バス釣りはパズル!!分かっていても解けないときに考えてみること
「バス釣りとジグソーパズルは似ている」よく耳にする言葉だと思います。色々なピースを正しく組み合わせることで完成するようすは、まさにバス釣りそのものだと思います。ところで、ジグソーパズルってどうやって完成させてますか?
こんにちは!店長の小山です!本日は小ネタ記事です。
バス釣りではよく「バス釣りはパズル」と言われてきましたが、この言葉に乗っかって、解けないパズルについて考えてみたいと思います。
バス釣りがパズルってなに?
「バス釣りはパズル」というのは昔から言われてきた言葉なのですが、これはジグソーパズルをイメージしていただくと分かりやすいと思います。
ジグソーパズルというのは1枚の絵や写真を何個もの小さなピースに分けてバラバラにし、再び組み上げるというものですよね。
バス釣りでいうジグソーパズルのピースとは、自然界に今ある状態のデータ(気温、水温、水質、天気、時間帯、流れ…などなど)や、今まで自分が身に着けてきた知識がそれにあたるのではないでしょうか。
自然界のいろんなデータや自分が持っている知識というピースを組み合わせて、ひとつの絵を完成させるという正解を目指すのは、まさにバス釣りそのものです。
ジグソーパズルにもレベルがありまして、完成したときの絵の大きさが小さく、ピースの数も少ないものは完成までの時間は短いですが、ピースの数が多くなればなるほど、完成した作品のサイズはどんどん大きくなり、組み上げるのも大変になりますよね。
これをバス釣りで言い換えれば、データや知識の量が増えれば増えるほど大きなバスに近づくのかもしれませんが、実際に釣るのは難しくなっていくようなイメージではないでしょうか。
そう考えてみると、やはりバス釣りとパズルって似ていますよね。
バス釣りのパズルを完成させるために必要なこと
バス釣りの経験が増えてくると、自然と知識も増えてくるものです。
しかし、増えた知識をただ持っているだけではパズルは完成しません。
バス釣りについてめちゃくちゃ勉強して、知識についてはかなりあるはずなのにあまりバスが釣れないという場合、持っているピースをどういう風に組んでいけばパズルが完成するのかということを考えてみると良いかもしれません。
ジグソーパズルを完成させるのが早い人というのは、目が良かったり頭が良かったりするところもあると思いますが、パズルを早く完成させる方法というものを知っているということもあると思います。
では、さらっとジグソーパズルを早く完成させるためのコツについて考えてみます。それはだいたい次の通りだと思います。
- しっかりと平らで広いスペースを確保する
- 四つ角と端のピースを探して、端から組む
- 余ったピースを似たような色に分ける
- 分かるところから組み始める
こんな感じでしょうか。
これを言い換えると
- 道具
- 技術
- 関連性
- オープンマインド
こんな風にしてみました。
では、それぞれについて考えてみます。
道具
ジグソーパズルは広く平らなスペースがある場所で始めないと、あとで身動きが取れなくなり、手詰まりになってしまいます。
これはバス釣りに例えると、道具選びにあたると思います。
自分がやりたい釣りについて、タックルは合っているのか、正しいものを使っているか、ノットは間違っていないかについてチェックしてみましょう。
たとえばヘビーカバーでジグの釣りをすれば釣れそうだというところまでパズルは解けているのに、パワーフィッシングに耐えられないラインを使っていると、あと一歩のところでバスを手にすることができないはずです。
自分がやりたい釣りに合ったタックルというのは存在しますので、確認してみましょう。
技術
ジグソーパズルはただやみくもに進めても効率が良くありません。わかりやすい端から組んでいくことで、完成までの時間は一気に短縮できますよね。
これは、適切な技術を持っているかという課題に近いと思います。
トップウォーターでバスがボイルしているのにペンシルベイトを操作できない、ボトム付近でサスペンドするベイトフィッシュをバスは食べていると分かっているのに、ダウンショットリグの釣りを知らない、桟橋の下にバスが潜んでいそうなのに、スキッピングができない…
このような技術を持っているかどうか、また、自分が持っているテクニックを適切なタイミングで使っているのかどうかについて確認することが必要だと思います。
関連性
ジグソーパズルでは、似たような色のピースを集めて仕分けしておくことで、ピースを探す手間が省け、効率が良くなります。
バス釣りも同じで、知識と知識、情報と情報には関連性があり、持っている知識や情報をうまく組み合わせることで、その効果は大幅に変わります。
たとえば、夏の朝まづめや夕まづめはシャローのトップウォーターでよく釣れた経験があるとすれば、「夏」「まづめ」「シャロー」「トップ」というピース同士の相性がいい可能性が高いですよね。
しかし、どれかひとつ、たとえば「トップ」という情報がなくなっただけで、まづめという絶好のチャンスタイムに効率の悪いワームの釣りをしてしまうかもしれません。
経験が増えれば増えるほど、関連する情報もどんどん増えていきますので、自分の中にある知識や情報をどう組み合わせるのがより効果的なのか、確認していく必要があると思います。
オープンマインド
ジグソーパズルでは、ピースを無理やり組み合わせることはありません。自然にピタッとハマるようにできていますよね。
また、特徴的な部分があると、その部分だけ早く組み上げることができたりします。
これをバス釣りで言い換えると、正解を決めつけず、見栄を張らず、意地を張らず、出来ることから始めるということになると思います。
つまり、オープンマインド。
バス釣りはご存知の通り自然を相手にする遊びです。
私たち人間ではどうにもできないことがありますので、まずはコントロールできるところからコントロールすること。
そして、目の前に起きていることを素直に認めること。
自分に見えていない部分を無理やり埋めようとすると、最後の最後になって正解のピースがなくなってしまい、パズルは完成しません。
まずは自分にできることをしっかりやって、それによって見えてきたことについて素直に追及していくことで、完成に近づいていくのではないでしょうか。
ということで、バス釣りとジグソーパズルはにているという視点でバス釣りを考えてみました。
ジグソーパズルを楽しんだことがある方ならお分かりかと思うのですが、「最後、あと2~3ピースを入れれば完成」という瞬間、厳密に言えばまだ完成まで行っていないのですが、本当に気持ちが良いんですよね。
バス釣りでも似たような瞬間を感じたことがありませんでしょうか?
「なんかわかった気がする」「このキャストで釣れそうな気がする」そんな感じです。
自分がやっていることがしっかり噛みあうと、最後のピースを入れる前に、なんか見えてくるんですよね!
そんな経験は私にはまだほんの数回しかないと思います。
数十年もバス釣りしていますが、ほんの数回です(笑)
しかも、難しいパズルを解いたからといって、デカいバスが釣れるわけではないという(笑)
でもですね、それでいいのです。
なんなら、ジグソーパズルもそうなのですが、完成してしまうと寂しい気持ちもあるじゃないですか。
完成するまでああだこうだ考えているのが一番楽しかったりするタイプなんですかね、私は(笑)
さてさて、めちゃくちゃどうでもいいことをジグソーパズルになぞらえて難しく考えてしまいましたが、最後までお読みいただきましてありがとうございました。
「こいつアホだな」と思っていただいても構いませんし、「なるほどな」と思っていただければ、これほど嬉しいことはありません。
今シーズンも楽しいバス釣りしましょうね!
それではまた。
毎度ありがとうございます!