バスプロもやってしまう3つの大きなミス!【マイク・アイコネリ】

バスプロも人間である以上、ミスを犯します。プロも人間ですから、当然と言えば当然です。しかし、プロがやってしまいがちなミスについて話を聞くことは、私たち全員に対する課題を学べるのではないでしょうか。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Iaconelli and His Three Big Fishing Mistakes”という記事を引用してご紹介いたします。
皆さんはバス釣りをしていて、ミスをせず過ごせる日はありますでしょうか。
なにをもってミスとするかは人それぞれだとは思いますが、だとしても、それぞれがミスをせず完璧な1日を過ごしたということはあまりないのではないでしょうか。
完璧な人間というのは、この世には存在しないんです。
どんなに頑張っても、どんなに努力しても、完璧な存在にはなれません。完璧な人間がいるというのなら、それはもう人間ではないと言っても良いくらいです(笑)
ですので、皆さんの身の回りにいる親しい人が自分の理想ではなかったとしても、優しくしてあげてくださいね。お互い様ですからね。
さて、私が尊敬するバスプロの皆さんも人間です。
人間である以上、完璧であるはずがなく、ミスもします。
意外と言えば意外ですが、当然と言えば当然ですね。
ですので、バスプロの方がやってしまいがちなミスの話を聞くということは、私たちアングラー全員の課題でもあり得ますので、勉強になるのではないでしょうか。
この記事は、アメリカのバスタックル販売店最大手であるバスプロショップスが運営するバスフィッシング専門情報サイト「1 SOURCE」のコラム記事で、アメリカを代表する人気バスプロのひとり、マイク・アイコネリ氏が、トーナメントでやってしまいがちなミスについて3つ挙げています。
彼の正直なカミングアウトから、何を学べるでしょうか。早速読んでいきましょう。
良い場所なのに移動してしまう
「これについてはホントにもう百万回も同じことをやってしまいます。 20年以上もトーナメントに出ていますが、いまだにこれをしてしまいます。釣れるバスがまだそこにいるのに、より良いバスを探しに行ってしまうのです。」
「そうならないようにしているつもりなのですが、心の声が「あそこに行けばもっといいバスが釣れるって、そう思うんでしょ?」と私に向かって叫ぶのです。そう思って移動しても、その良いバスはバイトして来ないか、または10回のうち9回は、そんなバスはそこにはいないのです。それは私の心の中での常に「勝ちたい」という衝動からやってしまうのです。」
長く居すぎてしまう
「さっきの間違いと反対に、そこに長く居すぎてしまいます。 もう一度いいますが、20年たった今でも、分かっていてもやってしまうことです。」
「さすがに丸一日を無駄にするほど長く居ることはありませんが、プラクティスやトーナメントの初日に良いポイントを見つけたのが仇になることがよくあります。その夜に何かが起こり、何かが変わったのですが、それに気づかず、そんなはずはないとそこに居続けますが、それが間違いです。」
「2017年のダーダネルレイクでの試合では、勝つチャンスがありました。クランクベイトで素晴らしいバイトが続いていましたが、水位が一晩で落ちたことで、バイトはなくなりました。それなのに私はそこに長居しすぎて、キーパーを揃えることができませんでした。一度は移動しても、またそこへ戻ってきてしまうのです。」
「私の頭の中に前日に釣ったビッグバスのイメージがどうしても残ってしまうのです。それが自分の中の常識を台無しにするのです。」

チキンハート、保守的になる
「年をとるほど、何事においてもそれなりにこなすことができますよね。 年をとって自分自身が確立されるにつれて、保守的になっていく傾向があります。そう、勝つためのバスがいるであろうエリアまで長時間かけて向かったり、操船が難しいエリアに行ったりするのとは対照的にです。」
「全体像を見て、さまざまなことを心配してしまうのです。私がバスマスタークラシックで優勝した時に役立ったのは、クレイジーなロングドライブをしてやるというその意欲でした。最近のチキンハートでやらかしてしまった試合は、ウィンヤーベイトーナメントとカリフォルニアデルタでした。」

2021年春現在、アイクはトップトーナメントの世界からはひとまず引退していますが、この話は現役時代に話してくれたもので、とてもリアルな心境ではないでしょうか。
現在、トーナメントの世界ではライブスコープなどのライブ系魚探が普及してきましたので、去ってしまう系、長居してしまう系のミスは減っているかもしれません。
しかし、私のようなレンタルボートアングラーからすると、当然のようにやってしまうことです。
もうミスかどうかもよく分からないほどです。
もうひとつのチキンハート、保守的になることについては、トッププロと言えども課題となるものではないでしょうか。
私は大きなトーナメントに出ているわけではないのですが、他の選手がどれくらい釣っているか分からない状況で、自分のボートのライブウェルにいい感じの5本のバスが入っていたら、さらなるギャンブルに出れるかどうか…
それくらいのイメージはできます。
大変な決断です。
アイクの言うように、年を重ねるにつれてその傾向が出やすいという気持ちも、今の私にとってはよく分かります。
趣味や遊びの範囲でバス釣りを楽しんでいるはずの私も、もっと大きなバスに向かってチャレンジするというのは、楽しいのですが、不安になるのです。
去年の今頃はこれくらい釣ってたから、今日もそれくらい釣れないとなんだか恥ずかしいみたいな、そんな気持ちがよぎってしまうんですよね。
私なんかは誰に評価されるわけでもないのですから、思い切ってチャレンジすればいいだけの話なんですけどねえ…
ということで、マイク・アイコネリがやってしまうミスというのは、キャストやフッキングなどの釣りの動作のことではなく、メンタルなことでした。
メンタルはフィジカルにも影響を与えることですから、メンタルのミスはバカにできないということなんでしょうね。
私たちも平常心を心がけて、なおかつチャレンジ精神を持って、その1日を自分と向き合ってバス釣りを楽しみましょう。
それではまた。
毎度ありがとうございます!