バス釣りで根掛かりしやすい場面と回避方法ベスト5

バス釣りで根掛かりしやすい場面と回避方法ベスト5
Photo by wired2fish.com

バス釣りをするうえで絶対に避けることができない嫌な現象のひとつが「根掛かり」です。根掛かりを恐れていてはバスを釣ることはできませんが、やっぱり根掛かりはしたくない。根掛かりしやすい場面と回避方法を学んで、釣果に結び付けましょう。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”5 Easy Ways to Avoid Snagging Your Fishing Lures”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:wired2fish.com”5 Easy Ways to Avoid Snagging Your Fishing Lures”By Shaye Baker · Mar 28, 2022

根掛かり。

バス釣りを楽しむうえで避けて通れない嫌な現象のひとつです。

ご存知の通りバスはカバーが好きで、カバーに寄り添うか、カバーの奥深くにいることが多いものですから、私たちがキャストをするために狙う場所もそんな場所になりますよね。

たとえば桟橋の下にレイダウンが入り込んでいるようないかにも美味しそうな場所にスキッピングでテキサスリグを奥の奥まで入れる。

最高のキャストが決まり、「これはでかいの来ちゃうんじゃないの」と思ってゆっくりズル引いていると、ルアーがウンともスンともいわなくなるあの感じ…。

「おいおい、テキサスリグ投げてんのに根掛かりしちゃうの!?」って思いますよね。

「これ根掛かりしなきゃ釣れてたんじゃないの!?」って思いますよね(泣)

さらに大切なルアーをロストした日にはもう、立ち直れないくらいのショックを受けますし、根掛かり恐怖症のような状態にもなりますよね。

そうなると、根掛かりするって分かってたら投げたくないですし、でもバスはカバーにいる感じがするし…という葛藤と戦うことになります。

これではもう、バスを釣って勝利の雄たけびを上げる以前に、自分に勝たなければなりません。

根掛かりしたくないからといって安全なところにばかり投げていてもほとんど意味がありませんからね。

しかし、バス釣りではどうしても避けられない根掛かりとはいえ、根掛かりにはパターンというものもあるんです。

このパターンを知ることで、避けられないはずの根掛かりも、ある程度避けることができるようになります。

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「Wired 2 fish」の記事で、ライターのシェイ・ベイカー氏が、根掛かりしやすい場面とその回避方法を5つ、共有してくれています。

根掛かりをしないで済むということはそのまま、釣果に直結します。

この5つは絶対に覚えておきましょう。

新しい松の木は避ける

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When it comes to a bass fishing lure, fresh pine bark is one of the stickiest things ever known to man. Fishing laydowns is a great way to catch bass but when that laydown is a pine tree that still has its bark on it, I’ll often skip right past it. The bark of a pine is just too coarse, with each tree’s coating made up of thousands of perfect little crevices for my hooks to snag. Hooks aren’t all that hangs in pine bark. My line is notorious as well for getting into a little groove and digging into the bark. As the lure approaches, the whole bait gets stuck as it tries to cram its way through the same groove the line has found. Honestly, I just avoid the pines the best I can. I’ll fish them on occasion just to make sure there’s not a pattern relevant to only the pine trees. Or I’ll fish them if that’s all that’s there or if I’m in a tournament. If I’m just fun fishing, however, you won’t likely see me even throwing at one.
バス釣りで根掛かりしやすい場面と回避方法ベスト5
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バス釣りでの根掛かりに関して言うと、新しい松の木の樹皮は、分かっている中ではかなり厄介なもののひとつです。 レイダウンを攻めるのはバスを釣るための最適な方法ですが、そのレイダウンがまだ樹皮が残っている松の木なのであれば、私だったら通すぎるかもしれません。松の樹皮は目が粗すぎて、フックが引っ掛かりやすいような隙間だらけだからです。

松の樹皮に引っ掛かるのはフックだけではありません。 ラインもまた、その樹皮の小さな隙間に入りこんでしまいます。その状態でルアーを引くと、ラインが挟まった場所にルアーがやってきて、そのままルアーがロックされます。

正直なところ、私は松をできるだけ避けています。 松の木だけが釣れるパターンもあるかもしれないので、釣りをすることはあります。 またはそのフィールドに松の木しかカバーがないのであれば、釣りをするでしょう。しかし、トーナメントでもなければ、私が松の木で釣りをしているのを見ることさえないでしょう。

枝ぶりのいい木の場合は

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Another tip relative to laydowns is to try to always fish with the grain of a tree. This means that if a tree fell from the bank straight out to deeper water, position your boat in the deeper water and make your cast up to the base of the tree. Don’t do the opposite if possible. Don’t throw to the end of the tree and fish your bait back up towards the base. This will help you avoid getting your bait snagged in the fork of a tree, which is another notoriously sticky spot for soft plastics and hard baits alike. And again, it has to do a lot with your line. You line will naturally funnel down into the “V” of the fork of a tree and when your bait tries to make its way through, it’s a perfect snagging opportunity.
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レイダウンに関することでもうひとつ。常に木の先端側から釣りをするということです。 これは、木がバンクから真っ直ぐ沖に延びている場合、ボートは木の先端側にポジションし、木の根元に向かってキャストするという意味です。 できるだけ逆のことはしないでください。

木の先端側に投げて、ルアーをバスの方に近づける釣り方をしない。

これにより、ルアーが木の枝の又の部分に引っ掛かるのを防ぐことができます。これはハードルアーでもワームでも引っ掛かりやすい場所です。 そして先ほどと同じように、ラインにも同じことが言えます。 あなたのラインは自然に木の枝別れのV字ゾーンに挟まり、ルアーが通り抜けようとするときに引っ掛かるのです。

PEラインを使わない

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I’m personally a big fan of braided line. There are times, however, when it can be a real pain and it’s perhaps better for some anglers to simply avoid using braid altogether because of its pitfalls. Braided line has a tendency to dig into whatever it’s being dragged across. When fishing braid versus fluorocarbon across a tree for instance, it’s more likely to cut into the tree and then hang your bait up as it approaches. The same thing happens with vegetation, though braid is almost a necessity in these situations. If your braid starts to cut into vegetation, you can typically snatch it out and cut all the way through whatever cover you’re fishing. I do remember one unique situation when I was covering a tournament down in Florida years ago. The angler was actually punching with super-heavy monofilament, because the gator grass was too tough for his braid to cut through. When he tried the braid, his line would dig into the gator grass during the fight and a fish would come off. The monofilament, however, wouldn’t dig in at all and he was able to put more fish in the boat. But I stress this was the exception. Avoid braid where you can around wood and docks, but for vegetation it’s usually a good idea.
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私は個人的にはPEラインが大好きです。ただし、それによる不具合や、釣り方による不都合な部分もあるため、PEラインは使わない方がよいという場面もあります。PEラインは、何かに当たるとそこに食い込もうとする傾向があります。たとえばPEラインとフロロリーダーを使ってウッドカバーを通そうとすると、ラインが木に食い込むことでルアーが根掛かる可能性が高くなります。

同じことがウィードでも起こりますが、ウィードエリアではまさにPEラインが有利なのです。PEラインがウィードに食い込んだとしても、だいたい強く引っ張ればウィードがちぎれて根掛かりは回避することができます。

しかし何年も前になりますが、フロリダのトーナメントでウィードを釣っていたときの1つの例外を覚えています。パンチングの釣りをするのですが、アリゲーターウィードがPEラインではどうしても切ることができず、アングラーたちはかなり太いフロロラインでパンチングしていました。

PEラインを試してみても、ラインがファイト中にアリゲーターウィードに食い込み、バスがフックアウトするのです。しかし、フロロカーボンラインはなら食い込むことがなく、多くのバスを釣ることができました。しかし私は、これは例外だということを強調します。ウッドカバーや桟橋の周りではPEラインは避けてください。ウィードカバーの場合はPEラインをお勧めします。

バス釣りで根掛かりしやすい場面と回避方法ベスト5
アリゲーターウィード。アシのように茎が頑丈で、良く見ると茎の部分にとげのような毛が生えているタイプの草です。いやですねえ。

流れがある場所では細いラインで

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It’s really easy to get your bait snagged in current. It’s hard to really gauge what your bait is doing on the bottom when fishing current and if you get slack in your line, you can run into several issues. The current will create a bow in your line, making it harder to detect a bite, harder to set the hook and easier for your bait to snag. So anytime I’m fishing a bottom bait like a jig, shaky head or single swimbait in current, I’ll fish it on a semi-tight line. I do this so I can tell what’s going on. With my line tight, I can feel a bite better, set the hook more efficiently and avoid getting snagged. Tight-lining a bait allows it to wash along the bottom but hopefully not get washed under a rock, log or other obstruction.
バス釣りで根掛かりしやすい場面と回避方法ベスト5
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流れの中では、すぐにルアーは根掛かりしてしまいます。 流れの中での釣りは、ルアーがボトムでどんなことになっているのかを感じるのが難しいためです。ラインにたるみがあると問題がいくつか発生する可能性があります。 流れはラインを弓のようにたるませ、バイトを感じにくくさせ、フッキングも難しくなり、さらにはルアーも根掛かりしやすくなる、という具合です。

ですから、私が流れのある場所でラバージグ、ジグヘッド、スイムベイトなどボトムの釣りをするときは、細めのラインを使います。 これにより、ルアーがどんな状態かが分かりやすくなります。

ラインが細いことでバイトが出やすくなり、それによりフッキングもしやすくなり、根掛かりも防ぎやすくなります。 細めのラインでルアーを使うことでボトム付近を通しやすくなりますが、岩やウッドカバーの下に潜りこんでしまうというほどでもありません。

クランクベイトは下流に投げる

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Letting a bait wash along in the current like I mentioned in the previous section is definitely the most natural approach. But with a crankbait, I actually like to fish against the current. I do this for a few reasons, but preventing snags is definitely one of them. When cranking in current, if I fish the bait with the current it blows right by fish. I’m also not able to maintain bottom contact for long because of the speed of the current. When I do make contact with bottom, I often become snagged and the current makes it hard to pull my bait free. Fishing against the current, I’m able to get my crankbait deeper and keep it there longer; I can also fish it a lot slower. This allows the bait to find little eddies where something like a boulder is breaking the current, for instance. If I do hang up, I can just let my line go slack and the current will typically pull my bait free for me. This is another great way to avoid getting snagged and in this case in particular, losing a lot of baits. Again, getting snagged is just part of it if you’re fishing where the fish are. But if you implement a few of these tips, I guarantee you’ll see a decline in the number of times per trip you do get snagged.
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前の項目でお話したように、ルアーを流れに乗せて釣るというのはかなり自然なアプローチです。しかしクランクベイトを使う場合は、私は流れに逆らって釣るのが好きです。それにはいくつかの理由があるのですが、根掛かりを防ぐというのもそのひとつです。流れのある場所でクランキングするとき、上流に向かって投げると、バスの横をすぐ通り抜けてしまいます。また流れがあるため、ボトムコンタクトを長時間維持することができません。さらにボトムに触れて根掛かりした場合、流れがあるためルアーが外れにくいのです。

下流に投げて釣りをすることで、クランクベイトはより深く潜り、より長くボトムコンタクトを保つことができます。ゆっくり釣ることもできます。これにより、たとえば岩などで流れを遮ってできる小さな反転流をルアーで見つけることができます。もし根掛かりした場合でも、ラインをたるませれば流れが当たることによってルアーを外してくれます。これは根掛かりによるルアーロストを防ぐための素晴らしい方法です。

バスを釣ることと根掛かりすることはワンセットです。ただし、これらのヒントのいくつかをやってみることで、1回の釣行での根掛かりの回数を減らせるはずです。

バス釣りで根掛かりしやすい場面と回避方法ベスト5
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根掛かりと釣果はワンセット、表裏一体というところですが、だからといって根掛かりしてしまうのをしょうがないとは言えませんよね。

根掛かりしないように工夫するのが私たちアングラーが目指すことで、それこそ釣果に直結することですもんね。

バス釣りでは色々なルアーを使いますが、とくにワームでの釣りをする場合、釣りが非常に遅いので、カバーの隙間に入りやすかったり、シンカーとフックの関係で絡まりやすくなったりするものだと思います。

バス釣りでこれほどまで多くのリグが開発されているのは、リグそのものがバスを誘い、バイトさせる機能があるということもありますが、根掛かりを避ける性能が高く、その結果としてバスがバイトしやすいというものも多くあります。

これは、どれかひとつのリグが素晴らしいということではなく、リグを適材適所で使い分けるとより効率のいい釣りができる(根掛かりを避けやすくなる)という意味ですので、この記事にもPEラインの例で挙げられていたように、どんな場面でどんなリグが根掛かりしにくいのかを試すことで、アングラーとしてより成長することができるでしょう。

記事で挙げられていたことの他にも根掛かりしやすいパターンはいくつもありますので、自分なりに発見して、研究して、対策することが必要だと思います。

まあ、実際に根掛かりしてしまうのは残念ですが、いいところを攻めている結果ですのでね、イライラしないようにしてくださいね。

もし根掛かりしてしまったらどうすればいいか。良い動画がございますよ。

この動画はわかりやすいように陸上で木の枝に引っ掛けて外していますが、これと同じことを水中でやるイメージが付きやすいのではないかと思います。

水野浩聡プロの根掛かり外し、ブッシュすり抜け、すごいですからぜひ見てみてください。

それではまた。

毎度ありがとうございます!