冬にバスがよく釣れる時間

冬にバスがよく釣れる時間
Photo by major league fishing.com

冬はバスの代謝が遅くなるのでエサを摂る必要がなくなり、フィーディングの回数自体も、フィーディングする時間も減ってしまいます。これは困ったことですが、それでもバイトが集中する時間帯というものがあるようですよ。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Bertrand’s Top Two Times for Winter Bites”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:majorleaguefishing.com ”Bertrand’s Top Two Times for Winter Bites”By Mason Prince – December 30, 2019

ご存知の方も多いことかと思いますが、バスは冷血動物(変温動物)ですので、外気温(水温)によって代謝率(成長率と言ってもいいかもしれません)が変わります。

周りの温度が高い方が食べたものが効率よく体の一部になっていくので成長率は高いのですが、周りの温度が低いと食べたものがいつまでも消化されません。冬は成長率が低いんですね。

言い方を変えれば、水温の高くなる夏場は、胃の中の食べた物が早く消化してしまうため、バスはなにか食べ続けないと飢え死にしてしまいますが、冬になると消化が遅くなるため、なにか食べる意味自体がなくなります。

冬のバスがなかなか釣れない理由は、こういうところにあります。

それでもバスを釣りたいと思ったらどうすればいいでしょうか。

食欲がないバスを釣る方法も、皆さんご存知の通り、「リアクションバイトをとる」という手段があります。バス特有の「ついうっかり口を使ってしまった」という行動をさせる釣り方ですね。

バス釣りの面白いところはこういうバスの習性を利用するところにもあるのですが、ちょっと待ってください。

どうやら、冬でもフィーディングする時間帯というのはあるようです。

フィーディングする時間が分かっていれば、そのタイミングの時は食性に訴える釣りをして、それ以外の時間帯はリアクション狙いの釣りをするのが最大の効率化になるじゃないですか。

そんな釣りが果たしてできるのでしょうか。

この記事は、アメリカメジャーリーグフィッシングのコラム記事で、メジャーリーガーのジョシュ・バートランド氏が、冬にバスがフィーディングモードになりやすい2つの時間帯を解説してくれています。

冬の少ないチャンスはぜひモノにしたいものですよね。それでは読んでいきましょう。

バイトは早朝と明るい時

引用文(タップすると開きます)
The Arizona pro recommends being up and ready to go before the sun rises. The earlier in the morning that you can hit the water, the better.

“Even though that water is cold, I’ve found that fish still feed a lot at night,” Bertrand outlined. “Especially when there’s a full moon, those fish continue to feed until very early in the morning. In the winter, I ‘ve found that I do the most damage at my first spot of the day. After 8 a.m. it gets really tough.”

Bertrand lists a Berkley Dredger crankbait, jigging spoon or underspin as baits that he fishes first thing on a cold winter morning. Those baits are all reaction, shad-imitating or feeding baits, which appeals to a fish’s early-morning feeding mindset. The Berkley pro says that wherever your first stop is in the morning, make sure it’s around some baitfish.

“Whatever the baitfish are in your area, try to find them,” Bertrand said. “In the southeast, Blueback herring are notorious for swimming into shallow drains at night and are still there early in the morning. No matter where you are, it’ll be the tail end of the feeding window, so you’ll have opportunities to catch them best right then.”

ジョシュ・バートランドは、太陽が昇る前に起きて釣りの準備をすることを勧めています。早朝のうちにフィールドに出ることができればなお良いそうです。

「水温は低いのですが、バスは夜のうちにたくさん食べていることがわかっています。 特に満月のとき、バスたちは朝早くまでフィーディングし続けています。冬には、その日に入る最初のポイントをそういう場所にすることが最も効果的であることがわかりました。午前8時を過ぎると、本当に釣れなくなってしまうのです。」

バートランドは、バークレイ・ドレッジャークランクベイト、メタルジグ、アンダースピンを、寒い冬の朝に最初に使うルアーとして挙げています。これらのルアーはすべてベイトフィッシュを模したリアクションルアーでもあり、冬の早朝にフィーディングするバスの食性に訴えるルアーでもあります。バートランドは、朝の最初に入ったポイントがどこであっても、ベイトフィッシュが周りにいることを確認します。

「そのフィールドのベイトフィッシュが何であれ、それらを探してださい。 アメリカ南東部では、ブルーバックヘリング(淡水ニシンの一種)は夜にシャローのチャンネルラインを回遊することで有名で、早朝までそこにいます。あなたがどこで釣っているとしても、それが朝のフィーディングの最終便になります。そのため、あなたはそのバスをすぐに釣らなければなりません。」

昼間の明るい時

引用文(タップすると開きます)
If you aren’t an early riser, Bertrand has a solution.

“While the morning may be a feeding time, the time right before sunset is more of a comfort thing for the bass,” he said. “A bass is going to want to get warm, so you can catch them surprisingly shallow just by looking for the warmest water. The coves and pockets on the north side of the lake that have had sunlight on them all day long is a place to start.”

Once you find a shallow, sunny spot, the best baits to tie on are a jig or a tube. As for what to target, it’s not that hard. Well, technically, yes it is.

“You need to be looking for hard objects,” Bertrand advised. “Rock, wood, docks, laydowns, stumps, and really just anything that will hold heat. That bass may not be feeding, but he’s going to be sitting right up next to that structure or cover for warmth. The closer you get to that hard structure or cover the better.”

あなたが早起きが苦手な場合でも、バートランドには解決策があると言います。

「朝はフィーディングタイムだとすれば、夕方になる前の時間帯はバスにとって快適な時間です。」と彼は言います。 「バスは暖かくなりたいので、最も暖かいエリアを探すだけで意外なほどシャローでバスをキャッチできます。 一日を通して日光が当たり続けていた湖の北側のワンドやポケットから探っていきましょう。

日当たりの良いシャローエリアを見つけたら、投げるべきルアーはラバージグやチューブワームです。 どこに向かって投げるかにについては、それほど難しく考える必要はありません。 まあ、テクニックとしては、という意味ですが。」

「なにか硬いものを探す必要があるのです。」とバートランドはアドバイスします。 「岩、木、桟橋、レイダウン、スタンプ、いわゆる「熱をキープできるもの」なら何でもです。 バスはフィーディング状態ではないかもしれませんが、バスはそういったカバーや地形のすぐそばでじっとしているか、カバーに身を寄せて暖まっています。 そんなハードストラクチャーやカバーを発見することが大事です。」

冬にバスがよく釣れる時間
Photo by major league fishing.com

冬といっても、フィーディングは朝まづめだというのはよく聞く話ですよね。

どうやらそれは本当らしいのですが、冬の早朝…特に日の出前なんて本当に寒くてきついんですよねえ。

本当にバスはあんな寒い時にフィーディングしてるんですかね…。そんな早朝のバスを追いかけるアングラーさんもすごいですが、バスもすごいですよね…。

朝が苦手なアングラーさん、寒いのが苦手なアングラーさん、そんなわけで、冬も頑張って朝イチから釣りしてみましょう。私も頑張ってみたいと思います。

他の時間帯としては、夕方になる前だとあります。具体的には、2時から3時ぐらいでしょうか。

私が去年の年末あたりに木崎湖で釣りをした時、朝イチの気温がマイナス1℃、日中の気温が4℃で、朝イチの水温が7℃、日中が7.4℃、帰着間際の水温がまた7℃だったのですが、朝は寝坊して8時過ぎの出船になり(バートランドが記事の中で言っている釣れなくなる時間じゃないですか)、その日はっきりとしたバイトがあったのが午後1時くらいでした。他にバイトかな?と思うのが1回、11時くらいにありました。

それから最高水温を下回り始めると全く反応がなくなってしまったなという印象でした。

木崎湖というのはかなり寒い地域ですから、寒くなり始める時間帯もやや早いため、この記事で言うところの夕方前よりも早い時間帯でバイトが止まったのかもしれません。

私の考えが合っているかどうかは別ですが、振り返ってみると納得できる感じです。

しかし本当にワンチャンス。冬のワンチャンス。

これをモノにできるかどうかが私の課題となりました。

冬でもいい時間帯は確かにあるようです。しっかり集中して、ワンチャンスをモノにできるアングラーになりたいなと思います。

皆さんもそんな経験、ありますでしょうか。

それではまた。

毎度ありがとうございます!