早春のバス釣り:早春にバイブレーションでバスが釣れる場面3選

早春のバス釣り:早春にバイブレーションでバスが釣れる場面3選
Photo by gameandfishmag.com

バイブレーションというルアーは、使いかたの幅が広いことで好きというアングラーさんが多いと思います。しかし、バイブレーションが苦手な私からすると、春にどう使えば釣れるのかとか、なかなか覚えられないんですよね。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”3 Scenarios When Lipless Crankbaits are Best for Bass”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:gameandfishmag.com”3 Scenarios When Lipless Crankbaits are Best for Bass”February 28, 2022|By Ken Duke

バイブレーションプラグが好きな方は多いと思います。

私は、これからもっと好きになっていく予定です(笑)

私はバイブレーションの釣りが得意ではないのですが、バイブレーションでよく釣っている方の動画を見たり話を聞いたりして感じるのは、バイブレーションというルアーは使いかたの幅が広く、使える場面も多い、つまり用途が広いのですが、そればかりでなく実際に釣れるという非常に優秀なルアーということです。

だって、よく飛んでバックラッシュしにくい点で初心者でも扱いやすいですし、ロングキャストでもバーチカルでも使えますし、シャローでもディープでも使えますし、昔からあるのに今でも釣れてる…、ちょっと考えただけでもこれだけ出てきますが、そんなルアー他にあまりないですもんね。

逆に言えば、バイブレーションというルアーには「間違った使いかたがない」と言えると思います。

バイブレーションが大好きなアングラーさんが当然のようにたくさん持っているのは、あらゆるシチュエーションに対応するためなのでしょう。

しかし、バイブレーションが得意ではない私から言わせてもらうと、シンキングルアーというのは使いかたのイメージがあまりポジティブに考えられないんです。

あまりに重いメタル系のルアーをディープで使うならまだイメージしやすいのですが、シャローでシンキングルアーを使ったらすぐに根掛かりしちゃうんじゃないかとか…

ですので、今まさに早春という季節、プリスポーンのバスがシャローに上がってくるタイミングですから、そんなバスを狙うためのポジティブなイメージができればいいなと思うんです。

この記事は、アメリカのゲームフィッシング専門メディア「GAME & FISH」のコラム記事で、ライターのケン・デューク氏が、早春のバイブレーションが有効になる3つのシチュエーションを解説してくれています。

冬の終わりから春の始まりにかけてバイブレーションでバスを釣る方法を学んでいきましょう。

岩盤エリア

早春のバス釣り:早春にバイブレーションでバスが釣れる場面3選
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引用文を読むにはこちらをタップ(英文)
If you’re fishing a deep, clear, rocky highland impoundment, it’s likely that water temperatures are low and the bass are hugging bluff walls. These structures are attractive because the bass can easily move up to warm in the midday sun, move down to sulk when it’s extra cold or move around the bluff to follow bait. For these fish, your lipless crankbait can shine in two ways. First, you can make long casts along the bluff wall and count the lure down to the bass. Most lipless cranks sink at a rate of 1 1/2 to 2 feet per second. Generally, you want to retrieve your lure just fast enough to keep it in or slightly above the fish. If the bass respond, you’re in business. If they don’t, maybe it’s moving too fast for their metabolism. Try going vertical. Position your boat directly over the bass, being careful not to cast a shadow over them that could spook them. Then, drop your lure to a depth just above the fish and yo-yo it. Alternatively, you can bounce the bait down the bluff face, hopping it along as it falls. Watching the vibrating, rattling plug yo-yo up and down or bang along is often more than the bass can stand. Just be sure not to let the plug fall below the fish; you won’t get any strikes there. For this approach, use 10- to 12-pound-test fluorocarbon. In these scenarios there’s typically little cover to contend with, and fluoro’s near invisibility is an asset in clear water. Lipless crankbaits ranging from 1/2 to 3/4 ounce are typically best.

水深があり、岩が多いクリアウォーターのハイランドリザーバーの場合、水温が低い時のバスは垂直に近い岩盤にピッタリ寄り添っている可能性があります。垂直岩盤が魅力的なのは、バスは昼に太陽が昇ったら上に上がればすぐに暖まることができ、寒くなったら下に移動してじっとして、岩盤周りを動けば食べ物にもありつけるためです。

このバスに対して、バイブレーションは2つの方法で釣ることができます。

まず、岩盤に沿ってロングキャストをしたら、バスのいるレンジまでカウントダウンします。多くのバイブレーションは毎秒45㎝から60㎝位の速さで沈みます。

一般的には、バスの要るレンジかやや上を通すスピードでリトリーブするのが良いとされています。これでバスが反応すればそれで良いということですし、そうでない場合は、バスにとっては速すぎる可能性がありますので、バーチカルな釣りを試します。

ボートをバスの真上にポジショニングします。人間の影を水面に落とさないように注意してください。そこで、ルアーをバスの真上に落とし、ヨーヨーイング(リフト&フォール)します。

あるいは、ルアーを岩盤に当てて跳ねさせながらフォールさせていく方法もあります。強い波動を出し、大きなラトル音を出すルアーの上下動や岩盤へ当たる様にバスは耐えられません。

ルアーがバスより下のレンジに行かないようにだけ注意してください。そこではバイトはありません。

このアプローチは、10〜12ポンドのフロロカーボンを使用します。細いですが、この時期は通常、気を付ける危険なカバーはほとんどなく、水中でほぼ見えなくなるフロロの特徴はクリアウォーターでは大きなプラスだからです。

ルアーは1/2〜3/4オンスのバイブレーションがいいでしょう。

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ウィードエリア

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At the other extreme of early in the year bassin’ is the possibility that the fish are in submerged vegetation on flats near a drop-off. It’s a common scenario in the Deep South, as the water’s warming and the bass are moving toward their spawning grounds. This is a perfect time to tie a 1/4- to 1/2-ounce lipless crankbait onto 14- or 15-pound-test monofilament and start making long casts that cover a lot of water. Experiment with your retrieve speed until you feel the bait just ticking the tops of the hydrilla or other vegetation. If the lure occasionally gets hung up, that’s even better. Snatch it out of the weeds with a forceful pull and then tense for the bite. When the lure slingshots out of the cover, it often spurs a reaction strike from nearby bass. Monofilament is ideal here because it has a lot of stretch. Nothing creates that high-speed slingshot effect quite like old-school mono. But, if the cover’s really thick and you can’t pull your bait free with the monofilament, switch to 30-pound braid. You won’t get quite the slingshot effect, but you’ll reclaim your bait more easily.

早春にある別のシチュエーションとして、バスがブレイクに近いフラットのウィードエリアにいる可能性です。アメリカの南部では、水温とともにバスがスポーニングエリアに向かって移動しているため、よくある状況です。

こんなときが、1/4〜1/2ozのバイブレーションを14~15ポンドのナイロンラインに結び、ロングキャストで広く探るのに最適な時期です。ルアーがカナダ藻などのウィードのトップをラトル音を出している範囲で、いろいろなリトリーブスピードを試してみてください。

ルアーがときどきウィードに引っ掛かるようなら、それはとても良いことです。強くジャークしてウィードに引っ掛かったルアーを外し、バイトに備えてラインを張ります。ルアーがゴムに弾かれたパチンコのようにウィードから飛び出すことで、近くにいるバスがリアクションバイトしてしまうことがよくあります。ナイロンラインの伸びがここでは理想的です。ラインが伸びることで、より高速なパチンコ効果を生み出すためです。

ただし、カバーが非常に濃く、ナイロンラインでは外れない場合は、30ポンドのPEラインに替えてください。パチンコ効果は得られませんが、ルアーを外すのがより簡単になります。

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水中岬エリア

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If you don’t have bluffs or grass—or if you didn’t find bass there—it’s time to move to a main-lake point. These structures are just about the closest you can get to a sure thing when trying to establish the right depth. Use your electronics to find the “spot on the spot.” That may be a big rock or brush pile on the poin or perhaps it’s the sharpest drop-off on the side of the point. In any case, that’s a strong place to start. Pick a lipless crankbait that suits the depth (heavier in deep water and lighter in shallow water) and make a long cast across the point so your bait contacts the target. Here’s where a lift-and-drop retrieve will pay dividends. Use 30-pound braid to maximize your sensitivity, and expect the bite to come as the bait falls. If there’s a lot of rocky cover that could fray the braid, you may need to switch to 15-pound fluorocarbon, but nothing beats the sensitivity of braid. If the lift-and-drop doesn’t pay off, try crawling the bait across the point, causing it to bump into any cover. Sometimes bass will strike so hard you’ll need to tighten the grip on your rod. Other times, you won’t feel a thing, but the lure will start to move to one side. Ultimately, it’s difficult to fish a lipless crankbait incorrectly, but if you give these patterns and retrieves a try, you’re guaranteed to be fishing them correctly and in the right places.

岩盤エリアやウィードエリアがない場合、またはそこでバスが釣れなかった場合は、メインレイクの岬に移動します。岬というのは、バスが好きな深さに行きたいときに確実に行ける便利な場所です。魚探を使い、エリアの中でもより良いエリア(スポット-オン-ザ-スポット)を見つけます。

それは、岬に乗っている大岩やロックパイルかもしれませんし、岬のサイドにある鋭いブレイクかもしれません。いずれにせよ、そういうスポットから始めるのがよいでしょう。深さに合ったバイブレーション(ディープなら重く、シャローなら軽く)を選び、水中岬を横切るようにロングキャストして、ルアーが狙いのスポットへ接触するようにします。

ここでも、リフトアンドフォールが有効です。感度を得るために30ポンドのPEラインを使用し、フォールの時のバイトに備えます。PEラインだと根ズレブレイクする恐れのある岩がたくさんある場合は15ポンドくらいのフロロカーボンに切り替える必要があるかもしれませんが、PEラインの感度に勝るものはありません。

リフトアンドフォールで効果がない場合は、ルアーを岬のボトム沿いを巻いて、カバーにぶつけてみてください。バスが強くバイトしてくることがあるので、ロッドは強く握っていてください。逆に何も感じなくなることがありますが、それはバスがルアーにバイトしてこちらに向かっているということです。

早春のバス釣り:早春にバイブレーションでバスが釣れる場面3選
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この早春という季節はかなり天候に左右される、イレギュラーなタイミングでもありますよね。

早春はよくジグヘッドやメタルバイブやシャッドを持ってフィールドへ出掛けているのですが、考えてみると、それで何も釣れない時、バイブレーションというルアーはすべてのシチュエーションに対応できるルアーですから、持って行かないといけないなと思いました。

バイブレーションの釣りが得意でない私からすると、ただ投げて巻くというのが逆に釣れる気がしない理由だったりするのですが、この記事の釣りはそういう感じではなく、とてもそそられてしまいました。

人間、物事を決めつけるのは良くないと分かっているのですが、苦手なルアーにはなんとなくネガティブな決めつけがあると思うんですよね。

たとえば国語の辞書のように、現代文や単語のほかに古文やことわざなどすごく広く物事を調べることができるのに、すごく狭い範囲の言葉でしか使っていないこともあれば、カップラーメンのふたの重しにしたり、肩たたきに使うという型破りな使いかたもあるわけです(笑)

使えるものにルールなんてない、良いと思ったらどんな使いかたでも使うというのは「決めつけ」の正反対だと思います。

苦手なルアーを克服するのは簡単なことではありませんが、バイブレーションが苦手というのはあまりにもったいない感じがしますね。

今シーズンはもっとバイブレーションを投げてみたいと思います。

私がバイブレーションを投げたいと思う理由のもうひとつがこちらです。

カナダ生まれのルアーで、テスト段階からカナダスモールを釣りまくられたニシネルアーワークスさんのバイブレーションですね!

日本で発売以降、すでにこのルアーで多くの方の釣果を目にしています。

私も早く釣りたい…そんな気持ちでついにこの春を迎えました。

春のバイブレーション、あなたならどんなシチュエーションで投げているのか、コメント欄やリプライで教えてください!

それではまた。

毎度ありがとうございます!