夏のバス釣りは沖の地形変化を狙え!

夏のバス釣りは沖の地形変化を狙え!
Photo by insideline.net

夏のバスは沖のディープへ移動するというのが定説ですが、ディープという曖昧な表現を避ければ、それは「沖の地形変化」と言い換えることができます。では、その夏の沖の地形変化を釣るにはどのようにしたらいいのでしょうか。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Rods & Rigs – Top Summer Offshore Tactics”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:insideline.net”Rods & Rigs – Top Summer Offshore Tactics”By David A. Brown|JULY 8, 2020

毎年、夏になると、バスたちは沖のディープへ移動すると言われています。

岸沿いのシェードも良いのですが、水は下の方に冷たい水が集まる性質があるため、バスもベイトも涼しい下のほう(ディープ)へ行った方が都合がいいのでしょう。

深いと言ってもそれは相対的な話で、たとえば野尻湖なら水深10メートルだとしても、近所のため池では2メートルのことかもしれません。

ですので、このディープという表現はやや曖昧な感じになってしまいます。

この場合、フィールドの状況や実際の水深に関係なく言えることは、沖の地形変化にバスやベイトが集まるということかもしれません。

野尻湖で言えばたとえば水中島のようなハンプであったり、ため池で言えばわずかなミオ筋程度のへこみが、そういう変化に当たるでしょうか。

特に野尻湖の場合、私の経験では、夏はそのようなピンポイント(と言っても広い意味で)を見つけた場合、バスが入れ替わり立ち代わりで入ってきやすいポイントになっていると思います。

野尻湖のプロガイドさんが1ヶ所で数時間ずっと動かないような場面を見ると、きっとそういうことなのだろうと思いますし、自分でもそのような経験は少なからずあるんです。

そんな地形変化というのは、フィールドによって様々あると思いますが、具体的にはどのように釣っていけばいいのでしょうか。

この記事は、ルアーメーカー、ゲーリヤマモトUSAが運営するバス釣り情報サイト「IN-SIDE LINE」の記事で、ライターでありプロアングラーのデビッドAブラウン氏の記事が掲載されています。

彼の夏の沖の地形変化戦略とはどのようなものか、ぜひ読んでみましょう。

適切なタイミングで適切な場所へ

引用文(タップすると開きます)
You will want to be aware that the action typically doesn’t last all day; rather, it comes during particular periods. There always seems to be a really good morning bite and then it slows down during the middle of the day. But they will feed again heavily at some time later in the afternoon. I can remember one time on Lake Fork, we really knew we weren’t going to catch them until about 2 o’clock during the hottest part of the day. Until then, it was like they weren’t even there, even though we could see them on the graph. We’d caught them there the day before and at 2 o’clock, it was like someone flipped a light switch. So, we caught them early, we caught them mid-afternoon and then, in the evening, we caught them again. You’re still going to pick off some scattered fish in the middle of the day, but at some point, they will go into a feeding frenzy; they’ll eat anything that comes by. The key to capitalizing on these frenzies is to realize there’s usually a sweet spot. It may a single big rock, a stump or a point off the side of the drop — whatever it is, the fish will cluster around this spot. Once you find where that spot is, you can literally make the same repeated cast over and over and over. When you fish around and find the sweet spot on a piece of offshore structure, it’s like magic. To dial in the fish’s specific location, you have to try different angles to see what they want.

釣れると言っても、1日中釣れ続けるわけではないことに注意してください。むしろそれは、特定の時間帯で起こります。だいたいはモーニングバイトがあって、それが日中になるとバイトは途絶え、夕方頃になると再びフィーディングタイムに入ります。

レイクフォークでのある日のことを思い出してみます。私たちはその日、最も暑くなるお昼から2時頃までは、まずバスは釣れないだろうと思っていました。魚探でバスの姿が映ったとしても釣れないという状況です。実は前日にも釣りをしたのですが、2時になったら誰かがライトのスイッチでも入れたかのように釣れ始めた時と似ていたのです。そのとき私たちは、早朝にバスが釣れて、お昼頃はポツポツ釣り、そして夕方にさらに釣っていました。

日中はどうしても散らばっているバスをポツポツ拾っていく釣りになると思いますが、ある時点で、バスはフィーディングタイムに入ります。この時のバスは来るものなら何でも食べます。このフィーバー状態に立ち会うための鍵は、そのようなスイートスポットがあるということを認識することです。それはポツンとある大岩、スタンプ、大きな岬の横に出た小さな岬などである可能性があります。それが何であれ、バスはそのようなスポットの周りに集まります。

その場所がどこなのかを見つけたら、文字通り同じ何度もキャストを繰り返すことになります。沖の釣れる地形変化を見つけるというのは、まさに魔法のようです。ただし、バスがその特定の場所で食うと言っても、さまざまな角度を試して、バスが何を望んでいるかを確認する必要があります。

夏の沖の地形変化で使うルアー

引用文(タップすると開きます)
When I come up to a hump or an island top, the first thing I like to throw is a deep diving crankbait like a Norman DD22 or a Strike King 6XD — many guys even throw the 10XD. I like to start with cranking because I want to pick off the aggressive fish first. I’ll throw my crankbaits on a Champion 805 CB — an 8-foot rod specifically made for those deep diving crankbait. Most of the time, I’ll use 10-pound P-LIne CSX, which is strong, but has a small diameter that allows me to get a lot of depth out of my baits. Once I’ve made numerous casts and I’ve picked off all the fish I feel like I can catch on that crankbait, I’ll go with a jig presentation. I like a 1/2-ounce football head with a Yamamoto Double Tail Trailer or a 5-inch Single Tail Grub, or a homemade football jig with a 5-inch Hula Grub. (The homemade jig has four keeper barbs that prevent the Hula Grub from slipping.) For all of these trailers, I like green pumpkin and cinnamon purple flake. I fish my crankbaits pretty fast, so for the ones that won’t react to that presentation, will usually respond to the slower dragging look of a football jig. With this technique, it’s like I get a whole other group of fish. I know a lot of guys like heavier jigs, but feel that the 1/2-ounce offer a good balance of efficiency. It’s heavy enough that I can fish it fast and cover a lot of water, but it’s less likely to get snagged in the bottom. I’ll fish my jigs on a DX 744 C or a Champion 744 C — both are great jig rods. Most of the time, I’ll use 12- to 15-pound P-line fluorocarbon, but if I’m around heavy cover, I’ll go with 20-pound test. My third choice is a Carolina rig with a 4- to 6-foot leader. Some people like lizards; I like the Yamamoto Kreature, but whatever you like, that slow rise and fall presentation will often trigger a whole different group of fish that didn’t react the crankbait or the jig. That way, you can pick up some of the remainders. Many times, I can’t get a bite on the crankbait or the jig, but I throw out that C-rig and catch on on the first cast. My approach to summertime offshore fishing provides a very effective 1-2-3 strategy — you pick off the ones that are super aggressive right away, then you show them progressively slower looks until they respond. Sometimes, the crankbait will catch a whole bunch, but other times, a crankbait will catch one or two and then the jig will catch a whole bunch. But then, there are times when you’ll catch one or two on a crank, none on a jig, but all of a sudden a C-rig just lights them up. It’s just the mood of the fish at that time of day and what they’re looking for.
夏のバス釣りは沖の地形変化を狙え!
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ハンプや水中島の頂上にたどり着いたとき、私が最初に投げるのが好きなのは、ノーマンDD22やストライクキング6XDのようなディープクランクベイトです。多くのアングラーも10XDを投げるでしょう。まずは活性の高いバスから釣っていきたいので、クランクから始めるのが好きなのです。

クランクベイトは、ディープクランク用に専用設計された8フィートのロッドを使います。ラインはほとんどの場合、10ポンドのP-LIne CXX(フロロ)を使用します。これは細くて丈夫なため、ルアーがより深く潜っていきます。

たくさんのキャストをして、クランクベイトで釣れるであろうバスを釣り切ったら、ラバージグに切り替えます。ゲーリーヤマモト・ダブルテールグラブまたは5インチシングルテールグラブを1/2ozのフットボールジグ、または自作のフットボールジグに5インチのフラグラブを付けたもの(自作のジグには、フラグラブが滑らないようにする4つのワームキーパーがあります。)

また、カラーはすべてのトレーラーで、グリーンパンプキンとシナモン/パープルフレークが好きです。

クランクベイトはかなり速く巻きますので、その方法に反応しないバスは、やはり、フットボールジグのゆっくりとしたズル引きに反応します。このテクニックの使い分けは、まるで他のバスの群れに出会うようなものです。

もっと重いジグが好きな人もたくさんいますが、1/2ozはバランスの効率が良いと感じています。広く速く探る釣りができるくらいの重さでありながら、ボトムで根掛かりしすぎることがありません。

ラバージグは7フィート4インチのロッドを使います。ほとんどの場合、12〜15ポンドのフロロカーボンを使用しますが、ヘビーカバー周りを釣る場合は、20ポンドを使います。

3番目の選択肢は、1.2〜1.8メートルのリーダーのキャロライナリグです。リザードが好きな人が多いですが、私はゲーリーヤマモトのクリーチャーが好きで、まあなんでも好きな物で構わないのですが、ゆっくりとしたリフト&フォールをすることで、クランクベイトやラバージグに反応しなかったバスを反応させることがよくあります。そうすれば、さらに残りのバスを釣ることができます。

多くの場合、クランクベイトやラバージグでバイトがなかったとしても、キャロライナリグにしたら一発で食ってくることがあります。夏の沖でのバス釣りでの私のアプローチは、この1-2-3作戦で成り立っています。まずは非常にアグレッシブに攻め、反応がなければ、反応するまで徐々にスローダウンしていくようにします。

クランクベイトで群れの全てを釣り切ってしまうこともあれば、クランクベイトで1~2本、その後ラバージグで群れ全体を釣り切ることもあります。そうでなければ、クランクで1~2本釣ってラバージグが不発だったとしても、突然キャロライナリグで火が付くという感じです。それがその日のバスの気分であり、バスが求めているものなのです。

夏のバス釣りは沖の地形変化を狙え!
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この記事のように、1ヶ所でディープクランクで釣れた後はフォローベイトで群れを全部釣るというのはなかなか難しいことかもしれません。日本では…。

しかし、これは特にスモールマウスバスに言えることかもしれませんが、1本釣れたら同じ場所で連発することは期待していいかと思います。

たとえば広いフラットエリアにベイトとバスが魚探にいっぱい映る水深を発見したとしても、実際に食う場所というのは意外と狭いスポットに集中していたりするんですよね。

あとは、流す向きとか…こっちの方向に流している時だけバイトがある、みたいな傾向があったりするんですよね。

このとき、私の場合、同じルアーやカラーを使って反応がなくなったら(だいたいすぐ反応がなくなります)移動しますが、ここでルアーやカラーやスピードを変えればもっと釣れる人になれるのかもしれません。

ここが、この記事から私が学ぶべきポイントでした。

こういう場所がいい、こういうルアーがいい、という情報も大切ですが、このような考え方でポイントを探すというのも非常に大事なことなんですね。

皆さんもぜひ、夏のスイートスポットを探し、そこがどのような角度で通せば釣れるのか探し、反応がなくなったらどのタイプのルアーに変えればまた釣れるようになるのかを見つけることをしてみてください。

沖でひとりだけ連発!とかたまりませんからね(笑)!

それではまた。

毎度ありがとうございます!