ブランドン・パラニュークの戦略! 時間切れが近付いたときのバス釣り

2018年12月24日

ブランドン・パラニュークの戦略! 時間切れが近付いたときのバス釣り

Photo by mossyoak.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”BRANDON PALANIUK’S TOURNAMENT TACTIC WHEN TIME’S RUNNING OUT”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:mossyoak.com ”BRANDON PALANIUK’S TOURNAMENT TACTIC WHEN TIME’S RUNNING OUT”December 14, 2018(海外サイトです)

 

皆さんは、釣りをしている中で、「今日は何時まで」という風に決められたことはありますでしょうか。

例えばレンタルボートで釣りをするときの帰着時間、トーナメントでの帰着時間、釣り場そのものの遊漁時間、家族に帰宅時間を決められている、などなど、時間制限のある釣りをしている日というのは、案外あるものですよね。

時間制限も特になく、暗くなったらやめるですとか、飽きるまやろうですとか、そういう風に釣りをしている時とは明らかに違う感情が、そこには芽生えてくると思います。

そうです、「焦り」です…!

トーナメントの時間制限と家族に決められた門限を同じに考えてはいけないのかな、とも思うのですが、多かれ少なかれ、焦りが釣果に影響してくるのは間違いないと思います。

私の場合は、まだ釣れていない日は「なんとか1本だけでも…」と思いますし、釣れている日でも「あと1本欲しいな…」という風に考えるもので、冷静に努めようとしても、ちょっとそわそわしてきてしまいます。まあ、冷静になったとしても釣れるとは限らないんですけどね。

こんな時、プロのアングラーならどのような行動をとるのでしょうか。例えプロであっても、こういった状況には必ず直面するはずですよね。

この記事は、アメリカのハンティングとフィッシングの専門メディア「Mossy Oak」の記事で、ブランドンパラニュークにこんな質問をしています。

「もしブランドンが試合で1本も釣れていなくて、あと15分でウェイインが始まってしまう場合、あなたは何をしますか?」

というもの。パラニュークの答えを聞けば、彼との一体感を共有できますし、いいヒントとなるかもしれません。

それでは読んでいきましょう。

 

 気になるところだけ読んでもOKです 

釣れてない時に帰着時間が迫ったら

I’ve been there and done that. Or perhaps the situation is where you’re one bass shy of the limit. This very broad question has many answers, due to the various situations and possible answers. However, I think that most of the time the biggest thing I’ve learned in this predicament is that you can’t get in a hurry and attempt to force a bass to bite. Very rarely will you get a bite, if you’re rushing through your cast and working your bait faster than you should. You still need to fish that lure thoroughly in the area you have to fish. If you’re on a short time limit, you must be efficient with your casts and the ways you work your bait, stay calm and remain focused on catching that next bass, rather than focusing on how much time you have left to catch that bass.

My lure selection for this task either will be a: jerkbait, usually a Rapala Shadow Rap, a crankbait like the Storm Arashi Silent Square 3 or Square 4 to fish shallow water, or a spinner bait in a 1/2-ounce Molix Venator. When this happens, I go into a power bait mode to cover an expanse of water quickly and fish the lures thoroughly to find an actively feeding bass. If I think I’m in a productive area, I may remain where I am and continue to fish there. However, if I’ve been in that region for a while and haven’t received any bites from bass, I’ll leave that place and run to a section of water that’s closer to the boat ramp, since I know I’ll have to make that run anyway.

Once you’re close to the ramp, you can push the time you stay on the water longer for when you have to check in with your bass. I’m the kind of bass angler who likes to fish all the way until the last possible moment I can fish before check-in. I guess the bottom line is if I’m fishing an area where I’ve caught bass previously, I’ll stay with that spot. But if I haven’t caught any bass there in some time, I’ll pull up my trolling motor, crank up my big engine and run to an area I’ve located earlier that looks productive and is closer to the boat ramp.

私だったらどうするか。それはつまり、リミットまでバスが足りないという状況のときにどうするかということでいいでしょうか。この非常に幅広い質問には、さまざまな状況のなかで考えられる多くの回答があります。しかし、私がこういった逆境のなかで学んだことは、どんなに急いでいてもバスにバイトを強要することなどできないということです。ごくまれに、適当にキャストをしまくって早く巻き続ければ、バイトを得ることもあるかもしれません。できれば、魚がいるであろうエリアでルアーを投げ、徹底的に釣りをする必要があります。タイムリミットまで時間があまりないのであれば、バスを釣るには残り時間に焦点を当てるのではなく、冷静さを保ちつつ効率的なキャストとルアーの使い次のバスを釣ることに集中しなければなりません。

この任務を果たすために私が選ぶルアーは、ジャークベイト、通常はラパラ・シャドウラップ。ストーム・アラシのアラシサイレントスクエア3かスクエア4などのクランクベイトでシャローを釣るか、モリックス・ベネターの1/2オンススピナーベイトです。こういったパワーベイトモードに入ることで、広いエリアを素早くカバーし、手返しが良いことで活発にフィーディングするバスを見つけることができます。自分でここでバスが釣れると思えば、私はどこであろうとそこに残るかもしれません。しかし、私がそのエリアにしばらくいて、バスのバイトがないようであれば、いずれにしろその場所はもう離れなければならないので、ウェイイン会場に近いエリアへと走ります。

ウェイイン会場の近くであれば、バスを持ちこむ場合に水上にいれる時間を長くすることができます。私は、チェックインまでの最後の瞬間まで魚を釣ることが好きなバスアングラーです。そんなわけでひとまず結論としましては、私がもし以前にバスをキャッチしたエリアで釣っているのであれば、そのアリアにとどまるでしょう。しかし、しばらくの間バスからの反応がない場合は、エレキを引き上げ、エンジンをかけ、ウェイイン会場に近くて良さそうなエリアを探しに行くでしょう。

ブランドン・パラニュークの戦略! 時間切れが近付いたときのバス釣り

Photo by mossyoak.com


 

いかがでしょうか。

パラニュークと言えどもやはり、帰着時間ギリギリまで釣りをするのが好きなんですね。いいですねえ、わかるなあ。

しかし、時間がない中で、どういう行動に出るか。パラニュークはパワーフィッシングにするということでしたが、それと同時に、あらゆる状況があるので、その答えは非常に多いとも言っていました。

これは私の解釈ですが、その状況で自分が得意な釣りをするのが良いと言っているのではないかと思います。春なら春の、夏なら夏の、自分の得意な釣りをすることが、一番納得のいく終わり方になるのではないかなと思います。

この釣り方の部分に関しては、人それぞれあっていいと思います。

エリアについては、アメリカのトーナメントレイクはかなり広大ですので、帰着まで数十分、あるいは1時間越えというのも当たり前と考えると、時間的に安心して釣りができるエリアまで戻ったほうが釣りに集中できるということでしょうか。

これは私もそう思いますし、私だけでなく多くの皆さんが同じ心理状態になるのではないでしょうか。

このあたりも、アメリカのトッププロのパラニュークと同じような心理状態ということで、なんというか、連帯感みたいなものがあって嬉しくなりますね(笑)

 

早朝から暗くなるまでめいっぱい釣りをして、どうやらノーバイトノーフィッシュで終るのが目前に迫った時、少なからずイライラしたり、かんしゃくを起こしたり、投げ出したくなってしまうものです。

そこでもう一度、冷静になって、今できることを考えて、最後まで楽しむ。そんなメンタルが、結局は最後の魚に繋がるのかもしれませんね。

私もパラニュークを見習って冷静に集中して最後まで釣ろうと思います。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!