バスの好きな音

バスの好きな音

 

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”SOUND: MUSIC TO A BASS’ EARS”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:berkley-fishing.com ”SOUND: MUSIC TO A BASS’ EARS”

 

これをご覧になっている方はみな、おそらくバス釣りが好きでしょうから、バス釣りが上手になりたいという願いがあると思います。

そしてその他に、バスのことをもっといろいろ知りたいともお考えではないでしょうか。

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず。己を知り、敵を知らざれば、1勝1敗。敵を知らず、己も知らなければ、戦うたびに必ず危うし。」

これはかの有名な孫子の言葉ですが、バス釣りをする方は自分の実力をよく分かってらっしゃいます。自分は誰誰よりも上手くない。もっと上手くなりたい。自分はこれが苦手だ。ということをよく口にされますよね。

自分の得意な部分と弱さを知ることで、バス釣りはより有利になります。見栄を張っていたら、バス釣りは上手くなれません。

自分のことをよく知ることと同時に、バスのことをもっと知ることで、戦いはより有利になります。

私もバスのことを知るのは大好きで、知らないことが分かってくることはとても楽しいです。そしてバスのことが分かってくれば来るほど、釣果の方も良くなって…こないんですよね、これが…。

バスのことを知れば知るほど、バス釣りはワケが分からなくなってくることが多いんです。そこがまたバス釣りの楽しいところでもあると思うので、それはそれでいいんですけどもね。

今回は音についてです。バスは色々なものが発する音についてどんなことを思っているのでしょうか。そしてバスが好きな音というものはあるのでしょうか。好きな音というのはもちろん、ルアーから出ている音のことで、よく釣れる音ということなのですが…。

この記事は、アメリカのルアーメーカー「Berkley(バークレイ)」社のホームページにある記事で、バスと音について書かれています。

ルアーメーカーが考えるバスと音の関係とは、どのようなものなのでしょうか。

ちょっと読んでみてください。

 

 気になるところだけ読んでもOKです 

バスの性格と音

引用文(タップすると開きます)
If bass anglers are not fully agreed on the effectiveness of sound, they agree even less on what sounds work best. To some anglers the louder the sound, regardless of its nature, the better. To others the kinder, gentler sounds of natural prey seem more appropriate. The reason for this lack of consensus is partly because bass attack acoustic lures for different reasons.

Bass, on the whole, are exceptionally curious creatures. As top dogs in the local food chain, they tend to throw caution to the wind. Anything new in their environment beckons them irresistibly for a closer look. Adding an unfamiliar sound only accentuates the novelty. Because bass don’t have hands, they use their mouths to feel things out. They exhibit little hesitation in taking up foreign objects, feeling them out, and deciding from there what to do next. Many a bass has been on hook and line simply because it wanted to check out the new loudmouth kid on the block. Curiosity sometimes gets more than the cat.

Bass are nothing if not pugnacious. Indeed, their innate aggressiveness is legendary. As top predators tempered with little prudence, they commonly attack objects out of what in humans we would call a supreme lack of tolerance. A lure can quickly find itself in the mouth of a bass by simply being at the wrong place at the wrong time, much to the delight of the angler. By daring to announce their presence ever so boldly, acoustic lures just aggravate the bass all the more.

バスアングラーが音がもたらす効果について信用していないのであれば、どんな音が効果的であるかという話もできません。あるアングラーにとっては、音の質に関係なく、大きければいいと言います。また他のアングラーにとっては、自然なエサのようにより美味しそうでなじみのある音が適切であると思われています。このように意見が分かれる理由は、バスがさまざまな音を出すルアーにアタックしてくるからです。

バスは全体的に非常に好奇心が強い生き物です。その水域の生態系のトップとしてあらゆる方向に注意を向けています。その環境の中で、目新しいものは何でもより詳しく観察しなければと否応なく彼らを引き寄せます。聞いたことのない音をルアーに加えることは、目新しさが強調されることになります。バスは手を持っていないので、なにかを感じ取るためには口を使います。彼らは躊躇しながらもその異物を取り上げ、なにかを感じとって、次にどうするかを決定します。子供に新しいおもちゃを買ってあげると夢中になって遊ぶという話に、ラインとフックが付いていたという感じです。その好奇心は時々、猫以上にもなります。

バスは何者にも増してケンカっ早いです。その生まれ持った攻撃性は聞きしに勝るものです。その頂点に立つプレデターは少しも抜かりなく鍛えられてきたため、我々人間の持つ最高の特徴と言える理性を持ち合せず、なにかを攻撃します。間違った場所に間違ったタイミングだったとしても、誘いを入れることでバスに見つけさせ、素早く口の中に入れさせることがアングラーの最大の楽しみでもあります。ルアーの存在をあえて大胆に見せていくことによって、音の出るルアーはバスをより一層イライラさせます。

 

バスの好きな音

引用文(タップすると開きます)
Finally, bass strike acoustic lures to feed. Predators are alert to the sounds their prey makes. They use these telltale cues of sound to identify, and home in on, unsuspecting morsels. Many prey species are known to make characteristic sounds while feeding. Others, especially during spawning season, let loose courtship calls and territorial warnings. Most, if not all, of these sounds lie within a bass’ range of hearing and vibration detection. Hardbaits do not put out sounds anywhere close to those of natural prey. The subtle soft plastic baits, on the other hand, as they slide and slink along, generate vibrations that come much closer to natural sounds.

While natural sounds may work, the most attractive sounds will be those that best match a bass’ sensory tuning, whether the sound is natural or artificial. The bass doesn’t know the difference. It has no concept of natural, only whether an object matches what it perceives to be food.

ついに、バスが音を出すルアーに襲い掛かるときです。 そのプレデターは獲物が出す音に注意を向けています。 彼らはこういった音を手掛かりに、食べ物であると確信すると、狙いを定めて襲い掛かります。 ベイトフィッシュとなる多くの種は、餌を食べている時に特有の音を出すことで知られています。 その他、特に産卵期には、求愛行動や縄張り争いも起こします。 全部ではないにしても、これらの音のほとんどはバスの聴覚や振動を検出できる範囲内にあります。 ハードルアーは、そんな自然のエサが出すような音を出しません。 一方、ソフトプラスチック素材のワームは、そっとくねくねと動いていくので、非常に自然に近い音と振動を発生させます。

自然な音はうまくいくかもしれませんが、最も魅力的な音というのは、自然な音であろうと人工的な音であろうと、バスの感覚に合わせて最もよくマッチするものです。 バスには違いは分かりません。 これは自然の音、これは人工物という概念を持っていません。ただ、その物が食べ物であると理解しているものとマッチするかどうかだけです。


 

そうなんです。

バスのことをよく知ろうとすればするほど、ワケが分からなくなる。これがそういうことなんです…。

こういう音がバスは好きなんです。という結論にはならいんですよね。

いえ、絶対的にバスが好きな音というのはあるのかもしれません。でも、そういう音があったとしても、たとえば聞いたことがない音にはすぐ反応したり、好きな音に釣られ過ぎてもはや嫌いになっていたり、もしかしたら場所や天気によって変わってしまったりと、例外も多すぎるのだと思います。

それよりも、今のここのバスはどんな音が好きなのかなーと探りながら当てていく方がいいということなのでしょう。バスの好きな音はひとつではない、そして変わる。ということなんですね。

バスの好きな音はひとつだけということではないということが分かったのですから、この時期、このポイントで、この天気で、この音が良く効いたというデータとしてよく覚えておかなければなりません。

色々やってみたけど釣れなくて、最後にラトルを付けたら連発したよーなんていう話も聞いたことがあります。

 

ルアーには本当に色々な音を出すものがありますから、まずは自分でどんな音か聞いてみて、それからバスにこの音が好きかどうか聞いてもらうしかありませんね。

みなさんもぜひ、いろんな音にこだわってみてください。

 

それではまた。

 

毎度ありがとうございます!