タックルボックスがルアーをダメにする
Photo by wired2fish.com
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”5 Ways to Make Fishing Lures Last”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:wired2fish.com ”5 Ways to Make Fishing Lures Last”By Jason Sealock •Feb 7, 2019
タックルボックスを開けてみたら、入っていたフックやルアーが全滅していた。
なんてことは、バス釣りをしている方なら一度くらいは経験があるのではないかと思います。
全滅というのは具体的にいいますと、中に入れておいたフックが全部錆びてしまうこと、それからルアーなら全部溶けてしまっていたなどです。
ルアーはハードルアー(プラグ)とワームを一緒にしておくとお互いが解けてしまって、両方ダメになってしまいますし、ハードルアーはいつの間にか背中が割れていたりします。
フックというのは消耗品ですからいつかは交換するのですが、一気に全滅してしまうとかなりの出費になりますから、精神的なダメージは大きいですよね。
私は道具に対してそれほど気配りができるタイプではないのですが、この痛い出費を何度か味わってしまうと、さすがに改善するしかありません。
一体、タックルボックスの中で何が起きたというのでしょうか。
この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「Wired 2 Fish」の記事で、タックルボックス内での代表的なトラブルや対処法について解説してくれています。
ちょっとした気配りでフックやルアーの寿命を延ばせるタックルボックスとの関わり方ですので、読んでおいて損はないのではないでしょうか。
ワームと金属を一緒にしない
1つの仕切り内にワームを入れ、同じボックス内の別の仕切り内にフックやハードルアーやスプリットリングなどを入れるのはそれほど大きな問題ではありませんが、ワームとハードルアーを同じ仕切り内にまとめて入れて保管する場合は問題です。 最近の多くのワームには塩が含まれているためです。
濡れたり湿気が入ったりすると、フック、金具、各パーツにサビが発生することがあります。 私はワームをハードルアーの上に置いてしまって、ハードルアーを変形させてしまったりひび割れを起こしてしまったりと、多くのルアーにダメージを与えてしまったりもしました。
私は、ワームは別のボックスに入れるか、パッケージか別の袋に入れたりして、フックやハードルアーと分けて入れておくようにしています。
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小さなボックスを使う
大量のルアーを大きなボックスに入れて持ち歩かない方法のひとつは、釣りをするときは小さなボックスを持ち運ぶということです。 特定の種類のルアーだけで小さなボックスにまとめておけば、扱いやすくなるばかりか、ルアーをダメにするいくつかの原因を軽減することができます。
私たちは皆、ある程度の釣りの経験を経て、多くの取り組みをしています。 大きなボックスは家に置いておき、釣りをするプランから使うであろう必要なルアーだけを小さなボックスに入れていくなどです。これなら水に入れて濡れたルアーをボックスに入れて他のルアーを濡らしてしまったとしても、心配するほど多くのルアーは入っていません。
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ボックスに水が入ったら、家でちゃんと干すこと
もし雨の中や、水しぶきがタックルボックスに入ってしまうような荒れた状況で釣りをしたときは、家に帰ってからルアーをペーパータオルの上などに開けてボックスを空にして風通しを良くし、乾かしてください。
防水ボックスという便利なボックスがありますが、そのボックスを雨の中で何度か開け閉めすることで、水分をボックスの中へ閉じ込めてしまい、結局すべてが錆びてしまったという不満を、私は何度か耳にしてきました。
これは長年にわたって釣りをする中で雨の日でも釣りをするようなことがあるのであれば、ルアーを長持ちさせるためにやらなければならないことです。 防錆(ぼうせい)剤をボックスに入れるのもいいでしょう。
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使ったルアーをもとの場所に戻さない
同様に、使ったルアーを気にすることなく、乾いたルアーの入った乾いたタックルボックスに戻して濡らしてしまうのを見かけます。 そうするのではなく、ボックスの中に戻す前にルアーをどこかに置いておいて、乾かしてから戻してはどうでしょうか。
私はボートのデッキに、その日使ったルアーが山のように積み重なっていることがよくあります。一日の終わりか釣りが終わってから、それをすべてボックスに正しく仕分けして戻すようにしています。 これは、ルアーをボックスの中に戻す前に乾燥させているだけです。
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空のボックスを用意する
ルアーやフックを散らかしておきたくない場合は、空のボックスをひとつ用意しておき、使ったルアーをそこに入れていくようにしてください。 そこで乾かしてから、通常のボックスに戻してください。
これらのヒントは非常に基本的なことですが、うまくいけば、こういった見落としがちなことを知っておくことで、これからの釣りの思い出のために使う予算を無駄にせずに済むことでしょう。
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そうなんです、水の中に入れて使うルアーなのに、水が大敵なんですよね。
特に海や海水が混じった水域で釣りをするときは、さらに注意が必要になります。
ハードルアーに関しても、最近のプラグはかなり精度が高く肉薄に作られているものがあり、車の中など高温の場所に入れておくとルアーの中の空気が膨張し、割れる場合があります。特に濡れたまま車の中に入れておくと、その温度差が激しくなるためか、割れやすくなったり塗装も剥げやすくなるような気がします。
私の場合ですが、雨が降ったりしてタックルボックス内が濡れてしまった場合は、帰りの車の中でボックスを開けて並べて帰るようにしています。
家に着くころにはすっかり乾いていることが多いので、部屋に入れてからの作業が楽になります。ただし、ルアーが暴れるような悪路を走るときは大変なことになるので注意してください。
また、最近では錆びない小分け袋も発売されています。
使ったフックやルアーをその袋に入れておけば錆びないという優れものですので、探してみてはいかがでしょうか。「防錆袋」で検索すれば出てくると思います。
ワームについても最近は色々な素材で作られていますから、相性が悪いとお互いのワームを溶かしてしまうということがあります。安いタックルボックスに入れておくと、それだけで溶けてタックルボックスとくっついてしまうこともあります。
ワームは「ワームプルーフ」という機能付きの専用ボックスを使うようにしましょう。
残念ながら私たち釣り人というのは、釣りにお金をかけてしまう人間なんです。
限られた予算を有効に使うためには、道具を大事にして、ロスを減らしたり節約をするしかありません。
釣具屋という私の立場で言えば、みなさんに乱暴に扱ってもらって、バンバン買い換えてもらえばいいのかもしれませんが、それでは美しくありません。
使う時は使って、節約するところは節約する。長く続く趣味ってそういうものですよね。
私もこの記事のいくつか見習って、実践してみようと思います。
それではまた。
毎度ありがとうございます!