来年のバス釣りの目標をたてよう

来年のバス釣りの目標をたてよう
Photo by wired2fish.com

バス釣りの成長はやっていれば誰でもするものですが、目標を設定することで、そのことについて爆発的な成長をすることがあります。来年をより良い成長の年にするため、自分自身と向き合ってみましょう。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”3 Bass Fishing New Year’s Resolutions Every Angler Should Make”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:wired2fish.com”3 Bass Fishing New Year’s Resolutions Every Angler Should Make”By Shaye Baker · Dec 28, 2020

ついに2021年も年末となってしまいました。

あなたはバスアングラーとして、今年はどんなことを成し遂げ、どんな成長をしましたか?

では来年のあなたは、どんな成長をするのでしょうか?

人間とは弱い生き物で、面倒臭いことは避けたいですから、どうしても現状で良しとしてしまうんです。

やらなくても済むならやりたくない。先延ばしにできるのなら先延ばしにしたい…そうですよね?

それでも、日々の生活の中で心と身体の何かしらは成長するものですのですから、そんなに悪いものではないと思います。

でも、好きなバス釣りのためならどうでしょうか。

今年チャレンジした新しいジャンルのルアー、ちょっとやって釣れなかったからといって「自分には向いてない、なにが楽しいんだこの釣り」などといって投げ出したりしていませんでしょうか。

私はそんなものはしょっちゅうです(笑)

しかし、なぜそんなことになってしまうのかと言えば、原因は分かっています。

それは「目標がないから」です!

始めから今年は絶対にこの釣りをマスターする!少なくとも1本は釣る!などという目標や決意がないから、そんなことになってしまうと思うんですよね。

真摯にバス釣りと向き合い、自分と向き合い、常に成長を目指すアングラーであればぜひ、目標を設定してみましょう。そうすれば、そのことで爆発的な成長を遂げることがあります。

マイペースな方でそんな大げさなことしなくても別に楽しいからいいよ、という方もいらっしゃいますが、それは誰かに押しつけられるわけでもなく自分で無意識に目標を決め、さりげなく実行することが身についているのだと思います。

結局のところ、バス釣りには人それぞれ、自分に合った目標を設定することが重要なのだと思うんです。

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「Wired 2 Fish」の記事で、記者のシェイ・ベイカー氏が、来年のバス釣りのテーマをいくつか提案してくれています。

この記事を参考にし、来年をより良い成長の年にしてみてはいかがでしょうか。

弱点に取り組む

来年のバス釣りの目標をたてよう
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引用文(タップすると開きます)
Whether you’re an angler who prefers shallow water or deep, power or finesse, muddy water or clear, there’s always a weakness in every angler’s game. That pursuit of excellence in all categories is what drives many of us to keep fishing and what makes fishing interesting. Still, we are bound to get in a rut, doing the same things in the same places with the same baits. This is particularly detrimental when the results start diminishing. Einstein once said, “The definition of insanity is doing the same thing over and over while expecting different results.” And you’re not insane, right? So how about this for a resolution. Spend at least one whole day on the water working on your weaknesses. The best way I’ve found to do this is the same method I use with any resolution: commit to it beforehand and leave yourself no option in the moment. What does this look like in practice? Say you’re a big fan of power fishing. Take everything out of your boat except a couple spinning rods. Rig up a drop shot and a spybait and go fishing. You can catch almost any bass in the water column with one of those two baits. But if you’re like me and just tie one on one day to try, you’ll throw it for 5 minutes and then go grab something else. Did you catch a fish in the first 5 minutes you ever through a squarebill? Highly unlikely. You have to commit to it and leave yourself no other option. The same holds true on the flip side. Big fan of finesse and offshore fishing? Take everything out of your boat except a squarebill and spinnerbait. Put one of those two in your hand and start down the bank. You will catch fish and you will find that forcing yourself to do this one time will pay dividends in the long run.

あなたがシャローやディープ、パワーフィッシングやフィネスフィッシング、マッディーウォーターやクリアウォーター、どんな釣りが好きなアングラーであるかどうかにかかわらず、すべてのアングラーの釣りには必ず弱点というものがあります。すべてにおいて上達したいと願うことは、私たちが釣りに行きたいと駆り立てられる理由であり、釣りを面白くするものです。それなのに私たちは、毎回のように同じルアーで同じ場所で同じことをしてしまうものです。その結果、釣果が落ちてこようものなら最悪です。アインシュタインはかつてこう言いました。「狂気の定義とは、異なる結果を期待しながら、同じことを何度も繰り返している」と。

ということは、あなたは正気ではないということですね?

では、これを解決するのはどうしたらいいか。あなたが自分の弱点に取り組むなら少なくとも一日を費やしてください。私が考える最善の方法は、どんなことであっても同じです。事前に決めたことについて、他の選択肢を残さない、ということ。

どういうことか?

たとえば、あなたがパワーフィッシングの大ファンだとしたら、スピニングロッドだけをボートに積んで、ダウンショットとスパイベイトだけを結んで釣りに行きます。この2つのルアーだけでその日のバスを釣るのです。

しかし、あなたも私と同じような人間だとしたら、1日に1つだけのルアーで釣ろうと決めても、5分も投げたらもう、他のルアーに替えたくなります。スクエアビルクランクを結んでから5分でバスは釣れるのか?可能性は非常に低いです。ですので、あなたはそうと決めたら、他の選択肢を自分自身に残してはなりません。逆の場合も同じことが言えます。フィネスな釣りで沖のフラットを釣るのが大好き?それならスクエアビルクランクとスピナーベイトだけを結んで、あとのタックルはボートからすべて取り出します。そのどちらかのロッドを手に取り、バンクを流してください。もしそれでバスが釣れたなら、このたった1日の強制的な行動を自分自身に課すことが、長期的に考えると大きな利益につながることに気付くでしょう。

5キロのダイエット

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引用文(タップすると開きます)
I know, I know. I’m sorry for even bringing this one up. But almost all of us could stand to lose 10 pounds and that’s not a ridiculous goal to set for most of us either. If you’re on the smaller side and don’t need to lose weight, make this resolution about putting on a few pounds of muscle instead since that’s typically a side effect of the exercise it’ll take for the rest of us to lose weight. But as for the rest of us, with just a little concentrated effort and a month or so, most could shed 10 pounds. And you’d be shocked at the difference that will make in the way you feel on and off the water. As some of you will know having read some of my previous articles, I’ve struggled with my weight over the years like many of you have. I’ve ridden the roller coaster and watched the yo-yo go up and down as my weight has fluctuated for more than a decade. Never in the midst of any of those waves have I felt worse when I was 10 pounds lighter. I find myself sleeping better, moving better, my back doesn’t hurt as much and I’m able to fish more comfortably and longer when I’m out on the water. Making the decision to lose weight is extremely difficult but that initial decision is by far the hardest part. I’ve found that weight loss is akin to most difficult things in my life because it’s 90 percent mental. Once I make my mind up, get out of the way cause I’m about to tear some walls down. The same is likely the case for you and you’ll also likely discover another truth I’ve found; that 10 pounds will just be a starting point. Once you get the ball rolling and see what a difference losing 10 pounds can make in the way you feel both physically and mentally, you’ll keep going. But set the bar at 10 pounds for this New Year’s resolution. Make it something achievable you can celebrate upon completion.

こんなことを言って本当に申し訳ありません。しかし、私たちの多くは体重が5キロ落ちたとしても問題はなく、目標として設定することもばかげたことでもありません。もしあなたが激やせ体型で、体重を減らす必要がない場合は、逆に5キロの筋肉をつけることを検討してください。どちらにしても、運動をすることで得られる効果です。さて、多くの方が5キロのダイエットをするとき、ほんの少しの集中的な努力により、ほとんどが1か月かそこらで成功しています。そしてあなたは、釣りをしている時と釣りをした後の劇的な変化の差にショックを受けるでしょう。

私がそうだったのですが、私は何年にもわたって体重に苦しみました。10年以上もジェットコースターのように体重が上下に変動していました。この体重の変動のなか、体重が軽かったときに悪い気持ちがしていたことはありません。よく眠れて、動きが良くなり、背中もそれほど痛くならず、フィールドに出ているときはより快適に、長時間釣りをすることができます。

体重を減らすという決定をすることは難しいことなのですが、特に最初にそう決定することがとにかく難しいのです。ダイエットというのは90%が精神的なものであるため、人生と同じように困難なことだと思います。決心しても、いろいろな想いが邪魔をしてきます。同じことがあなたにも当てはまる可能性がありますが、私が見つけたもうひとつの真実を発見する可能性もあります。その5キロというのはただのスタート地点だということ。もしダイエットを始めて、体重が減ってきたときに肉体的にも精神的にも感じる違いがわかれば、続けられるのです。さあ、この新年の目標に何キロの設定をしましょうか。達成した時のご褒美と、達成できる目標を用意してください。

なにか違ったことをしよう

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引用文(タップすると開きます)
I’m not talking technique here. I’m talking something different all together. Yes, we can get in a rut with our technique but with the constant jockeying for position among our fishing buddies and the seemingly endless pursuit to have all the latest and greatest fishing equipment, fishing can feel like running a marathon these days and it’s easy for anglers to burn out. I’ve been there. One way I’ve found to rekindle the old romance between me and the sport I love is to take a whole new approach towards it. For me, that was kayak fishing. I don’t do it as much now as I did for awhile and I think it’s important to note that I’m not suggesting you should sell everything you have and dive wholeheartedly into the sport of kayak fishing. Though some will do that, I found that kayak fishing was just the giant breath of fresh air that I desperately needed to reignite the flame that was quickly burning out. The first time I set sail in a kayak with a fishing rod, I caught a little 2-pound spot that I would have boat flipped and quickly disregarded in my big boat. Instead, it was a battle royale in which I was not only fighting the fish but also the boat, my balance and what seemed like a hundred other variables all at once. The close quarters combat left me drenched from the fish’s splashes and had my heart racing when I finally got my hands on it. It was exhilarating, like fishing should be but hadn’t been for a long time. Now I know some of you will say you have no interest in fishing out of a kayak and dismiss it without even a second thought. And though I don’t recommend that, I do get it. I was that way for a long time. Still, maybe kayak fishing really isn’t for you. There are several things you can apply this resolution to. Try fly fishing streams in the midwest or walking and wading small creeks in the south. Go wreck them on a pond for the first time in years. Even hunting can fall into this category. You’d be surprised what you can learn about the nature of things below the water by observing how animals behave above it. Just do something different to shake things up and make fishing exciting again.

ここではテクニックのことを話しません。ガラッと変えることについてお話します。そう、テクニックについては同じ失敗を繰り返してしまうものですが、最新かつ最高のタックルを揃えていくのはキリがなく、釣り仲間の間では「いつまでこんな出費に耐えられるんだ」と冗談を言い合いますが、これだと本当に燃え尽きてしまいます。私もそうなりかけたことがあります。

私が愛するバス釣りについての情熱を再燃させるために見つけた方法のひとつは、まったく新しいアプローチを取ることです。私にとってそれは、カヤックフィッシングでした。ただし、今までやってきたこと、持っているものすべて売り払ってカヤックフィッシングに取り組むべきだと言っているのではありません。そうする人がいても構いませんが、カヤックフィッシングは、燃え尽きそうな炎を再燃させるために必死に送り込まれる酸素のようなものだったということです。

初めてカヤックに釣り竿を積んで出たとき、ボートでは見逃してしまうであろうポイントから1キロ弱の小さなスポッテッドバスを釣りました。しかしそれは、バスだけでなくカヤック、自分のバランス感覚、その他の多くの未体験な部分をいっぺんに処理しなければならないファイトでした。バスの水しぶきでびしょ濡れになるほどの超接近戦を制し、バスを手にしたときは胸が躍りました。釣りは元々そういうもののはずが、長い間忘れていた爽快さを思い出しました。

この記事を読んでも、カヤックの釣りには興味がないということで却下される方が多いのは分かっています。私も無理にすすめるわけでもありません。私も長い間そうでした。またカヤックフィッシングが本当にあなたには向いていないということもあります。その場合はどうすればいいか。たとえば、川でフライフィッシングを試したり、ダムで釣りをしたことがなければダムで釣りをしてみてください。数年ぶりの池に出掛けてみてください。ただフィールドに出て動物がどんな行動をしているかを観察するだけでも、水中の性質についての何かを学ぶことができるかもしれません。何か違うことをして、現状を打破し、釣りを再びエキサイティングなものにしましょう。

来年のバス釣りの目標をたてよう
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人間の性質のひとつとして、短所を克服するよりも、長所を伸ばしたほうが結果が出やすく効果があることが分かっています。

ですので、釣り人として成長するのであれば長所を伸ばしたほうがいいのかもしれません。

しかし、弱点を克服するということは将来的にそれが長所に発展する可能性があります。

だとすれば、自分の弱点を見て見ぬふりをするのはとてももったいないと思えます。

自分の弱点を認めているだけでも立派なことなのですから、それを克服するのには大した時間はかからないのかもしれません。

この記事にあった通り、たった1日、その釣りに縛ることで好きになってしまう可能性もあるわけです。

あくまでも目標のひとつとして、何か弱点を克服するということに取り組むことは素晴らしいことです。

また、この記事には自分の得意な釣りの正反対のことを弱点として取り組むというようなことが書かれていましたが、あまりにも真逆な事だと、苦手にもほどがあるでしょう。

それだとやる気が起きませんし、やってもきっと続きません。

そういう場合は、真逆な釣りを目標にするのではなく、同じジャンルの未開拓ゾーンに取り組んでみてはいかがでしょうか。

例えばクランクベイトが得意なら、同じクランクの中の苦手なカラーに取り組むとか、巻き物が得意なら、巻き物の中で苦手なルアーに取り組むとかです。

そうすれば、長い年月をかければいずれはかなり幅が広いジャンルを網羅することになりますからね。

もうひとつは、あまりにも高い目標を設定しないことです。

たとえば世界記録のバスを釣るとか、カナダのレイクシムコーで1日で6パウンダーのスモールを釣るとか…まあそれも人それぞれなんですが。

目標は高い方がいいと言われることがありますが、それではきりがなく、夢のような話になってしまいます。

高い目標もありつつ、クリアできる目標も持つべきでしょう。

そしてこの記事に書かれていた通り、クリアしたら何か自分にご褒美を設定することが重要です。

ダイエットが必要な方にとっては耳の痛い記事だったと思いますが、ダイエットが成功したらご褒美に思いっきりラーメンでも食べに行ってください(笑)

まあ、それでは意味がないかもしれませんが、重要なのは、真剣に取り組めばできるという成功体験です。

小さな成功をコツコツ積み重ねることで、物事がどんどん好きになっていきます。

なのでせっかく痩せたのにラーメン食べてもいいんです!ダイエットした後のラーメン最高!やっぱり俺ってラーメンが好きだったんだ!って思い出しますもんね!

なんだか話がすり替わってしまった気もしますが、ぜひ、来年の目標をいい感じに設定して、来シーズンもいいバス釣りライフを過ごしましょう!

では最後にもう一度、アインシュタインの言葉を思い出しましょう。

「狂気の定義とは、異なる結果を期待しながら、同じことを何度も繰り返している」

それではまた。

毎度ありがとうございます!