冬のアラバマリグに挑戦しよう
登場当時のインパクトはなくなってしまったアラバマリグですが、これは他のルアーと同様、出しどころや使い方をアジャストする必要があるということですので、効果的な使い方を学ぶのは今がいいタイミングと言えるのかもしれません。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”The Best Way To Fish Alabama Rigs For Winter Bass”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:shopkarls.com”The Best Way To Fish Alabama Rigs For Winter Bass”
数年前に登場して、超強力なインパクトをバス釣り業界にもたらしたアラバマリグ。
今もなお賛否両論あるリグですが、登場当時のようなインパクトはもうほとんどなく、投げて巻くだけでバスがバンバン釣れるというような状態はほとんどのフィールドで起きていないと思います。
また、根掛かりなどで失くしてしまった時のダメージも環境面とコスト面の両方で大きいので、気軽に使えないという一面もあると思います。
これはつまり、アラバマリグはもはや魔法のリグではなく、普通のルアーと同じ、出しどころや使い方をしっかり理解しないといけないということを意味しています。
ただし、他のルアーと同様に、使いかたや出しどころがバッチリ合えばスーパーな釣果をもたらすということでもあります。
では、アラバマリグが効果的な場面はどういうときかと言えば、その一つは、「冬」だと思います。
他のルアーでも釣れるタイミングであればアラバマリグである必要はありませんが、何をやってもだめという時間帯が長い冬という季節は、アラバマリグが切り札になることがあり、まさに出しどころのひとつになると思うんです。
冬はとにかくバスを釣ることが重要で、バスを釣ることで大きな発見や気付きが生まれます。
その手段のひとつにアラバマリグを使うのは私は賛成で、結果として自分自身が大きく成長できると信じています。(数匹釣ってやっぱり自分には合わないと感じたら使わなければいいと思います。その時点でかなり成長しているはずですから)
ということで、この冬のアラバマリグについて、ここで学んでみたいと思います。
この記事は、アメリカのタックルショップ「Karl’s Bait & Tackle」のブログ記事で、冬のアラバマリグの効果的な使い方について解説されています。
どんなことが書かれているか、ちょっと読んでみましょう。
冬のバス釣りにアラバマリグ
バーサタイルに使えるアラバマリグは、冬のバスのバイトを引き出すのに理想的です。数本のワイヤーで構成されるアラバマリグですから、さまざまなサイズやカラーのスイムベイトやグラブを投げることができます。さらに、さまざまなウェイトのジグヘッドを使用して、リグ全体の重さを変えることもできます。このリグは水中のさまざまなレンジにサスペンドするバスにも、ボトムにべったりのバスを釣るのにも効果的です。
アラバマリグに取り付けられた複数のスイムベイトにより、無気力なビッグバスが数日分の食糧とバランスのいい栄養を同時に摂取できる食べ放題のお店のような錯覚を与えます。
わずかな風と2~3メートルの水の透明度のある曇りの冬の日は、アラバマリグを投げるのに理想的なコンディションです。冬のバスに対してアラバマリグを投げる重要なスポットは、垂直バンクの端、垂直岩盤に隣接するチャンネル、チャンネルのカーブ付近にある水深のある桟橋、岬の周辺にあるオダの周りなどです。
1つのリグに取り付けできるフックの数など、アラバマリグを規制するルールはフィールドや地域によって異なるため、フィールドのルールを確認してください。ちなみに通常のアラバマリグには、ルアーを取付けられる5本のワイヤーが装備されています。
冬のアラバマリグのタックルなど
アラバマリグを使うときは、使うワームのメーカーやカラーやサイズを同じにしたり、さまざまに組み合わせて使うことができます。 ワームに異なるサイズを混ぜる場合は、大きなものを中央のワイヤーに付け、小さいワームを周りのワイヤーに取り付けてリグのバランスを保ち、リトリーブ中に不自然にならないようにします。
1/8oz位のジグヘッドは、ゆっくりとしたフォールと、中層にサスペンドするバスに対するミディアムリトリーブが可能になるためおすすめです。 1/8ozのジグヘッドに揃えることで、ディープのボトム沿いをスローリトリーブで使うこともできます。
グーガン・スカッドマッスルロッドの7’6”のフリッピングロッドは、アラバマリグを投げるのに私が使うロッドです。 この重さのあるリグを巻き上げるときにはトルクのあるローギア(5.2:1のギア比)のリールが好きです。 マッディーなフィールドではPE65ポンド、クリアウォーターならナイロン25ポンドのラインを巻きます。
スローステディリトリーブ
このリグは、低活性な冬のバスを誘ういくつかのリトリーブ方法があります。 魚探を使ってバスのレンジを特定できたら、バスの向こうへリグをキャストして、狙ったレンジまでカウントダウンします。 まずはスローステディリトリーブで使い、バイトが無ければポーズをいれて、リグを数秒間止めてみてください。 リトリーブを止めることで、リグを追ってきたバスがバイトするきっかけになることがあります。
バスはリトリーブ中にアラバマリグに2、3回当たることがあるので、フッキングは我慢が必要です。 リグがわずかに揺れたり、リグの重みがフッと感じなくなったりしても待ち、グッと重みを感じたらフッキングをしてください。
アラバマリグは1/8ozのジグヘッドを基準に、ワームは色々試す、そしてスローステディリトリーブが基本ということでした。
1/8ozが5個で5/8ozになり、加えてワーム本体の重さもありますから、タックルは結構なヘビータックルを用意するのが良いでしょう。
バイトは冬でもガツーン!ときますので、パワーがあるロッドが良いです。
問題は、この記事にもあった通り、ルアーの感触が「フッと消える」バイトの時です。
この記事では重みが出るまで待つと書かれていましたが、私の意見では、ラインスラックを素早く取って思いっきり即合わせをしたほうがいいと思っています。
ですので、高感度なロッドとPEラインの組み合わせが良いのではないかと考えています(冬以外のシーズンはナイロンでもいいと思います)。
読んだところ、冬だからといってアラバマリグの使い方が他のシーズンと大きく変わるようなことは書いてなかったように思います。
やはり、アラバマリグの使いかたというよりは、アラバマリグを使うこと自体が、冬のバス釣りのひとつの成功パターンと言えるのではないでしょうか。
冒頭にも書きましたが、私は冬は釣ることがすべてだと思っていまして、冬に釣ることでかなりの成長につながると考えております。
冬のバス釣りの成功は、長い目で見たときのアングラーとしての成長に直結すると思いますので、アラバマリグで釣るとか、アラバマリグをマスターすることがゴールではないのです。
そういう意味で、冬のバス釣りの成功パターンと考えます。
まあ、賛否両論あるリグですので、自分を擁護するような書き方をしておりますが、実際問題、アラバマリグのような巻きの釣りで冬にバスが釣れるというのはかなり衝撃的で、なにより楽しいんです(笑)
アラバマリグの効果が薄れてきた今、今だからこそなのか、使う人が増えてきたように感じます。
バスアングラーのいいところのひとつに、簡単に釣れすぎるとつまらないと言い、難しい釣りには挑戦的であることが言えると思います。
アラバマリグを使う人が増えてきたのは、こういう理由があるからかもしれません。
もしアラバマリグに興味があってまだ使ったことがなければ、この難しい季節、冬にこそ使ってみてはいかがでしょうか。
それではまた。
毎度ありがとうございます!