大きなバスには小さなルアー!?

大きなバスには小さなルアー!?
Photo by lurenet.com

大きなバスを釣りたければ、大きなルアーを使え。これはバス釣りでは有名な格言のひとつですが、ビッグバスでも小さなエサしか食べていないタイミングというものがあるようです。そんな時は、大きなルアーじゃないほうが良いはずですよね。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Small Bites for Big Bass”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:lurenet.com”Small Bites for Big Bass”By Bill Cooper|Jun 8, 2020

「ビッグバスには大きなルアー」

これは長年にわたって言われ続けている、バス釣りの格言です。

大きなバスを釣りたければ、大きなルアーを使えばいいという意味です。そのまんまですが。

この格言が本当がどうか考えてみるとき、ロクマルクラスのラージマウスバスの口の大きさを見てみれば、彼らがどのような獲物を求めているのかを想像するのはたやすいというものですよね。

あのでかい口は、それなりの大きさのエサを一瞬で飲み込む能力を持っていることのまぎれもない裏付けでしょう。

しかし、では、ロクマルクラスのバスは常にそのような大きさの食べ物しか食べていないのでしょうか?

そう言われると、冒頭の格言はなんとなくウソっぽく聞こえてしまうんですよね…。

経験豊富なアングラーの方々なら、そんな私に対してこう言うでしょう「それはそもそも考え方が間違ってるよ」と。

ビッグバスは大きなルアーと小さなルアーのどちらがよく釣れるかということではなく、時期や状況によってルアーを替えたほうが良い、という考え方が必要なのだと彼らは教えてくれると思います。

やっぱりね。たしかに、そういうことだと思います。

では、ビッグバスが小さなエサを好んで食べるときというのはどんな時なのでしょうか。

この記事は、アメリカのルアー通販専門店「LURE NET」のコラム記事で、アメリカのベテランアウトドアライターのひとり、ビル・クーパー氏が、小さなルアーがビッグバスを釣るために有効になる状況について解説してくれています。

ビッグバスのことを知ることは重要ですよね。早速読んでみましょう。

ビッグバスに小さなルアー

引用文(タップすると開きます)
Many bass anglers have caught big bass on 1/16-ounce jigs. The Texas state record largemouth, a behemoth 18.18 pounder, was caught on a 2-inch minnow. Case closed. Well, not quite. There are many more small baits that will catch big bass under the right circumstances. For purposes of this article I will take a look at swimbaits, small worms and finesse jigs. Lots of anglers operate by the bait theory of go big or go home. The majority become zeroes instead of heroes. The YUM Pulse 3.5-inch swimbait is ideal for small bait presentations in summer. Many minnows, shad and bluegill have grown to this size and attract a lot of hungry bass. Featuring a solid body with a thumping tail and ribbed body, it provides a dynamic swimming action which triggers a rolling action whether retrieved at high or low speeds. This factor provides great versatility in rigging and retrieval applications. It will work effectively on swimbait hooks, YUMbrella rigs, jigheads, belly-weight hooks, Texas rigs or as a trailer for swimming jigs, bladed jigs or on a spinnerbait. The YUM 4 1/2-inch Finesse Worm is an absolute bass thumper under extremely hot conditions which push bass to deeper water or heavily-shaded areas. It is highly effective as a drop-shot rig in deeper water and provides a small profile bait for tossing up under overhanging trees and bushes, where big bass like to hide during the heat of the day. Tossing the bait on a spinning rig is perhaps the easiest way to go. However, I caught my biggest river largemouth on a Finesse Worm rigged with 8-pound line on a bait caster. I made a relatively short and very accurate cast under a low-hanging tree. I allowed the unweighted finesse worm to slowly sink towards the bottom of the back bay area off of one of my favorite Ozarks streams. I hardly noticed the take as the big female inhaled the worm. The line started moving off slowly. I put a little tension on the rod and felt the weight of the fish. Only then did I set the hook. I bit my lower lip as that 22-inch largemouth towed me around in my kayak for the next few minutes. The jig is one of the most popular and productive baits ever created. They are so versatile. A jig can be flipped to wood and weed cover in shallow water, pitched under and around docks, or other cover in the mid-depth region of the water column, or cast to deeper water to work though bottom structure, or brush-piles, stumps and rocks. You can fish a jig ultra-slow, or swim it all the way back to the boat. Either way, jigs catch big bass. The BOOYAH Baby Boo Jig was developed for a low-profile application under such conditions. I especially like this jig for rivers when I’m looking for big smallmouth bass. Crayfish colors work effectively, especially around rock rubble, deep-water boulders and up under cutbacks. Steep-sided clay banks entering the water are key areas to toss these jigs. Such areas are normally home to lots or tunneling crayfish. And there is nothing a big smallmouth likes better than a crayfish attempting to escape. Smaller baits often are just the ticket big bass are itching for when extreme heat arrives, or when the crazy feeding moods hit that bass are so well known for. Try sizing down your baits this summer and wait for the big fish bites to begin.

多くのバスアングラーが 1/16ozのジグヘッドでビッグバスを釣っています。テキサス州レコードとなっている18.18 ポンドの巨大なラージマウスバスは、2インチの小魚(生き餌)で釣られています。なんだ生きエサかよ…まあ、そう言わずに。適切な状況下でビッグバスを釣っている小さなルアーというのは他にもたくさんあります。

この記事では、スイムベイト(シャッドテールワーム)、ストレートワーム、コンパクトラバージグについて紹介します。多くのアングラーはビッグバスを釣るルアーについて「ゴー・ビッグ・オア・ゴー・ホーム(大きなルアーで釣れなきゃ帰るしかないだろ)」という考えに基づいて行動しています。そう、ヒーローになるか、それともゼロで帰るか、です。

スイムベイト(シャッドテールワーム)

YUM・パルス 3.5インチ スイムベイトは、夏の小さなルアープレゼンテーションに最適です。多くのベイトフィッシュやブルーギルがこのサイズに成長しており、お腹を空かせた多くのバスを魅了します。パワーのあるテールとボディのリブが特徴のこのシャッドテールワームは、ハイスピードからスロースピードでもロールアクションを引き起こすダイナミックなスイミングアクションが特徴です。この特徴により、多くのリグとリトリーブに対応する多様性があります。ノーシンカーリグ、ウェイテッドフック、アラバマリグ、ジグヘッドリグ、テキサスリグ、さらにスイムジグ、ブレーデッドジグ、スピナーベイトのトレーラーとしても効果的に機能します。

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ストレートワーム

YUM・4.5インチフィネスワームは、暑い季節にバスがディープやシェードの奥深くに移動してしまった時の切り札的なワームです。これは、ディープのドロップショットリグで非常に効果的で、ビッグバスが日中の暑いときによく隠れている、オーバーハングやブッシュの下へ弱いルアーをキャストしたいときに使います。これはスピニングタックルの方が扱いやすいと思うのですが、私の自己記録のバスは、8ポンドラインのベイトタックルでこのワームを投げて釣りました。低く覆いかぶさる木の下へ、比較的ショートキャスト活かつ非常に正確なキャストを行いました。ノーシンカーのこのワームがボトムに向かってゆっくりと沈むのを待ちました。大きなメスのバスがワームを吸い込んだとき、私はほとんど気付きませんでした。ラインがゆっくりと動きます。ラインに少しテンションをかけて聞いてみると、バスの重みを感じます。そこでフッキングしました。その55センチオーバーのラージマウスバスとカヤックでのファイト中、私は夢中になりました。

大きなバスには小さなルアー!?

ラバージグ

ラバージグはこれまでで最も人気があり、よく釣れるルアーの1つです。非常にバーサタイルなルアーでもあります。ラバージグは、シャローのウッドカバーやウィードにフリッピングしたり、桟橋の下や周りといったミドルレンジのカバーにピッチングしたり、ディープのオダ、スタンプ、岩などのカバーや地形変化にキャストして使うこともできます。ラバージグは超スローで釣ることも、スイミングで使うこともできます。どう使っても、ラバージグはビッグバスが釣れるのです。

ブーヤー・ベビーブージグは、あらゆるコンディションで控えめなアピールをするルアーとして開発されました。私は川で大きなスモールマウスバスを探しているとき、特にこのジグが気に入っています。ザリガニ系カラーは、特に岩場、水深のある岩の周り、逆ワンドなどで、さらに急斜面の粘土バンクであることが重要です。このようなエリアは通常、あらゆるところにザリガニがトンネルを掘っている生息地となっています。そして、逃げようとするザリガニほど大きなスモールマウスバスが好きなものはありません。

大きなバスには小さなルアー!?

小さなルアーは、暑さのピークがやってきたときや、バスの狂ったようなボイルが起きているときにビッグバスが釣れることがよくあります。この夏はルアーのサイズを落として、ビッグバスのバイトを狙ってみませんか。

大きなバスには小さなルアー!?
Photo by lurenet.com

これは私の考えですが、大きなルアーだけがビッグバスを釣る手段ではないと思いますし、小さなルアーにしかビッグバスが反応しないと断言できるほどのコンディションを感じたことがあるわけではないです。

しかし実際に、小さなルアーで大きなラージマウスバスが釣れたことは結構あります。

バスは人間と違い、ざるそばともりそばのどちらかを自分の好みで選ぶようなことはあまり無いようですが、そばとカツ丼であれば気分で選ぶことがあるようです。(もしかしたらざるそばともりそばも選んでいるかもしれませんが)

バス釣りのエキスパートともなると、このあたりの偏食傾向といいますか、好みのようなものを鋭く捉えているようなんですよね。

これまで使っていた通常のルアーに反応しなくなり、クリーピーミノーのような超マイクロベイトにのみ反応するとか。

効果的な操船技術やルアーの操作方法やリグというのもあったるすると思うので、ルアーを替えただけで釣果が左右されるほど単純なわけではないと思いますが、それぞれのルアーの持っている大なり小なりのパワーを使い分けることは重要なんでしょうね。

この記事に書かれていたように、どうも夏というのがひとつのタイミングのようです。

なんとなく強気になって大きなルアーを使いたくなる夏ですが、小さなルアーというのも意識して持って行ければいいのではないかと思います。

皆さんも試してみてください!

それではまた。

毎度ありがとうございます!