冬のバス釣り基本ガイド

冬のバス釣り基本ガイド
Photo by mossyoak.com

冬のバス釣りは、他の釣り人やアウトドアスポーツなどのにぎわいのない、静かな釣りを楽しむような部分もあります。しかし実際にバスを釣るとなると、他の季節ほど簡単ではありません。冬のバスの生態や習性を理解し、自分がそれに対応しなければならないんですね。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”AN EXPERT GUIDE TO WINTER BASS FISHING”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:mossyoak.com ”AN EXPERT GUIDE TO WINTER BASS FISHING”January 23, 2020

冬のバス釣りの魅力といいますと、どんなことがありますでしょうか。

冬はバス釣り自体をする人が減ってしまいますので、これは、冬のバス釣りからは魅力が減ってしまうんだろうと考える方が普通なんです。

そりゃあそうですよね、寒いですし、釣れないですし、無理してやることもないと思います。

冬のバス釣りの魅力を言える方というのはもうそれだけで普通ではないのかもしれませんが、長くバス釣りをやっているとやっぱり、冬も釣りたいな、と思うようになりますよね。

私も一応、バス釣りを始めてから順調に、春・夏・秋というシーズンを釣ってきましたが、長野という地域柄もあり、冬はお休みというのが普通でした。

しかし冬でも凍らないフィールドが全国にはいっぱいあり、バスはどうやら冬眠しているわけではなさそうだぞという情報が入ると、冬でも釣りができるフィールドへ出掛けるようになりました(昔は「バスは冬眠する説」があったため、冬は釣りしなくてもいいやというマインドでした)。

このときは主に関東のフィールドへ出掛けていたのですが、ハイシーズンに比べて圧倒的にあらゆる釣り人が少なく、ボートの数もなく、釣りがしやすい環境でした。最初はこの、のんびりできるところが冬の釣りの魅力でもあるんだろうなという考えに満足していたのですが、実際に釣れるかどうかというと、まったく釣れなかったんです。

他に釣り人がいないので自分がやっていることが正しいかどうかもよく分からず、関東は家から遠いのでそれほど経験を積むことができず、他の季節なら釣れるのに何がいけないのかなと思っていました。

何がいけないのかと考えるのはいいことだと思うのですが、私はこれならどうか、これならどうかという考えをバスに答えを求めるやり方でやっていたのですが、これが良くなかったようです。

自分の考えではなくて、冬のバスは、他の季節に比べてどういう行動をとっているのかを知って、その答えに自分が合わせていくというやり方に気付きました。

これは私の冬のバス釣りで釣れるようになるまでのステップの話なのですが、案外同じようなステップで冬にバス釣りにのめり込んでいった方は多いのではないでしょうか。

やっぱり、冬に釣りたければ、冬のバスの行動に合わせた「冬の釣り」をしなければなりませんよね。

この記事は、アメリカのハンティングとフィッシングの専門メディア「Mossy Oak」の記事で、色々なバスプロからの冬のバス釣りの基本的なアドバイスが載せられています。

これから冬のバス釣りを本格的に始めたいと思っている方はもちろん、もう少し釣れるようにならないかなと考えるアングラーさんもぜひ、読んでみてください。

冬のバス釣りに適したルアーとは

引用文(タップすると開きます)
Before you set out to bass fish in the winter, remember that the fish’s metabolism is at an all-time low. This means their digestive system can’t handle larger bait, so it’s better to keep it simple. Opt for lightweight bait. A quarter ounce or, at most, three-eighths of an ounce is as heavy as you need, and there’s seldom a reason for bait to exceed three and a half inches in length.

Some good examples of winter bass bait include a rapala shad rap, a hair jig, and soft plastic baitfish. If you use a hair jig, remember that you don’t need a trailer. A bit of deer hair will work just fine.

Some people try to go larger, but, if you want to get as many bites as possible and increase your odds of catching a big fish, keep it small and light. These guys don’t have their warm weather appetite.

冬にバスフィッシングに出かけるときは、バスの代謝が低いことを常に忘れないでください。 これは、バスの消化器官が大きな食べ物を消化できないことを意味するので、シンプルに考えるべきでしょう。 小さなルアーを選ぶということです。 1/4オンス、大きくても3/8オンスあれば充分として、大きさ的には3.5インチ(9センチ)を超える理由もまあありません。

冬のバスルアーの良い例として、ラパラ・シャッドラップ、ヘアジグ、ベイトフィッシュに似せたワームがあります。 ヘアジグを使用する場合はトレーラーは必要ありません。 シカの毛が少量巻かれたものがいいでしょう。

大きいルアーでも釣れるという人はいますが、できるだけ多くのバイトが得られて、なおかつビッグフィッシュの確率も高めたいのであれば、小さくて軽いルアーを信じてください。 この手のルアーは冬の暖かさによる食欲も関係ありません。

冬のバスはいつ釣れるか

引用文(タップすると開きます)
When it comes to wintertime bass fishing, many people think that the afternoon is the only good time to fish. Indeed, the hours between 2 p.m. and sunset are often some of the best hours to fish: The sun has warmed up the water, the baitfish are active, and the bass are moving around. Afternoons are especially good on particularly cold days.

However, afternoons aren’t your only option. Daylight is also one of the best times to catch bass—smallmouth bass in particular. If you’re out from an hour or so before sunrise until a few minutes after the sun comes up, you’re going to be almost sure to get some bites.

冬のバス釣りに関しては、多くの人は午後が釣りに最適な時間だと考えています。 実際、午後2時から日没までが釣りをするのには最適な時間と言えます。太陽により水温が上がり、ベイトフィッシュが活発になり、バスも動けるようになるためです。 特に寒い日こそ、午後が良くなります。

ただし、午後だけが良いというわけではありません。 日光があることは特にスモールマウスバスを釣るのに最適なタイミングの1つです。 日の出の1時間くらい前から太陽が昇ってからの数分後まではかなりのバイトタイムと言えるでしょう。

冬のバスはどこにいるのか

引用文(タップすると開きます)
The number one rule of fishing is to fish where the fish are. It’s important to know where the fish like to spend the winter. Bass like cover, whether that is grass, wood, or docks, but rock fixtures and formations in the water tend to provide good natural cover for them.

釣りの一番のルールは、魚がいる場所で釣りをすることです。 冬のバスが好きな場所を知ることは重要です。 バスはウィードやウッド、桟橋のような何らかのカバーを好みますが、岩などの地形変化も天然のカバーとして機能しています。

冬バスはディープにいる?

引用文(タップすると開きます)
It’s key to remember that depth is relative and how deep you fish all depends on the lake you’re fishing. Some lakes only get ten feet deep, while others are forty or fifty feet deep. If bass like to spend their summers at a depth of ten feet in a given lake, head out to where it gets thirty or forty feet deep. If they spend their summers in three feet of water, head out to where it’s ten feet deep.

It tends to be helpful to situate your boat near the deeper parts of the lake, but this doesn’t mean you have to be right on top of the deepest part of the body of water. You also have to monitor water clarity. In many ways, clarity is even more important than water warmth, so you may want to consider some innovations in bass fishing like the Humminbird 360 Image Trolling Motor System /our-obsession/blogs/fishing/brandon-palaniuk-on-new-electronics-for-bass-fishing so you can see the bottom as well as all around your boat for the best fish.

As a general rule, the dirtier the water, the shallower the baitfish will be. The clearer the water, the deeper the baitfish will be. Bass will follow the baitfish even though they aren’t feeding like they were in the fall or summer. Like everyone else, they just like to be near their food source, and, for this, clarity is a better determinant than water warmth of how deep the bass and the baitfish will swim.

ディープという言葉は相対的なものであり、釣りにおけるディープとは釣りをするフィールドにもよることを覚えておくことが重要です。深さがわずか3メートルの湖もあれば、水深15メートルの湖もあります。バスがある湖では夏に3メートルのところで過ごすことを好む場合は、冬は10メートルの深さまに落ちていきます。またある湖では夏に水深1メートルで夏を過ごす場合は、冬は3メートルの場所に向かうということです。

その湖のディープエリアの近くにボートポジションを取ることが有効となる傾向はありますが、これはその湖の最も深いところにいなければならないという意味ではありません。また、水の透明度にも注目する必要があります。実は水温よりも水の透明度のほうが重要で、ハミン360イメージや、ガーミンライブスコープようなハイテク魚探を駆使し、バスを見つけるためにボトムだけでなくあらゆる方向を見るようにすることをおすすめします。

原則としては、水に濁りが入っているほど、ベイトフィッシュは浅くなります。水がクリアであればあるほど、ベイトフィッシュは深くなります。バスは、秋や夏のようにベイトフィッシュを食べていなくても、ベイトフィッシュを追っています。他のすべての生き物と同様に、バスも食物源の近くにいるのが好きで、それこそが、水の透明度がバスやベイトフィッシュのレンジを決めるのに水温よりも重要であるという理由になります。

冬のバスが食べているもの

引用文(タップすると開きます)
In the winter, bass turn to much of the same food sources they do at other times of the year; they just eat less of it. Crawfish might go away for the winter, meaning the crawfish baits may work. However, shad or baitfish imitation baits are a safer bet.

Here’s why: When it gets cold, baitfish have the habit of dying out. They don’t often die out completely, but you will likely see little red fins floating on the service. They can’t take the cold that well. This means that bass will be eager to find and eat more baitfish, making shad and baitfish imitation baits good choices. Umbrella rigs are also a good idea, as they imitate schools of baitfish well.

冬のバスと言っても他の季節とほぼ同じものを食べています。 ただ、食べられる種類が減ってしまいます。 ザリガニは冬になるといなくなってしまいますから、ザリガニ系のルアーでも釣れるかもしれませんが、シャッドまたはベイトフィッシュ系のルアーにした方がより安定しているでしょう。

その理由は次のとおりです。寒くなると、完全にいなくなることはほとんどありませんが、ベイトフィッシュも死に絶えていく傾向があるのです。 ベイトフィッシュも寒さに耐えられなくなるのです。 しかし湖上に死にそうなベイトフィッシュが浮かんでいるのをあまり見ることがないと思います。 これは、バスがそんなベイトフィッシュを見つけては食べていることを意味しているためで、シャッドやベイトフィッシュ系のルアーを選ぶことが適切であるということです。 アラバマリグはベイトフィッシュの群れをうまく模倣しているため、良い選択肢です。

冬バスを釣るために必要なのは気持ち

引用文(タップすると開きます)
When you head out fishing in winter, it’s essential to have a realistic set of expectations to know when you’ve actually been successful. If you have realistic expectations, you’ll be able to monitor how you’re doing and not get discouraged.

Bass don’t bite in the winter like they do in the spring or summertime. On a good day, you may get ten bites. A great day might look like twelve to fifteen bites, with an amazing day being at around twenty bites.

The average size of the fish tends to be better in the winter. They’ve had all year to get big, and now you can enjoy a larger fish.

Finally, remember that bass need access to deeper water. This doesn’t mean they need water that’s fifty feet deep: “Deeper” is relative to the body of water in question.

冬に釣りに出かけるときは、成功するであろう期待と現実の両方をしっかり見ることが不可欠です。 期待と現実を持っていれば、釣れない時でも心が折れることなく自分と向き合うことができます。

冬のバスは、春や夏のようにバイトしてきません。 良くて1日10バイト、素晴らしい日で12~15バイト、奇跡が起きて20バイトです。

バスの平均サイズは冬になると良くなる傾向があります。 ビッグバスは一年中釣ることができますが、この時期はより大きなバス釣りを楽しむことができます。

最後に繰り返しになりますが、バスはよりディープにいる必要があることを覚えておいてください。 これは、水深15メートルの深さを必要としているという意味ではありません。「ディープ」という言葉の意味は、そのフィールドにもよるという意味です。

冬のバス釣りまとめ

引用文(タップすると開きます)
Whether you’re preparing to try your hand at bass fishing for the first time or you want to improve on your growing skillset, this expert guide can help you make the most of your wintertime trip. Remember to select your bait for the slowed digestive system of the bass and head out at daylight or during the afternoon.

Bear in mind that necessary depth is relative, and that water clarity is, in many ways, even more important than water warmth. Follow the feeding patterns, which also have a lot to do with the temperature and water clarity. Finally, make sure you’ve set realistic expectations. If you do all of these things, you stand a much better chance at a good day of fishing and catching sizable winter bass.

初めて冬のバス釣りに挑戦するための準備をしている場合でも、よりバス釣りのスキルを伸ばしたいと考えている場合でも、このバスプロからのガイドは冬の釣行を最大限に活用するのに役立ちます。 バスの消化器官はゆっくりということに合ったルアーを選択して、昼間か午後に出かけることを忘れないでください。

ディープという言葉は相対的なものであり、水の透明度は水温よりも重要であることを覚えておいてください。 何をフィーディングしているかに注意してください。これは、水温と水の透明度にも大きく関係しています。 最後に、期待と現実をしっかり見ることを確認してください。 これらすべてのことをすれば、冬のバス釣りがより良いものになり、釣れるバスのサイズも良くなるチャンスが得られます。

冬のバス釣り基本ガイド
Photo by mossyoak.com

これ、私も長い間かなり苦労したんですけど、冬はスローにスローにって考えるので、どうしてもライトリグといいますか、ライトリグは良いんですけど、ボトムの釣り一辺倒になってしまっていたんです。

ここにでてきた冬に有効なルアーを改めて見ると、シャッドラップ(シャッドルアー)、ヘアジグ、ベイトフィッシュ系ワームと書いてありました。

これらはみんな横に動かす系のルアーで、必ずしもボトムを取るルアーではないんですよね。

私の場合はですが、いつもライトリグでやっているところで思い切ってその時はワームではなくハードルアーのビーフリーズというサスペンドミノーで釣りをしてみた時があったんです。

ボトムから離すような釣りをしてみたとき、それは意外に釣れることが分かったシーズンになりました。

私の例の内容はまあどうでもいいとして、大事なのは、この時の私は、この記事にあるようなことをすべて実践したから釣れたわけではなく、今までやってたことからたった一つのことを変えただけで釣れたということです。

残念ながら、その時のバスは結構な小バスでした(笑) 書いてあることと違いますね(笑)

でもそこから、また新たなテーマが生まれ、バスの立場から冬のバス釣りは他に何をしたらいいかと考えられるようになりました。

この記事も私の例も、こうしたら間違いなく釣れる、という正解ではありません。

正解は多分、その時のそのフィールドにしか転がっていないんだと思います。

ですので、できるだけ出掛けて、いろんな現実を見たいものですね。

ちなみに私のおすすめの冬のルアー、ビーフリーズはこちらになります。ビーフリーズは一年中釣れますけどね。

記事中に出てきましたヘアジグはこちら

冬のルアーとして使われたことがない方は、ぜひお試しください!

それではまた。

毎度ありがとうございます!