魚探なしでバスを釣る方法
現代のバス釣りになくてはならない魚探ですが、魚探なしでバスを釣る方も実際にいらっしゃいます。もともとは誰もが活用していたわけではない魚探という機器ですから、まずは魚探なしでバスを探すというスキルを磨くということも重要なはずですよね。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”How to Find Fish Without Using Electronics”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:shopkarls.com ”How to Find Fish Without Using Electronics”
魚群探知機、略して魚探ですが、私たちがボートでバス釣りをするうえで非常に助かるタックルとなっています。
現代のバス釣りでは、バスプロさんやプロガイドのボートを見るとお分かりの通り、大画面の最新魚探が2台、3台と並んでいるのが普通ですよね。
最先端のトーナメントシーンやプロガイドを運営するにあたってはこれが普通の状態で、私も先日、木崎湖のプロガイド、喜代浜さんのボートでライブスコープを使った釣りを初体験してきました。
このとき、私はバス釣りは行き着くところまで来てしまったと心の中に感じました。
人間とは恐ろしいもので、一度便利なものを使ってしまうと、元に戻れないという性質を持っています。
私はそれを知っていたので、このときは「絶対に欲しくならないように気を付けよう」と自分に言い聞かせながら釣りをしていました。しかし、ライブスコープの釣りは新しくて楽しく、夢中で数時間が過ぎてしまいました。正直なところ、私も欲しいです(笑)
必ずしも最先端の魚探でなくとも、現在は各湖のレンタルボート屋さんのボートにも魚探が標準で装備されているところも多く、それがたとえ型落ちで十数年前の物であっても、あれば便利なもので、次に魚探がないと不安になるほどです。
しかし、私たちがこの釣りという趣味を始めた時というのはその領域を想定していなかったのではないでしょうか。
もともとは意識的または無意識的に、自然、そしてアウトドアという世界に出れば、自分の経験による直感や観察による推理がものを言い、ある意味自分に対する挑戦を楽しんでいたのではないでしょうか。
私は移動ができるマイ魚探を持っており、レンタルボートでも遠征先でも使うようにしていますが、うっかり充電していなかったりなどのトラブルで使えないことがたまにあるのですが、そうなると魚探なしで釣りをするしかありません。
不便を感じつつも数年前の自分は魚探なしの釣りで釣っていたのだからと自分に言い聞かせ、地形を読んだり風や流れを読んだりして対応するのですが、これがまた楽しいといいますか、いい経験になったりするんですよね。
こういうことを経験した時に思うのは、私のように新しい技術に染まりかけているアングラーさん、また最新技術にある種のアンチテーゼを感じているアングラーさん、どちらにとっても必要となるのが、魚探なしでバスを探し出すスキルや方法を知ることだということです。
もともとは誰もが魚探を持っていないというところから始まるわけですからね。
この記事は、アメリカのタックルショップ「Karl’s Bait & Tackle」のブログ記事で、魚探なしでバスを探し出す方法が解説されています。
魚探に慣れることも大事ですが、魚探なしでバスが釣れるにこしたことはありません。
まずはここからスタートしてみましょう。
頭脳をフル活用
魚探なしでバスを探すための最初のステップは、バスが何をしているかという全体像を知ることです。それはつまり、自分の脳を起動するときです。 季節について考えてください、水質、これまでの天気の傾向、バスやベイトフィッシュが何をしているのかを考えてください。
例:本格的な夏が到来したので、天気が安定している人気の観光地にあるディープクリアレイクで釣りをすることにしました。 夏の湖の水はお湯のようであることを意味し、湖は観光地であるため、ボートがたくさん出ているはずです。 良いプランとしては、他の人より早く出船してディープが隣接する岬にある桟橋を狙うことだったりするでしょう。 クリアウォーターでは、バスはシェードを求めて桟橋を待ち伏せポイントとして使用します。岬にある桟橋というのは、湖のある場所から別の場所へ移動するバスが着きやすい場所であるためです。
両目をフル活用
魚探を必要としないときのもう1つの武器は、あなたの目です。 目からは日々あらゆる種類のデータを提供し(たとえば事故を防ぐことも含めて)、より多くのバスを釣るために役立ちます。
フィールドで目にするものに細心の注意を払うことは、成功の確率を上げるための素晴らしい方法です。 遠くでベイトフィッシュのボイルを発見したときは、何かがバスを興奮させているのは間違いないでしょう。 水鳥が突然湖上に群がるのを見た場合は、ベイトフィッシュの群れが浮いてきたことを示す兆候であり、急いで移動して確認する必要があります。 ブルーギルがたくさん泳いでいるのを見かけたら、ブルーギルを模したプレゼンテーションに切り替えるとよいでしょう。 周りを見回し、学び、アジャストします。
先を見越しておく
事前のゲームプランに従い、ゲームプランを実行しながら現在の様子に注意を払うことで、バスを釣ることに繋がるはずですが、それをすべて実行しても、まだ何も釣れない時はどうするつもりでしょうか?
自分を否定する
うまくバスが釣れない場合、あなたがしてきたことをすべて否定することを恐れないでください。 バスがいるかどうかを知らせる魚探がないので、そこは逆に切り替えがしやすいはずです。
先に挙げた例にならって、メインレイクの岬の桟橋で釣ってみたけど、何も釣れない場合はどうするか? 気持ちを切り替えて、正反対なことをするようにどれかのクリークアームを上りつつ、柳などのブッシュエリアでフロッグやスピナーベイトを投げる、またはクリークアームのバックウォーターへ行き、スタンプエリアでスクエアビルクランクを投げてみます。 それでも釣れない場合、さらなる変更をすることを恐れないでください。
新しい魚探に慣れてしまうと、古い魚探に戻ることが辛くなってしまう…それがひどくなると、釣りをする気にもならなくなってしまうということにもつながります。
ライブスコープの釣りを経験してしまった私は、水中には何があり、今何が起きているかを目の当たりにしたことで、遂に釣りはここまで来てしまったかという、ある種の燃え尽き症候群になるのを感じ、恐れました。
アングラーさんの中にはそういう機器が欲しいけど予算の都合が付かないという方もいらっしゃいますし、自分の釣りには必要ないと考える方もいらっしゃいます。
また先に書いたように、最新機器に対するアンチテーゼを持つ方もいらっしゃいます。
私などはすぐ、ある種の人間の弱さが出てしまうことになるわけですが、こんな時はやはり、原点に戻るしかありません。
バス釣りにはトーナメントなど、他人と戦うという側面もありますが、それを含めても、バス釣りはあくまでバスとの戦い、またはバス釣りという行為を通した過去の自分との戦いです。
それが適切にできていれば問題ありませんよね。
私自身、自分が弱い存在であることは分かっていますので、新しいものを恐れたり妬んだりしてしまう気持ちがあることも否定できませんが、決してジャンプアップを求めず、コツコツとマイペースで楽しみつつ、自分をアップデートしていこうと思います。
バスプロさんの中でもいまだに十数年前の魚探しか積んでなくてもトーナメントで優勝する方もいらっしゃいますし、そういう方の釣りを学ぶなど、まだまだやることはありますのでね。
「温故知新」という言葉がありますが、古きをたずね、新しきを知るという意味です。逆に言えば、古きをたずねなければ、新しきも知ることができないと思います。
つまり、基礎ができていなければ、新しい機器を手に入れても使いこなすこともできないだろうと思うのです。
今はもっと基礎的なことをいっぱい学び、もし今の最新魚探を使うことになったとき、その時はその魚探は最新ではないとは思いますが、自分がアップデートされる喜びを味わえたらいいなと思います。
でもね、そんなことを言いつつ、本当は新しい魚探が欲しいんです!何といいますか、本音がガッツリ伝わってしまっていたらすみません(笑)
それではまた。
毎度ありがとうございます!