冬のリップラップを見逃すな

2021年1月8日

冬のリップラップを見逃すな
Photo by lurenet.com

冬のバス釣りはディープだけではありません。冬のシャローの代表的なポイントのひとつに「リップラップ」があります。そしてリップラップに最適なルアーには、クランクベイトがあります。ということで、冬のリップラップクランキングについて学んでみましょう。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”10 Tips for Better Riprap Cranking”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:lurenet.com ”10 Tips for Better Riprap Cranking”Jan 31, 2019

冬のバス釣りで代表的なエリアといいますと、ディープエリアというのがあります。

ディープは表層に比べると温度変化が少ないのと、ベイトフィッシュが多いというのがその主な理由のようです。

エリアというと広い意味で使われるのですが、他にも、もっと意味合いの狭い冬のバス釣りスポットとして有名なものに、リップラップというポイントがありますよね。

リップラップは例えば石積み護岸のようなバンクを指しますが、岩は太陽光を吸収しやすいため熱をもちやすく、その熱が水中に放出されるため、他のエリアよりも水温が高くなりがちというのが冬の好ポイントになりやすい理由のようです。

そしてリップラップで活躍するルアーと言えば、クランクベイトです。

冬にクランクベイトといいますとあまりなじみがないように思えますが、どうやらそうでもないみたいなんです。

知っている人は知っている、冬のリップラップクランキング。

どの釣りにも言えることですが、肝をしっかりと抑えることで、冬のリップラップクランキングでいい釣りができるようなんですね。

この記事は、アメリカのルアー通販ショップ「Lure net」のブログ記事で、冬のリップラップクランキングの肝が10個、紹介されています。

自分の釣り場の近くにリップラップがあるという方はぜひ、その場所をイメージしながら読んでみてください。

なにかの発見があるかもしれません。それではその10個を読んでみましょう。

大胆にいこう

引用文(タップすると開きます)
Riprap bass are in ambush mode, and they won’t follow anything far or study a slow-moving offering. In addition, the water tends to be higher and more stained than usual in many lakes this time of year. Use bright-colored crankbaits with plenty of red or orange to suggest crawfish or chartreuse if shad are the main attraction.

リップラップにいるバスは待ち伏せモードであり、遠くまでルアーを追ったり、動きの遅いルアーをじっくり見るようなことはありません。 さらにこの時期から、多くの湖では通常よりも水位が徐々に高く、濁りが強くなってくる傾向があります。 ベイトフィッシュを追っているような場合は、赤やチャートが多く含まれるザリガニカラーやオレンジチャートのような明るい色の多く含まれるクランクベイトを使用してください。

丸いものを使う

引用文(タップすると開きます)
Wide-bodied and wide swinging crankbaits that defect rocks and wood cover well and offer a bit of extra buoyancy for rolling over rocks or backing out of tight places definitely work best for this approach. Good options include a Bomber Fat A and Norman Middle N or a big-bodied squarebill, such as the new Bandit Rack-It.

岩や木に当たって跳ね返ったり、岩をかわしたり、引っ掛かりそうになってもバックすることができる浮力があるワイドボディでワイドウォブリングをするクランクベイトは、このアプローチに間違いなく最適です。 たとえば、ボーマー・ファットA、ノーマン・ミドルN、バンディット・ラックイットなどの大きめボディのスクエアビルクランクも含まれます。

岸と並行に

引用文(タップすると開きます)
Keep your boat close to the edge and cast parallel or roughly parallel. That keeps your lure near the rocks and in the strike zone the entire presentation. Just be aware that a bass might attack one crank into a retrieve or 6 inches from the tip of your rod.

ボートをリップラップの端に近づけて、平行またはできるだけ平行にキャストします。 プレゼンテーション全体を通して、ルアーは岩の近くに、つまりストライクゾーンに保ちます。 バスはいつどこからでもバイトしてきます。ロッドティップから数センチのところからですらバイトしてくる可能性あることに注意してください。

水の流れを考える

引用文(タップすると開きます)
Any bank that gets swept by current or forms and eddy just out of a noteworthy current will be more productive than one that has no flow beside it. River current is the most predictable and affects every level of the water column, but if the wind is really sweeping a bank, wind current can be a major player.

いい感じに流れが当たっていたり、渦や流れの乱れを発生させているようなバンクは、他の流れがないようなバンクよりも釣れる可能性が高くなります。 川のような流れがあれば予測しやすく一番いいのですが、強い流れがなくても風がバンクに吹き付けて風による流れが発生している場合は、それがきっかけになる可能性があります。

日当たりを攻める

引用文(タップすると開きます)
Watch for where the sun hits the rocks, whether due to a southern exposure or a simple lack of shade. Focus on banks that get baked by sun, especially in the afternoon on a bright day.

地形として日当たりが良い場合でも、単純にシェードがないという場合でも、リップラップに太陽が当たっている場所に注目してください。 特に晴れた日の午後、太陽によって暖められたバンクは要注意です。

当てて、当てて、当てる

引用文(タップすると開きます)
It’s true for virtually all crankbait fishing, but extra true for cranking riprap: The more rocks and other stuff you can hit with your lure, the better. Pick lures that will reach the rocks, use fluorocarbon if needed, cast tight to cover and keep your rod low. Don’t worry about snags. You can usually get lures back at this depth. If you’re not getting snagged at all, you’re almost certainly not keeping your lure where it needs to be.

これはリップラップに限らずすべてのクランクの釣りで言えることですが、リップラップでもやはり当てはまります。ルアーが当てられる岩などの障害物が多いほど良いです。 岩に当たるほど潜るルアーを選び、必要に応じてフロロカーボンラインを使用し、カバーにタイトにキャストし、ロッドは低く保ちます。 根掛かりについて心配する必要はありません。 通常、このこのレンジであればルアーはだいたい返ってきます。逆にどこにも引っ掛かからないような場合は、ほぼ確実に、ルアーを必要なレンジに到達させられていません。

変化を探す

引用文(タップすると開きます)
At a glance, a riprap bank can look very uniform, but that’s seldom the case, and finding oddities can be the key to finding fish. Watch constantly for anything different, and hit those spots with strategic presentations. Slight points or cuts, Oversized rocks, pipes, isolated wood cover, floating debris… anything that creates a unique ambush point is apt to hold fish.

リップラップというのは一見するととてもきれいに整地されて見えますが、実はそんなことはめったになく、不規則な部分を見つけることがバスを見つけるための鍵となる可能性があります。 常に変化を探し、見つけたら戦略的にそこへ当てていきます。 わずかな張り出しやへこみ、特大の岩、パイプ、孤立したウッドカバー、ゴミだまり…待ち伏せ場所になりそうなものであればなんでも、バスが着く傾向があります。

方向を変える

引用文(タップすると開きます)
Bass commonly position themselves a certain angles, relative to cover, making presentations from one direction excellent for to prompting ambush strikes while rendering presentations from opposite direction useless because fish don’t see the lure at all or they see it for too long and get spooked. Sometimes strong wind or current only allows you to work one way. When possible, though, work a stretch of bank in one direction and then turn it around and fish it from the opposite direction.

バスというのはだいたい、カバーに対して決まった角度で着くものであり、ある方向からのプレゼンテーションは待ち伏せ攻撃をさせるのに最適でも、反対方向からのプレゼンテーションは、バスはルアーをまったく見ないか、逆に見えすぎて警戒してしまい、うまくいきません。 流れや強風が吹きつけているような場合は、一方向にしか通せない場合がもります。 しかし可能であれば、バンクのある方向から通したら、向きを変えて反対方向からも釣ってみましょう。

リピートキャスト

引用文(タップすると開きます)
When you catch a fish, repeat that exact cast a few times. Often another fish will be set up just like the one you just caught. Also, make mental notes about the specific spots where you catch fish or miss strikes. If they hold fish once, they’ll often hold fish again.

バスを釣ったら、そのキャストを正確に数回、繰り返します。 多くの場合、釣れた時のキャストと同じところで、また別のバスが食ってきます。 また、バスが釣れたり、ミスバイトがあった場所は覚えておきましょう。 バスが着く場所というのは、だいたいまた別のバスが入ってきます。

帰ってくること

引用文(タップすると開きます)
Finally, don’t hesitate to hit a bank that should produce well several times during a day. For a host of reasons, riprap bank bites turn on and off like someone is messing with a switch. Even if you don’t get a sniff along a stretch of bank, if everything looks right, be sure to return late in the day. You might be amazed by what happens on the second pass.

最後に、1日を通して狙ったリップラップに数回訪れることをためらわないでください。 リップラップというのは、何らかの理由で、まるで誰かがスイッチでも操作しているかのように、オンとオフを繰り返すのです。 もしそのリップラップで何も起きず嫌になってしまっても、どう見てもいいポイントに見えるようであれば、必ず一日の最後にはそこへ帰ってきてください。 2回目に入った時には何か驚くべきことが起こる可能性は、あります。

冬のリップラップを見逃すな
Photo by lurenet.com

どうでしょう、この10個のヒント、すべてを理解してやっていましたでしょうか。

うーん、言われてみればその通りです。全部分かっていたことのようにも感じますし、だからといって出来ていたかと言えば、わかりません。

なんとなくやっていたような感じです(笑)

しかもこれ、一応冬のリップラップということで書かれた記事ですが、オールシーズン有効な気がしますよね。

つまり私は、オールシーズン、このいいヒントたちをなんとなく理解したつもりでやっていたのですかね(笑)

そうです、短い言葉でまとめられた10個の項目ですが、とても重要なことが書かれていると思います。

リップラップというひとつのピンポイントにのみ適応できるヒントでしかありませんが、それが10個もあるということが重要なんですね。

ぜひ、私のようになんとなくではなく、完璧に覚えて、意識してリップラップを攻略してみたいものですね!

それではまた。

毎度ありがとうございます!