風を味方に付ける

風を味方に付ける

Photo by shopkarls.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”3 Pro Tips For Fishing In The Wind”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:shopkarls.com”3 Pro Tips For Fishing In The Wind”(海外サイトです)

 

みなさんは、風の中でバス釣りをするのはお好きでしょうか?

「ある程度は吹いていた方がいいけど、強風は嫌だ」

多くの方が、こういう風に思っているのではないでしょうか。私は思っています…。釣行前日は天気や気温よりも風速の方を気にしてしまうんです。

風は水中のプランクトンを一方へ偏らせ、それによってベイトフィッシュが集中し、バスの活性も上がる。こんな図式があるはずなのですが、一方で、あまり強風になるとボートコントロールが難しくなり、キャスト方向も制限され、使用できるルアーまで制限されてしまうということにもなります。もっと強くなると、釣りそのものが中止の恐れのある危険な状態にまでなりますが…。

そのせいで、風による恩恵があるとわかっているにもかかわらず、風の中で釣りをすることを避けてしまうアングラーさんも多いんですよね。

どうやらこれでは釣果に結びつけるのが難しいということなんです。

この記事は、そんな風を味方に付け、風の中で効果的に釣りをする3つの方法が書かれています。風裏へ逃げる時間を減らし、逆に釣果を増やす。そんな3つの方法をぜひ読んでみてください。

 

1.シャローへ移動する

Wind activates the entire water column and causes bass to feed closer to the surface. For that reason, when it’s windy bottom-hugging presentations are seldom necessary, even if that’s what typically works. For example, let’s say you found fish on football jigs and drop shots in 15 to 20 feet of water relating to points. The next weekend, the wind is blowing 20 mph into the points making drop shots and football jigs difficult to fish. Instead, try a jerkbait, shallow crank, or spinnerbait up in 5 to 10 feet of water on those same points. There’s a good chance the wind will have pushed the baitfish (and bass) up shallower. This also applies to suspended fish; the windier it is, the shallower they’ll go.

風が水中の全体を活性化させ、より表層近くでエサをとるためバスを引き上げさせます。 そのため、風の強いときは、ボトムをきっちり探るプレゼンテーションは、たとえそれが通常はうまく行くものであっても、めったに必要ありません。 たとえば、岬周辺の水深4.5m~6mでフットボールジグやダウンショットで魚を見つけたとします。 次の週末、風が風速8mを記録し、ダウンショットやフットボールジグで釣ることが困難になってしまう。 それならば、ジャークベイト、シャロークランク、またはスピナーベイトを同じ岬の1.5m〜3mの水深で試してみてください。 風がベイトフィッシュ(とバス)をシャローへ押し上げている可能性があります。 これは、サスペンドフィッシュにも当てはまります。 風が強いほど、彼らはシャローへ行きます。

 

2.重くする

If you strike out shallow, and suspect that the fish in your area will still only respond to bottom baits, plan on upsizing your weight at least one size to maintain bottom contact in the wind. If you were throwing a big worm on brush piles with a 3/8 ounce weight, go to ½ or 5/8 ounce when the wind kicks up. On the Great Lakes, top anglers routinely catch big stringers of smallmouth on drop shots tipped with ½ and ¾ ounce weights.

もしシャローへ向かったものの、そのエリアの魚が依然としてボトムでしか反応しないと思われる場合は、風の中でもボトムをきっちりとれるように、シンカーを少なくてもワンサイズ上げるようにしてください。3/8オンスのシンカーでオダにビッグワームを投げていた場合は、強風のときは1/2または5/8オンスに変更します。 五大湖(アメリカ・カナダ国境の湖。スモールマウスバスの聖地)のトップアングラーは、1/2オンスか3/4オンスのシンカーがついたダウンショットで大きなスモールマウスバスをキャッチします。

 

3.アンカーを使う

If you’re fishing a collection of precise offshore locations, boat control in the wind can be so difficult that any actual fishing you get done will be highly inefficient at best. In these situations, it can actually pay off to do the one thing most bassers dread – anchor up. Anchoring is a lost art, but one that can pay big dividends in the wind. Line your cast up to the structure, drop the anchor, and fish away – all without having to worry about dealing with boat control.

沖のピンポイントのような場所を正確に釣っているならば、強風でのボートコントロールは非常に困難なので、その釣りは最高に効率が悪くなります。 このような状況では、ほとんどのバスアングラーが恐れる1つのことが、効果を上げます。・・・アンカーリングは忘れられた技術ですが、風に対し大きな見返りを得ることができます。 キャストしたい地形変化にボートを置き、アンカーを落とし、釣りをしてください。・・・ボートコントロールに関するすべての心配がいりません。

アンカーロープの長さが短いと転覆の恐れがありますのでご注意ください


 

いかがですか。

いつか当店のインタビューで川口直人プロがおっしゃっていました…「野尻湖ではみなさんライトリグにこだわり過ぎて、シンカーを軽くしすぎて、ボトムを取れていないことが多いんだよ。それよりは、きっちりボトムを取れる重さにした方が、結局は釣れるよ」と。

また、琵琶湖のガイドさんたちは「シーアンカー」というパラシュート型のアンカーをボートに積み、強風時にボートを流す時にスピードが速くなり過ぎない工夫もしています。百戦錬磨の琵琶湖ガイドさんたちですら、強風下でのボートコントロールはやはり釣りに集中しづらいんでしょうね。

昔は、「風が吹くとバスが浮く」と言われていたのに、今は逆のことが言われたりします。どっちが正しいのかよくわかりませんが、ある時期の野尻湖ではどんな天気のときでも無風であればワカサギが浮いて、水面でボイルがそこらじゅうで起きる場面に出会うこともあれば、またあるときは強風の時に沖合の波がザブンザブンのときにボイルが始まる場面にも出会ったことがあります。

どっちでもいいんです。

どっちでもいいんですが、風が吹いたときも吹かない時も、適切な場所に移動して、適切な釣り方をすればいいということなんでしょうね。

風を味方にする、これは精神的なことも関係するかもしれませんが、ぜひ実践したいと思います。

この記事は強風下での釣りを推奨するものではありません。ボートでは転覆の危険が、オカッパリでは落水の危険などがありますので、風の強さには充分ご注意の上、くれぐれも安全第一で釣りをしてください。よろしくお願いします。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!