サスペンドするバスを釣ろう!

サスペンドといっても、春のシャローからミドルでサスペンドするバスと、秋のディープでサスペンドするバスとでは、釣りの難しさが全然違います。秋のサスペンドする理由や釣りかたを理解して、ガッチリ攻略しましょう。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”How to Attack Suspending Bass”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:inthespread.com”How to Attack Suspending Bass”Sep 8, 2021
秋のバスを釣るとき、あなたならどんな心配がありますか?
私のホームレイクである長野県の野尻湖と木崎湖はどちらも高原のナチュラルレイクで、水深があり、水の透明度が高く、ベイトフィッシュであるワカサギが大量に住んでいるという特徴があります。
こんな湖をホームとしている方ならおそらく、秋のバス釣りで悩ましいのはきっと私と同じ「バスがディープの中層にサスペンドしている」ということではないでしょうか。
春もサスペンドしていることが多いかもしれませんが、釣りをする水深がシャローからミドルレンジですので、中層といっても大外しすることがありません。(たとえば水深4mの2mでサスペンドしているとしても、ボトム付近や表層付近のルアーに問題なく反応してくることが多いため)
秋、ボートの魚探を見ながら湖の様子を見た時、10mのボトムから半分ぐらいまでワカサギがびっしり映って、その上や中にバスらしきものが映ったとき、「うわー今日は浮いてるなあ」と思ってしまうのは私だけではないでしょう。
このディープでサスペンドするバスを釣ることの難しさは、適当にやってしまっては決して狙ったレンジにルアーを通せない状況で、バスにバイトさせなければならないことです。
こんなとき、あなたならどんなアプローチをしかけるでしょうか?
この記事は、アメリカのゲームフィッシング専門の映像制作会社「in the spread」のコラム記事で、サスペンドするバスに対する考え方、釣り方について解説されています。
この記事を読んで、サスペンドバスに対するイメージをしっかりつけていきましょう。
サスペンドバスへのアプローチと釣りかた
サスペンドバスを釣るには、サーモクラインを理解し、それがバスにどのような影響を与えるかを理解することが重要な鍵となります。サーモクラインは、水深6メートル以上の湖底にある太いウィードのように魚探で見ることができます。これは、ボトム付近の酸素がなくなり、バスがその上に浮いていることを意味します。
サーモクラインの上にはベイトボール(ベイトフィッシュの群れ)や他の魚種を見ることができ、バスはサーモクラインの上にいながら、ベイトの下にいることになります。ウィードレイクでは、多くの人がディープのウィードだと勘違いしてしまうほどです。しかし、そうではなく、厚いサーモクラインをちゃんと見極められるかどうかが、正しいエリア選択やルアー選びの分かれ目となります。
このことを理解すれば、雨が降って湖のあらゆる場所に酸素が戻るまで、良い釣りをすることができるのです。
特にレイクガンタースビルのように、シャローに酸素を発生させるウィードがない湖では、この現象は一年で最もタフになりますからね。
日中が暑くなり、水温が26℃を超えると、バスは特にお昼前からお昼過ぎくらいまでサスペンドするようになります。このとき、アングラーとしてのアジャスト能力がカギとなるでしょう。
この時間帯のフィーディングのやる気のない状況を克服するために、意識しなければならない要素があります。
バスがどのようなポジションにいるのか。それを知るには魚探を見てボトムまでスキャンするしかないのです。その際、サスペンドしているバスには、ベイトフィッシュの下にいるものと、そうでないものの2種類があると思います。
ベイトフィッシュの下にいるバスは、バーチカルプレゼンテーション(真下へ落とす釣り)で狙うことができますが、プレゼンテーションしているルアーに強制的に口を使わせるような釣りをしなければなりません。
ベイトの下にバスがいるのが見えたら、それは釣れるバスだと思います。このときこそ、バーチカル・プレゼンテーションがキラー・プレゼンテーションになるでしょう。
真下に向かって釣る方法はいくつかあります。まず、私が好きなのはビッグスプーン。10~13セインチの大きさで、少なくとも1オンスの重さがあるものです。また、3/4オンスのフットボールジグに、ミサイルベイト・D-Bombのような小型のシャッドテールワームをトレーラーにしたものもいいです。
ベイトフィッシュの下に落とすように仕掛けていきましょう。
そのジグをボトムに置いたままにしておくだけで、湖流によるアクションにだまされて釣れることが多い。ドロップショットもまた、小さめのフィネスワーム、ゴビィ系、リーチ系、ヤマセンコー系のワームで、ドロップショットリグ好きが使いこなしています。
バスを釣るには、常に要素が重要であり、それを理解することが大切です。そして、その要素をしっかり意識してその日その時のフィールドにアジャストしていくことが、バスを釣るための大きな鍵となります。そして、その意識とバーチカルなアプローチテクニックの組み合わせで、バスを釣ることができるでしょう。

この記事では、サスペンドバスを釣るにはバーチカルに釣れ、と強く言っていますね。
ただし、あくまでも、ベイトフィッシュとバスが中層にサスペンドしつつ、バスがベイトフィッシュの下にいるときという条件付きでした。
これは私の予測での補足になるのですが、私の経験では、たしかにバスがベイトフィッシュの上、表層付近にいるよりは、ベイトフィッシュの下にいる時の方がルアーへの反応が良いと感じます。
ベイトフィッシュの上にいる時はひとまずスルーした方が良いかもしれません。
バスがいる水深と浮いているレンジに関わらず、例えば水深10mの9mでバスが浮いているとしても、水面に落ちてフォール中のルアーを上まで迎えに行くように見に来ることが多いと思います。
逆に水深10mのボトム付近にベイトフィッシュがいて、バスが水面から2mくらいに浮いている時、水面からは近いのに落ちてくるルアーに見向きもしてこない事が多いように思います。(ただし、天気などにもよるのでそれがすべてではないのですけどもね)
魚探にベイトとバスが映ったら、ベイトフィッシュの下にバスがいるかどうかを確認するだけで、かなり釣りの成功率が上がるかもしれませんね。
また、この記事には書かれていませんが、バスのいるレンジが中層のどこか特定できた場合は、シャッドキャロやスパイベイト、シャッドテールワームのスイミングキャロをボートで長い距離を引っ張るような釣りも有効ではないでしょうか。
最後に、バス釣りには要素が重要だということで、詳しくは書かれていませんが、たとえばバスやベイトフィッシュがどこにいるのか、その水深、浮いているレンジはどこか、ターンオーバーしているか、バスやベイトがいるのはハードボトムか、風が吹いているところか、などなど、いろんな要素から絞り込んでいくことなんだと思います。
さあ、中層のバスに翻弄されるのはもうやめ、フィールドは今どうなっているのか、魚探の映り方はどうか、しっかり意識して判断し、バスにアプローチしようではありませんか!
よろしければ、あなたのサスペンドバスの釣り方、おすすめのルアーなども、コメントやSNSで教えてくださいね。
どんどこいサスペンドバス(笑)!
それではまた。
毎度ありがとうございます!