11月のバス釣りはベイトフィッシュを意識して

秋が深まるごとに、バスがベイトフィッシュを追う傾向が強まっていきます。これはベイトフィッシュの動きに翻弄されやすい時期ということでもありますが、しっかりベイトフィッシュを意識したルアーを使うことで、狙って釣ることができるんですね。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”THINK SHAD TO FIND BASS IN NOVEMBER”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:culprit.com ”THINK SHAD TO FIND BASS IN NOVEMBER”
11月といいますと、3日に文化の日があり、23日に勤労感謝の日という2つの祝日があるためか、なんとなくインドアな月のようなイメージがあるんです。
10月は体育の日がありますので、アウトドアとかスポーツの月のイメージがあるんですけどね。
また、11月は上旬に立冬を迎えますので、いよいよ冬を意識し始めるところも、インドアなイメージと重なってしまいます。
ただし言うまでもなく、私たちアングラーの熱は、冬が近づいてもそれほど下がりません。
水温の低下とともにベイトフィッシュたちは巨大な群れを作り、ベイトフィッシュの群れの密度が濃くなればなるほど、バスはますます狂ったようにベイトフィッシュを食べまくっています。
そんな水中をイメージできる方々は、文化の日や勤労感謝の日といったインドアな響きのある祝日でも、美術館や映画館などには行かず、前日にはロッドを磨き、リールにオイルを注していることを私は知っています(笑)
しかし、この時期、どうもイメージ通りに釣ろうというのが難しく、厄介な時期でもありますよね。
もしかしたら、美術館や映画館ではなく、水族館に行ってベイトフィッシュの動きを研究すればもっと釣ることができるかもしれませんよ!
これは冗談ではなく、11月はよりベイトフィッシュの動きを意識して、バス釣りを展開してみたらいいかもしれませんよね。
この記事は、アメリカのルアーメーカー「CULPRIT」の公式HPのブログ記事で、11月のベイトフィッシュとバス釣りルアーについて解説されています。
あらためて、バス釣りに合うベイトフィッシュルアーについて考えてみましょう。
ベイトフィッシュを考え、バスを探す
11月という月を想像してみたとき、私が思いつくことのひとつは、ベイトフィッシュです。釣りをしない人からすると、多分もうクリスマスのことでも考えているのではないですかね?あなたがベイトフィッシュを見つけることができれば、バスも見つけることができるでしょう。あまりに寒くならなければ、リザーバーのクリークの上流から1/3までの範囲に多くいることがよくあります。 水温10℃といった、本当に寒くなってしまった場合は下流へ落ちていきますので、クリークマウス近くのディープエリアを釣る必要があります。
ということで、11月にバス釣りをするときは、ベイトフィッシを模したルアーが欲しいところです。 アラバマリグにシャッドテールは素晴らしい選択です。太めのフロロカーボンまたはPEラインを使い、オープンウォーターのベイトフィッシュ周り、またはボート桟橋や橋脚の周りで釣ります。一日中キャストするのは少し疲れますが、それでも効果的です。
アラバマリグに加えて、スピナーベイトとクランクベイトはベイトフィッシュを模倣する良い仕事をします。私がいつもやっている作戦は、クリークを上りながらたくさんのベイトフィッシュとバスがいるところへ辿り着くまでは、クランクベイトとスピナーベイトで速い釣りをすることです。
巻き物系ルアーでいくつか釣ったら、バスが待ち伏せしているであろう場所を探り始めます。それか、バスが釣れた場所へ再び入り直します。ベイトフィッシュを意識しつつカバーをタイトに攻めていく釣りをするときの私のお気に入りルアーは、ファットマックス7インチのブラックシャッドです。

えっ、カーリーテールワームがベイトフィッシュを模倣しているって?そうです、ファットマックスは、傷ついたシャッドが水中を沈んでいくような見た目とシルエットとカラーを持っています。これのより素晴らしいところは、ボトムに着いた時も素晴らしいアクションをし続けるということです。ファットマックスが着底したとき、テールが元の形に戻るまでに数秒かかります。この動きがバスを狂わせます。これはボトムまで沈んだシャッドが尾びれを振り、生きるために最後まで努力し続ける姿に似ています。
ですので、私がこのワームでやっていることは、カバー周りを丁寧に丁寧に探っていくことです。スローな釣りはビッグフィッシュが釣れることがよくあります。スローな釣りが苦手な方には苦痛かもしれませんが、それはビッグフィッシュを釣ることで報われます。
ということで、この秋、ルアー選びのときは既成概念を打ち破ってみてください。カーリーテールワームはベイトフィッシュを模倣できるのだと!

11月といいますとだいぶ水温も下がってきますので、私なんかはちょっとずつ釣りも弱気になってしまうのですが、実際はまだ水温10℃を切ることもなく、弱気になる必要はないんですね。
この記事にある通り、例えばリザーバーの釣りをしているのであれば、ボートで上流へ上がって行く途中まではクランクやスピナーベイトで巻きつつ上がって行き、明らかにベイトフィッシュやバスが魚探に多く映り出したらスローダウンしてカバー周りまで徹底的に探るという感じですと、展開がスピーディーですし効率も良さそうです。
早い釣りをすると雑な感じがしてしまうかもしれませんが、終始ベイトフィッシュを意識している展開ですし、良いエリアだけに時間をかけることができるのは強みですよね。
私も一応、秋は巻き物ということでハードルアーもいっぱい持って行くことがあるのですが、ちょっと巻いて釣れないとすぐワームを使ってスローな釣りをしてしまい、時間だけが過ぎていく感じになってしまうんです。
しかし、この記事で伝えたかったことがあるとすれば、「既成概念にとらわれないルアー選びをしてみてね」ということではないでしょうか。
この記事で紹介されたカルプリットのファットマックスというワームは7インチあり、世間的にはビッグカーリーテールと呼ばれるジャンルのワームで、ベイトフィッシュ系のカラーというのはあまりラインナップされないタイプのジャンルです。
記事に出てきた写真のワームは「ブラックシャッド」という明らかにベイトフィッシュを意識したカラーリングでです。
またビッグカーリー系は、カバー撃ちで使うとキャストした時にテールの部分が「ペタッ」とカバーに張り付いてしまうことがあって使いにくいものですが、このワームはそういうことが起きにくいように設計されているようですね。
このようにメーカー公式サイトを見てみると、開発の時のコンセプトやカラーラインナップを詳しく見ることができ、このルアーが何のために、何を想定して作られたものか再発見できることがあります。
このパーツがこの形をしているのはなぜか、見たことも無いようなカラーが存在している理由は何かを知ることで、自分の釣りがより意味のあるものになると思います。
11月はいよいよ冬を意識し始める時期で実際に身体も冷えますし、巻きもの系ルアーが続かない私ではありますが、それこそが私の固定概念でした。
私自身の中にある固定概念を捨て、ベイトフィッシュになりきることもやってみたいなと思います!
それではまた。
毎度ありがとうございます!