ビッグバスを釣りたいですか?

2021年3月16日

ビッグバスを釣りたいですか?
Photo by bassmaster.com

バスアングラーである以上、ビッグバスを釣りたいという目標や夢はあるものです。一方で、ビッグバスばかりコンスタントに釣っている方もいます。そんな方から釣り方を学べば、目標や夢にも近づけるはずですよね。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”So, you want to catch a trophy bass?”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassmaster.com ”So, you want to catch a trophy bass?”by Jody Only|December 27, 2020

ビッグバスを釣りたいか?と聞かれれば、そりゃあ、ハイと答えますよね。

必ずしもサイズにこだわらないというアングラーさんも多くいらっしゃいますが、じゃあ、ビッグバスが釣れなくてもいいんですね?と聞かれれば、そりゃあ、釣れるに越したことはないと答えますよね。

やはり、大きなバスには魅力があります。

あの堂々としたたたずまい、迫力、貫禄…

釣った自分でさえ「俺はこんなやつを相手にしてたのか!」と思わされるくらい、幸福感や達成感があり、また逆に、恐怖感や罪悪感みたいなものまで混じってごっちゃごちゃの感情になるんですよね。

まあ、私なんかはビッグバスハンター的な面はあまり持っていないタイプのアングラーですから、こんなことを偉そうに語れるほどではないのですけどね。

それでも、おかげさまでロクマルは釣ったことがありまして、長さでは当面のバス釣り人生の目標をクリアしております。

次の私の目標は重さ。いわゆる「10パウンダー」のバスを釣ることです。

10パウンダーとは約4.5キロオーバーのバスのことで、アメリカの重さの単位を使ってこう表現するのですが、この10パウンダーというのが、世界中の多くのバスアングラーの目標、または夢となる、まごうことなきビッグバスの基準のひとつになっていると思います。

しかし、これは裏を返せば、なかなか達成できない目標でもあるということなんですよね。

この記事は、アメリカバスマスター公式サイトのコラム記事で、カリフォルニアで評判のプロガイド、ジョン・リーチティ氏が、ビッグバスの狙い方について解説してくれています。

どうしてもビッグバスが釣りたい!という方は、ぜひ読んでみてください。

それぞれの日、それぞれの10パウンダー

引用文(タップすると開きます)
Different day, different teener John Liechty, a northern California fishing guide, is one angler who has racked up an impressive list of double-digit catches. Liechty notched a double on his belt with a jaw-dropping 15.19 largemouth at New Melones Lake, California on November 15. Yes, locating, hooking and landing a teener of any size is an impressive feat; however, to make this catch even more amazing, Liechty did it on 4-pound test. Yep, a 15-pound bass on 4-pound test! And no, it isn’t the first time he landed a lunker largemouth on the lightest of lines. His personal best, a 17-pound, 4-ounce largemouth caught on April 6, 2012, also at Melones, tested his light-line prowess with 8-pound test. If you’re like me, you wonder what his secret is to finessing teeners on the tiniest pound test. I asked, and Liechty didn’t hold back.

北カリフォルニアのフィッシングガイドであるジョン・リーチティは、10パウンダーアングラーのひとりとして数えられるアングラーの1人です。 リーチティは、11月15日にカリフォルニア州ニューメロンレイクで、15.19ポンドという驚異的なラージマウスバスを記録しました。

たしかに、10パウンダーを探し出し、フッキングし、ランディングした時点でもう驚異的ことです。 しかし、この記録をさらに驚異的と言わせるのは、4ポンドテストのラインで釣り上げたということです。 そうです、4ポンドテストのラインで15ポンドのバスです!

しかし、彼がライトラインでランカーラージマウスバスをランディングしたのはこれが初めてではありません。 彼の自己記録である、同じくメロンレイクで2012年4月6日に釣った17ポンド4オンスのラージマウスバスは、8ポンドテストというライトラインで釣ったのです。

私たちとしては、なぜ細いラインで10パウンダーを釣ることができるのかという秘密に迫りたいですよね。 私がそれを尋ねたところ、リーチティは快く話してくれました。

まずはポイント選び

引用文(タップすると開きます)
First on the list of his big-bass goals is maximizing his opportunity to catch one by targeting areas that are conducive to holding a fish of a larger class. “You can’t get a big one to eat your bait if you’re not putting it where a big one can find your bait,” explained Liechty. He described prime real estate for big bass as areas with good cover and good structure. “What I mean by the structure is the contour of the lake,” he explained further. “The big ones live in deep water and feed in shallower water; so deep-water areas with adjacent shallow water are perfect lake features.” Examples of this include intersections, bluffs or points that stick out in the lake; an island in the middle of a creek channel; or other areas that have multiple factors that are attractive for bass.

彼のビッグバスハンティングの第1歩は、より大きなバスがいるエリアをターゲットに選ぶことで、ビッグバスを釣るチャンスを最大化することです。

「ビッグバスが自分のルアーを見つけられることができなければ、ビッグバスは自分のルアーを食うことは絶対にありません。」とリーチティは言います。

彼は、ビッグバスの主な居場所について、カバーと地形が良好なエリアだと説明します。

「私が言う地形とは、湖の輪郭(起伏)を意味します。 ビッグバスはディープに住み、シャローでフィーディングします。 シャローが隣接するディープという特徴が、湖のなかで最適です。」

これには、合流点、断崖バンク、湖に突き出た岬、 クリークチャンネルの中にあるハンプ、水中島、その他バスにとって魅力的な複数の要因があるエリアも含まれます。

カバー、地形とバスの行動

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Work with bass behavior Good cover is anything that offers a place for a bass to hide and ambush prey — any kind of wood, rock, vegetation, docks, pilings, etc. Liechty uses the good structure/good cover combo to capitalize on bass behavior. “Hiding places or ambush points give the bass an advantage, and when they feel they have an advantage, they can get arrogant, and those are the fish that bite,” he said. “Bass are creatures of habit, and they work on a risk/reward type of mentality; so, if they have successfully filled their bellies in a certain area or on a certain structure type, they will continue to frequent the area for a meal. If there is a certain island top that they consistently get a rainbow trout on, they will sit nearby, and when they feel the desire to fill their belly, they will move up and pick out another rainbow trout.”

良いカバーとは、バスが獲物から隠れて待ち伏せできる場所となるものです。様々なウッドカバー、岩、ウィード、桟橋、杭などです。

リーチティは、良い地形と良いカバーの組み合わせを利用するバスの習性を利用しています。

「待ち伏せ場所や隠れ家はバスにとってのアドバンテージ(有利な状況)となり、そしてバスは自分が有利だと感じると、傲慢になる(油断しがちな)ことがあります。こいつらが、釣れるバスです。 バスは習慣の生き物であり、リスク=報酬という考え方を持っています。 そのため、特定のポイントや特定の地形でお腹を満たしたことがあれば、食事のときは頻繁にそのポイントへ行くようになります。 ハンプの上に常にニジマスがいるような地形があれば、近くに陣取り、お腹を満たしたいと思ったら、上に上がってそこにいるニジマスを食います。」

静かに近づく

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Stealth mode Once the high-percentage target has been determined, Liechty suggests using a “stalking mentality” to access the area. As he nears his target, his approach becomes slower and slower, turning the trolling motor further and further down, the closer he gets. He ensures his ultra-quiet entrance by taking an average of one full minute to slowly approach for the perfect setup prior to the first cast. “Opening and closing lids, clicking and stomping, even foot tapping sends a pulse through the water [even deep water] that will lessen the chance of catching a giant bass,” he advised. “Your noise will let them know you’re there and once they know you’re there, their mood to feed [or feed aggressively] instantly changes. “Bass get trained — they get trained to the big motor sound, the wake crashing on their point and an artificial lure that comes splashing in. You can catch some fish with that approach; but again, the big ones don’t get to be big ones by getting caught, and a stealthy, hunting mentality is a huge factor in catching the big fish.” When Liechty is ready to make the first cast, he considers the angle that would give the bass the best advantage over their prey, putting his bait in an area that he thinks would give the bass the feeling that it’s trapping its meal. If that doesn’t bring a bite, he may leave, letting the area rest, and return at a later time to continue experimenting with a different approach or a different lure.

ビッグバスがいるであろうエリアを決定したら、リーチティは「ストーカーモード」になってそのエリアに近づくことを提案します。彼はそのアリアに近づくにつれて、アプローチはどんどん遅くなり、エレキのパワーをかなり下げて近づきます。彼はファーストキャストを投げる前に、1分くらいかけてゆっくりと近づき、念には念を入れた非常に静かな入り方をします。

「タックルボックスを開閉したり、何かをぶつけたり踏みつけたり、足音を立てたりすると、水中(ディープエリアであっても)に振動が伝わり、ビッグバスをキャッチする可能性が低くなります。 あなたが立てる音はあなたがそこにいることをバスに知らせます。そしてバスはあなたがそこにいることを知ると、一気に気分が変わります。」

「バスは学びます。彼らはエンジン音、ウェイクボード、そして人工的なルアーのことも覚えます。普通のアプローチでもビッグバスが釣れないわけではありません。しかし、繰り返しになりますが、ビッグバスが釣れても、それはそこにいるマックスサイズではありません。より静かにアプローチをするメンタリティは、よりビッグバスを釣るための大切な要因です。」

リーチティはキャストする準備ができたら、バスが獲物に対して最も有利になるような角度、バスがルアー(獲物)を追い込んでいる感覚になるような角度になると思われる場所へキャストします。

それでバイトがなければ、いったん離れてそのエリアを休ませ、後で戻って別のアプローチや別のルアーで実験を続けるようにします。

ビッグバスを釣りたいですか?
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好奇心を失ったバスへのルアー選び

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Liechty believes that the larger class of bass aren’t that curious — that the biggest bass get to be the biggest bass by specifically not being curious. Due to their lack of inquisitive interest in a lure, Liechty feels that a lifelike presentation and natural appearance are required of a lure for a big bass to fall to their feeding instinct. “It just takes a lot to fool a fish of that size, so you want your bait to be an imitation of something that they have successfully fed on throughout their entire lifetime,” he said. “I learned about matching the hatch from fly fishing. If the fish were consistently eating grasshoppers, you threw something that looked like a grasshopper. “It is the same with bass fishing. If they’re feeding on 2-inch shad, I’m going to throw a bait that looks like a 2-inch shad versus throwing a bluegill. On the same token, if they’re feeding near laydowns or bluegill spawning flats, I will switch to something that has the coloring and the profile of a bluegill.”

リーチティは、バスは大きくなるほど好奇心が無くなっていくと考えています。むしろ、好奇心がないことで、ビッグバスはビッグバスになるのだと考えます。ルアーへの興味がないため、ビッグバスの本能を刺激すること、それには、ルアーにリアルなアクションやナチュラルな見た目が必要だとリーチティは感じています。

「ビッグバスをだますには多くの時間がかかるので、そのバスがこれまでの人生で多く食べて来たであろうものを模倣することが望ましいでしょう。 フライフィッシングでマッチザハッチについて学びました。トラウトが常にバッタを食べていたのなら、バッタのフライを投げました。」

「バス釣りでも同じです。バスが2インチのワカサギを食べているなら、ブルーギルを投げるのではなく、2インチのワカサギに見えるルアーを投げます。同じように、レイダウンやブルーギルのネストの近くでフィーディングをしているなら、ブルーギルの色やシルエットを持つものに切り替えます。」

どういう経緯で細いラインを使うようになったのか?

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Why tempt fate? Why light line? A fourth-generation angler, Liechty, 37, grew up fishing New Melones in northern California. He worked as a fishing guide from the age of 16, putting in 14 years exclusively as a fly fisherman. For the past four years, he has been a bass fishing guide on the lake. He believes his success in light-line trophy catches is built on his fly fishing foundation. This foundation supports his theory that small-diameter line greatly increases lure action that heavier line simply cannot offer. “If you tie a 2-inch fluke — like the one I used on the 15-pounder — to 10-pound line and give it a little shake, that is all it is — it is just a little shake; but if you tie it on 4-pound line, it quivers with a lot more motion,” he said. “Light line makes all the difference in a lure’s presentation, and the presentation is what tempts the bass to bite. You simply can’t land one if you can’t make it bite.” You would smile, too, if you just landed a 15-pounder. John Liechty has another reason for the Cheshire grin, as he landed this giant on line just a little thicker than human hair.

第4世代のアングラーであるリーチティ(37歳)は、カリフォルニア北部でニューメロンレイクをホームとして釣りをして育ちました。彼は16歳からフィッシングガイドとして働き、14年間はフライフィッシング専門でした。ここ4年間で彼はバスフィッシングガイドとして務めています。

彼は、細いラインでのビッグバスキャッチがうまくいっているのは、フライフィッシングが基盤になっていると考えています。この基盤は、太いラインではできないルアーアクションが、細いラインならより効果的に出せるという彼の理論も支えています。

「私が15ポンドのバスを釣った時に使っていた2インチのワームを10ポンドラインに結んでシェイクしても、ちょっとだけ、少しの揺れです。しかし、4ポンドラインでやると、より多くのアクションをします。 ライトラインはルアーのプレゼンテーションに多くの違いをもたらします。プレゼンテーションは、バスがバイトしたくなるものです。バイトが無ければ、ランディングすることはできません。」

15ポンドのバスを釣れば、だれだって笑顔になるでしょう。リーチティがより笑顔なのは、このスーパービッグを人間の髪の毛より少し太いラインで釣りあげたからに他なりません。

細いラインでのファイト

引用文(タップすると開きます)
How to win a finesse line fish fight For John Liechty, the benefits of light line outweigh the risks; however, it is not a presentation for the faint of heart. Liechty has mastered the light-line fight, and with these tips, maybe you can, too. “Fighting a fish on light line is all in the hands of the angler,” he elaborated. “Barring no interference from cover [wood, rock, etc.], as long as you use high-quality line and your knots are good, your line just doesn’t break. You are in control of it, and there is no reason to break off. If a line breaks in open water, it is because the angler applied too much pressure.” He explained a light-line fight is all about give and take — having the right gear and knowing the gear. A rod with less backbone and a good parabolic bend deeper into the rod will work as a shock absorber and help with the fight. “I also use a fly fishing technique of feathering the spool,” he added. “I adjust my drag so that it’s fairly loose. When the fish pulls, the reel starts screaming and the line pulls off effortlessly, pulling drag without breaking. When the fish slows down or I feel there is an opportunity to stop the fish, instead of tightening the drag, I apply pressure by cupping my hand over it.” His hand-feathering provides tension on the spool without working the mechanics of the drag and leaves him ready to immediately release pressure with his hand if the fish starts surging. “Between surges, when the fish rests or is just wallowing, I pick up line,” he said. “I will tighten the line a click or two when I feel I can gain on [it], but if I can see by [its] behavior [it’s] getting hot again, I will go back to hand-feathering the spool.” He combats fish jumps by “hanging on for dear life” but tries to prevent the situation altogether. “You cannot really stop the first jump, but sometimes you can talk them out of it with the rod tip down and the line in the water, just really switching a lot of angles as they move,” he said. If a jump does occur, he opts for a neutral stance. He ceases attempts to gain on the bass by relaxing some of the bend in the rod, lessening the tension on the bass and decreasing the chance of a jump. “It is a fine line when lightening up on the pressure,” he said. “You only want to let the bend go slightly, not enough to cause slack line.” He will also “chase the bass” with the trolling motor, using a quick speed and staying on top of its position, giving with the surges and reeling in as it comes up. “A lot of times, when you land a big bass, it is because [it goes] straight to deep water, and that is what you want them to do,” he added. “If they go shallow, there are many things that can break you off. When they scream their way out to the lake, staying close to them makes it easier to get your line in, and you have to get all of the line in to get the bass in the boat.”

リーチティにとって、ライトラインの持つメリットはリスクを上回っています。しかし、それは不安のある人にとってはいいプレゼンテーションではありません。 リーチティはライトラインでのファイトをマスターしています。次のヒントを読むことで、あなたもマスターすることができるかもしれません。

「ライトラインでバスとファイトするということは、すべてがアングラーの手に委ねられているということです。 カバー(木、岩など)がなければ、高品質のラインを使用し、ノットも弱ってなければ、ラインブレイクすることはありません。あなたがコントロールできているうちは、ブレイクする理由はないのです。オープンウォーターでラインブレイクした場合、それはアングラーがラインに過度の圧力をかけたためです。」

彼は、ライトラインでのファイトはギブアンドテイクがすべてだと言います。適切なタックルで、タックルをよく理解することです。バットが曲がりやすく、ロッドの根元近くまで弧を描くロッドは、ショックアブソーバーとして機能し、ファイトに役立ちます。

「私はまた、フライフィッシングでやるスプールをフェザリング(指ドラグ)する技術を使用しています。 ドラグはあらかじめかなり緩くしておきます。魚に引っ張られると、リールはすぐに音を鳴らし始め、ラインは楽に引き出され、ラインブレイクをドラグが防ぎます。バスを減速させたり、バスが走るのを止めるときは、ドラグを締めるのではなく、スプールに手を当てて圧力をかけます。」

彼のハンドフェザリングは、ドラグのメカニズムを働かせることなくスプールに圧力を与えるもので、バスが急に暴れ始めたときのために、彼はすぐに手の圧力を解放する準備をしています。

「ファイトの合間の、バスが休んでいるときやただうろついているだけのときに、リールを巻きます。 そろそろランディングできそうだと感じたら、ドラグを1、2周ほど締めますが、バスが再び暴れ出すようであれば、再びスプールを手で押さえるフェザリングで対応します。」

彼はファイト中のバスのジャンプを必死に防ごうとします。

「最初のジャンプを実際に止めることはできませんが、ロッドティップを下げてラインを水中に入れた状態にすることで、ジャンプをさせにくくすることができます。バスが動く角度を変えさせてやる感じです。」と彼は言います。

もしジャンプされてしまった場合、彼はニュートラルなイメージで対処します。彼は、これまでやっていたジャンプさせないための動作をやめ、ロッドの曲がりを少し緩め、バスとの引っ張り合いを少し軽くします。

「なぜなら、細いラインを使っているためです。 ただしラインスラックを出すのではなく、ロッドの曲がりをわずかに戻すイメージです。」

彼はまた、エレキを使ってバスを追いかけ、なるべくバスの上に留まり、そこで暴れさせて、上がってきたときにリールを巻きます。

「ビッグバスとのファイトをするとき、多くの場合、バスはディープへディープへ行こうとします。そしてそれこそが望む展開です。 シャローでのファイトは、ラインブレイクの可能性のあるものが多くあります。バスが必死に暴れるのに疲れたとき、バスの近くにいるほうがラインの巻き取りはより簡単になります。バスをランディングするにはすべてのラインを巻き取る必要があるのですから。」

ビッグバスを釣りたいですか?
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パワーフィッシングがメインとなるアメリカの釣りにも、徐々にライトラインでの釣りが浸透してきているようですね。

日本ほどの細いラインはまだまだ一般的には使われていないようですが、場所によっては当たり前になっていくのかもしれません。

この記事の場合、もともとトラウトのフライフィッシャーマンだった方がバスに転向したことで、ライトラインでの釣りに自信があったというのが大きかったのでしょうか。

また、とくにアメリカでは、単なるバスの大きさや重さという最高記録ではなく、何ポンドのラインで釣ったかというところまで、ラインの太さごとに最高記録として残されます。

使ったラインの太さによってそれぞれ称えられるべきだ、みたいな考え方だと思うのですが、そういう文化が、より使うラインに幅を持たせるのかもしれません。

まあ、このリーチティさんの場合、細いラインとビッグバスは相性がいいということを見越したうえで釣っていますし、それが王道の考えでしょうけどもね。

「ビッグバスを釣るなら、バイトさせなきゃ絶対に無理。細いラインはリスクがあるが、バイトさせやすいのだ。」ということでしたね。

ただし、いくら細いラインを使った方が可能性が上がるとしても、いきなり飛び級で細すぎるラインを使うのは無理があるかと思います。

何シーズンかかけて徐々に細いラインの扱いやファイトの仕方などをマスターし、慣れていくようにしていくべきかと思います。

ちなみに、野尻湖や木崎湖のスモールマウスフィールドは、巻かれるカバーがほとんどないオープンウォーターなフィールドですので、ライトラインをマスターするのにはもってこいのフィールドだと思います。

そういう意味でも、ぜひ野尻湖や木崎湖にお越しいただいて、楽しく対ビッグバスライトライン使いをマスターしていただければと思います。

それではまた。

毎度ありがとうございます!