バス釣りに大事な「エサ(ベイト)」のことを理解しよう

2019年9月27日

バス釣りに大事な「エサ(ベイト)」のことを理解しよう
Photo by jackson kayak.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”FEEDING FACTORS FOR BASS”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:jacksonkayak.com ”FEEDING FACTORS FOR BASS”by joey monteleone 08/05/2019

バス釣りをしているとどうしても、普段からバスのことを考えてしまいますよね。

今ならいつものポイントで釣れそうだなあ、こういう天気の時はあそこにいないんだよなあ、大雨の後だから水が濁っちゃってバスも息苦しいかなあ、そんなことを考えたりしませんでしょうか。

ええ、分かってますよ。みなさんそんなことばっかり考えてらっしゃることぐらいね(笑)

なかでも良く考えていることのひとつは、「バスは今なにを食べているのかなあ」ということではないでしょうか。

やはりルアーフィッシングですから、バスが食べているものに合わせた形や色のルアーを買ったりしますよね。

つまり、バス釣りがお好きな方というのは、バスが普段から食べているもののことまで考えてしまっているんですね。

でもそこが、バス釣りの面白いところのひとつでもありますから、当然と言えば当然です。

メジャーなフィールドには必ずいらっしゃるバスフィッシングガイドという方々。

彼らはそのフィールドのことを隅々まで知り尽くし、訪ねてくるお客さんにバスを釣ってもらうことがお仕事の方々なのですが、決して誰も知らないような秘密のポイントへお客さんを案内しているわけではありません。

基本的には地形や天候やベイトやその他のことの組み合わせで、今この瞬間に釣れそうなポイントへ行き、ルアーやリグを決め、釣りをしているという方がほとんどだと思います。

ですので、今バスが食べているものを想像することは、かなり大事なことのはずなんです。

みなさんはベイトのこと、それほどまでにちゃんと考えてみたことはございますでしょうか。

この記事は、アメリカのカヤックフィッシング専門メディア「jackson kayak.com」のブログ記事で、バスのフィーディングするベイトの事について書かれています。

私たちがベイトのことを考えるときの参考になる記事かと思います。

ぜひ読んでみてください。

 気になるところだけ読んでもOKです 

バスがベイトを食べる要因

引用文(タップすると開きます)

For those who consistently catch a bunch of bass, BIG fish or always cash a check at the tournaments there are few commonalities, being prepared, having reasonable equipment, a little luck and an intimate knowledge of the habits of their quarry. Knowing the habits and habitat favored by the fish are a giant advantage. At the top of the list is the understanding of the preferred food sources of three major, most well distributed species the largemouth, smallmouth and spotted Kentucky bass. Most commonly consumed forage for bass are bait fish. In the category of most often digested food sources are minnows of all varieties, several of the sunfish family but most meals are the shad, gizzard and threadfin shad comprise the majority of bass meals. The reason for this is that the shad are the most available forage food therefore the most frequently eaten. The most preferred but not the most available are crawfish. Good populations of a large variety of crawfish exist in waters all over. Simply stated bass love crawfish because of the nutritional value of the clawed creatures. Scientifically proven, for every five pounds of crawfish a bass eats it gains a pound in weight, this is most important for trophy fish, because in order to maintain or gain weight the must eat the best fish food and a lot of it.

For bass chasing shad (or other baitfish) there is a critical concept understood by live bait fishermen that everyone should understand. When a solitary bass or a bunch of fish are after a concentrated school of shad they opportunistically chase, engulf as many or the closest they can catch. Often hitting the forage from the back, move off and literally turn the shad to swallow it from the front. The reason for this, if the finny bait fish flares its fins (many have at least five fins) potentially the bass would choke on the extended multiple appendages. This is the reason bass shy away from eating the crappie equipped with very large fins. This is not to say bass will not eat crappie, bass are opportunistic and will especially in early spring and fall feed on anything they can catch and will fit in their mouths.
TIP: match the color and erratic swimming motion of the bait fish to draw more strikes. The best shad imitating baits are swim baits, crankbaits and spinnerbaits. Consider upsizing your offering to give the bass a big bite. Poor presentation will be troublesome for larger lures, concentrate on retrieve speed and bumping cover to hook more bass.
The crawfish, (aka mudbug, crawdads, freshwater lobsters, crayfish) known in scientific circles as crustaceans share almost all waters where bass reside. Found in clean waters especially rocky areas, crawfish come in multiple colors, go through stages of being soft shelled, various seasonal color shades, are recognized as having more than 300 species and are capable of regeneration of lost claws. Another interesting fact, they walk forward but escape in backward bursts utilizing their skeletal muscles and segmented tail. When threatened craws take on a defensive posture, backing away, claws extended, open and upraised, hardly striking fear in a bass of any size. Once again slurping up the craw and eventually turning the hard shelled creature to more easily facilitate the swallowing process.

The early spring emergence brings pre-spawn bass in search mode. Once surface water temperatures reach the low fifty degree mark bass and other fish are on the prowl ready to eat before going into the exhausting spawn. At this point everything is fair game but the crawfish again provide the most return for the “seek out and find” food process used by the bass affected by the winter layoff in cool water environments. Adding weight to their frame now and in the fall triggers fish to gorge themselves on every forage food available to carry them through the spawn or winter depending on the geographical location. Bass are in competition with most other gamefish for consuming the crawfish. Everything including catfish, crappie, musky and other fish prize the crawfish as a normal part of their diet.

コンスタントにビッグバスを釣ったり、トーナメントで賞金を手にする人の共通点というのは、意外にありません。良い準備、合理的なタックル、少しの運、生態に関する深い知識を貪欲に持っているということぐらいです。魚の習慣や生息地を知ることは大きなメリットになります。優先順位として一番目に来るのは、バスにとって最も広く分布していてメインとなる食料源についての理解です。バスが最も一般的に消費するベイトは、ベイトフィッシュです。最も頻繁に食べられているベイトフィッシュというカテゴリーには、すべての種類の小魚、ブルーギルなどがいますが、ほとんどの食料はシャッド、ギザードシャッド、スレッドフィンシャッドがバスの食事の大部分を占めています(すべてアメリカ特有のベイトフィッシュで淡水ニシンの仲間です)。この理由は、シャッド類が最も手に入りやすいベイトであるため、頻繁に食べらているということです。最も手に入りやすいというわけでもないが、最も好ましいベイトと言えばザリガニです。水中にはさまざまな種類のザリガニが存在しています。簡単に言うと、ザリガニには高い栄養価があるため、バスはザリガニが大好きなのです。ザリガニを約2.2キロ食べるたびに、バスの体重が450グラム増えるのが科学的に証明されています。これはビッグバスにとって最も重要です。なぜなら、体重を維持または増やすためには最高の魚料理やザリガニをたくさん食べる必要があるからです。

バス釣りに大事な「エサ(ベイト)」のことを理解しよう
Photo by jackson kayak.com

シャッド(または他のベイトフィッシュ)を追いかけているバスのことで、生きエサを使って釣っているアングラーならだれでも知っている重要なことがあります。単独または群れているバスがシャッドの群れを追いかけているとき、とりあえず適当に追いかけ、一番近くにいるものをできる限り多く、飲み込みます。だいたいは、後ろからベイトフィッシュを叩き、文字通り前へ回り込んで正面から飲み込みます。この理由は、ヒレのあるベイトフィッシュがヒレを開いた場合(多くの場合、少なくとも5つのヒレがあります)、バスは広げられた複数の骨が引っ掛かり窒息する可能性があります。これが、バスが非常に大きなヒレを持つクラッピー(アメリカのゲームフィッシュの一種でバスに似た魚)を食べることをためらう理由です。これはバスがクラッピーを食べないとか、バスは適当に食べているとか、特に早春と秋には口に入るものなら何でも食べていると言っているのではありません。
ヒント:より多くのバイトを得るためには、ベイトフィッシュの色や不規則なスイミングアクションを真似て下さい。シャッドを模した最高のルアーとしては、スイムベイト、クランクベイト、スピナーベイトがあります。ビッグバスのバイトを得るためには、ルアーのサイズを大きくすることを検討してください。ルアーが大きくなるとプレゼンテーションが難しくなりますが、リトリーブスピードに集中し、カバーに当てていくことでより多くのバスを釣ることができます。
科学的には甲殻類として知られているザリガニ(別名マッドバグ、クローダッド、淡水ロブスター、クレイフィッシュ)は、バスが生息するほとんどすべての水域にいます。特に岩の多いクリアウォーターフィールドで見られるザリガニは複数の色を持ち、季節ごとに脱皮をしてはさまざまな色合いになり、300を超える種がいると認識され、爪が取れても再生することができます。また別の興味深い事実として、彼らは前方に歩きますが、骨格と筋肉が分かれた尻尾を使って後方にジャンプします。身の危険を感じたザリガニが防御の姿勢を取るときは、後退しつつ、爪を伸ばし、開き、高く上げますが、どのサイズのバスもほとんど恐怖を感じないようです。やはり飲み込みやすいように後ろに回り込んで、固い殻ごとザリガニを簡単に丸呑みにしてしまいます。

早春になるとエサを探すプリスポーンバスが出てくるようになります。表水温がもうそろそろ10℃になろうという時、バスや他のフィッシュイーターは産卵に備えて食欲が増してきます。この時点ではすべて公平な競争ですが、ザリガニは、冬の冷水で低活性だったバスの「宝探しゲーム」に最も貢献します。秋となった今も、バスは体重を増やすためにその場所に応じて、越冬またはスポーニングに備えてすべてのベイトを食べてお腹をいっぱいに膨らませます。バスは他の多くのフィッシュイーターと競争になります。ナマズ、クラッピー、マスキー、その他の魚を含むすべてのものが、ザリガニのことを最高の食事として位置付けています。

バス釣りに大事な「エサ(ベイト)」のことを理解しよう
Photo by jackson kayak.com

この記事は、バスがよく食べているベイトに合った釣り方を教えてくれるものではありませんでした。

私たちが自分がよく行くフィールドのベイトフィッシュのことを研究するヒントを与えてくれているという感じのものでしたね。

バスはすべてのベイトに対して一定の食べ方をしているわけではないようです。

ベイトが大きければ(記事に出てきたスレッドフィンシャッドなどは20センチ以上になります)、一度体当たりをしてから前に回り込んで頭から飲み込むというような食べ方をすると書かれていました。

これを読んでピンと来られた方も多いのではないかと思います。そうです、ビッグベイトでバスを釣る時、バスはビッグベイトの横に並んでから体当たりをしてきくることがあり、そのときにスレで掛かってしまうことが結構あるんですよね。

「なんだスレ掛かりかよー」などとがっかりしてしまったり仲間に笑われてしまうこともあるのですが、まさにこの後、バスは前に回り込んで頭から飲み込もうとしていたということですので、そのルアーで正解だったということになります。

スレ掛かりでも決してがっかりすることはなかったんですね!

こんな風に、バスがそのベイトごとに食べ方を変えることがあるということですので、みなさんがよく行くフィールドやよく使うルアー独特のバイトの仕方なんかの偏りを考えてみるのも面白いかもしれません。

例えば私の場合、シャッドやミノーのジャークの釣りが好きなのですが、よくバスの頭やアゴの下にフックが刺さっていることがあります。

これも場合によってはスレ掛かりかもしれないと考えてしまうのですが、こうなるには何か法則があるのかもしれません。

まあ、実際のところ、そんなところまで考えていたら根拠もないですしキリがないのですが(笑)、もしかしたら大変な発見をしてしまうかもしれないと思うとワクワクしますよね。

なぜかザリガニ系のルアーは後ろ向きに進むものが多いのですが、ゆっくり前向きにうまいこと進むようにすればめっちゃ釣れるかもしれない、ですとか、そういう好奇心を自由に実験することを、ベイトのことを研究することでできるようになりますもんね。

実際のフィールドではバスのボイルを見ることはあっても、間近で生きたエサを捕食するところを見ることはほとんどできません。

もしそういう貴重な瞬間に出会えたりしたら、何がどのように食われたのか、その光景をよく覚えておいて、今後の釣りに役立てるように研究してみたらどうでしょう。

YouTubeなんかでもバスの捕食シーンが見れたりしますから、それで研究してみてもいいかもしれませんね。

それから、ルアーマンはエサ釣りでバスを釣ることを嫌ってしまう傾向があるのですが、まあそう言わずに、試しにやってみてください。

エサ釣りをやることで今まで知らなかった色々なことが分かってくると思います。例えば、エサ釣りでもエリアが間違っていたら全然釣れないこととか、エサで釣れた時のバイトの出方とルアーの時との違いですとか。

それを経験することで、ルアー釣りに活きてくると思いますよ。

ちなみに、関係ありませんが、私が今、気になっているのは、バスがエビを食べるところです。

実際に「今バスがエビをこうやって食ったー!」という瞬間をこの目で見たことがないんですよね…。

身近なベイトなのに、謎なんです。

皆さんにもそんなこと、ありませんか?

バス釣りって、謎なことばかりですよね。

それではまた。

毎度ありがとうございます!