回遊バスをサイトフィッシングで釣るには
見えバスのサイトフィッシングと聞くと、なんとなく難しいイメージがありますが、見えバスというのは実は、多くが活性が高い状態のものが多いはずです。見えバスに適したルアーと考え方を持つことで、もっと釣れるようになるはずなんですよね。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”How to Sight Fish for Cruising Bass”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:fieldandstream.com ”How to Sight Fish for Cruising Bass”By Mark Hicks: May 19, 2020
回遊している見えバスを釣る。と聞くと、なんだか難しいことをするような気がしませんか。
何といいますか、ひとまず、見えバスという時点で、多くのものが回遊しているバスのことを指しているのではないかと思います。
シャローのカバーや何かに身を潜めているバスを見つけて狙い撃ちすることも見えバスを釣ると言えますが、言葉のニュアンスとしては、表層近くまで浮いていて、静止していたり泳いでいたりするバスの反応を見ながら釣るというのが、見えバスを釣るという言葉の意味のような感じがします。
そして、こういうバスたちは、気難しいといいますか、ルアーに近づいて来てもプイッとそっぽを向かれて、釣りにくいバスのような印象がありますよね。
ただ、ここで私が思うのは、これは水中でも同じことが起きていると考えたほうがいいのではないか、ということなんです。
水中には思ったよりは多くのバスがいて、ひとつのルアーに対してバスが寄ってきては見切る、また別のバスが寄ってきては見切る、これの繰り返しが回収までに何匹ものバスで起きていると思います。管理釣り場のトラウトのようなイメージです。
最終的にそのうちどれか1匹が、だまされて食いついてしまう感じ。
見えバスはたった1匹に対して見切られてしまったという事実しかありませんが、それを自分の目で見てしまっているもので、見える=釣りにくいバス、という印象を持ってしまうのだと思います。
実際のところ、回遊している見えバスというのはフィーディングに上がってきているバスが多いはずですので、魚の状態だけで言えば食わせやすい状態なはずなんです。もちろん、スポーニングでベッドや稚魚に着くバスですとか、冬の日向ぼっこバス、真夏のボケッとバスなんかもいるので全部とは言えませんけどね。
しかし、食わせやすい状態のバスでありながら、私にとって見えバスというのは簡単な相手ではありません。
言っていることがめちゃくちゃだと思われてしまうかもしれませんがすみません(笑)、魚の状態と釣りやすさ、そして実際に釣れるかどうかとなると、私の場合はまだまだその関係性は比例しないんですよね。
1対1の勝負となると、私の方がまだ不利なようです。
なにかいい策はないのでしょうか。
この記事は、アメリカのハンティングとフィッシングの専門メディア「FIELD & STREAM」の記事で、アウトドアライターのマーク・ヒックス氏が、正しいタックルやアプローチで見えバスを釣る方法を解説してくれています。
見えバスに対するヒントです。ぜひ読んでおきましょう。
サイトで見えバスを釣るためのルアー&タックル
見えバスには水面から60センチ〜1メートル以内の水深で使うルアーに頼るようにします。 また、繊細に使うルアーがいいでしょう。
トップウォータールアー
トップウォータールアーで有効なのは、3/16から1/4オンスのポッパーや小さなバルサミノーです。 これらのルアーは着水がソフトで、フローティングミノーはジャークベイト的な役割を兼ねています。 水面で軽めのトウィッチ&ポーズアクションで小魚を演出します。 それで反応がない場合は、ジャーク&ポーズのリズムで水面下を通してみてください。
ソフトジャークベイト・フローティングワーム
回遊するバスに効果的なルアーを他に挙げるならば、ソフトジャークベイト、フローティングワーム、または1/32ozのチューブ&チューブヘッドジグでしょう。 1/32ozのチューブジグが見つからない場合は、1/16ozのジグヘッドの頭を削って小さくします。 通常はオープンウォーターを回遊するバスに対してキャストするので、フックはむき出しのままで構いません。
シャロークランク
もう1つ有効な選択肢としては、数ある中でも水深30センチしか潜らないようなクランクベイトです。 リトリーブ中はロッドティップを上に向け、ルアーが水面を「ウェイク」するようにします(ウェイクベイトというのは、ルアーの後ろに引き波などの航跡が残るルアーのこと)。 見えバスがトップウォータールアーへの反応が悪い時でも、これには時々反応することがあります。
見えバスを釣る方法
どんなルアーを使う場合でも、例えば飛ぶ鳥を撃ち落とすハンターのごとく、鳥が飛んでいく方向を見極めるのと同じように、回遊するバスの行き先を見極める必要があることに注意してください。 ルアーがバスの後ろへ着水しても、バスは気にしないでしょう。 バスの進行方向へルアーを落とせば、バスが駆け寄ってくるかもしれません。 理想的なのは、ルアーをバスの1メートルほど先、クリアウォーターであればさらに遠くに投げる必要があります。 これにより、バスにルアーを発見させて、それに興味を持たせる機会が得られます。
また、ソフトな着水を心がけます。 ベイトタックルであれば、ルアーと水面が近いサイドハンドキャストを使用します。 スピニングタックルなら、ベイトタックルよりも正確に軽いチューブ、フローティングワーム、小さなバルサミノーをキャストできます。 こういった軽いルアーはオーバーヘッドキャストで投げても着水がソフトである傾向があります。 チューブまたはフローティングワームを使うなら、バスの前にスキッピングでアプローチするのも手です。 スキッピングで投げられたルアーは、逃げるベイトフィッシュそっくりに見えるため、回遊しているバスの攻撃スイッチが入りやすいのです。
見えバスの中には大きく分けて3種類のバスがいると思います。
まずは止まっている見えバスと、泳いでいる見えバスの2種類です。
止まっている見えバスをさらに分けて、岸を向いている見えバスと沖を向いている見えバスに分けると全部で3種類の見えバスということになります。
一番釣りにくいのが沖を向いている見えバス、それに対して釣りやすいのは岸を向いている見えバス、そして、さらに釣りやすいのが泳いでいる見えバスではないでしょうか。
見えバスは人間が発見しやすいのとは逆の順番で、釣りやすいのではないかと思います。
これは私の考えですので本当かどうかは確かではないのですが、賛成してくれる方はそこそこ多いような気はしています。ただ、そこまではいいとして、問題はそこから先なんですよね。
この記事にもありましたが、着水がソフトであること、バスの先へルアーを正確にプレゼンテーションさせることが難しいんですよね。
さらに、一発でキャストを決めるほど食ってくる確率も高いような気がしますから、これはプレッシャーです。
クリアウォーターの場合はバスの行き先を読んでちょっと遠目にキャストしますが、途中でバスが進路変更することもあるのでバスの行き先を見極める目も技術のうちに入りそうですし、キャストした動作を察知してバスがピューッと逃げることもありますので、バスにキャストを察知されないモーションで投げることも必要な技術なのかもしれません。
プロの動画を見ていると、自分のキャストには無駄な動きというか、姿勢が悪いというか、そういうところが多いことがよく分かります。そういうのがバスに警戒されるのと無関係とは思えませんもんね。
ただ、実際問題として、見えバスは基本的に活性が高いことを信じて、難しいからと決めてかからずに果敢にアタックしていくべきなのだろうと思います。
見えバスとのワン・オン・ワンにもっと勝ちたいです!
よろしければみなさん、見えバスに効くルアーや使い方を教えてくださいね!
それではまた。
毎度ありがとうございます!