フロッグでビッグバスを釣るには

フロッグでビッグバスを釣るには
Photo by outdoor life.com

フロッグの釣りは専用タックルが必要になるため、少し敷居の高い釣りかもしれません。しかしそれが、フロッグで釣れるバスのプレッシャーを下げ、フロッグを使うアングラーが有利になるということになっています。ぜひ、フロッグの釣りを覚えていきましょう。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”How to Catch Monster Bass with a Frog”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:outdoorlife.com ”How to Catch Monster Bass with a Frog” June 26, 2020

フロッグの釣り、皆さんはやられていますでしょうか。

私は最近はあまりやっていないのですが、バス釣りを覚える前はナマズやライギョ釣りに行くことが多く、フロッグの出番は多いものでした。

ちなみに、リリーパッドやウィードの上をフロッグで釣るナマズやライギョというのは大型で、60センチからメーターオーバーのサイズを狙っているんですよね。

バスもフロッグで釣れるのは大型のものが多く、もしかしたらフロッグで釣れる魚、もしくはリリーパッドやウィードの下でエサを待っている魚というのは、魚種問わず大型のものが多いのかもしれません。

いずれにせよ、そんな魚たちを狙って釣ること自体にチャレンジする価値はあるものの、実際問題として、ヘビーカバーでのビッグフィッシュ率が高い釣りということで、フロッグでしか釣ることのできない環境では専用のタックルが必要になってしまうということが、この釣りの最大のネックになるかと思います。

フロッグ専用タックルという、なかなか他の釣りで使いまわすことができないロッドが1本増えるということは、特にオカッパリの釣りではちょっとしたネガティブ要素になりますから、フロッグの釣りをしない人も多いんですよね。

それがさらにビッグバスを低プレッシャー状態にしてくれて、フロッグの釣りをする人にはビッグバス率が高いという結果になるかと思います。

私としましては、こんな豪快でインパクトのある、記憶に残る釣りですから、皆さんにもチャレンジしていただけたらと思うのですが、ひとまず専用タックルのことはさておき、具体的にフロッグの釣りとは、どんなところに気を付けたらいいのでしょうか。

この記事は、アメリカのハンティングとフィッシングを中心としたアウトドアメディア「OUTDOOR LIEF」の記事で、メジャーリーガーのイッシュ・モンロー氏にインタビューされたものです。

イッシュモンローはメジャーリーグフィッシングの試合でもフロッグを多用するほどのフロッグ愛好家であり、実際にかなりの賞金をフロッグで稼いでいるプロの一人です。

そんな彼へのインタビューから、フロッグの釣りを学んでいきましょう。

フロッグで釣る時期や時間帯はいつですか?

引用文(タップすると開きます)
Ish Monroe: The best season to fish with frogs is post spawn anywhere in the country. Right after spawning, fish are guarding their fry (offspring) and frogs offer lots of nutrients for their fry. The best opportunity is first thing in the morning or late in the day, but you will catch the biggest fish midday (11 a.m. to 2 p.m.) fishing in super thick, heavy cover, and high sun.

フロッグで釣るのに最適な季節は、地域を問わずアフタースポーンの時期です。 スポーニング直後、バスは稚魚を守っており、カエルの存在はその稚魚たちにとって大きな脅威となります。 最高のタイミング朝または夕方となりますが、一番大きなバスは太陽が高い晴れた日の正午ごろ(午前11時から午後2時)に、極度の濃いヘビーカバーで釣れます。

どうもフロッグの釣りが上手くなりません。何がいけないのでしょうか?

引用文(タップすると開きます)
Having the right equipment is number one. First, make sure you’re using a fishing braid, 50- to 60-pound class braid. Your rod needs to be an extra heavy rod; it needs to have a little tip so you don’t pull the frog out of the fish’s mouth. I designed the Ish Monroe Signature Frog Series by Daiwa for this very reason and it’s what I use on the Bass Pro Tour.

一番は、正しいタックルを用意することです。 まず、50〜60ポンドのPEラインであること確認してください。 ロッドはエクストラヘビーロッドである必要があります。 さらにフロッグをバスの口から弾いてしまわないように、少しティップが入るものが必要です。 私がダイワ「イッシュモンロー・シグネチャーフロッグシリーズ」を開発したのはこのためです。それをバスプロツアーで使用しています。

フロッグのカラーはどう決めていますか

引用文(タップすると開きます)
Color selection is very easy: in dark water, an overcast day, or location under shadow use dark browns, blues, purples, or blacks. In clear water, middle of the day, or high sun, you want a white or chartreuse; and you will want a blue gill pattern when casting off the beds. They eat a lot of blue gill pattern from the beds. Ish Monroe River2Sea series offers each of my favorites for these varied conditions.

カラー選択は非常に簡単です。濁りがある水、曇りの日、またはシェード内のスポットでは、濃い茶色、青、紫、黒を使用します。 クリアウォーター、日中、または直射日光が当たるときは、白またはチャートリュースが必要です。 そして、ブルーギルのネストを撃つギルパターンで釣る場合は、青っぽいブルーギルカラーが必要になります。 バスはネストを守るブルーギルに良く反応します。 River2Sea・イッシュモンローフロッグシリーズは、これらのさまざまな条件に対応するカラーがあります。

フロッグでビッグバスを釣るには
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フロッグは動かせばいいのか止めた方がいいのか、どうしたらわかりますか?

引用文(タップすると開きます)
Let the fish dictate what they want. If they don’t respond to the moving, then stop and pause. Fish have to dictate and you will need to experiment to figure it out.

それはバスに聞いてみましょう。動かしても反応しない場合は、ポーズを入れて止めてみてください。 バスが口を使うかどうかは、いろいろ試してみるしかないでしょう。

使うロッド・リール・ラインを教えてください

引用文(タップすると開きます)
The Ish Monroe Daiwa Tatula Series Casting Rod, size 7 foot, 4 inches with the Tatula Elite Series Reel, 7:1 gear ratio and usually the 70-pound Daiwa Samurai braid or sometimes the Daiwa J-braid, minimum 50 pounds to a maximum of 70 pounds.

ダイワ・タトゥーラ・イッシュモンローシリーズの7フィート4インチベイトロッド、タトゥーラエリートシリーズリールのギア比7:1、ラインは通常はダイワ・サムライブレードの70lb、またはダイワ・Jブレイドの50lbから70lb。

フッキングのやり方で他のルアーと違うところはありますか

引用文(タップすると開きます)
With the frog, you want to set the hook at 1 o’clock or 11 o’clock; never swing to 3 o’clock or downward so you can be sure to hook the fish in the top of the mouth.

フロッグの釣りでは、フッキングを1時とか11時の方向に行います。 3時の方向(横方向)または下方向にフッキングしないでください。バスの上あごに確実に掛けることができます。

フロッグはカスタムして使いますか?

引用文(タップすると開きます)
I rarely do modifications. The Ish Monroe River2Sea frogs are best out of the box. The only exception is that I might trim the legs if they’re catching short so I can have more body closer to the hook. I might pull the hooks off of the body in open water, but not if I’m fishing (grass) mats.

私はめったにカスタムはしません。 River2Seaのイッシュモンローフロッグは、パッケージから出した状態から使えます。 唯一の例外は、ショートバイト対策としてフロッグの脚を切って、バイトをよりフックに近くさせたい場合です。グラスマットの上を引っ張る場合はそうでもないですが、 オープンウォーターで釣る場合はすっぽ抜けが多いためです。

フロッグでビッグバスを釣るには
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私にもフロッグで釣れますか?

引用文(タップすると開きます)
There is not one lake in the country that I don’t think you can catch’em on a frog. Frogs work in the shallows of the Sabine River (Texas/Louisiana) and the depths of Lake Mead (Arizona/Nevada). You can fish a frog around any type of structure—grass, wood, rock, docks, over-hanging trees—as long as they have the opportunity to see it. The frog is a very versatile lure. One of the biggest keys to mastering them is to learn to “walk the frog.”

全国どこのフィールドでも、フロッグで釣れないということはありません。 フロッグは、サビーンリバーの浅瀬でも、深いレイクミードでも釣れています。 フロッグは、植物、木、岩、桟橋、オーバーハングなど、あらゆる種類のストラクチャーまわりで釣ることができ、そのすべてで有効です。 フロッグとは非常に用途の広いルアーです。 フロッグで釣る最大の鍵の1つは、「フロッグでの首振りアクション」を覚えることです。

フロッグに匂いなどのフォーミュラは必要ですか?

引用文(タップすると開きます)
No scents at all. I might use worm rattles inside the legs; I’ve even used cat bells for noise, but no scents.

ニオイはまったく必要ありません。 脚の中にワームで使うようなラトルは入れるかもしれません。 猫の首輪に付ける鈴を付けたこともありますが、ニオイはつけません。

いつ、どんなサイズのフロッグを使うべきですか?

引用文(タップすると開きます)
I make the Ish Monroe River2Sea Phat Mat Daddy frog in one size because it’s the only size you need. During Stage 3 of the Bass Pro Tour in March, when I caught eight scorable bass for 34 pounds on day one, it was all with the frog. Great day on Lake Fork, even though it was pre-spawn, there was lots of cover.

River2Sea・イッシュモンロー・ファットマットダディ―フロッグは、必要と思われる1サイズしかラインナップしていません。 3月のバスプロツアーのステージ3では、初日に8本で34ポンドのバスを釣りましたが、すべてこのフロッグでした。 プリスポーンのタイミングでしたが、レイクフォークには多くのカバーがあったため、素晴らしい一日となりました。

フロッグでビッグバスを釣るには
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イッシュモンローも、フロッグで釣るにはまず専用のタックルを用意することだと言っていますね。

フロッグの釣りは、やっている人自体がそれほど多くないため、バスにかかるプレッシャーが低く、隠れているバスも安心しているためか、バイト自体は多い釣りだと思います。

問題はフッキングとランディングです。

中空ボディのペコペコボディとはいえ、フックポイントが隠れているということ、そして何より、フロッグの多くには極太フックのダブルフックが付いていることから、バスの口に必ずその2本のフックを掛けられるタックルでないと刺さらないんですね。

ライギョやナマズは口を閉じる筋肉が発達していて、骨格もそのようになっているため、フロッグが口の中にさえあれば、フッキングで刺さってなくてもファイト中に口を開けるようなことがないので釣り上げられることが多いのですが、バスはどちらかというと口を開けるための筋肉と骨格が発達していますので、フッキングの時に確実に刺さないとファイト中にポロッと外れてしまうんです。

次にランディングですが、フロッグにバイトした時のフッキングは、他のトップの釣りと同じく、ひと呼吸おいてからフッキングをします。

そのため、フッキングやファイトはどうしても周りのウィードごと強引にフッキングやファイトをすることになるので、強いロッドとPEラインが必要になるんですね。

具体的には、ロッドを上方向にあおってウィードマットの上にバスの顔を出させて、それから水面のマットを滑らせるようにして一気にリールを巻いてランディングします。

普通よりもビッグサイズのバスが多くなる釣りですからね、たとえ相手が50アップのバスでもこれができるタックルでないと、逆に挑戦してはいけない釣りですよね。

さて、アフタースポーンの頃からフロッグのシーズンということになりますが、記事にもあった通り、その頃からはギルパターンの釣りにもなってきます。

そんな時はギルカラーのフロッグがおすすめ!

フロッグでビッグバスを釣るには

普通のフロッグよりも平べったい形をしているため、より滑るように首振りがさせやすいのと、スキッピングもしやすいギル型フロッグです!

オープンウォーターで使うのであれば専用のヘビータックルがどうしても必要ということはありませんので、こういったタイプのフロッグを使ってみてはいかがでしょうか。

今がいい時期ですよ!ご注文、お待ちしております!

それではまた。

毎度ありがとうございます!