ラバージグのバス釣りはやめられない!?

ラバージグのバス釣りはやめられない!?
Photo by bayoulifemag.com

数あるバスルアーの中で、釣りをするのにどれか1種類からしか選べないと言われたら、ラバージグを選ぶアングラーは多いようです。そして、一度ラバージグの良さに気付いてしまうと、どっぷりはまって抜け出せないアングラーも多いようですね!

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”WHEN THE JIG IS UP, IT’S HARD TO PUT DOWN”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bayoulifemag.com ”WHEN THE JIG IS UP, IT’S HARD TO PUT DOWN”by Kenny Covington

バス釣りの魅力のひとつは、膨大な数のルアー、膨大な数のカラーの中からたったひとつを選んでラインに結び、それで釣るということにあると思います。

ラインに結ぶことのできるルアーは基本的にひとつだけですから、自分の選んだルアーにバスが反応して食って来てくれたというのは、確率論だけで言っても数千分の1、数万分の1の賭けに勝ったことにもなりますよね。

それだけでも単純に嬉しいことですし、実際はもっといろいろな要素からそのルアーを選んでいることでしょうから、その喜びはそんな単純なものじゃないのではないでしょうか。

どのルアーを使うかを考えて釣る釣りというのは、今ある条件・コンディションを考えて、ひとつのルアーに辿り着くという釣り方です。基本的にはバスを釣るために多くのルアーを持ち歩くスタイルになります。

また別の釣り方として、どれか1種類のルアーを選んで、そのルアーで釣れるバスを探すという釣り方があります。これは基本的に、バスを釣るために移動することが多くなるスタイルになります。

今回は後者の釣り方にスポットを当てることになるのですが、そのひとつのルアーというのが、ラバージグです。

ラバージグというルアーは実際、○○縛りなどというように、ルアーを1種類しか選べないとしたら何を使うかと考えた時に、アングラーによく選ばれるルアーになるようです。

ボトムでのズル引き、バンピング、リフト&フォール、中層スイミング、フリッピング/ピッチングなどなど、あらゆる条件下で使うことができ、シチュエーションや季節も問いません。これが、多くのアングラーに選ばれる理由ですよね。

さらにこのラバージグというルアーは、一度ハマるとこればかりになってしまう中毒性のあるルアーでもあるようです。

釣れるという事実以上に、なにかハマってしまう魅力のあるルアーなんですね。私はそこまでこのルアーに入れ込んでいるわけではありませんが、その気持ちは分かるような気がします。

この記事は、アメリカの南西部を中心とした総合情報ウェブマガジン「Bayou Life」のコラム記事で、ラバージグに関する基礎知識と、季節ごとの釣り方が解説されています。

皆さんはこれを読んで、ラバージグが使いたくなる衝動を抑えられるのでしょうか。それでは読んでみましょう。

ラバージグに関する基礎知識

引用文:タップすると開きます
The living rubber jig first came to prominence after Californian Dave Gliebe won a national tournament on Toledo Bend in the late 1970s and In-Fisherman Magazine ran one of the first stories on the new technique of “Flippin” and the lure of choice was the living rubber jig. Up until that time the jig was a West Coast-based lure and was made regionally by local lure manufacturers.

In the In-Fisherman article, it was stated that “the jig is great at 55 degree water and below. However its full potential is still unknown. Preliminary testing shows that it may well be a lure for all seasons.” If they only knew how right they were.

Jigs come in several shapes, sizes, colors and designs. There are hundreds of combinations to choose from, and it can be overwhelming to the beginning angler or even the seasoned fisherman for that matter. In this month’s article let’s see if we can make our jig choices and our fishing just a bit easier.
There are football head jigs for dragging along the bottom, there are jigs made for flipping/pitching heavy cover, there are jigs made specifically for casting like you would a plastic worm. The number one jig presentation for our area is for flipping and pitching heavy cover.

First of all we need to look at the size of the jig. Do we need a ¼ ounce, 3/8th ounce, or maybe a ½ ounce version? Each size has their strengths. If I am fishing shallow water a ¼ ounce version may be all that I need. Or if I need a faster fall rate I might want to bump up to a 3/8 ounce version. There are a lot of different pieces to the jig fishing puzzle. From a confidence standpoint, I usually start with a ½ ounce version.

So now we have picked out the size of jig we want, what about color? I believe I can catch bass anywhere in the United States using these three color choices: Black/blue, Texas Craw and a version of Green Pumpkin. I can go to any lake, with any water clarity, fish any depth and catch fish on one of those three colors.

Probably more important than the jig color is the type of trailer attached to the jig. There are several variations of craw worms, chunks and creature baits, as well as a variety of colors to choose from. The most effective trailer would probably be a craw worm, but creature baits, such as the “Sweet Beaver” style of soft plastics, are gaining in popularity among tournament fishermen.

I like to match my trailer, so it blends perfectly with my color choice of jig. If I am using a Black/blue jig, then I will match it with a black/blue colored trailer. I don’t want to contrast the streamline appearance of the lure. In most cases, the more universal the appearance, the better the result. Other popular color choices for jig trailers are Black/red flake, green pumpkin, as well as various shades of watermelon.

When fishing clearer water lakes, I like to use a smaller ¼ ounce jig in a more natural colors, such as black or green pumpkin teamed with a smaller creature bait trailer like a Reaction Innovations Smallie Beaver. Clearer water bass tend to feed by sight, so color can be more critical and a larger profile jig can be overwhelming.

If I am fishing the Ouachita River tributaries my choice of jig will be a ½ ounce Texas Craw color with a large bulky trailer like a Strike King Rage Claw simply because of the darker water color. The idea is that in the dirtier water, the bigger offering pushes more water making it easier for the fish to locate.

リビングラバーのラバージグが最初に注目されたのは、1970年代後半にカリフォルニアのデイブ・グリーベがトレド・ベンドのナショナルトーナメントで優勝し、雑誌In-Fishermanが「フリッピング」という新しいテクニックを初めて紹介したことから始まりました。それまでは、ジグはアメリカ西海岸を発祥とするルアーという程度で、地元のルアーメーカーによるローカルベイトという感じでした。

フィッシャーマン誌の記事では、「ラバージグは水温13℃以下になった時に効果を発揮します。しかし、その可能性についてはまだまだ未知数です。試しに使ってみましたが、これはすべてのシーズンにおいて「使える」ルアーである可能性があります。」とありました。どうやら彼の見解は正しかったようですね。

ラバージグにはいくつかの形状、サイズ、色、機能があります。その組み合わせは数百通りにもなり、初心者アングラーはもちろん、ベテランアングラーにとっても圧倒的です。この記事では、ラバージグの選び方と、釣り方を少しシンプルにすることができるかどうかということを考えてみましょう。
 ラバージグには、ボトムをズル引きするならフットボールジグだったり、ヘビーカバーをフリッピング/ピッチングするために作られたラバージグがあったり、トレーラーを付けた時にキャストがしやすいように作られたジグがあるという風に色々ありますね。ちなみに私の地元で一番人気のラバージグのプレゼンテーションは、ヘビーカバーのピッチングです。

まず、ラバージグのサイズを決める必要があります。 1/4オンス、3/8オンス、1/2オンスのどれがいいのでしょうか? それぞれのサイズに長所があります。シャローで釣りをするなら、1/4オンスで十分かもしれませんが、そこでもより速いフォールスピードが欲しければ3/8オンスするかもしれません。ラバージグの釣りにはパズルのようにさまざまなピースがあります。私の場合はこれまでの経験による信頼感から、だいたい1/2オンスから使い始めます。

さて、今、必要なラバージグのサイズが決まったとします。では次に、色はどうしましょう? これはブラック/ブルー、テキサスクロー、グリーンパンプキンの3色を持っていれば、アメリカの全国どこでもバスをキャッチできると思います。私はどんな湖でも、どんな透明度でも、どんな深さでも、その3色のいずれかで釣りをすればバスを釣ることができます。

しかし、ラバージグの色よりも重要なのは、取り付けるトレーラーです。クロー系ワーム、チャンク、クリーチャー系ワームなどいくつものバリエーションがあり、さまざまなカラーも選択できます。おそらく最も効果的なトレーラーはクロー系ワームとなるかと思いますが、スイートビーバーというクリーチャーワームもトーナメントアングラーの間で人気が高まってきています。

ラバージグのバス釣りはやめられない!?

私は、ジグのカラーとトレーラーのカラーを完璧に合わせるのが好きです。ブラック/ブルーのジグを使用している場合は、トレーラーもブラック/ブルーにします。ルアー全体の見た目が流れるように無駄の無いようにするようにします。多くの場合、万人が認めるような普遍的な見た目であるほど、釣果にも結びつきやすくなります。ラバージグのトレーラーとして人気のあるカラーの他の選択肢としては、ブラック/レッドフレーク、グリーンパンプキン、ウォーターメロン系です。

クリアウォーターレイクで釣りをするときは、1/4オンスくらいの小さなラバージグにブラックやグリーンパンプキンといったナチュラルカラーのリアクションイノベーション・スモーリービーバー(上の写真のワームのダウンサイジングバージョン)などの小さなクリーチャー系トレーラーを組み合わせたものが好きです。クリアウォーターのバスは目を使ってフィーディングする傾向があるため、カラーがより重要になり、大きなシルエットのジグでは警戒されてしまう可能性があります。

濁りの強いワチタリバーの支流などで釣りをしている場合、私が選ぶラバージグは、単純に暗い水に合わせて1/2オンスのテキサスクローカラーのラバージグに、ストライクキング・レイジクローのようなバルキーで大型のトレーラーをつけたものです。なぜなら、濁りの強い水質では、より大きなワームの方がより多くの水を押して、バスが見つけやすくなるからです。

季節ごとのラバージグの使い方

引用文:タップすると開きます
Does time of the year make a difference in the jig to choose? You bet it does. During the late winter and early spring, I usually prefer a bigger profile lure combination. The fish are getting active and preparing to spawn, so they are wanting to eat. I like to use lighter weighted jigs in the late summer and early fall because fish will suspend around vertical structures and this presentation seems to be more effective. During the winter months is when the smaller profile jigs such as a Strike King Bitsy Flip tend to excel.
About the only time I shy away from using a jig is the post-spawn and early summer time. While these fish are usually shallow related they are more prone to move around than to set up on particular target areas making them easier to catch on more aggressive lures and techniques.

It looks like we have run out of fish talking space for this month, but I do hope we were able to share some things that will put more fish in your livewell. As always, be careful on the water and catch one for me!
—See you next month.

季節によってラバージグの選び方を変えたほうがいいでしょうか? ええ、きっとそうでしょう。冬の終わりから春の初めにかけては、通常はより大きなシルエットになるような組み合わせが好きです。バスの活性は上がり調子で、スポーニングの準備をしているので、食欲が増しているからです。夏の終わりから秋にかけては、バスは縦ストラクチャー周りにサスペンドする傾向があるので、軽めのラバージグを使うプレゼンテーションがより効果的であるように思えます。冬の間は、ストライクキング・ビジーフリップなどの小さいシルエットのラバージグが優れている傾向があります。
私がラバージグを使うことをためらうとすれば、アフタースポーンから初夏のタイミングだけです。このときのバスはだいたいシャローにいることが多いのですが、どこか特定のエリアにいるというよりは動き回っている傾向があり、よりアグレッシブなルアーやテクニックを使った方が簡単に釣ることができるのではないでしょうか。

さて、今回もスペースの都合上、どうやらここまでのようですが、みなさんと多くのバスを釣るための情報共有ができたように思います。いつものように安全に注意して、ぜひトライしてみてください!

ラバージグのバス釣りはやめられない!?
Photo by bayoulifemag.com

これによると、ラバージグがブレイクしたのは1970年代後半だそうです。

なんだか思ったよりも最近でした。

しかし当時はインターネットやスマートフォンはもちろんありませんでしたから、バスが釣れるという情報はテレビや雑誌、または口コミでしか手に入らなかったはずです。

そんな時代にあの広いアメリカであっという間に広まったらしいですから、よほど釣れたものだったのでしょう。

そして今でも釣れ続けているわけですから、釣り人の目利きというのは素晴らしいですね。

ただ、この記事は良いガイドラインにはなりましたが、ジグをどう選ぶか、カラーをどう選ぶか、どのように使うかについての最終決定はあくまでも自分次第という感じでしたね。

やはりルアーは自分で考えて、これかな?というものを使って、それをバスが食った、「やっぱりこれだったか!」という流れが楽しいのでしょうね。

ルアーを1種類しか使えないという縛りで、ラバージグを選んだとしてもなお、まだ幅広い選択肢のあるルアーなのですから、それで釣った時の喜びが大きく、ハマってしまって当然かもしれませんよね。

ラバージグは他のルアーに比べて低価格なところもいいですよね。おかげでいつの間にかいっぱい増えすぎて、気が付いたらタックルボックスがやたら重くなってしまったということもありますよね(笑)

さて、現在皆さんのタックルボックスには充分な量のラバージグが揃ってますでしょうか。

それではまた。

毎度ありがとうございます!