小さなスイムベイト(シャッドテールワーム)でビッグバス

小さなスイムベイト(シャッドテールワーム)でビッグバス
Photo by major league fishing.com

「ビッグバスには、ビッグルアー。」これは長年にわたり言われ続けているバス釣りの格言のひとつですが、必ずしもそうとは言えないようですね。2インチや3インチのスイムベイトでも、条件が揃えばちゃんとビッグバスが食ってくるようですよ。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Luke Clausen Fishes Tiny Swimbaits for Big Bites”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:majorleaguefishing.com ”Luke Clausen Fishes Tiny Swimbaits for Big Bites”By Tyler Brinks – January 20, 2020

大きなバスを釣りたければ大きなルアーを使うべし。

これは長年にわたり言われ続けている、バス釣りの格言のようなものです。

バスが大きくなればバスの口も大きくなりますので、余計な体力を使わず効率よくカロリーを摂るには大きなエサを食べるようになる、ということですし、バスも大きくなればなるほどそれが可能になるということですよね。

まったくもって当然のことなのではないかと思います。

しかし、バス釣りをしていると、必ずしもそうではないことに気付きます。

例えば、大きなバスが釣れた時、ファイト中にバスが吐き出したものを見てみると、消化途中のかなり小さな魚だったりエビのような物だったりするんですよね。

なにより、自分で小さなワームを使って大きなバスを釣ったことだってありますもんね。

ということは、小さなワームでも、しっかり条件を整えてあげることでビッグバスに近づくことができるということです。

この記事は、アメリカメジャーリーグフィッシングサイトのメジャーリーグレッスンの記事で、メジャーリーガーのルーク・クルーゼン氏にインタビューされたものです。

ここでは、小さなワームといいますか小さなスイムベイト(シャッドテールワーム)について書かれています。

ルーククルーゼンがどんな時に、どのように小さなスイムベイトを使うのか、ぜひ見てみましょう。

小さなスイムベイトを使うのはどんな時か

引用文:タップすると開きます
The most important factor for this approach, according to Clausen, is clear water.

“Fish have to be able to see it from a long distance to make it effective since the fish are either watching it fall to the bottom or seeing it go above their head,” Clausen says. “It also excels on those slick, sunny days when the bass don’t want a bigger swimbait or any other moving bait for that matter.”

Clausen adds that the little swimbait bite also shines during periods of extreme temperatures, both hot and cold.

“When the water is really cold, it’s hard to get them to bite a bigger swimbait,” he observes. “The same is true when during the middle of the summer, when they don’t want to chase something as much.”

Clausen believes this is primarily a smallmouth and spotted bass technique, but says it will work equally well for lethargic largemouth, as long as the water is clear.

When it comes to bait selection, he prefers the 2 1/2-inch Z-Man Slim SwimZ or the 3-inch Z-Man MinnowZ, with the natural-looking “Smelt” color being his favorite for both baits. He prefers the 1/8- and 3/16-ounce Z-Man Trout Eye Finesse Jig Head, depending on the depth he is targeting.

クルーゼンによると、このアプローチで最も重要な要素はクリアウォーターです。

「バスがボトムまで落ちるルアーを見ているにしても、頭上を泳いでいくルアーを見ているにしても、小さなルアーで効果的な釣りをするのであれば、遠くから見えるということが必要になってきます。 また、バスが大きなスイムベイトやその他の巻き物系ルアーを食いにくい、穏やかで晴れた日に有効となります。」

クルーゼンは、暑いまたは寒いという極端な気温のときにも、小さなスイムベイトが有効になると付け加えています。

「水温が本当に低いとき、大きなスイムベイトにバイトさせるのは難しいです。 同じことは、夏の暑いとき、あまりルアーを追いかけたがらないときにも当てはまります。」

クルーゼンは、これは主にスモールマウスやスポッテッドバス用のテクニックであると考えていますが、クリアウォーターであれば、活性の低いラージマウスバスでも同様に有効であると言います。

ルアーの選択に関しては、2.5インチのZ-Man・スリムスイムZまたは3インチのZ-Man・ミノーZ がお気に入りです。またどちらのルアーでも、ナチュラルなワカサギカラーがお気に入りのようです。彼は、狙うレンジに応じて、1/8か3/16オンスのジグヘッドを使っています。

小さなスイムベイト(シャッドテールワーム)でビッグバス

ミニスイムベイトの使い方

引用文:タップすると開きます
Clausen will fish these bite-sized swimbaits on the same spinning gear that he uses for other finesse techniques, and generally uses a standard slow retrieve, but he has a few tricks up his sleeve to get more bites.

“One of the best times to get a bite is as the bait is falling on a tight line. because it is like a pendulum towards the bottom,” Clausen says. “After it falls, I want to get the bait higher in the water column.”

He’ll generally start his retrieve by letting the bait fall to the bottom, and then begin his retrieve toward the surface, but still in the middle of the water column. Clausen takes cues from what he sees on his Lowrance electronics to see if the bass are positioned on the bottom or suspended. From there, he’ll count down as his bait falls to keep it above the fish.

“With small swimbaits, sometimes it is best to keep the bait above the fish,” Clausen says. “They generally come a long way to get the bait because they see the small profile going above them.”

Another time to be ready is anytime the bait is changing directions and starting the ascent toward the boat.

“That little rise as the bait starts to move upwards is when a lot of bites happen because it makes that swimbait look like a fleeing baitfish,” Clausen says.

クルーゼンは、他のフィネスな釣りをするときと同じくスピニングタックルでこの小さなスイムベイトをスローリトリーブで使用していますが、より多くのバイトを得るために、いくつかのコツがあるようです。

「バイトが集中する時の1つは、ラインテンションを掛けたままルアーがフォールしている時です。ボトムに向かって振り子のようにフォールしている時ですね。フォールした後は、中層を上に上がってくるようにします。」

彼は通常、ルアーがボトムに着いてからリトリーブを開始し、それから中層をキープしつつ水面に向かってリトリーブしています。クルーゼンは、ローランスの魚探を良く見て、バスがボトムにいるのか、サスペンドしているのかを確認します。そして、バスの頭上をルアーが通るようにカウントダウンしながらルアーをフォールさせます。

「小さなスイムベイトでは、バスの目線より上にルアーがあることがベストだと思います。バスは一般的に、小さなシルエットのものは目線より上にある方が発見しやすいようで、見つけると長い距離を追いかけて食いに来ます。」

バイトが集中するもう1つのタイミングは、ルアーがボートの方へ向かって上向きになった時です。

「ルアーがわずかでも上に向かって動き始めたときというのは、そのルアーが逃げるベイトフィッシュのように見えるため、多くのバイトが発生するようです。」とクルーゼンは言います。

小さなスイムベイト(シャッドテールワーム)でビッグバス
Photo by major league fishing.com

スイムベイトやワームのジグヘッドスイミングなど中層のワーミングは冬に効果があるような感じがしますが、これを読んだ限りでは、クリアウォーターであればオールシーズン使えそうな、そんな感じがしますね。

私は中層スイミングの釣りでそれほど多くのバスを釣ったことはないのですが、たしかに、バイトが集中するのは巻き始めとボート際だと思います。

この記事を読んで合点が行くことが多くて少し安心したのですが(笑)、カーブフォールが有効だとは思っていませんでしたので、これは今度試してみようと思います。

この中層スイミングの釣り、なんだか難しそうなイメージがあるのですが、クルーゼンのやり方の通り、ボトムまで沈めたらあとは浮きすぎないようにリールを巻いているという感じでいいのではないかと思います。

ロッドでシェイクを入れようとするとちょっと難しくなってしまいます(すぐ浮いちゃう)ので、最初はシェイクせず一定のリーリングを意識しているほうが釣れるような気がします。

私でもそうやって釣れていますので、よろしければ試してみてください。

また、Z-MANワームのスリムスイムZ、当店にいくつかございます。

Z-MAN(ジーメン)のワームは伸びが良い上に頑丈な素材でできていますので、何本釣ってもワームが壊れず、非常に経済的です!実績もあるルアーですのでよろしければぜひ、ご検討下さいませ。

それではまた。

毎度ありがとうございます!