秋のバス釣りは早巻き
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Burn, Baby, Burn: Reel Fast for Fall Bass”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:outdoorlife.com ”Burn, Baby, Burn: Reel Fast for Fall Bass”By David A. Brown 2015年11月12日
早いものでもう間もなく9月に入ろうとしておりますが、皆様バス釣りの方はいかがでしょうか。そろそろ秋の釣りを意識されていますでしょうか。
なんとなく9月と聞くと秋という感じがしてくるのですが、実際はまだまだ暑いんですよね。9月という秋っぽい数字と暑さの実感にギャップがあるので、釣りにも迷いや混乱があったりします。
水の中の生き物はそのあたり敏感なもので、夏の最高水温から徐々にでもわずかでも下がってくるだけで動きやすくなるのか、岸際から沖の方までバスが散っているように感じます。
色んなエサをバスが追うようになるので、彼らもどう生きようか迷っているのかと思いきや、おそらくバスたちに迷いはなく、それぞれが生きやすい生き方をしているだけなのでしょう。
バスたちの食の好みが多種多様になる秋ですから、私たち釣り人がそれに合わせなければなりませんね。
そのためには、どんな釣り方があって、どんなルアーを使うと効果的なのかを知っておきたいところです。
この記事は、アメリカのアウトドア専門メディア「OUTDOOR LIFE.com」の記事で、ここでは色々な釣りの中から「早巻きでの釣り」について解説してくれています。
早巻きというのは、投げて早く巻くだけの釣りですが、なぜこの時期、早巻きなのでしょうか。
その理由と早巻きに適したルアーを見ていきましょう。
今はまさに荒食いの時期
シャッドや他のベイトフィッシュがクリークアームやワンド内に移動していくこの時期、バスも完全にプレデターとなりそれに続きます。
「バスは、冬のために食いだめをすることがすべてです」と、バスマスターエリートプロのジェイソン・クリスティは言います。 「今、彼らのストライクゾーンは広くなっており、ルアーを早巻きすることで広い範囲をカバーすることができるのです。」
「夏の温かい水が冷えてくると、バスのやる気が上がり、ベイトフィッシュを追うようになるのだと思います。」カリフォルニアのプロ、クリス・ザルデインはさらに付け加えます。 「この時期は彼らは群れを成して動くようになり、互いに競争が発生するのです。」
バスは動いている
クリスティが言うように、秋になると、バスは夏の間にずっと過ごしていたディープの地形変化やウィードエリアを離れ、次の食事のためにクリークアームのオープンウォーターへ探しに行きます。
「つまり、ルアーを早巻きすることでチャンスが増えるわけです。」と彼は言います。
騒がしいものがエサだと思いやすい
秋は通常、クリアウォーターになりやすいため、バスは遅いプレゼンテーションでは見切ってしまいます。 バスの守備範囲内を高速で横切るルアーは、バスの略奪本能を刺激します。
「私たちがしたいのは、バスに反応させることです」と、バスプロのショー・グリズビーは言います。 「バスは高速で横切るルアーを逃げようとしている何かだと思うのです。」
「多くの場合、この時期はエサが豊富であり、バスが満腹になっていることも多いため、人工的なルアーに反応させるのが難しくなっています」とテキサスのガイド、スティーブン・ジョンストンは言います。 「カバーを高速でルアーを通していくと、ベイトフィッシュがジャンプして飛び散ります。 ベイトフィッシュがそういう反応をすると、バスも反応します。 正しいルアーを使うことで、バスをフィーディングモードにさせることができます。」
早巻き用ルアー:スピナーベイト
クリスティは、ダブルウィローにホワイトかチャートのスカートの1/2~3/4ozのブーヤー・スピナーベイトが好きです。 (白やチャートのブレードは、スモールマウスに適しています。)ワイヤーを水の抵抗が少なくなるようにコンパクトに曲げることで、ルアーが水面直下数センチをキープしやすくなり、小さなスピナーベイトにありがちな浮き上がりやすさを重いモデルで防ぐことができます。
早巻き用ルアー:バイブレーション
ザルデインはメガバスバイブレーション-Xウルトラのセクシーフレンチパールカラーを投げます。 頭下がりでのシミーアクションにノイズの多いラトルでバスを刺激するのですが、ザルデインは時々ポーズを入れます。
早巻き用ルアー:ヘアージグ
ジョンストンは、2段階の長さのスカートのおかげでトレーラーを必要としない、タロン・ディールヘアージグを早巻きで使います。 1/2~5/8ozのジグは、水深30センチ〜4.5メートルのレンジで最適に機能します。 より深い場所では、3/4オンスのジグを使い、低い位置の中層にいる魚に対しバーチカルに早巻きするようにします。 早巻き・早巻き・早巻き・ポーズのリズムは、ヘアーのスカートを生きているかのようにすぼめたり広がったりします。
早巻き用ルアー:スクエアビルクランク
何かにぶつけていくような使い方をするならこれは良い判断で、このシャロークランクは、木、岩、またウィードさえも逸らすので、速いペースの勢いを失うことがありません。 ストライクキングKVD 1.5を好むグリズビーは、ウィードラインや尖った形をしていない岩場の岬をターゲットにしています。 後者の場合、彼はシャロー側へ投げ、ルアーをエッジから離すように高速巻きします。
いかがでしょうか。私はこれを読んでいたら、高速巻きでルアーを使いたくなってしまいました。
なぜなら、私が秋のバスを釣る時、荒食いしているというイメージとは裏腹に、巻きモノではバイトが少なく、ついついスローリトリーブで使い続けてしまうのです。
なんとなく、弱気になればなるほど、スローリトリーブになってしまう感じです。
そしてスローリトリーブにしたからと言って、目に見えて釣果が上がったという体験はほとんどなかったと思います。
ただ単に、私がベイトがいない、またはバスがいないところで釣っていたから釣れなかっただけなのかもしれませんが、いずれにしても高速巻きで使い続けたことなどなかったと思うのです。
これは、思い切って高速巻きで釣る秋にするチャンスのような気がします(笑)
もし、私のようにスローリトリーブで釣れないと思う方がいらっしゃるようであれば、試してみる価値はありそうではないでしょうか。
ちなみに、記事内に出てきた、あまり日本ではなじみのないヘアージグですが、当店に少し在庫がございます。
http://www.nojiriko-fishing.com/smartphone/detail.html?id=000000002254&brandcode=000000002254&search=%A5%D8%A5%A2%A1%BC%A5%B8%A5%B0&sort=
ピカソのヘアージグです。記事内ではディールヘア(鹿毛)と書かれていましたが、こちらは水鳥の羽根を使ったヘアージグです。若干使用感が違うかもしれませんが、トレーラーいらずでストレートリトリーブでスイミングさせて使うものです。ウェイトは1/4ozです。
あまり使われていないだけに、試してみる価値はあるかと思います。
http://www.nojiriko-fishing.com/smartphone/detail.html?id=000000002255&brandcode=000000002255&search=%A5%D8%A5%A2%A1%BC%A5%B8%A5%B0&sort=
こちらは1/8ozというかなりフィネスなヘアージグです。
スピニングタックルでフィネスに誘う時、またはスモールマウスにはこちらかもしれません。
ストレートリトリーブで非常に繊細なアクションをしますのでおすすめです。
秋はとにかく、手を変え品を変え、攻め方を変え、エリアを変えていくスタイルがいい結果になりやすいようですので、この高速リトリーブも自分のひとつの武器になるように、修行していきたいと思います。
それではまた。
毎度ありがとうございます!