リザーバーのプリスポーンのラージマウス&スモールマウスバスを釣るサーチベイト
プリスポーンのバスは冬に比べると活性が上がっているはずですが、簡単に釣れるというわけでもありません。プリのバスを上手に釣る方というのは、バスの居場所や探すのが上手なのだと思います。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Fish Watts Bar for springtime largemouth and smallmouth”という記事を引用してご紹介いたします。
皆さんはもう、プリスポーンのバスを釣りましたでしょうか。
私は、冬のバスは釣ることができましたが、これを書いている今現在、プリスポーンのバスは釣っていません。
2020年の冬は全国的に観測史上これまでにないほどの暖冬だったわけですが、それでも冬は冬。寒くないわけがありません。それだけにその冬の寒さが緩んでくるほど、みなさんがバスを釣っている写真や動画を見せつけられて、焦ってしまいます。
人間が動きやすい気候になってくるということは、バスにとっても動きやすくなり、冬だった時よりも絶対的にバスはエサを食べているはずなんです。
しかしながら、プリスポーンのバスを釣るのは簡単ではありませんよね。
言うまでもなくバスを釣るには、バスがなるべく多くいるところで釣りをするといいはずです。そしてバスが多い場所というのは、バスが全体的に散ってしまう秋以外はハッキリしていまして、春は産卵場所のまわり、夏は涼しいところ、冬は暖かいところにバスは多いんですよね。
プリスポーンのバスをよく釣る方というのは、この産卵場所の周りの中でもバスがいる場所、通る場所を突き止めるのが上手なのだと思います。
ただ、プリスポーンのバスといってもラージマウスとスモールマウスがいますし、フィールドのタイプも様々ですから、なんでも一様というわけにはいかないはずです。
この記事は、アメリカバスマスターサイトのコラム記事で、テネシー州ノックスビル出身で今年からエリートシリーズに昇格したルーキーエリートアングラーのブランドン・カード氏に取材されたものです。
このノックスビルはアメリカの中東部にあり、ラージマウスもスモールマウスも多く生息するリザーバーが数多くあるようです。
そういう環境でプリスポーンのバスを狙うという話は日本で耳にすることはありませんので、非常に興味深いと思います。というか、個人的にそんな夢のような環境に思いを馳せてみたい気分でもあります(笑)
しかし、ラージとスモールが混生するフィールドだからこそ、それぞれの釣り分けや同時狙いなどの釣り方もあるはずで、明確にあるものなら知りたいものですよね。
というわけで若干個人的な趣味に偏った記事だと思いますが、ちょっと読んでいこうと思います。
春のワッツバーレイクのラージマウス&スモールマウス
ワッツバーレイクを訪れる釣り人は、春のスモールマウスとラージマウスバスの両方の釣りを楽しむことができます。この釣行の価値あるところとは、プリスポーンのアクティブな状態のどちらかまたは両方のバスをターゲットにできることです。
「ラージマウスとスモールマウスは同時にスポーニングをしないので、春のワッツバーに来る価値があるのです」と、ノックスビル出身のバスマスターエリートのプロ、ブランドンカードは言います。
「プリスポーンのバスは活発であり、スポーニングの準備のために餌を探しています。 彼らはまた、シャローエリアに向かって移動しているので、必要なのは彼らの移動ルートを知り、それらを待ち受けることです。」
この移行するバスを狙うために、彼らの移動ルートを探す努力はする価値があります。それが当たればビッグフィッシュのパターン化に成功することになるからです。カードは2つのリアクションルアーを使用してストライクゾーンを拡大すること、そして迅速かつ効果的に広範囲を探ります。
「広く探ることは、プリスポーンバスを釣るための鍵です。 当たりルアーが見つかるまで移動し続け、水の中になるべくルアーを入れておく必要があります。」
カードは、これを実行するためにジャークベイトとバイブレーションを好みます。彼は、スモールマウスとラージマウスの両方にこのルアーを使用します。これはバスを探し、見つけるまでのミッションをどこから始めたらいいのかわからない遠征組のアングラーに適しています。
地元のアングラーたちは、大きなクリーク内の岬に焦点を当て、チャンネルスイング(水中で蛇行するチャンネルライン)を伝ってさらに奥のスポーニングエリアに向かっていきます。これらは、寒冷前線の後にじっとして動きたくないバスと、フィーディングをしたいバスの2つのバスが時間を費やす教科書通りの待機場となっているエリアです。安全地帯であり待ち伏せ地帯である岬は、プリスポーンのバスに不可欠であり、バスにとって両方のニーズを満たしています。
リザーバーのプリスポーンの釣り
カードはジャークベイトとバイブレーションで、ルアーを低速、高速、またはロッドティップでの不規則な動きでアクションさせると言った異なるリトリーブを試してみることを勧めています。
「バスに何が欲しいかを教えてもらうんです。」と彼は説明します。
クリーク内にある岬、他にも岬という岬が、ワッツバーレイクなどのテネシー川のリザーバーにはかなり豊富にあります。この中でも砂利やソフトボールぐらいの石が多くある岬以外は排除していく消去法という教科書通りのアプローチをすることで、どの岬に注目すればいいかの判別が簡単になります。最高のチャンネルスイングを見つけることも同様に簡単になります。
「そのなかのフットボール大の岩や、切り立った垂直岩盤を探してみてください。 不規則性があるところは、ベイトとバスが引き付けられます。」
岩の大きさの違いがある部分は重要です。なぜなら、大きな岩や垂直岩盤は水深があることを示し、小さな岩はザリガニの生息地となっているためです。
スポーニングエリア近くにいるバスを探すなら、シャローフラットの水面からスタンプや岩などの目に見える特徴を探します。フラットのより深い側で待機中のラージマウスバスはこういったところに上がってきてフィーディングします。
タックル:カードは、クリアウォーターでは透明かつシャッド柄のYo-Zuri Minnow Flat 110 Suspending Jerkbaits(デュエル・ハードコアミノーフラット110SP)を使用しています。薄濁りがある水質なら、ソリッドカラー(単色)に切り替えます。使うのはミノーフラット110SPです。ロッドはアブガルシア・ファンタジスタ プレミアキャスティングロッドの7フィートとアブガルシアRevo MGXが最適です。 ラインは10ポンドか12ポンドのフロロカーボンです。また、ラトリンバイブ5/8ozにはファンタジスタの7フィートロッドとRevo STXリールを使用しています。 ラインはフロロの16ポンドです。
個人的にはもう少し明確なラージとスモールの釣り分けがあるのかと思いましたが、釣り分ける要素はどうやら時期的な話になるようですね。もうちょっと何かあるのかと思いましたけどね。
しかし訪れるタイミングによってラージとスモールを釣り分けられるなら、それもやっぱりいいですね、うらやましいです。
私が知っていることでプリスポーンのラージとスモールの違いで面白いのは、実はラージマウスの方が先に、早くシャローへ動くということです。
皆さんの中には寒さに強いスモールマウスの方が先にシャローで発見できるというイメージがあるかもしれませんが、目に見えるところにバスを発見できるようになるのはラージの方が先なんですよね。
まさにこの記事の中にあったような、岩に寄り添っていたり、垂直護岸の際にいてじーっと身動きせずにいます。
スモールが目で発見できるようになるのは、そのラージがいなくなった頃、入れ替わりでシャローに入ってきます。意外じゃありませんか?
その理由ははっきりとはわからないのですが、個人的にはもしかしたらお腹の中の卵を日光で暖めているのかなと思います。でも、なぜそのままそこに残らず、スモールと入れ替わってしまうのか、全く分かりません。
でも、バスが入れ替わるということは、彼らは、スモールもラージも同じようなルートを移動しているということなんですよね。
最終的にどこに行くのかはスポーニング場所という分かりやすい場所で、これはそのフィールドで2年も釣りをすればわかることですが、それがどこから来るのかが難しいところ。
この記事には、それを突き止めるヒントがあったと思います。
ワッツバーレイクだろうと野尻湖だろうと、ひとつのフィールドにスポーニングエリアはひとつではないので、色々な移動ルートがあるはずですし、全部の移動ルートが同じタイミングで動くということもないでしょうから、地元のホームフィールドはもちろん、遠征先のフィールドでもある程度それが読めるように学んでいきたいですね。
あと記事の中で大事だったのは、移動を繰り返しながら当たりのルアーやスピードやアクションを探しつつ、ルアーをなるべく水の中に入れること、さらに広く早く探るということでした。
一か所にこだわらず、似たような場所を探して移動していくスタイルも、プリスポーンの釣りが上手な方が実践していることなのでしょう。
私も真似してみようと思います。
しかしワッツバーレイクというところにはどんなスモールとラージがいるのでしょうね。行ってみたいですね!
それではまた。
毎度ありがとうございます!