「バスの成る木」とバズベイト

2020年8月15日

「バスの成る木」とバズベイト
Photo by babybuzzbait.com

夏の朝一番という貴重な時間帯、トップウォーターが爆発する時間でもありますが、ここで外してしまうとその1日がかなり厳しい結果になってしまいます。ここでバズベイトというスピーディーなルアーを使いこなせると、それは大きな武器となるはずですよね。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Best tips for buzzing wood”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:babybuzzbait.com ”Best tips for buzzing wood”June 20, 2020 by lbailey

夏と言えば、トップウォーターの季節!

ということで、夏は朝の暗いうちから準備するのが楽しみで仕方がない季節なのですが、朝イチ、何のルアーからスタートするかで、その日がどんな1日になるのかという恐怖の時間でもあるんですよね。

朝イチの貴重な時間に外してしまうと、夏は、日中に挽回するのが難しくなってしまうためです。

夏の日中の釣りの厳しさをどう感じているかは人それぞれで構わないのですが、少なくても朝は人間的にもまだ過ごしやすく、バスも釣れやすい時間帯であることは間違いありません。

通い慣れたフィールドであれば、まだ日中でも余裕を持って釣りができるんですけどね。

話は変わりますが、そんな通い慣れたフィールドでよく耳にするもの、また、自分が名付けるものに「バスの成る木」ですとか「バス牧場」ですとか「ポッパー場」「必殺ポイント」というようなエリア、またはスポットがあるかと思います。

朝の貴重な時間や仕事の後の短時間勝負など釣りの時間が限られたようなとき、こういったピンポイントに狙いを絞って釣りをすることってありますよね。

今回の記事のテーマであります「バスの成る木」というのはまさにその代表的なもので、色々なフィールドでそう呼ばれているレイダウンや立木があったりするのですが、そんな「バスの成る木」で、しっかり良いアプローチができているでしょうか。

この記事は、アメリカのバズベイトルアーメーカー、「ベビーバズベイト」社のコラム記事で、元B.A.S.S.エリートアングラーでありベビーバスベイト開発者のリー・ベイリーjr.氏が、そんなバスの成る木をバズベイトで攻略する方法を解説してくれています。

夏の貴重な朝イチの時間帯、バズベイトでスピーディーに回れるのであれば、それは大きな武器となるはずです。

ぜひ読んでいきましょう。

レイダウンの攻め方

引用文(タップすると開きます)
I always go right to the middle of a lay-down, even if I have to throw over and thru a lot of limbs and stuff, because I believe my best chances of catching the biggest fish living in that tree are with that first cast. If you can get a Baby Buzzbait™ in there real quietly and gurgle it across his head the very first time, your chances are a lot better (in that shallow water situation) than if you fish it from the outside and work your way in. Reason being; the bigger fish are usually in the heaviest cover of the main branches. If you catch an average bass on the outer branches, your chance at those bigger fish are done.

そのレイダウンに付いている最大のバスを釣るチャンスはファーストキャストにあると考えていますので、枝ぶりが良く多くのキャストができそうな木であっても、私は常にレイダウンのド真ん中から投げて行きます。 1投目でバズベイトを静かに着水させて、バスの目の前を通すことができれば、シャローエリアであればレイダウンの周りから攻めていくよりもはるかにビッグバスの可能性が高くなります。 その理由として、ビッグバスは通常、枝の最も濃いカバーにいるためです。 もし初めに外側の枝でアベレージバスを釣ったとしたら、それによりビッグバスを釣るチャンスは終わってしまうでしょう。

木に当てていく

引用文(タップすると開きます)
My best tips for buzzing wood is to keep your buzzbait in contact with the wood. When buzzbait fishing make sure that gurgling bait bumps as much of that wood as possible. Bang your buzzbait against it and let it deflect off. When throwing this topwater bait, make sure it knocks the side of the wood. That little bump and deflection can produce a strike that you might not otherwise get without making contact with the cover. When doing that, you need to make sure your line is strong enough for the task. Not only to fish the heavy cover but to also get that lunker bass out of the cover.

ウッドカバーでのバスベイトでの最高のヒントは、バズベイトを木に当て続けることです。 バズベイトで釣りたければ、バズベイトをできるだけ多くの木にぶつけていくようにしてください。 バズベイトを強く当てて、イレギュラーアクションを起こさせます。 このトップウォータールアーを投げるときは、木に横から当てていくようにしてください。 そのちょっとした跳ね返りや不規則アクションは、カバーに当てなければ得られなかったバイトを生む可能性があります。

このとき、使用するラインが十分な強さがあることを確認する必要があります。 ヘビーカバーでの釣りであるということは、そのビッグバスをカバーから引きずり出す必要があるためです。

横に延びる木に注目しよう

引用文(タップすると開きます)
I love to focus on wood that lies horizontally in the water, especially if there’s a limited amount of horizontal cover in the area. If you’ve got a standing tree with one horizontal limb on it, key in on that limb. Bass want to orient to the horizontal part of the cover. It gives them better camouflage. It’s crucial that you make the right Baby Buzzbait™ presentation the first time when fishing a horizontal piece of cover. I was fishing a backwater area that had a lot of lay-down logs. I knew the fish were around those logs. I was fishing a Baby Buzzbait™, and I soon noticed that I never caught a fish if I made a presentation that crossed the log. The first cast had to be made along the shady side of the log, or I wouldn’t get a strike.

特にそのエリアの中に横系のカバーが不足しているならば、水中を横に延びる木に注目しましょう。 水中で手を横に広げているような立木がある場合は、その両手をキーにします。 バスは横方向に延びるカバーに付きたいのです。 バスにとってはその方が隠れやすいためです。

横方向に延びるカバーで釣るとき、最初にどんなプレゼンテーションをするかが重要です。 私が多くのレイダウンがあるバックウォーターで釣っていたとき、 私はバスがそれぞれのレイダウンに付いていることを知っていました。 私はバスベイトで釣っていましたが、木を横切るようなプレゼンテーションをすると、バスを釣ることができないことにすぐに気付きました。 ファーストキャストは木の日陰に沿って行わなければならず、そうしなければバイトが出ませんでした。

水没したオーバーハング

引用文(タップすると開きます)
The flooded brush lining the shoreline of a reservoir is a classic American bass scenario that even the most hardened pros eagerly anticipate each spring. When the water rises enough to cover the shoreline bushes, the bass move into this freshly inundated cover, where they are accessible to topwater buzzing and remember they are very aggressive. Best tips for buzzing wood shows that depth is a key consideration for fishing flooded brush. If you locate fish in 2 to 3 feet of water, for example, most of the active bass in that area or on that flat will be at the same depth. But, be aware that bass may move to various depths throughout the day, especially with changing weather conditions. Bass have a tendency to migrate heavily toward flooded bushes early in the morning and late in the afternoon. This makes them prime candidates for some fabulous buzz bait fishing. It’s been my experience that the fish tend to be in tight to the brush during the midday hours, when the sun is at its brightest. They will also move out a little deeper to take advantage of any shade that’s available. Another thing to remember is that it’s not uncommon to find all of the bass positioned on one side – the same side – of the bushes. The fish may stray a few feet from the main section of the brush, but this movement is usually restricted to the low light hours, as well as cloudy conditions. Those are the times when the shade line extends farther out from the brush.

リザーバーのバンク沿いに並ぶ水没したオーバーハングは、毎年春になるとバスプロが熱心に狙っているアメリカの典型的なパターンです。

バンクのオーバーハングが隠れるほど水位が上がったとき、バスはこの水没したばかりのカバーに付くようになります。こんなときはバスベイトの出番であり、バスは非常にアグレッシブであることを覚えておいてください。

こういったウッドカバーを釣る時の良いヒントは、水没した枝の下の水深が重要な考慮事項であることです。たとえば、バスが水深60センチ~90センチにいる場合、そのエリアにいるアクティブなバスのほとんどが同じレンジにいます。ただし、特に天気が変化したときなど、バスは1日を通してさまざまなレンジに移動する可能性があることを忘れないでください。バスは早朝と夕方に水没したオーバーハングに移動する傾向があります。彼らがバズベイトフィッシングの有力なターゲットになります。

太陽が最も高い正午ごろは、バスはオーバーハングの奥へ移動する傾向があるというのが私の経験です。また、シェードを利用するために、レンジも少し深くなります。覚えておかなければならないもう1つのことは、多くのバスがオーバーハングのどちらかの片側(同じ側)に寄っていることも珍しくないということです。バスはオーバーハングから数十センチ離れている可能性がありますが、それはローライトの時間帯や天気が曇りの時になります。こういうときはシェードがオーバーハングから遠くまで延びているためです。

「バスの成る木」とバズベイト
Photo by babybuzzbait.com

バズベイトというルアーは止めることができませんので、そこにいるバスが通りすがりにリアクションバイトして来るルアーであるほか、離れたバスに追わせてバイトさせられるルアーでもあります。

そのため、アプローチが多少雑になっても成立しやすいタイプのルアーだと私は感じてしまいます。

しかしこの記事によりますと、それでもアプローチには集中して、オーバーハングやレイダウンや立木の枝の方向、またその枝を通すルアーの方向に注意するということが書かれていました。

そうすることで、バイトして来るバスをパターン化できるということですよね。

効率のいいルアーのひとつであるバズベイトをパターン化できれば、さらにが効率よくなるということですから、これは強い武器となりますよね。

私はバズベイトをカバーに打ちまくってバスを引きずり出すという釣りを頻繁にするタイプではありませんが、トップウォーターの釣りをするときは特に、バスがどの方向から出てきたのかは注意するようにしています。

影から出てきたら居着きのバスということでパターンとして信用できるとか、何もないところから出てきたのならば回遊バスなのでパターンとして成立しないかもしれませんし、バスが下から出てきたのであれば、迷わずバイトしたのか、迷ってバイトしたのかでカラーやスピードなどを変えて反応を見ることができるためです。

ウッドカバーというのはバスが着きやすい半面、キャストに失敗するとフックが刺さってしまい、なかなか外れません。

そんなとこでフックが刺さりにくい構造のバズベイトを投げるというのは非常に理にかなっています。

バスの成る木に遭遇した時は、第1投目を特に慎重にして、そこにいる一番デカいやつを仕留めるようにしたいものですね!

大胆なルアーのバズベイトで慎重な釣り、いいですね、カッコイイです。

皆さんもぜひ、挑戦してくださいね!

それではまた。

毎度ありがとうございます!