冬のバス釣りの合言葉「フラットサイド」

冬バス釣りフラットサイドクランクとバイブレーション
Photo by inthespread.com

冬のバス釣りにはフラットサイドクランク、というのはよく聞きますが、さて、はたしてそれだけでしょうか?レイクガンターズビルのプロガイドは、もうひとつにバイブレーションをイチオシしています。では、その2つのルアーについて学んでみましょう。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Winter Bass Lures | Flat Sided Crank Baits”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:inthespread.com”Winter Bass Lures | Flat Sided Crank Baits”by Capt. Mike Gerry|Jan 8, 2021

冬のバス釣りというのは、一般的には難しくなるとされています。

もっと言うと、夏を過ぎて秋になってきたころから、もう難しくなるとされているのが普通ではないかと思います。

なぜかと言えば、ご存知の通りバスは冷血動物ですから、夏の高水温の時よりも代謝が落ち、フィーディングする必要がなくなるため、ルアーへの反応も落ちるからですよね。

特に、たとえば10℃という水温があったとしても、春の上昇中の10℃と、秋の下降中の10℃というのもまた、同じ水温でありながらルアーへの反応は違うのではないかと思います。

秋ごろからバスアングラーさんが減ってしまうのは、そういうことなのかもしれません。

しかし、それはバスがルアーを追わなくなったということではありませんよね。

すべてのバスが同じタイミングで食わなくなってしまうわけではありませんし、多くのバスには正しいアプローチをすることでルアーで釣ることは可能です。

熱心なアングラーさんは、バスが口を使わなくなった秋でもフィールドに通って、「ではどうすれば釣れるのか?」というテーマで釣りを楽しんでらっしゃいますね。

この記事は、アメリカの総合ルアーフィッシングの複合メディア「In The Spread」のブログ記事で、レイクガンダーズビルのプロガイド、マイク・ゲイリー氏が、冬のバス釣りの代表的なルアーについて解説してくれています。

どんなルアーが紹介されているのか、読んでいきましょう。

 気になるところだけ読んでもOKです 

冬のバスルアー「フラットサイド」

引用文を読むにはこちらをタップ(英文)
With the best of the winter bass fishing yet to come, there are many different baits to choose from. None have been more productive over time than flat sided crank baits, and nothing you can choose will catch more bass in the cold of winter than flat sided crank baits. With many different sizes and styles there are way too many to choose from. A few that have stood the test of time on most lakes are the SPRO Aruka shad rattle bait or the SPRO Little John crank baits. Both flat sided baits are available in different sizes, colors and depth performance, allowing you many ways to present these baits. To me, the best and most productive has been the rattle bait, the flat sided bait gives you many presentation options. Having no lip allows you to expand your presentation range. A rattle bait can be presented in many ways allowing you to excite the bass and offer up a meal or become a reaction bait in many different situations. The presentations are endless with rattle baits, as just about anything you can imagine with your mind can be presented with this bait to winter time bass. You can fish them deep or shallow allowing you to fish flats or banks or deep water making them very versatile for different types of presentations. The key is to become creative with the way you present the bait, so you are doing something different with every cast. When you catch a fish, it’s then time to repeat that presentation until it does not work again. Become a smart and aware fisherman by paying attention to your retrieve, so you can repeat easily when you catch a fish or get a bite. It is also a bait that can be fished in many different depths of water. By slowing it down or using a heavier bait you can change depths and use it in deeper water. By speeding it up, you can fish it shallow. The bait bounces and rips off cover causing reaction bites, allowing you to search areas quickly and thoroughly covering water when largemouth bass are grouped up in the cold water. Nothing is more important in the winter that covering water. Largemouth bass hang around with each other and hang with equal size in the cold, allowing you to excite fish, create feeding frenzies and catch equal size when you find big bass. Another great flat sided crank bait is the small profile lipped crank bait like SPRO Little John. This lures tight wobble allows it to gain depth quickly. It is also great as a search bait when pulling crank baits off fast dropping banks. The Little John bait generally works well around cover like lay downs and tree limbs near the bank. Allowing it to bang and move sharply around many different types of cover along the edges of grass or wood. Flat sided crank baits easily work through the thickest cover with very few hang-ups, allowing you work closely to obvious structure. Also, these baits are excellent floating crank baits, giving you the option to just stop reeling, allowing the bait to float up. This is a great lure to work around cover. You can get reaction bites by allowing it to just float upwards or by allowing the bait to move over bushy limbs from lay downs. Coloring is key in crank baits as the winter always presents many different water conditions because of heavy rain or wind. Be aware of the coloring as crank baits must be seen by the bass. If you do not experiment with color, you may be missing some easy wintertime bass bites. Winter is a time to fish for pre-spawn bass and nothing does it better than these two flat sided baits. Find effective colors for your lake and water conditions. Be persistent and vary your presentation and you will catch loads of winter bass!

最高の冬のバスフィッシングをまだやったことがないのであれば、いろいろなルアーを試してみるべきです。

フラットサイドクランクほど冬の寒さの中で多くのバスを釣ることができるルアーはありません。 さまざまな形状とサイズがあり、多くの選択肢があります。 多くのフィールドで実績を上げているのが、SPRO・アルカシャッドラトルベイト、SPRO・リトルジョンクランクベイトです。 この両方のフラットサイドルアーは、さまざまなサイズ、カラー、レンジを選ぶことができるため、さまざまなプレゼンテーションが可能になります。

冬のバス釣りの合言葉「フラットサイド」

私にとって一番釣れたのが、バイブレーションでした。バイブレーションは多くのプレゼンテーションが可能です。 リップがないことでプレゼンテーションの幅が広がるのです。 バイブレーションをさまざまな方法でプレゼンテーションすることで、バスを興奮させてフィーディングモードにしたり、別の状況ではリアクションベイトにもなります。 バイブレーションでのプレゼンテーションは無限です。頭の中で考えられることはすべて、このルアーで冬のバスに対してアプローチできます。ディープもシャローも釣ることができ、フラットやバンクでも釣りをすることができ、いろいろなプレゼンテーションに対応できる。

鍵となるのは、このルアーのプレゼンテーションをするのに創造的になることです。つまり、キャストごとに異なることをするということです。 バスを釣ったら、もう釣れなくなったというまで同じ方法で釣りをするのです。 バイトがあったり、実際にバスが釣れた時に再現ができるように、リトリーブに注意し、しっかりと意識して釣りをしましょう。

このルアーはまた、さまざまな水深で釣ることができるルアーです。 スピードダウンしたり、より重いルアーを使うことでレンジを変えることができます。 スピードアップすればシャローを釣ることができまし、ルアーを何かに当てて跳ねさせてリアクションバイトを引き起こすこともできます。そして低水温期であっても広いエリアを素早く探ることができます。 冬に広く探ることほど重要なことはありません。 ラージマウスバスは低水温期は同じくらいのサイズ同士でサスペンドしているため、バスを興奮させ、フィーディングを引き起こすことができれば、ビッグバスの連発もあり得るのです。

もうひとつのフラットサイドは、SPROのリトルジョンというリップの付いた小さなクランクベイトです。 このルアーは狙ったレンジまで素早く潜り、タイトウォブルでアクションします。 また、バンク際のファーストブレイクからバスを引き出すためのサーチベイトとしても最適です。

リトル・ジョンは、レイダウンやバンク近くの木の枝のようなカバー周りで有効です。 ウィードや木の枝のエッジ沿いなど、さまざまなタイプのカバー周りを鋭く叩き、アクションさせます。

フラットサイドクランクは、かなり濃いカバーでも簡単にすり抜け、根掛かりが少ないため、目に見えるストラクチャーに対してかなり大胆に攻めることができます。 また、これらのルアーの多くは優れたフローティングのクランクベイトのため、ハンドルを止めることでルアーを浮き上がらせることができます。 これが、カバーを回避するのに最適なルアーの理由のひとつです。

ルアーが上向きに浮いたり、レイダウンの細かな枝の間をルアーが通ることでリアクションバイトを得ることがでるということです。

冬は、大雨や強風の影響でさまざまな水の状態に変化するため、クランクベイトではカラーリングも重要になります。 クランクベイトはバスから見つけられなければならないので、カラーリングに注意してください。 いろいろなカラーを試してみないと、冬のバスの貴重なバイトを逃してしまう可能性があります。

冬はプリスポーンバスを釣る時期であり、この2つのフラットサイドルアーほど効果的なものはありません。フィールドの水のコンディションに合う効果的なカラーを見つけてください。 粘り強くプレゼンテーションを変化させれば、冬のバスをたくさん釣ることができます!

冬バス釣りフラットサイドクランクとバイブレーション
Photo by inthespread.com

冬のルアーでフラットサイドといえばフラットサイドクランクのイメージでしたが、このガイドさんはまずバイブレーションを出してきましたね。

また、冬という季節を、普通に冬とはとらえず、プリスポーンの時期だと捉えています。

いくらなんでもちょっと気が早い気がしますが(笑)、確かにそう考えるとバイブレーションというルアーが有効だなと思えますよね。

もうひとつ書かれていたことで面白いのは、フラットサイドクランクの浮力でカバーをかわすというところに、浮上アクションでリアクションバイトを得るという点でした。

この「浮上アクションでリアクションバイト」というのは意外と盲点で、クランクベイトというルアーは数あるルアーの中でも、潜らせてから再び浮かすことができる数少ないルアーなんですよね。

これは私がよく釣りに行く連れが言っていた言葉なのですが、浮上する時に強い波動を出すルアーはクランクくらいしかない。と言っていて、確かにそうだなと思いました。

他にもビッグベイトやジャークベイトやI字系ルアーにも浮上アクションさせるルアーはありますが、クランクベイトほど浮力そのものが強く効率的なものはありませんからね。

横に逃げるのではなく、真上にゆっくりと逃げるエサならば、冬のバスでも追うんだなと思いました。

バイブレーションやフラットサイドクランクというルアーは私の得意なルアーではありませんが、このガイドさんが言う通り、冬に最高のバスが釣りたければ色々なルアーを試すべきなのでしょうね。

あなたは冬にフラットサイドの釣り、やっていますか?

それではまた。

毎度ありがとうございます!