減水時のおかっぱりバス釣りの釣り方

減水時のおかっぱりバス釣りの釣り方
Photo by WIRED 2 FISH

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”5 Tips for Bank Fishing in Low-Water Conditions”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:wired2fish.com ”5 Tips for Bank Fishing in Low-Water Conditions”By Walker Smith •OCT 19 2019

いつものフィールドがやたら減水してしまうときって、ありますよね。

私が良く行く野尻湖は、毎年夏が過ぎると徐々に減水が始まり、秋には2メートルほど減水になります。

灌漑用のため池などは春から初夏ごろにかけて田んぼに水をやるために減水する傾向があるのではないかと思います。

他にもさまざまなフィールドで、さまざまな理由により、減水になることはありますよね。

良く行くフィールドだからこそ、減水していることに気が付くことができるわけですが、さて、減水してしまったフィールドでオカッパリをするとき、何か特別なことを意識していましたでしょうか。

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「Wired 2 Fish」の記事で、減水フィールドのオカッパリでのバス釣りで気を付けたいことなどが解説されています。

せっかく減水していることに気が付くことが出来たのですから、それに対応することを知っておけば、釣りがより有利になるでしょう。

それでは早速読んでいきましょう。

まあまあ水際まで近づいても大丈夫

引用文(タップすると開きます)

If the water levels were normal and this pond were at full pool, I’d be about 10 feet further back from the shoreline in this photo. But since the water level is about five feet low, I’m not afraid to get a little closer than I normally would.

It’s essential to remember that bass tend to move with the water level. I know I harp on that a lot, but it’s something we all need to remember. So with this low water, I don’t expect the bass to be right up on the bank. I actually walked the bank looking for signs of life, whether it be bluegill, small crappie or shad and I found absolutely nothing other than a snapping turtle. That told me that the party was going on in a little deeper water, so I wasn’t really afraid of spooking anything in the shallows.

It can be important to get a little closer to the shoreline because a lot your traditional cover is going to be out of the water, meaning you’ll have to make longer casts to dissect any sunken trees, depth changes or submerged vegetation.

減水時のおかっぱりバス釣りの釣り方
Photo by WIRED 2 FISH

水位が正常時であるこの池の満水時では、この写真では岸際はあと3メートルほど後ろになります。 しかし、水位は約1.5メートル下がっているため、私は通常より少し近づくことを恐れません。

バスは水位とともに移動する傾向があることを覚えておいてください。 私はそのことは知っていましたが、私たち全員が覚えておく必要があることです。 そしてこの減水では、バスがすぐ岸際にいるとは思えません。 実際、ブルーギル、小魚、その他のベイトフィッシュなど、生命感を求めてバンクを歩いてみましたが、カメ以外には何も見つかりませんでした。 それはフィーディングがもう少し沖で起きていることを教えてくれたので、私は岸際に立ってもバスを怖がらせることはないと考えました。

岸際に少し近づくことは重要です。多くの場合、これまでのカバーは陸上に出てしまっているためです。つまり、沈んだ木、深さの変化、水中の植物などを探し出すため、ロングキャストをする必要があります。

キャストの角度に細心の注意を

引用文(タップすると開きます)

Take a close look at this photo and you’ll notice two very important things: the old water line on the bank and the placement of my cast. Even though some of that shoreline grass looks good, I’m casting 10 or 12 feet in front of it.

Remember the whole “bass move with the water level" thing? Yep. I’m bringing it up again.

If your bank fishing area is void of cover in low-water situations, these types of casts can be a huge deal. Bass will often sit on the first depth change away from the bank. I call these “break lines" and they’re probably the most overlooked aspect among bank anglers. They’ll sit on these little stair step-like depth changes for several reasons.

  • They can still corral bait in the shallows if necessary.
  • Break lines offer a heightened sense of security from airborne predators.
  • Bass will travel along these break lines.
減水時のおかっぱりバス釣りの釣り方
Photo by WIRED 2 FISH

上の写真をよく見ると、2つの非常に重要なことに気付くでしょう。岸の本来の水面の位置と私のキャストした位置です。 バンク沿いにある植物はいい感じに生えているように見えますが、3~3.6メートルほど沖に投げています。

「水位とともにバスが動く」と言ったことを覚えていますでしょうか? そうです。 私はそれを思い出しているのです。

減水時のオカッパリでバンク沿いにカバーがない場合、このキャストが非常に重要になる可能性があります。 バスは多くの場合、バンクから離れた最初の深さの変化に居着きます。 私はこれを「ブレイクライン」と呼び、オカッパリアングラーから意外と見落とされているものです。 いくつかの理由で、こんな小さな深さの変化に居着きます。

  • 必要なときに、シャローでのフィーディングがしやすい。
  • ブレイクラインは、鳥などの天敵に対する安心感がある。
  • バスはこのブレイクラインに沿って移動します。

トップウォーターが有効

引用文(タップすると開きます)

When I’m faced with low water from the bank, I rely on two techniques pretty much all of the time: a wacky-rigged stick worm and some type of topwater lure. I’ve found that, when the water level drops, bass tend to suspend in the water column. In other words, they’re between the surface and the bottom, just hanging out somewhere in the middle.

Because a bass’ tendency is to feed upward, I want something a suspended bass can easily ambush. As long as the water is over 55 degrees, you have a great chance of catching a giant on a topwater. My personal favorites are a soft-plastic toad or a hollow-bellied frog.

減水時のおかっぱりバス釣りの釣り方
Photo by WIRED 2 FISH

減水時のオカッパリをする場合、私は2つのテクニックをよく使います:スティックワームのワッキーリグか、何らかのトップウォータールアーです。 水位が下がると、バスは中層にサスペンドしていることが多い傾向があることがわかりました。 言い換えれば、それは水面とボトムの間であり、真ん中のどこかで回遊しています。

バスは上向きにフィーディングする傾向があるため、サスペンドしているバスが簡単に捕食できるものを待っています。 水温が13℃以上あれば、トップウォーターでビッグバスをキャッチする絶好のチャンスだと言えます。 私の個人的なお気に入りは、フロッグワームや中空フロッグです。

繰り返しキャストしたほうがいい場合がある

引用文(タップすると開きます)

In my opinion, low water can put bass in a weird hangover-type of mood. I don’t really know why, but they can just become flat-out lethargic when the bottom gets sucked out. That’s why it’s so important to make repeated casts to good-looking cover. It’s one of the rare times it’s actually good to be a stubborn angler.

I caught my personal-best bass, a 13-pounder, in low-water conditions from the bank . I was actually talking to my buddy, mindlessly flipping to the same laydown for about 20 minutes. I didn’t expect to catch anything. But on what seemed like the 100th flip, that 13-pounder bit. This proved the importance of repeated casts to me.

Bass don’t always bite out of hunger. Sometimes you have to tick 'em off and make them bite out of aggression.

減水時のおかっぱりバス釣りの釣り方
Photo by WIRED 2 FISH

私の意見では、減水によりバスは元気がなくなってしまような感じがしています。 理由はよくわかりませんが、釣り上げた後もやけに無気力に見えます。 ということは、良い感じのカバーがあったら繰り返しキャストすることが非常に重要です。 意地っぱりになることが時には好結果を生むときの一例でしょう。

私は減水時のおかっぱりの時に、13ポンド(約5.9キロ)の自己記録のバスを釣りました。 私はそのときに釣り仲間と話をしながら、約20分間も何も考えず同じレイダウンに投げ続けていました。 話をしていたので、別に釣れなくても良かったのです。 しかし、何回投げた時でしょうか、13ポンドがヒットしたのです。 これで、繰り返しのキャストの重要性が証明されました。

バスは常に、空腹だから食ってくるわけではありません。 時々あなたはその考えを捨て、イラつかせてバイトさせる必要があります。

1本釣れたら、もっと釣れる

引用文(タップすると開きます)

I know, I know. This isn’t a very impressive bass. But it illustrates my point that, when you get one bite in an area, you need to unhook it fast and get your bait back in there as fast as you can. There are probably several more in the exact same spot.

When my wife and I were shooting photos for this article, I caught a dozen or so bass off of a single laydown. When the water level drops and cover becomes scarce, whatever cover is left in the water becomes prime real estate for bass. Essentially, the bass become concentrated and this creates competition. Competition creates aggressive bass which makes for a happy angler!

It can still be tough to get that first bite, as we discussed earlier. But once you do, pay close attention to exactly where the bite happened and take advantage of the competitive bass in the area.

Don’t let low-water conditions hamper your bass fishing. It takes a little getting used to, but I promise these tips will help you have more success. Bookmark this article because no matter the time of year, these tips are applicable. Good luck!

減水時のおかっぱりバス釣りの釣り方
Photo by WIRED 2 FISH

たしかに、上の写真のバスはそれほどいいバスではないかもしれません。しかしこれは、あるエリアでバスを釣ったらすぐにフックを外し、できるだけ早くまたルアーを投げる必要があるということを示しています。おそらく同じ場所にさらに何匹かのバスがいるでしょう。

妻がこの記事のために私の写真を撮ってくれたこのとき、私はひとつのレイダウンから多くのバスを釣り上げました。水位が下がり、カバーが不足してくると、岸際に残ったカバーはすべて、バスにとっての貴重なカバーということになります。基本的にバスはそこに集まり、それはまた競争を生み出します。競争によりバスはアグレッシブになり、それはアングラーを幸せにします!

減水の時は、最初のバイトまでが遠い傾向はあります。ただし、1度バイトがあったら、そのバイトの場所を正確に、細心の注意を払い、そのエリアで競争になっているバスを狙ってください。

減水を理由に、バス釣りに行く気にならないようにしてください。慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、これらのヒントがあなたの成功に役立つことをお約束します。この記事は季節に関係なくどれも当てはまるはずです。では、グッドラック!

減水時のおかっぱりバス釣りの釣り方
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この記事のように、減水ということをポジティブにとらえることができれば、釣果は上がりそうですよね。

私としましても、バスをはじめ多くの魚たちは、減水になるとナーバスになってしまうような気がします。やはり水中に住んでいる生き物ですから、減水して陸に取り残されてしまうのだけは避けたいでしょうから、不安なんでしょうかね。

そう思うと、なかなか減水に対してポジティブにはなれないのが正直なところなんです。

ボート釣りであればいくらでも沖に出て、魚探で釣る場所を探し出すことができると思いますが、オカッパリではそうもいきません。

しかし減水時は、逆に岸際においしそうなポイントがあっても、浅くてボートが近付きづらいということもありますので、オカッパリが不利になるばかりではありませんもんね。

また、減水により今まで見えなかった水中のカバーや地形変化が目で見て確認できるのも、ありがたい要素です。

そういったことも含めて、減水をもっとポジティブにとらえ、この記事のような具体的な対策をすれば釣果は上がりそうですね。

いつものフィールドの、いつもなら釣れるカバーが減水により干上がってしまったのを見るとちょっと凹むのですが(笑)、そこから頭を切り替えて、いい釣りができるようにしたいと思います!

それではまた。

毎度ありがとうございます!