですが、大型のバスが簡単に釣れるほど甘くはないのも事実なんですね。
これらの事実をあわせて考えてみた時、私たちがすべきことは、早いうちから準備しておくことと、特に初心者さんにはプリスポーンのバス釣りに対する知識、そして釣りの練習も、早めに取り掛かった方が良いかもしれないということではないでしょうか。
もちろんベテランアングラーさんも、あまりプリスポーンの釣りが得意でないという方は、新しい知識や技術の習得に前向きになり、楽しく練習してスキルアップしていただきたいと思います。
この記事は、アメリカのバス釣りブロガー、ジョージ・サーヴィンソン氏が運営するバス釣りブログ「FISHING BLUEPRINT」の記事で、プリスポーンのバスを釣るための2つのステップを共有してくれています。
来たるべき自己記録更新のため、今から知っておくべきこと、準備できることは何なのか、読んでいきましょう。
プリスポーンのバスがいる場所
冬の間、バスは一般的には温度変化の少ないエリアで過ごしています。
これらのエリアは「越冬エリア」と呼ばれます。越冬エリアは、バスがベイトフィッシュを追いかけるのにエネルギーをあまり使わずに捕食できるという役割もあります。
多くの場合、越冬エリアとなる場所は、メインレイクのワンドの入口近く、崖や断崖など壁や垂直岩盤、ハンプ、棚の周辺、スポーニングエリア近くの立木などの縦ストラクチャー、またはスポーニングエリア近くの垂直に近いブレイクなどがあります。
濁りがある湖の場合、バスは通常3~4.5メートルまたはそれ以下の水深にいますが、クリアレイクの場合は9~15メートルの水深にいる場合があります。
「ビッグバスをキャッチするための鍵は、プリスポーンバスの移動ルートを見つけることです。」
バスが水温の変化を感知すると、スポーンの準備に適したエリア(ステージングエリア)に向かう高速道路的な特定の移動ルートを使用します。
そこでバスは食べて太り、スポーンの準備をします。バスは冬の間も食べていますが、多くの場合、体重は減ってしまいます。ですので、バスは必死になってお腹に食べ物を詰め込もうとします。
表水温が上昇し始めると、バスは越冬エリアからリバーチャンネルや水深のあるクリークがカーブしてバンクに近寄るようなエリアに移動します。
さまざまな移動ルートを見つけ、さまざまなステージングエリアを見つけることが、巨大なプリスポーンバスを見つけて釣るための秘訣です。

柔軟に
毎日が前の日とは全く別の1日になる可能性があるため、前日の情報、前日の釣り方はスパッと切り捨てる必要があります。
この「行ったり来たりする」期間、バスはコロコロと居場所を変え、数日(なんなら数時間)スパンという信じられない早さで動いてしまうことを覚えておくことが重要です。
したがって、この時期の釣りの戦略は、自分自身を非常に柔軟で幅広く構える態度になることが重要です。
バスは水深1.5~3メートルにサスペンドしている場合があったとしても、翌日(または1時間後)には、バスは移動して水深9メートルにサスペンドしていることもあるということです。
ハイランドレイクと平地のフィールドの違い
テキサス州のトレドベンドやサムレイバーンなどの低地の湖では、水温が12℃台になるころ、バスが移動し始めます。しかし、ミズーリ州のテーブルロックのようなハイランドリザーバーでは、水温が7℃台になるとバスが移動し始めます。
バスを探すなら、彼らが最終的に産卵するシャローエリアへの道となるクリークチャンネル、ミオ筋などを見つけましょう。
そこにウィードベッドやオダがあればさらに効果的です。
スポーニングベッドを作る前には、スポーニングエリアの隣の岬やミオ筋(ステージングエリア)で待機しているバスを見つけることができます。
ミオ筋、クリークチャンネル、ワンドを上がってハードボトムのフラットになっているところは、主なスポーニングエリアです。
砂や砂利、または硬い粘土のボトムのエリアがあれば、そこでバスがスポーニングする可能性があります。

プリスポーンのバスを釣るためのステップをまとめますと、
1.越冬場所を特定する
- メインレイクのワンドの入り口
- 崖や垂直岩盤
- ハンプ
- 棚の周辺
- スポーニングエリア近くの立木などの縦ストラクチャー
- スポーニングエリア近くの垂直に近いブレイク
2.スポーニングエリアを特定する
- ミオ筋や急なブレイクを上がり切ったハードボトムのフラット
- ワンドの奥の砂や砂利や粘土質のハードボトムでできたフラットエリア
- ベッドができる前はその隣の岬やミオ筋が待機場所(ステージングエリア)になる
3.ステップ1とステップ2の場所を繋げる場所を釣る
- 水温はハイランドレイクなら7℃、平地なら12℃が目安
- 道の途中のオダやウィードがあればなお良し
- 前日の情報に振り回されない
- 様々なルートを探す
こんな感じでしたでしょうか。
私自身、早春の釣りが得意というわけではありません(正確には得意な釣りがないのですけど)ので、このような釣りを覚えるのに長い年月がかかります。
毎年春にひとつの新たな発見をしたとしても、上手な方はその何倍ものことを知っていることが分かるんですよね。
ですので、このような知識を得られるというのはとてもありがたいことで、ひとりで1からスタートするよりは成長を早くすることができます。
しかしながら、実際に釣るとなると、大切なのは釣り方にもなります。
プリスポーンの代表的な釣り方といいますと、ひとつにジグヘッドスイミング、またはボトストと呼ばれるものがあります。
これは練習なしでいきなりできる人はまれで、コツをつかむのにはある程度の練習を重ねないといけません。
春は思ったより早く過ぎ去ってしまうものですから、もしかしたらこの春は練習だけで終わってしまうかもしれません。
最終的には、プリスポーンのでっかいバスを釣り、自己記録を更新することはいつまでたっても簡単ではないと思いますが、そこはステップバイステップ、ゆっくりと自分の成長を楽しみ、心を開いて新しいことを試してみましょう。
私もいつか、プリスポーンのでかいバスを狙って釣ることができるようになる日が来ることを信じて、新しいことに挑戦し続けていくと思います!
それではまた。
毎度ありがとうございます!