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夏のバス釣りはシェード:ケビン・バンダム

夏のバス釣りはシェード:ケビン・バンダム
Photo by majorleaguefishing.com

夏が近づくとフィールドの生き物は全体的に沖やディープへ移動してしまうものですが、岸際のバスが釣れなくなってしまうという意味ではありません。夏の岸際での重要なパターンのひとつ、シェードのバス釣りについて、プロの意見を聞いておきましょう。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”KEVIN VANDAM: Chasing the Shade Through Summer”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:majorleaguefishing.com”KEVIN VANDAM: Chasing the Shade Through Summer”by KEVIN VANDAM|JUNE 10, 2021

湖など広いフィールドで釣りをしていると、そろそろオカッパリではあまり釣れなくなってきますよね。

これまで、バスはスポーニングのために岸近くに多く寄っていましたので、岸からでもよく釣れる時期でした。

また、バスの重要な食料源であるワカサギが生息する湖ではワカサギが産卵のために流れ込む川を遡上しようとして岸際へ寄っていたり、同じようにエビも岸際で多く見られました。

バスにとって春は産卵だけでなく、捕食のためにも岸際は重要なゾーンだったのでしょう。

アフタースポーンのころから、健康なワカサギは沖を回遊するようになり、エビも集団でディープへ移動し、それにつられて?バスも沖へ出ることが多くなるといった感じで、夏が近づくにつれて生態系全体が沖やディープへ移行していくようです。

これはキャスト精度の高くない私のようなアングラーが好きな沖のフラットのパターンになる時です(笑)

しかし、当然のことながら、夏だからといってすべてのバスが岸際からいなくなるわけではありません。

このころから岸沿いでより強力なパターンのひとつになるのが、シェードのパターンではないでしょうか。

さて、このシェードパターンですが、ただ単に日陰を狙うというだけでも充分効果的ではあると思うのですが、バスプロの方々からはこの日陰のことをどう捉えているのでしょうか。

この記事は、アメリカメジャーリーグフィッシング公式サイトのアングラーズコラムの記事で、メジャーリーガーのケヴィン・バンダム氏が、夏のシェードパターンについて解説してくれています。

夏のトーナメントでもバンク沿いを主戦場にすることが多いアメリカのバスプロアングラーの意見はかなり参考になるはずです。

ぜひ読んでおきましょう。

影は形を変える

引用文(タップすると開きます)
Shapes of Shade First things first: in order to run a shade pattern you need the right conditions. In this case, the right condition is bright sun! The stronger and more intense the sun, the better the shade pattern is going to be. The obvious forms of shade include submergent vegetation, docks and shade lines from high banks or stands of tall trees. This type of broad shade is usually used to prolong an already existing bite, such as a shad spawn or a schooling bite. Actually running shade as a pattern is a little bit different. The movement of the sun changes the shape of shade during the day. Given that, shade is sort of a ghost pattern because it’s constantly moving. Identifying when the shade is at its sweetest point is critical. In a way, running shade is like running a tide – you’re constantly moving with the sun to fish the shade when it’s at its best point to position fish. With this in mind, some sort of isolated, or “tight” shadows are best for stitching together a shade pattern you can run with predictability.

まずはじめに、シェードパターンを成立させるにはある条件が必要です。この場合、その条件とは明るい太陽です。太陽が強くて激しいほど、シェードパターンは良くなります。

シェードの種類には、水中のウィード、桟橋、高さのある岸や岸から生える木が作り出すシェードラインなども含まれます。このような広いシェードエリアは、モーニングバイト(朝のフィーディング)が最後まで行われるゾーンになったりします。

これは実際のシェードパターンと言うのとは少し異なります。太陽が動くことによって日中のシェードは形を変えます。そう考えるとシェードというのは絶えず動いているので、変動するパターンと呼べます。シェードが最も有効になるときを判断することは重要です。ある意味で、シェードラインというのはタイドラインのような(海で言うところの潮の満ち引きによる水位変化)ものです。太陽の位置によって変化するシェードでバスのポジションも変化するため、我々もその通りにポジションを変化させなければなりません。

これを念頭に置くことで、何らかの孤立したシェード、または狭い範囲のシェードは、予測を繋ぎ合わせてパターンとして成立させるのに最適なものになります。

狙うのは小さなシェード

引用文(タップすると開きます)
While bluffy banks, high trees, big stretches of docks and vegetation all constitute running shade, it’s the smaller, less prominent stuff that can really set up a potent shade pattern. This is especially true on lake with lots of residential development where manicured lawns have replaced woods on the bank. Single leafy trees or thick bushes that cast isolated shadows out on to the water are excellent examples of isolated shade. Perhaps a big sycamore or oak tree, a willow arching out over the water or even heavy clumps of sawgrass or cattails at the water’s edge. Similarly, sea walls are excellent sneaky shade throwers on lakes with residential development. Bass will get right up against the narrowest band of shade created by the walls. Most residential lakes also have a lot of docks, but sometimes it’s the thinner walkways running from the bank to the docks that are the more dependable shade pattern. Up north, people with lake cabins will often moor swim platforms, big rafts, floats and even pontoons right off the bank – all great isolated shadow casters. Also, I’ve seen sailboats moored in a bay or cove make for a great shade pattern. Floating marina “fences,” break walls and “tire reefs” are great shade-makers as well. In fact, Bobby Lane finished runner-up at Travis by fishing the deep shade of marina walls. Granted, Bobby was fishing in extremely deep water, but the fish were suspended in the upper part of the water column, using the long shadows cast by the marina walls. Inside marinas, the long, high catwalks that connect marina docks to the banks are also a perfect band of shade from shallow to deep. Speaking of bands of shade, bridges themselves cast contrasting shadows across rivers and creeks. I’m not just talking about the pilings and columns here, I’ve literally seen fish suspend and school all day in the shade of a bridge. Another sneaky source of shade is cracks in bluffs. Once the sun gets up and hits big rocks bluffs at an angle, it creates shadowy streaks down the crevices and behind big hunks of rock, really positioning fish in those darker zones.

切り立った岩盤エリア、背の高い樹木のオーバーハング、大きな桟橋、ウィードなどはすべてシェードラインを形成しますが、実際に強力なシェードパターンになるのは、小さくて目立たないシェードです。これは、岸が森のようになっているところではなく、人の手によって開発された住宅地が多い湖に当てはまりやすいでしょう。

岸際に1本だけポツンと生える樹木やブッシュは、孤立したシェードを作る良い例です。たとえば大きなアカシアや柳の木、あるいは水辺にあるアシやガマのパッチなどもあてはまります。

同様に、護岸も住宅開発のされた湖によくあるシェード製造機です。バスは、護岸によって出来る狭い影の中に身を寄せます。

開発が進んだ湖には多くのドックがありますが、より良いシェードパターンになるのは、岸からドックへ移動するまでの橋の影である場合があります(下の写真の②)。

夏のバス釣りはシェード:ケビン・バンダム
(アメリカによくあるドックの例。この場合は①ではなく②のほうのシェードを指しています。あくまでも、②のほうが良い場合がある例として。)

アメリカ北部の湖では、水泳場エリアがあったり、大きないかだ、ポンツーンボートなども岸のすぐそばに停泊していることがよくあります。また、ワンドに係留されたヨットがシェードパターンになる場合がよくあります。

水上マリーナのフェンスや防波堤も素晴らしいシェードを作ります。実際、ボビーレーンはマリーナの壁でできたディープのシェードを釣り、MLFトラビスレイク戦で準優勝を果たしました。確かに、ボビーはかなりのディープエリアで釣りをしていたのですが、バスはマリーナの壁でできたシェードの上の方にサスペンドしていたそうです。

マリーナの内部では、マリーナのドックと岸をつなぐ長くて高さのある歩道も、シャローから段々と深くなりつつしっかりとシェードの帯を作り出します。シェードの帯と言えば、橋も川面に影を落としています。ここでは、橋脚だけでなく、文字通り橋の陰でバスがスクールでサスペンドしているのを見てきました。

シェードで見落としやすいのは、垂直岩盤にあるでこぼこの窪みです。太陽が昇り、大きな岩盤エリアの断崖に斜めに当たると、窪みや大きな岩の塊の後ろにシェードラインができ、バスはその暗い側へ移動します。

マッチザシェード

引用文(タップすると開きます)
You’ve probably heard of matching the hatch in fishing, but another version of it is matching the patch, or simply using lures that fit the patch of shade you want to fish. Big stretches of morning or evening shade from bluffs or tall trees that shade one side of a sizeable cove or pocket calls for faster moving lures that will cover water. Bass that are using shade to ambush are typically looking up, so topwaters like buzz baits, walkers and ploppers are all good choices. Fast-moving subsurface lures like swim jigs, Thunder Crickets, spinnerbaits and jerkbaits will work too. When shade is smaller or more isolated, you need something that hangs or hovers in that strike zone longer. One of my favorite lures to skip under overhanging bushes is a floating frog. A popper-style topwater that spits and splashes and then sits still is deadly in thin shadows along seawalls or isolated patches of shade from bushes. A wacky rig is another deadly choice for skipping to single shadows formed by isolated docks, pontoons, platforms or bluff cracks. If you’re tired of dealing with the offshore ledge crowd this summer, try looking for the untapped shadows around the bank and you just might find you got it made in the shade.

バス釣りをしていればマッチザベイトという言葉を聞いたことがあるでしょう、このマッチザシェードという言葉はそれの別バージョンで、シェードによって適したルアーを使うということです。

たとえば大きなワンドの片側に断崖や背の高い木が多く、朝日や夕日で大きなシェードエリアができる場合は、より早く効率的に探れるルアーを必要とします。待ち伏せのためにシェードにいるバスは通常は上を見上げているので、バズベイト、ペンシルベイト、プロッパーなどのトップウォーターがいいでしょう。水面下では、スイムジグ、チャター、スピナーベイト、ジャークベイトなどのファーストムービングルアーが有効です。

小さなシェードまたは孤立したシェードの場合は、その狭いストライクゾーンに長くサスペンドしたりホバリングできるものが必要です。張り出したオーバーハングの下へスキッピングで入れるルアーの1つは中空フロッグです。水しぶきを出して止められるポッパー系のトップウォーターは、護岸でできた狭いシェードの帯やブッシュなどでできた単発のシェードで効果的です。ワッキーリグは、ポツンとある桟橋、ポンツーンボート、浮き桟橋、オイルフェンス、垂直岩盤の窪みによってできた単発のシェードにスキッピングで入れたいときのもう1つの素晴らしい選択肢です。

毎年、夏なるとできる沖の船団で釣りをするのにうんざりしている方は、岸の周りで見落とされているシェードを探してみてください。うまくすればシェードパターンにバッチリハマるかもしれません。

夏のバス釣りはシェード:ケビン・バンダム
Photo by majorleaguefishing.com

影というのは確かに、バスが好き好んで着きたがるものですよね。

何にもないシャローフラットのボトムに沈む木材の影にバスがいたりして、木材だけだと思ったらバスがスーッと動いたりして「しまったそこにいたのかー」なんて思ったりすることがあります。

そういうのが、ケビンバンダムの言うところの狭い単発のシェードという感じなのでしょうか。

私はこれを読むまでは、エリア全体に広がるシェードのゾーンの方が釣れそうなイメージがあったのですが、たしかに、それだと効率が良くありません。

私が先ほど「しまった」と思うような単発のシェードのバスの方が釣りやすいというか、絞り込みやすいという意味で釣果になりやすいのかなと思いました。

ただし、そういった狭いシェードにいるバスは、時間の経過ともにシェードの形や面積が変わるため、ずっとそこにいるわけではなく、いるであろうタイミングを計ることが重要だとケビンは最初に言っていました。

もし、ケビンバンダムのシェードに対する考え方になるほどと思った方は、ぜひこの夏、人気のなさそうなちょっとしたシェードパターンを探してみてください。

また、野尻湖の夏といいますと虫パターンというものがあります。

これはシェードパターンと似ているようで、おそらく別ものだと言えると思います。

オーバーハングに関係している釣りではありますが、あまり日当たりや日陰を意識する必要はなく、ルアーを投げる場所が岸際である必要もありません。

そうではありますが、野尻湖全体でみると虫パターンは岸際のパターンに分類されます。

沖のワカサギディープパターンと岸近くの虫パターン、野尻湖の夏には必ず必要になりますし、船団を避けるという意味でもどちらも用意したほうが良い戦略ですので、夏の野尻湖にお越しの際はぜひ両方の戦略をご用意いただいて、目いっぱい楽しんでくださいね!

それではまた。

毎度ありがとうございます!